とらいあんぐるハート3 To a you side 第六楽章 星たちの血の悦び 第八話
                               
                                
	
  
 
『お手紙ありがとうございました、宮本良介さん。頂いたお手紙に対してご返事申し上げます。 
 
実はこうした手紙でのやり取りは初めて、書いている今も少し緊張しています。 
宮本さんは私の顔を知り、私は宮本さんの名前しか知らない――その事が不思議と、くすぐったい気持ちにさせられます。 
頂いた手紙の内容を拝見し、失礼ながら宮本さんの人柄を想像してみました。 
私がこの手紙で可笑しな事を書いてしまっていても、宮本さんなら笑い飛ばして下さるのではないかと思っています。 
 
個人的な願望で語ってしまい、ごめんなさい。 
 
こんなわたしはセルフィ・アルバレット、親しい知人からは『シェリー』と呼ばれています。 
ニューヨークの地から日本へ、あなただけに―― 
 
――世界でたった一枚の私の初めてのお手紙をお届けします』 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 思い立ったが吉日、海鳴大学病院での診察が終わったその足で依頼人の家へ向かう。 
 
退院後それほど無理をせず静養していたので、軽い運動程度の許可は貰えた。 
 
ジョギング等の全身運動で筋肉疲労や怪我の具合を次の診察で確かめて、今後の生活指導を行うらしい。 
 
鍛錬の許可が出るのはまだ難しいようだが、回復の早さはフィリス先生のお墨付き――そう遠くはないらしい。 
 
内緒で鍛錬してもプロの目は誤魔化せない、俺は渋々過度な負担をかけないように注意して目的地へ向かった。 
 
 
俺の初めての仕事内容は、依頼人の親の様子見と説得。一人暮らしの老人との話し合い―― 
 
 
家事全般を担っていた妻に先立たれ、生活力に乏しい父親に依頼人との同居を説得する事になる。 
 
男一匹別に不自由あれど生きていけると思うのだが、娘はやはり心配らしい。 
 
最近は流行の風邪に侵されて、病気がちに伏せっているとの事だが――父親は娘との同居に反対。 
 
話を聞くと、玄関に鍵を掛けて一人寝込んでいるようだ。案ずる気持ちは分からんでもない。 
 
俺は別に誰がどうなろうと知った事ではないが―― 
 
 
――アリサが風邪引いて一人苦しんでいたら、まあ気にならんでもないからな。 
 
 
正式な依頼で報酬も出る、単純な人助けでないならば納得せずとも引き受けられる。 
 
仕事なんてそんなものだ、全てにおいて納得出来る職業なんてない。好きな仕事でも、苦しむ局面は必ず存在する。 
 
正式に依頼を引き受けた俺は依頼人より、仕事に必要な品を与えられる。 
 
 
『合鍵、は分かるけど・・・・・・他人に預けてもいいのかな』 
 
『長年住んでいるお父さんの家だもの、盗むものなんてないわ』 
 
 
 もしこの先何かが盗まれたとしたら、犯人の最有力者は俺となる。リスクだらけで価値はない。 
 
日々旅暮らしの貧民生活だが、病人が寝込んでいる民家を襲うほど逼迫はしていない。連れ添うメイドもいるしな。 
 
鍵を受け取った俺だが、一応の疑問を解消しておく。 
 
 
『俺の事はお父さんには話していないんだよね?』 
 
『ええ、ごめんなさいね。前もって話しても、聞いてもらえないと思うから』 
 
『そうなると、俺は――よそ様の合鍵持っている不審者に変身するんだけど、その点はどうしましょう』 
 
『勿論私の名前を出して、事情を説明してくれてかまわないわ。 
それともう一つ、貴方に持っていって欲しいものがあるの』 
 
 
 しばし待たされる事十数分、依頼人の主婦より手渡された。 
 
一人暮らしの寝たきり老人――風邪を患った病院に必要とされる品。 
 
家族の温かさを実感させて、一人暮らしの男の身体や心を癒す究極の武器。 
  
――自分で渡せばすぐ解決するんじゃねえか、この問題? 
 
 
父を心配する娘の手料理が載せられたお盆を手に、俺は頬が引き攣せながら問題の家へ向かった。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『既に御存知でしょうが、私はニューヨーク消防署『FDNY』のレスキュー部隊に所属しています。 
日本のテレビでも放映されていたと知り、恥ずかしい気持ちでいっぱいです。 
自分の仕事に対して、今自分が感じている想いを精一杯語りました。 
テレビの向こうで私の姿を観た貴方がどのように感じられたのか、お手紙を拝見して分かりました。 
赤の他人を我が身を張って助ける奇特な人間――宮本さんは、私をそう綴って下さいました。 
 
こう言っては何ですが、話した事もない人へこれほど飾らずに手紙に書ける宮本さんもすごく変な人だと思います。 
日本人は奥ゆかしい人が多いと聞きましたが、宮本さんは違うようですね。 
 
 
(――何だと、この野郎!? テレビで出たからって調子に乗りやがって!) 
(調子に乗って、言いたい放題に書いたのは貴方じゃないですか。手紙を読んで、絶対困惑したと思います) 
(うーむ、怒らせてしまっただろうか。海の向こうの人間だから、嫌われてもいいけど) 
(大丈夫ですよ、きっと。良介さんと違って、シェリーは初対面の人を悪く言いません。 
自分を評価してくれた良介さんに、あの子なりに素直に綴ったのだと思います。良介さんと同じく、飾らずに) 
(だからお前は何でそんなに有名人を馴れ馴れしく呼ぶんだ、フィリス。知り合いみたいに言いやがって) 
(つ、続きを読みますよ! 私は――) 
 
 
私はあの取材で、テレビを意識して格好良く自分の仕事を表現したつもりはありません。 
レスキューの本質は人を助ける事にありますが、救助活動は美しく言葉で飾れる仕事ではないのです。 
こうして落ち着いて自分の仕事を文章にしようとすると、どう伝えればいいのか考えてしまいます。 
言葉で綺麗に表現出来ても表せても、文字で客観的に表現すると自分の不安まで残してしまう―― 
宮本さんのお手紙に書かれていた質問を見て、胸を突かれる思いでした。 
 
 
 
"人助けなんて面倒な真似が何故出来るのですか?"』 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 寝たきりの老人が住む家は質素の一言だった。 
 
昔の職人が建てた一軒家は積み重ねた月日で汚れや綻びが目立ち、手入れされていない狭い庭に雑草が生え伸びている。 
 
蹴れば倒れそうな素朴な門を潜って、玄関先の木製のドア横にあるインターフォンを押す。 
 
 
プッシュ、プッシュ、プッシュ――連打するが返答はない。 
 
 
本来なら留守だと思うだろうが、風邪を患った老人に行動力や偶然を期待しない。 
 
依頼人が言っていた通り、居留守を決め込んでいるのだろう。 
 
このまま辛抱強く鳴らし続けてもいいのだが、これから説得する人間の印象を損ねるのもよろしくない。 
 
フィリスじゃあるまいし、良好な人間関係を築くつもりはない。今日一日辛抱して依頼を達成すればいいだけの話。 
 
俺は片手でお盆を持ったまま、器用に鍵を取り出してドアを開けた。 
 
 
「ちわーす、美味しいお昼御飯を持ってきました。誰かいますか、いるなら返事しろー!」 
 
「――誰じゃ、馴れ馴れしく呼びつけおって!」 
 
 
 奥間からやや痰が絡んだ苦々しい声が、罵声混じりに玄関にまで降り注ぐ。 
 
病人にしては足音荒く板の間を鳴り響かせて、頑固な皺を刻んだ老人が現れた。 
 
――年月を感じさせる見事な白髪に、鷹のような鋭い瞳。 
 
乱れた寝巻き姿が威厳を台無しにしており、寂しい一人暮らしを連想させる。 
 
 
「何じゃ、貴様は!? 出前なんぞ頼んでおらんぞ! どうして鍵を持っておる!!」 
 
「生憎と店の者じゃない。あんたの娘さんに頼まれて持ってきた。風邪引いて飯も満足に食べてないんだろ? 
おばさんが心配して俺に――」 
 
「帰れ!!」 
 
 
 一喝。 
 
今時のイエスマンのサラリーマンとは真逆の、端的かつ力溢れる拒絶の言葉。 
 
御近所さんはおろか、実の娘でも取りつく暇すら与えなかったのだろう。 
 
年寄りの分際で、鼻息荒く俺を締め出そうとする。 
 
俺はお盆を手にしたまま、依頼人の父親に言ってやった。 
 
 
「帰らん!」 
 
「帰れと言っておるだろう!」 
 
「帰りません!」 
 
「言い直しても同じじゃ、帰れ!!」 
 
「てめえこそ帰りやがれ!!」 
 
「こ、ここはワシの家じゃ、馬鹿者が!?」 
 
 
 やや面食らいつつも意志を曲げない爺さん、予想はしていたが厄介である。 
 
実の娘の説得にも折れなかったのだ、初対面の若僧に怒鳴られても痛くも痒くもないだろう。 
 
こうなってくると、意地の張り合いだ。 
 
甘く見るなよ、クソジジイ。俺は世界を滅ぼす大魔導師にも立ち向かった男だ。 
 
年齢や経験の差はあっても、意思は貫き通す。 
 
 
「自分の娘が心配して飯を作ってくれたんだぞ!」 
 
「余計なお世話じゃ! 何故貴様なんぞに説教されねばならん! 
第一貴様、学生じゃろう? 学校はどうした!」 
 
「学校なんぞ上等な所に行けるような男に見えるのか、俺が!」 
 
「ふん、怪我なんぞしおって。大方喧嘩ばかりの毎日で、退学にでもあったんじゃろ。 
消え失せろ、愚か者が!」 
 
「学校に行けない奴も居るんだよ! 世の中親や金がある奴ばかりだと思うなよ! 
心配する娘が居るだけでもありがたいと思え!!」 
 
「むぅ・・・・・・ぐっ、ゲホ、ゲホ、ガホ! 大声を上げさせよって・・・・・・」 
 
 
 あっれー、説教臭くなってきていないか? 
 
同情を誘うつもりはこれっぽっちもなかったが、自分の家庭環境まで伝えてしまった。 
 
自分が不幸だと思った試しもない。 
 
不遇な過去を武器にするような人間なんて、程度が知れている。今の自分に自信がないと言っているのだと同じだ。 
 
己が過去を盾にするやり方は嫌いだ、軌道修正しよう。 
 
 
「娘さんから大体の事情は聞いている。風邪が長引いているなら病院に行けよ。 
最近の風邪を甘く見ていると治らんぞ」 
 
「ふん、大きなお世話じゃ。薬飲んで寝ていれば治るわい」 
 
「顔を熱で真っ赤にして、唾飛ばして咳吐き出しているくせに」 
 
「貴様が口煩く言うからじゃろうが! 人の事など放っておけ!」 
 
「俺だってそうしたいけど、他ならぬ娘さんが心配してるんだよ!」 
 
「他所の家庭に口を挟むな! ロクに人生経験も積んでおらぬ若僧が!」 
 
「人生経験豊かなお爺さんが娘を蔑ろにして、一人寝たきりですか。そいつはご立派な事で」 
 
「貴様・・・・・・ワシを馬鹿にするとタダではすまさんぞ!」 
 
「アンタだって俺を見下ろしてるだろうが! 人生の先輩らしい態度を取ってみやがれ!」 
 
 
 ――磁石にはN極とS極と呼ばれる2つの極があり、同じ極は反発しあうという性質をもっている。 
 
地球そのものも磁石であり、北極地方にS極が、南極地方にN極がある。  
 
美しき青い惑星に住む人間もまた同じなのかもしれない。 
 
他人の干渉を拒む者同士に、歩み寄る姿勢は無かった。 
 
 
「察するに、娘から頼まれてきたんじゃな? 何が目的じゃ、ボランティアには見えんな」 
 
「――あんたを説得出来れば報酬がもらえる」 
 
「ふん、所詮金目当てか。素直に話せば心を開くとでも思っているのか」 
 
「心を開くのは俺じゃなくて娘さんに、だ。俺に誠意はないが、娘さんは真剣だぞ」 
 
「だから、貴様は若僧だと言うんじゃ。仮にも引き受けたのなら、自分の仕事に誇りを持たねばならん。 
金目的で上っ面で接して上手くいくと思うのか、浅はかな。底が知れるわ」 
 
 
 ぐっ・・・・・・フィリスと同じような事を言いやがる・・・・・・ 
 
この仕事を見つけたのはアリサ、仕事を行う理由は金が必要だから。 
 
人間の善意を拒む俺が介護人まがいをしているのも、報酬が目的。 
 
自分のやる事に責任を持てないのなら、仕事でも人助けなんてするべきではない――時空管理局のクロノも、事件時に強く忠告された。 
  
俺は内心舌打ちする。 
 
ジュエルシード事件時、プレシアを説得出来たのは俺が心から強く彼女の自首を望んだから。 
 
フェイトやアリシアと仲良くして欲しい、これ以上悲しみを増やさないで欲しい――俺の心からの願い。 
 
真剣にならなければ、他人の心を買える事なんて出来ない。 
 
人を助けたいと思えない人間に、人助けは出来ない―― 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『救助活動に大切なのはどのように助けるかではなく、救助する目的です。 
例えば番組で紹介していた火災事故も特別ではなく、世界の何処にでも起きる可能性があります。 
私が救助した家族に起こった出来事は、私達の誰の身に起きてもおかしくない出来事であるということです。 
 
自分自身の家族、自分自身の愛する人の事は安全だと、あなたは本当に断言できますか? 
 
"人助けなんて面倒な真似が何故出来るのか?"、それは自分の為でもあります。 
本当に悲しいですが、世界は喜びだけではなく悲しみも生み出します。 
自分ではどうにもならない事が起きた時、助けてくれるのは自分以外の誰かです。 
他人を助けるという事は、自分や自分の周りの人達を救う事にも繋がります。 
誰も助けようとしない人が、自分だけ救われたいなんて勝手じゃないですか。 
 
災難に苦しむ人達を助ける、私の仕事は決して特別ではないのです。 
 
確かに人を助ける事は難しいです。助けられなかった人もいます。 
自分の無力に嘆いた事も一度や二度ではありません。 
でも何処かの誰かが、何時かの貴方が目の前で苦しんでいるその時は――わたしは助けたい。 
忙しない世界の動きに押し流されそうになるけれど、希望というて杭にしがみ付いてでも自分の誇りとする仕事に望む。 
心の奥に熱い炎を燃やして―― 
 
 
――手紙に自分の気持ちを書くのは難しいですね。答えになってなかったら、ごめんなさい。 
伝えたいことを正確に伝えられるように、一生懸命書きました。 
改めて、お手紙ありがとう。 
 
 
私を可愛いと言ってくれた日本の素敵な男性に、親愛を籠めて―― 
今度貴方の写真を送ってくれると嬉しいな。 
 
                               
 
                               セルフィ・アルバレット』 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ――そんな筈があるか! 
 
人を助ける事は、決して特別ではない。人助けのプロが、そう言ってくれたのだ。 
 
俺は今まで人助けが善人だけに出来る事、偽善者の独りよがりだとある種馬鹿にさえしていた。 
 
そう思い込む自分が、余程堅苦しい事にも気づかずに。 
 
金目的の人助け? 大いに結構じゃないか。恥ずかしく思う必要もない。 
 
 
海の向こうの少女に見せてやろう、金目的の救助活動を。 
 
 
「――折角作ってくれた娘さんの手料理もいらないんだな?」 
 
「必要ないと言っている。とっとと持って帰れ」 
 
「分かった。だったら――俺が食べる」 
 
「なっ・・・・・・こら、貴様!?」 
 
 
 病気で食欲減退している父親に作った、栄養万点の卵や豆腐・豆類を作った日本料理―― 
 
肉より低カロリーでたんぱく質が取れて、ボリュームを抑えた調理で病人の弱い胃を適度に満たす。 
 
真心こめて作られた雑炊は、少ない量でも水分を含んで乾いた身体を潤す。 
 
高カロリーの油脂類は控えめに、軽くゆでた野菜を短時間で仕上げた料理は油の使用が少なくてしみる。 
 
俺はお盆を玄関に置いて箸を掴み、おもむろに手料理を貪った。 
 
 
「どういうつもりじゃ!? これはワシの為に娘が作った料理じゃろう!」 
 
「あんたがいらないと言ったんだ、捨てるのももったいないだろ」 
 
「だからといって、貴様が食べていい理由にはならんだろうが!」 
 
「安心しろ、あんたが食べたと報告しておくから」 
 
「ば、ば、大馬鹿者がーーー! 貴様には恥を知らんのか!」 
 
「こんな美味しい手料理を無碍にするあんたに言われたくない。ん〜、うめえなー!」 
 
「ぐうううう、いけしゃあしゃあとこのガキは・・・・・・」 
 
 
 高齢者の風邪は食欲不振のみならず、消化吸収力低下による便秘・脱水を起こす。 
 
そして利用も取らずに寝込んだままでいると、筋力の低下など運動機能も衰える。 
 
大怪我を負って長期入院した俺も、似たような経験をして苦しんだ。 
 
結局男なんて生き物は単純、精神面で大きく左右する。 
 
美味しそうに料理を食べる姿を見れば、多少なりとも心が動くというものだ。 
 
 
――自分の愛する娘の料理ならば、特に。 
 
 
「――いい加減にせんか! ワシが食べる!!」 
 
「さっき食べないって、あれほど怒鳴ってたじゃないか」 
 
「貴様にガツガツ食わせるよりはマシだ!? 分かったら、箸を寄こさんか!」 
 
「へいへい、どうぞ。 
 
 
――美味しいか?」 
  
 お盆ごと料理を取り上げて、そのまま座り込んで食べる御老人。 
 
少し冷めた雑炊を口に運んで咀嚼する様子を見ながら、俺は聞いてみる。 
 
ゴクリと美味そうに喉を鳴らした父親は、娘の手料理を見下ろして鼻を鳴らした。 
 
 
 
「ふん、母さんの作る料理にはまだまだ及ばんわい」 
 
 
 
 その言葉だけでも、あんたの娘さんは喜ぶよ―― 
 
俺は心の中でそう呟いて、素直じゃない年寄りの食事相手に少し付き合った。 
 
 
仕事は未達成、けれど進捗はあり。 
 
 
依頼人もアリサも、そして俺も納得出来る仕事の出来だとは思う。 
 
俺らしく気長に、頑張ろう。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<続く> 
 
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