とらいあんぐるハート3 To a you side 第九楽章 英雄ポロネーズ 第四十七話
今宵、同時に起きた二つの要人誘拐事件。犯行手口及び主犯は恐らく異なり、要求内容も全く違う。同じなのは犯行時刻のみ、巡り合わせが不運としか言いようが無い事件。
同時に起きた誘拐事件を同時に解決することは、早々に諦めた。これは名探偵物語でも、刑事ドラマでも無い。依頼人が美人の女性でも、戦力不足の白旗に弱者のリーダーでは太刀打ち出来ない。
人間何事も諦めなければ奇跡を起こせるという理屈は、強者のみ許される理論である。我が祖国の教えは諦めが肝心、強者の理論に執着してはならないのである。
よって文字通り白旗を掲げて、俺は早々に助けを乞う事にした。自分がよわいのだと確信してからは、もはや情けないという気持ちさえ起こらない。
今の白旗にカリーナとマイア、ヴィクターお嬢様の両方を救う戦力はない――取引を行う以外に、手はなかった。
「――意外なお客様ね、偉大なる神様への拝謁を許された英雄様がお越しになる時間ではないわよ。それとも暇と身体を持て余したこの私を、口説きに来たのかしら」
「美しい女性を口説く時間には相応しいだろう、手土産も持って来た」
聖地に大きな支配圏を持っている紅鴉猟兵団のアジトは、幾つも存在している。紅鴉猟兵団の支配領域と傭兵師団マリアージュの支配圏こそが、聖地の勢力図と言い切れる。
その中で紅鴉猟兵団副団長エテルナ・ランティスの現在地を、妹さんに探って貰った。リーゼアリアより聞いたヴィクターお嬢様を攫った経緯と要求内容等により、こいつらの犯行に間違いない。
状況は明白だが、明白な証拠は何一つない。リーゼアリア達優秀なキャリアが短時間集中して洗い出しても、目撃情報一つ掴めなかった。ならば肝心の誘拐犯本人さえも、繋がりを絶っている。
副団長ともなれば、誘拐現場になんぞ立ち会う筈がない。リーゼアリア達の捜査より確信した俺は妹さんに"声"を聞いて貰って、彼女の所在地に乗り込んだ。皆に止められたが、単身で。
単独行動は相手に不信を抱かさない為だったのだが、ド素人の浅はかな思い込みだったらしい。露骨に警戒されて持ち物検査、竹刀一本だけで面会となった。
「よく私がここに居ると分かったわね。これでも自分の行動には注意しているつもりなのだけれど」
「美人の居所くらい常に把握しておくことが、紳士の嗜みだろう」
「坊やが口にする台詞ではないわね。渋くて素敵なオジサマになってから出直しなさい」
そりゃそうだろう、実際に映画で渋いオッサンが言っていた台詞なのだから。俺のようなブサイクな若造が言ったら、単なるストーカーでしかない。許可を貰って、対面に腰掛ける。
猟兵団のアジトといえば聞き覚えが悪いが、実際は立派な建物の一室である。近年ではヤクザやマフィアでも、これみよがしな古臭い悪の巣穴を構えたりはしない。今の世の中、インテリである。
高級ソファーに洒落たインテリア、ガラステーブルには高そうな酒瓶とグラス。酒気に酔う美しき女豹からは、異性を圧倒する暴力的な色気が醸しだされていた。不意打ち訪問でも余裕綽々だった。
当然だろう、相手は取引相手の弱みと急所を握っている。白旗を揚げた人間を前に勝利の美酒を味わう特権は、強者にこそ許されている。
「このまま男と女の時間を楽しみたいところだけど、そちらも忙しい身でしょう。要件を伺うわ」
「要件を話す前に、扉の前にいる連中を遠ざけてくれ」
「無粋な男達で申し訳ないわね。か弱い私が襲われないか、心配で仕方がないのよ。許して頂けないかしら」
「俺は一人で、あんたに会いに来た。あんた一人に話したい」
「誠意とは突きつけるものではないわよ、坊や。態度と姿勢で示しなさい」
「ならば、仕方がない。こんな手は使いたくはなかったが」
「あら、もう牙を剥くの? 若い子はすぐ出したがるから、始末に負えないのよね。前戯くらい楽しめないのかしら」
「この場で女のような悲鳴を上げてやる」
「……アンタ達、下がりなさい」
頭痛を堪えた顔をして、エテルナ・ランティスは扉の前に控えていた護衛を下がらせる。敵のアジト内で助けを呼んでも無意味なのだが、本気でやられたら鬱陶しいのだろう。呆れ顔だった。
護衛を下がらせたのは、実のところ大した意味は無い。これから話す要件は確かに聞かれると不味いのだが、喧伝される部類ではない。公になった場合、むしろ向こうに不都合である。
一対一の空間を作り上げることで、重要な要件であるという演出を行う。地味ではありながらさほどの効果は望めないが、取引を行う上では大切だ。どれほど些少でも、弱者はあらゆる手を講じる。
そして今、双方にとって重要な取引といえば一つしかない。
「全員、下がらせたわよ。さっさと要件を言いなさい」
「首脳会談でアンタの手腕は拝見している、口先で誤魔化せるとは思えないので単刀直入に聞こう――今晩、誘拐事件が起きた。心当たりはないか?」
「ないわね」
お酒を前にしながら、ワイングラスを傾けない。誘拐が起きた事に驚かず、追求しても眉一つ動かさない。天気を聞かれたように、普通に返答するのみ。
驚かない事を指摘しても、全く無駄だろう。相手は一般庶民ではない。戦場を渡り歩いた猟兵団、荒くれ者達を統率する女傑。どれほどの人物が攫われても、心に波風一つ立たない。
自分の口でも言ったが、首脳会談で彼女の人物像はそれなりに理解したつもりだ。直球で挑んでも突き崩せない事は分かっている。詐称しても、時間の無駄だ。
恐竜を相手に蟻が噛み付いても、痛みを与えることはできない。
「もう一度聞くが、本当に心当たりはないんだな」
「これは尋問かしら。お酒の場でなら笑って許してあげるけど、それなりの関係というものが必要よ」
「悪かった、確認を取りたかっただけだ。心当りがないのならかまわない、むしろありがたいくらいだ」
「可笑しな物言いね。言葉巧みに聞き出そうとしているのなら、それこそ上等なお酒でも持って来なさい。それとも酒の肴に、そいつを渡して貰えるのかしら」
「やけにこの剣に拘るじゃないか、何か理由でもあるのかな」
「さほどの業物でもない剣を、この聖地でも有名な白旗様の筆頭がお持ちになっているもの、それなりに気にするのは当然でしょう。他人の物は欲しくなるものよ」
オークション会場で自ら口にしていた意味深な言葉も、酒の場で笑って受け流す姿勢。大人の女性であり、戦場を支配した戦士の牙城は揺るぎもしない。
関与を否定していながら、自分の要求はすんなりと口にする。ほのめかすのは余裕であり、要求。弱みを握っている事による脅しを、妖艶に微笑んでちらつかせる。
セレナさんも懸念していた、あらゆる策を弄する敵勢力を相手に無策で特攻する無意味さ。元より大きな差のある相手であり、現状は弱みさえ握られている状況――話にならないとはこの事だった。
情に訴えても、利に叶えても、全く意味が無い。相手はただ脅し、奪うのみ――取引なんて成立しない。
「……誘拐された人間が誰か、聞かないんだな?」
「聞いてどうなるというの? そちらの不手際であり、そちらが解決すべき事よ。まさか自分の失態を、わざわざ自慢しに来た訳でもないでしょう」
「確かにそうだ。ただうちも今戦力不足でね、何かと困っているところなんだよ。愚痴の一つくらい、口を滑らせても許して欲しい」
「女に甘えているようではまだまだね、坊や。一人前に女を口説きたいのであれば、せめて女に頼られる男になりなさい」
「そうだな……求めるのではなく、求められる男でありたいものだ。ベットの上でも――取引に、おいても」
「さて、そちらも色々忙しいのでしょう。せめて無事に大切な人質が帰ってくるように、祈っておいてあげるわ」
「そう言ってもらえると、こちらも来た甲斐があったよ。何しろ――」
彼女を見据えて、言ってやった。
「復活祭開催のご挨拶をなされる、『カリーナ・カレイドウルフ様が』誘拐されたんだ。人命優先、人質尊重で取引に望むしかないからな」
こちらが退席するより前に、向こうが立ち上がった。ワイングラスが倒れて、高級なお酒がガラステーブルの上に滑り落ちていく。堅牢な牙城から、水が染み出してきた。
エテルナ・ランティスはこちらへ身を乗り出したまま、絶句している。無理もない、誘拐事件が起きているのは知っていても、誰を攫われたのか、俺は彼女に一言も言っていない。
確かに、リーゼアリアから猟兵団とおぼしき誘拐犯から連絡があったと伝えられた。要求はこの竹刀であり、取引相手の黒幕はこの女か、この女の上に立つ団長だろう。証拠はなくとも、その前提で話していた。
ただ『猟兵団が』攫った人質は――"ヴィクトーリア・ダールグリュン"である。
「カリーナ・カレイドウルフが、誘拐された……?」
「そうだ、我々にとって今や身内とも呼べる大切な御方が誘拐されてしまった。いや何ともお恥ずかしい限りだが、貴女の言う通りこちらの失態だよ」
「! ま、まさか、要求内容は――その」
「そうとも、誘拐犯の要求は『この竹刀』だ」
――大嘘である。カリーナ・カレイドウルフを誘拐した犯人は、何も要求していない。何も要求せず、何も動かそうとしない。カレイドウルフが動かない事が、相手の要求と言えた。
だからこそセレナさんを監視する体制が敷かれ、徹底して白旗との接点を奪った。それこそ"偶然の機会"が無ければ、事件すら発覚しないまま内々に処理され、復活祭は出足から挫かれていた。
ここでポイントとなるのは、どちらの犯行も徹底して痕跡を残していない点にある。誘拐事件の秘匿、この動き自体は正しい。証拠を残せば終わりだ、そんな馬鹿な真似は断じてしない。
つまり――犯人達はお互いに、相手の犯行を察知することが出来ない。そして知らない以上、協力することも出来ない。
「貴女ほどの女性にご執心頂けるのであれば、使い手である俺も鼻が高い。それだけに、今宵で失うとなると残念でならないな」
「待ちなさい。まさか貴方、その誘拐犯に自分の剣を渡すつもりなの!?」
「身内の恥は身内で雪げ、そういったのは他でもないあんたじゃないか」
「あ、あんたは――!」
彼女はそれ以上、決して口に出せない。当然だ、彼女は誘拐と一切関係がない。立場上無関係を貫く限り、関係を持たせる発言は絶対に出来ない。この言質を、引き出したかった。
無意味だと分かっていて、しつこく相手に追求したのは全てこの状況を成立させる為だ。無関係だとこの場で立場を認識させておけば、下手な真似は絶対に出来ない。自分の立場を悪くするだけ。
猟兵団と傭兵団、復活祭開催と白旗の撲滅は彼らにとって共通事項。ならば同じタイミングで誘拐が起きれば、彼女達が繋がっていると思える。こんな偶然は、普通起こらない。
それでも確信はあった、彼女達は絶対に繋がっていない――唯一の繋がりであった既得権益を、オークション会場で根こそぎ根絶してやったのだから。
復活祭開催にあたって懸念していた、宗教権力者。俺がオークションを通じて彼らと接点を持ったのは既存権力構造を破壊したかったという事もあるが、何より猟兵団と傭兵団の繋がりを断ち切りたかったからだ。
護衛の席は一つでも、聖地は広大。支配圏と支配構造を拡大する彼らは、折り合わなければならない余地があった。元来敵同士の彼らを繋げてきたのが、その権力だったのだ。
仲介役である宗教権力者を白旗側に迎え入れれば、連中がこの聖地で暗躍する際は単独で行動するしかなくなる。だからこそ、この策謀が通じるのだ。
世界会議でも行った、手垢のついた弱者らしい古臭いやり方――恐竜同士の潰し合い、である。
「何をそんなに熱り立っているのか、分からないな。先程まで、他人事だったじゃないか」
「言ったでしょう、他人の物は欲しくなるものなのよ。それはあんたも同じでしょう」
「どういう意味だ?」
「大切な"もの"が奪われるというのであれば、死に物狂いでも取り返したくなるでしょう」
――"ヴィクトーリア・ダールグリュン"の命は、惜しくないのか? 言外に突き付けられた最終勧告であり、この策謀の根幹を揺るがせる命題。
カリーナ・カレイドウルフの返還要求が竹刀であれば、もし差し出してしまうと同じ要求であるヴィクトーリア・ダールグリュンは戻って来なくなる。命は、奪われてしまう。
相手も困るが、こちらも困るという諸刃の刃。自分と相手、両方を斬り付けている。自分を傷つけながら、相手を傷付けている狂気。愚かにも、程がある。
だから、どうした。自分も傷つかずに倒せるほど、強くはないんだよ俺は。
「あんたの言う事はごもっともだ、だからこそ此処へ来た」
「……アタシ達に、人質救出を手伝えと?」
「復活祭が開催されているこの状況下で、迅速に暗躍出来る連中となれば犯人の目星はつく。独自の情報網で、人質が囚われている場所までは見当が付いた。後は安全に救出出来る戦力が必要だ。
あんたたちには関係のない事件だ、嫌ならば無理にとは言わない。その場合、取引に応じるしかないな」
「――っ」
取引に応じても竹刀は渡さずに済むが、カリーナお嬢様不在により復活祭の進行は危うくなる。徹夜祭は間違いなく中止、多大な悪影響となるだろう。白旗の失墜は避けられない。
架空の取引を餌にしたハッタリ、汗一つかかずに突き付けられるのは余裕が無い為。身体も心も弱い俺が組み立てられる陣形は、背水の陣しかない。相手は恐竜、本来勝てない相手なのだ。
ヴィクターお嬢様を誘拐する危険性を犯してまで、俺の剣を奪おうとしている連中だ。先に奪われてしまえば、こいつらに残されるのは誘拐の罪しかない。犯したリスクに対し、リターンはない。
利益だけを追求出来る強者に、利益を捨てる愚行は行えない。それが弱者と強者の、最大の差だった――エテルナは、肩を落とした。
「……この貸しは、高く付くわよ」
「貸し借りなんてないさ、嫌なら断ってくれればいい」
「自分の立場が分かっていないようね」
「何のことを言っているのか、分からないな」
立場は逆転、今弱みを握っているのはこちらだ。相手に握られている弱みは、手札があるからこそ成立する。手札の価値を失えば、こちらの弱みは逆に相手を陥れる鬼札となる。
相手はこちらの戦力及び影響力を理解している。万が一でもヴィクターお嬢様を殺せば、彼女を紹介したカレイドウルフ大商会に泥を塗る事になる。別件でお嬢様誘拐が起きた、この状況下で。
白旗だって黙っていない。オークションにより、カレイドウルフは白旗を仲介に宗教権力者達とも繋がったのだ。大商会と大権力の合わせ技で、盛大な報復が行われるだろう。
俺がカリーナお嬢様を誘拐した犯人の要求を詐称したのは、この点も大きい。二つの誘拐劇は犯人も含めて完全に別だが、取引で繋げてやれば両者の破滅に繋がるのだ。
相手が俺を知るように、俺もオルティナやエテルナを知っている。こいつらはいざとなれば非情となるが、そのいざという状況を崩せば殺さない――利得に長けすぎた、お前らの負けだ。
拳を握りしめてこちらを睨みつける女に対し、俺は酒瓶を取ってワイングラスに注いだ。
「人質救出の共闘戦線だ、仲良くやろうじゃないか」
「……後ろから撃たれないように、気をつけることね」
こうして、"取引"は成立した。
『猟兵団と傭兵団を潰し合わせる!?』
『リーゼアリアより聞いたヴィクターお嬢様の誘拐事件、セレナさんより聞いたカリーナお嬢様の誘拐事件。犯人がそれぞれ別に居るのなら、お互いに潰し合わせればいい』
『簡単に言いますけど、要求内容も取引時間も全く違うんですよ!』
『全く違うのであれば、結び付ければいい。要求を一致させれば、取引を行う上でお互いの存在が商売敵になるんだ。連中の流儀であれば、相手を潰すしかなくなる』
『人質が危険に晒されるじゃないですか、それに相手にバレれば終わりです!』
『誘拐はリスクの大きい手段だ、エテルナ・ランティスやオルティア・イーグレットは鉄壁の戦術と完璧な戦略で望んでくるだろう。この二人を相手に、個別に立ち向かうのは不可能だ。
首脳会談を通じて、この二人の恐ろしさは肌で感じている。この二人は矛と盾、突き崩して人質を救出するには互いをぶつけるしかない』
『……時空管理局に所属するこの私に、貴方の悪巧みに乗れと?』
『関わりたくないのであれば、今すぐ俺の秘書を辞めることをオススメしよう』
『うう……ごめんなさい、提督……貴方がこんな時に留守なのがいけないのです……』
『浮気する前の女みたいな事を言うなよ』
『誰のせいだと思っているんですか!』
『と、ということで、段取りを頼む。今の俺達に両方を同時に救う戦力がないので――』
『説明しなくても結構です。人質に優先順位なんてつけるべきではないですが、取引時間からするとカリーナ・カレイドウルフの救出を優先するべきでしょう。
先に猟兵団に取引を持ちかけて彼らを動かしたその隙に、ヴィクターお嬢様の救出部隊を編成して送ります』
『その救出部隊なんだけど』
『"傭兵団"の服装を着せて傭兵の仕業だと誤認させればいいんでしょう、この悪党』
『俺の考えが分かるお前だって悪党じゃないか!』
『こんな女にしたのは何処の誰ですか!』
『大丈夫、心が痛むのは最初だけだから』
『今晩、手錠でベットに括りつけて大変な目に合わせますから覚悟していてくださいね』
『どうせ今晩は作戦行動で寝れないよ!?』
『エテルナ・ランティスを甘く見てはいけませんよ。取引は成立しても、必ず共闘戦線を行う貴方に"監視"をつけるでしょうから』
『監視か――誰をつけてくるやら。
お前こそ、オルティア・イーグレットを甘く見るな。救出部隊の面子は、連中に顔を知られていない博士達に頼んでくれ。ルーテシア達は駄目だ』
『ジェイル・スカリエッティの件も、私本人は納得していませんからね。御三方の手前、何も言いませんが』
『分かってる、博士達には俺から話すよ。目処もついたからな』
『目処……?』
『今回のような極秘任務、潜入と変装の仕事にうってつけの人材がいるんだ。ウーノが既に当たりをつけて、連絡先を控えてくれている。
悪巧みが好きな奴だからな、俺からこの話を持ちかければ飛び付いてくるだろうよ――じゃあ、後は頼んだ。セレナさん達と打ち合わせて、エテルナに会いに行ってくるよ』
<続く>
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