いつもそんな風な夢を見て覚めた。
今日のような夢は子供の頃は良く見ていた夢だ。
今では見る回数も少なくなっていた。
「ふぁ〜朝か…」
怠い体を動かし洗面所に向かう
「ふぁ〜眠いな、昨日は夜更かししすぎたかな」
確かに夜更かししすぎたのか、目の周りに小さいが隈が出来ていた。
まあ、夜更かしはいつものことだから仕方ない。
そう考えながら居間に向かうとテレビがついていた。
どうやら俺の母さんは今日も規則正しく起きているらしい
「おはよう隼人、朝食はもう少しで出来ますからね」
台所から母さん、衛宮桜の声が聞こえる。
いつも思うが何故、実の息子に敬語なんだろうと呆れていると
台所から母さんが朝食をお盆に乗せて持ってきた。
衛宮邸の朝食にほとんど会話はない。
俺もとくに話すことはないし、父曰く昔から朝食に限らず食事は静かだったらしい。
だから朝食もすぐに食べ終わる。
「ごちそうさま」
と俺が言うと母さんも
「御粗末さま」
朝食も食べて特にやることもないので
早々と学校に行くことにする。
「じゃあ、行ってくるよ」
と言って弁当と鞄を持って家を後にする。
学校までの道はそう遠くないので
たいていは寄り道や買い食いをしてから登校する。
今日もいつも行っているコンビニに寄ろうとしたら
「ねえ、お兄ちゃん」
いきなり背後から見知らぬ子供に話しかけれた、容姿はコートに雪のような銀髪をしている少女だ。
しかし知り合いという訳でもない元々、衛宮家には親戚が居なかったらしいし
親父と母さんが結婚しても親戚はそんなに増えなかったらしい
「迷子か?」
覚えがなかったので聞いてみた。
小さい子は迷子になれば周りの人を頼る時もあるし、
話し掛けにくいからと言う理由ならお兄ちゃんと呼ばれた訳も納得出来るそした少女はムスっとした顔になり
「私は覚えていたのに貴方は忘れてしまったのね、士郎の馬鹿!!」
と叫び走り去ってしまった。
「朝からなんなんだよ。」
俺はぼーと立っていることしか出来なかった。
だって見覚えのない少女に朝っぱらから親父と間違われたほかに馬鹿と叫ばれた。
たまったもんじゃない。
その時の俺は気付いてなかった……
腕から血が出ていることに………
そして俺の…衛宮隼人の運命が始まったことに………
後書き
初めて小説を書いたので読みにくいかもしれませんが
なんとか頑張るのでよろしくお願いします
後、キャラも増えるかもしれません。これからよろしくお願いしますm(__)m</div>