kanon「静寂な時間!?」第四話




「おい、相沢」

「ん?、、何だ屍?、、、、というより生きていたのか、」

「「..............」」

俺たちの間に沈黙が訪れた、、、夜だけによけいに寒い、
いや、女性陣はおしゃべりをしているのだが、、、

「その名で呼ぶな、、」

ちょっと怒り口調で、屍は口を開いた、、、

「呼ぶなといっとるだろうがっ!」

...こいつも心が読めるのか....

「声に出してんだよ、声に」

「まじか?」

「、、、、、気づけよ、」

「癖だ、気にするな、、、」

「どうでもいいが、話を続けるぞ」

そう言うと、北川はらしくもない真剣な顔つきになった、、

「で、なんだよ、、」

「何しに行くんだ?」

.....わからずについてきてるのか、こいつ、、
にしても、そんなこときくのにそんなシリアスな顔つきになるなよな...

「潮干狩り、、、」

「、、、、、冗談だよな、、、?」

「冗談だ、笑え、、、」

「、、、、笑える要素がないぞ、、で、本当は何なんだ?」

「学校にノート忘れたから取りに行くだけだ」

....おそらくそれだけじゃすまないだろう、
なにしろこのメンバーじゃ何が起こっても不思議じゃない...

「そんなの明日でいいじゃないか、」

「いや、勉強しないとまずいだろ?」

「、、、おまえがそんなまじめ君とは知らなかったぞ、、俺なんかテスト前日にしかやらんぞ」

....だから赤点なんだよ、北川、、、
ってこいつ明日がテストだっての知らないのか、、哀れなやつ、、、、、、
このまま黙っておこうかな....
「あぁ、そうだな、、おまえの意見は正しいが、、まあつきあえよ、どうせ暇なんだろ」

「もちろんそのつもりだぞっ!」

......北川、、、、安らかに眠れ、、、......

「前にも言ったが、美坂の行くところ、、、、ぐぇっ!」

どこからともなく雪玉が飛んできた、、、、馬鹿の頭めがけて、、、

そして、俺はその雪だまに視線を向けた、、、

「、、、ん?これって、、、、石??」

....そう言えば、前に栞と雪合戦したときにもこんなことが、、、

ん?...

「、、、、で、何やってんだおまえら、、、」

気がつくと、両腕に名雪とあゆがひっついていた、、、、
腕をとれなかった真琴はどことなく悔しそうだ、

「うぐぅ、寒い」

「祐一、私とじゃ嫌?」

....ってそんな眼でみられてことわれるわけないだろ!

、、あゆはどうなのか知らないが、、ほんとに寒いのか?....

「いや、別に嫌って訳じゃ、、、いてっ、、ってなにすんだよ舞!」

「、、、、、祐一、寒い」

.....だからって俺に当たるなよ.....

「あははー舞は照れてるだけですよ、祐一さん」

....まあそういうところもいいんだけどなって、、、
ん?なんか変だな、、、、いや、別にいつものメンバーだし、、、

「相沢さん、あまり真琴をいじめないで下さいね」

....別にいじめてるわけじゃないぞ、、
それにしても天野は相変わらず面倒見がいいな、、、、、いやちがう!
何かおかしいぞ、、、...

「どうかしましたか、相沢さん?」

そんな俺の表情を読んだのか、天野は優しくきいてきた、

「いや、なんかおかしく、、、、ぐわっ!」

話すと同時に急に背中が重くなった、、、

「わっ私そんなに重くないです!」

「、、、、、、おまえもか、、」

「へ?何のことです?」

「、、いやなんでもない」

「そんなことより早く行きましょう祐一さん♪」





....しかしなんか違和感が、、、

.........じゃあ状況でも整理してみたらどうだ、、

........、、、どうでもいいが毎回毎回でてくるな、うっとおしいぞ...

.....そう言うことは思っていても口に出すんじゃない、、、

まあ整理するのはいいことだと思うぞ、、そろそろ読者がいらついてくるからな....

....それはおまえの文章が下手だから、、、、

.......、、、、、、、、、、、、帰る.....

そう言うとやつは気配を消した、、、
....何なんだあいつは?
、、、まいいいや、ほっとこう、それより、、、とりあえず整理してみるか、、





今の俺の状態は、、、まさに両手に花、、と言うよりは周りに花か?!
(一部ヒガンバナがいるが、、この際ほおっておこう)
右にあゆ、左に名雪、背中に栞、、真琴はいじけてるせいか、
天野にひっついたきり、、舞は俺の前をさっさと歩いている、、
(怒ってるのかな?)
佐祐理さんと香里は仲良くおしゃべり、、
(知能派どうし、やはり話が合うのだろうか、、)
....ふむ、、いつものメンバーだ、別におかしなところもないし、....





「それにしても、、学校に行くだけなのにこんな大人数で行くことないんじゃない?」

「ついて来たやつの言う台詞か?香里」

・・・・相変わらずさらっとキツイやつ、、、

しかし本当にやることがないぞ・・・

「、、、じゃあ、夜ということで肝だめしでもやりませんか?」

、、佐祐理さん、いったい何を??

「肝だめしだっ! 肝だめし IN 雪国!!」

おまえにゃきいてない!

一瞬、ついに壊れたかと思ったが、やつの目は、、、、あれはマジだな、、

「肝だめしはいいとしてIN 雪国ってなんだ?」

「細かいことは気にするな!それより、ほら相沢、引け!」

そういい、北川が差し出したものは、、

「、、、クジ?」

「他に何に見える?ほらさっさと引け」

「どうでもいいが、なんでお前が全部決めてんだよ?」

「創造主に逆らう気か?」

・・・やっぱりあいつか、、へこんで帰ったかと思っていたのに・・・・

「いいからさっさと引け!」

「いいのか?」

「いいんじゃない? どうせやることもないんだし」

相変わらずサラッときつく香里は言い放った、、

「相沢さんが行くなら真琴も行くのでしょう、なら私も行きますよ」

流石カノンきっての知能派だ、決断力はある、、

なぜサブキャラなのかは知らないが、、





、、、あまり触れないでおこう、、





で、、そんなこんなで、肝だめしをすることになったのだが、
当のヒロイン達は全く聞いちゃいねーし
このメンツじゃあ何が起こっても不思議じゃねーし
・・・・やはりこいつにトドメを刺しとくか・・・
主人公ながら恐ろしいことを考えてしまった、、反省





しかし、北川に止めを刺さなかったのを俺は後になって後悔することになる









<第五話に続く>

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