魔法少女リリカルなのはStrikerS 第21話「決戦」(2)(StrikerS対談)
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。
〜ゆりかご突入 はやて編〜
はやて『……それにしても、大きい。外からやと、魔道師が何人集まろうとどうにもなれへんなぁ。
ミッド地上の航空魔道師隊。勇気と力の見せ所やで!』
魔道師一同『はいっ!』
良介「『地上』の『航空』魔道師隊って、微妙におかしな編成じゃないか?」
レジアス「地上部隊と言っても、陸地での犯罪防止に特化しているのではない。
地上に害をなす存在ならば、たとえ空であろうと対抗できる部隊を創り上げたのだ。
地上に、隙はない!」
オーリス「中将の立てた予算編成により実現化された、エリート部隊です」
ドゥーエ「ゆりかごの足止めにもなっていないようですけれど……? ウフフ」
良介「だけど、エース達を突入させる隙は作ってくれたようだな」
ドゥーエ「むっ――」
〜ゆりかご突入 なのはとヴィータ〜
ヴィータ『AMF!?』
なのは『内部空間、全部に?』
良介「アンチ・マギリング・フィールドを全面に? まさか――」
ドゥーエ「そう、ゼロ――貴方との戦いを材料に、ドクターがゆりかごの機能を改良した。
アインヘリアル戦ではAMFの効果範囲に問題があり、貴方とルーテシアお嬢様に突破された。
同じ過ちは、犯さない。この決戦時に貴重な情報をありがとうございました、くすくす」
レジアス「また貴様のせいで危機に陥っているではないか! どうしてくれる!」
良介「ちょっとマイナス材料が見つかると嬉々として責めるな、あんた!?」
オーリス「……この人といると本当に元気ですね、父さん……」
〜地上防衛班、新人チーム〜
ティアナ『確認するわよ。あたしたちはミッド中央、市街地方面。
敵戦力の迎撃ラインに参加する。
地上部隊と協力して向こうの厄介な戦力、召喚師や戦闘機人たちを最初に叩いて止めるのが、あたし達の仕事』
スバル『他の隊の魔道師たちはAMFや戦闘機人戦の経験がほとんどない。
だからあたしたちがトップでぶつかって、とにかく向こうの戦力を削る!』
キャロ『後は、迎撃ラインが止めてくれる、というわけですね』
ティアナ『そう』
良介「こちらの布陣は機動六課フォワード陣、そちらは戦闘機人達だ。
戦力の均衡が崩れるとすれば、間違いなく此処の戦場だな」
ドゥーエ「一応言っておきますわよ、ローゼン。
彼女達の内一人でも敗れれば、私はルーレットを回します。
たとえ一人相手に、姉妹が何人で攻撃しようとも」
レジアス「何だと……!? ふざけるな!」
オーリス「それではあまりにも不公平ではありませんか!? 勝負になりません!」
良介「――ふふ、安心しろ。無論、そのつもりだ。
一人でも倒されれば、ルーレットを回してくれてかまわない」
オーリス「やめて下さい!? 父の代わりに、貴方が犠牲に――!」
良介「俺は彼女ともとより、そう約束をしたつもりだ。
状況がどのように変わっても、反故にするつもりは一切ない。
殺しに来いよ、その点は安心して!」
ドゥーエ「結構、言質は取りました。あとで文句を言われては興醒めですから」
良介「けれど――そう簡単には勝たせてはくれないぞ、奴らは」
ドゥーエ「ふふ、余裕面をしていられるのも今の内。
ガジェットも戦闘機人も迎撃ラインを突破されたら、市街地や地上本部までは一直線ですわ」
レジアス「市民の安全と財産を守るのが、我ら管理局の務め。
何がなんでも、此処は守り通してみせる!」
良介「だ、そうだ。案外全滅するのは、あんた達かもしれないな」
ドゥーエ「それはありえませんわ」
良介「ほう、その自信の源を是非伺いたいものだ」
ドゥーエ「13番――ギンガ・ナカジマがこちらへ向かっているのですから」
良介「――さて、私はそろそろ失礼するとしよう」
レジアス「馬鹿め、貴様のその行動は読んでいる。この本部から逃げられると思うな」
オーリス「逃がしませんよ、ここまで来たら。うふふふふ……」
良介「内部の脱走を阻止するより、外部からの侵入を防げよ!?」
〜続く〜
<続く>
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