聖王のゆりかごと孤独の剣士@(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。





〜時空航行艦アースラ 第一会議室〜



『――速報です。
次元世界に対して事実上の宣戦を布告した首謀者ですが、その後管理局の実験施設へ二度目の襲撃。

先日襲撃を受けた時空管理局ですが、実行犯と思われるグループの撃退に成功しました』





はやて「……わたしらが立て直しに追われている間に、二度目の襲撃。
後手に回ってばかりで情けないわ」

クロノ『そう、自分を責めるな。今は俯いている時ではない』

カリム『予言はまだ完全に成立していない。
痛ましい被害が出てしまったけれど、これ以上の恐慌は食い止めなければならないわ』

はやて「そうやな、アースラもこうして重い腰上げて頑張ってくれてる。
泣き言ばかり言うてられへんわ」



『次のニュースです。人類の恒久的平和への実現にまた一歩近づきました。
時空管理局が、次世代保安兵器の開発に成功したのです。その成果は驚くべきもので――』



はやて「レジアス中将が兵器開発に着手しているのは前々から出てたけど、
まさか実用化出来ていたとは思わんかったわ」

クロノ『我々も独自に動きを追ってはいたが、予想外だった。
戦闘機人だけではなく、ガジェットもほぼ全滅にまで追い詰めたらしい』

はやて「『アインヘリアル』――

どれほどの威力と性能が……どうしたん、カリム?
急にそわそわして」

カリム『な、何でもないわ。さぞ大きな爆発だったのでしょうね』

クロノ『爆発……?』

カリム『女性の独り言は聞き流すのが礼儀ですわ、クロノ提督』

クロノ『は、はい!? 失礼しました!』



『強硬派で知られるレジアス氏ですが、この事件を契機に局内で今後の方針の見直しも検討されるようです。
魔法か、科学か――

議論は民間の間のみならず、上層部でも相次いで論争が勃発しているようです』



はやて「――まずい流れになってるな……管理局内の混乱に拍車をかけてる」

クロノ『地上本部壊滅の責任で、査問を受ける寸前だったらしいからな。
自分の立場もそうだが――
何より、地上部隊の名誉回復に躍起になっているのだろう、中将は』

はやて「混乱に乗じて、事実関係を有耶無耶にするつもりか――
機を見るに敏やね。よう考えてるわ、ほんまに」

カリム『そ、そうね……
自分のやった事を全て事件の闇に葬り去ろうだなんて――

誰が考えたのかしら、こんな悪賢いやり方』

クロノ(? 何だ、この胃が痛くなるような感覚は――)



『地上本部襲撃事件における特別創設部隊、『黒の騎士団』。
レジアス中将指揮の下、地上本部襲撃実行犯の一味を撃退しました。

惜しくも逃走を許してしまいましたが、犯人逮捕への大きな貢献を果たしたのは事実でしょう』



はやて「……なあ、聞いてや。
わたしが指揮した部隊は散々やられてしもたのに――」

クロノ『れ、冷静になれ。本に向かって浪花節はやめろ!?』

カリム『気にしては駄目よ。
確かに仮面とマントはとても素敵だけど、やり方は褒められたものではないわ。
ええ、センスは抜群ですけど、それでも――』

はやて「カリム……ひょっとして、コスプレに興味あるん?」



『――ではここで、ミッドチルダの平穏を揺るがした大事件について現地の方々の声を聞いてみましょう。
もしもし、ちょっと宜しいでしょうか? 

と――ま、まさか、貴方は!?』



良介『……ん? 人の顔を見るなり、失礼な奴だ』

エイミィ『うわっ、全国放送に捕まっちゃった。
だからクラナガンはやめようって言ったのに』



クロノ『……』

はやて「ク、クロノ君……?」
















〜続く〜



































<続く>







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