孤独の兄妹VS鋼鉄の姉妹(アインヘリアル攻防戦)
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。
良介「三半規管を狂わせる程度では洗脳は解けないか・・・・・・厄介な処置を施されているな」
部下H『ゼロ、あの人に関しての情報は持っていないの!?
今は敵側に回っているけど、彼女は同じ地上部隊の捜査官よ。手荒な真似は出来ないわ』
部下Y『例の魔法は開発中、再起動に時間がかかる』
良介「打つ手はある。ここは私に任せて欲しい。彼女の狙いもどうやら私のようだからな」
部下M『だ、大丈夫なんですか!? ナカジマ捜査官の実力は確かですよ』
良介「問題ない、こちら側の残存戦力も君達に全て回そう。戦闘機人の追跡と新手の対応を頼む』
部下Y『了解。――気をつけて』
部下H『!? アンタ、今・・・・・・今はそれどころじゃないか。ゼロ、ここはアンタに任せるわ。
――カッコつけて死なないでよね、私達の団長さん』
良介『ギンガ・ナカジマ――君に対する義理が私の甘さだったようだ。
断ち切るために、一騎討ちにて決着をつけたいのだが?』
ギンガ「望むところです!」
良介(――ルー子、ハクテンオウを今この場に喚び出せるか?)
ルーテシア(どうして知っているの?)
良介(CDドラ――コホン、お前の事は何でも知っている。家族だろう、俺達)
ルーテシア(! ・・・・・・うん。ローゼンはわたしの大切な家族)
良介(いい子だ。奴がISを起動した瞬間でいい。ギンガの頭上に召喚してくれ)
ルーテシア(そうすると、真下のあの人が潰される)
良介(大丈夫。あの女ならドラゴンも跨いで通る)
ギンガ「卑怯者ォォッ! 何が一騎討ちですか!!」
良介「(! 念話が聞かれている!? ルー子、通信は以上だ)
元に戻るチャンスをことごとく潰したのはお前だ。
くだらん正義にこだわった事を悔いるがいい!」
ギンガ「ゼロ、貴方のやり方では何も変えられない!!
結果ばかり追い求めて、他人の痛みが分からないのですかっ!」
良介「忌々しい女がァッ! なぜいつも貴様は俺の邪魔をするッ!!」
ギンガ「平然と仲間を利用する・・・! 貴方はただの犯罪者です!
どうして貴方は無意味に騒ぎを起こすのですか!?」
良介「貴様さえいなければっ!」
ギンガ「貴方がいるからぁぁっ!」
ズドガッシャアアアアアア!!バアアアアアアアン!!ドッグォオオオオン!!ドバゴオオオオオオオオオ!!
良介「ぐおああああっ!ぐうっ! ぐぬうっ・・・・・・この、腕力馬鹿が・・・・・・!」
ルーテシア「ローゼン!?」
ギンガ「この人はゼロです! 多くの民間人を――貴女を巻き込んだ男です!
そんな男を守りたいのですか、貴女は!!」
ルーテシア「でも、ローゼンは私を家族って言ってくれた!」
ギンガ「この人御得意の手段です。自らは陰に隠れ、責任は全て他者になすりつける。
口先の魔導師、それがお前の本質です」
ルーテシア「う、嘘・・・・…ローゼンは家族を利用していたの…・・・? 私のことも…・・・!」
良介「(ちっ――まずい、ルーテシアは理屈で話すタイプではない。丸め込まれる可能性も――)
ギンガ、一時休戦と行かないか? 世界を救うために力を貸して欲しい。
俺とお前、2人いれば出来ないことなんて!」
ギンガ「甘えないで下さい・・・!!
その前に手を組むべきは八神部隊長だった。貴方と部隊長が力を合わせれば世界を!」
良介「フン――全ては過去、終わったことだ」
ギンガ「過去ォ…ッ!?」
良介「お前も今管理局を襲撃しているだろう、懺悔など後でいくらでも出来る!」
ギンガ「いいえ、貴方には無理です! 貴方は最後の最後に世界を裏切り、世界に裏切られた!!
貴方の願いは叶えてはいけない!」
良介「馬鹿め、理想だけで世界が動くものか! さあ殴れるものなら殴ってみろ!
――今頃、お前の大事な御主人様のアジトにシャッハ達が向かっている。
くくく、この意味が分かるか? 俺は最初から、お前達の行動は予測済みだったんだよ。
だからこそこうして待ち伏せて罠を仕掛け、俺自身も派手に扮装して注意を引かせた。
大事な姉妹にも今、残存部隊が向かっているぞ。
後は、お前さえ押さえればよかったんだよ、くくく・・・・・・あははははは。これでお前達はお終いだ!」
ギンガ「貴方はァァァーッ!!」
良介「それより取引だ。お前達の処遇はレジアスに頼んでやる。
その代わり、反省書ファイル全二万巻を俺に――」
ギンガ「ここから先の事は貴方には関係ないッ!!貴方の存在が間違っていたんです!!」
良介「最後まで、お前は…・・・!!」
ギンガ「貴方は世界からはじき出されたんです! 姉妹達やこの子は私がッ!!」
良介「ギンガァァァァッ!!」
ギンガ「ゼロゥゥゥゥッ!!」
バアアアアアアアン!!
良介「――空から砲弾!? あの機影は・・・・・・ガジェットの新型か!?」
ギンガ「ホテル・アグスタから盗み出したロストロギアを元に、ドクターが開発したガジェットW搭載型。
神経電位接続を必要とするので、戦闘機人である私達以外に乗れる人間は――」
ジェイル『ふははははははは、楽しそうなパーティじゃないか! 是非、私も参加させてくれ』
良介「やはり――!?
意外だな、ジェイル・スカリエッティ。科学者が当事者になるとは!」
〜続く〜
<続く>
|
小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。
戻る
Powered by FormMailer.
|