カリム・グラシアと宮本良介(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。









※なのはStrikerSの19話見ましたー!
なんというか、これはもう、良介に斬鑑刀を振り回してもらわないとなぁ、と思いましたw
というか、戦艦も出てきたのでスパロボに参戦すれば? 
なのは達なら殺りあえるはず!
などと、見ている間にそんな事を考えておりましたw
できればリョウさんの感想を聞きたいですw

※良介、ちびタヌキはやてさんの感想を

※アースラがナデシコ化してるー!!?(ワンマンオペレーション





良介「よし、ちゃんとビデオデッキは自分の部屋に設置してあるな。
……いやに綺麗なのが気になるが」

カリム「一度も使用していませんので」

良介「貴様、俺様のプレゼントを無駄にする気か!」

カリム「お兄様が無理やり私に渡したんじゃないですか!
シャッハに見咎められて、弁解するのに苦労したんですよ」

良介「どうしてだよ。ビデオ鑑賞の一言で済むじゃねえか」

カリム「この電化製品をミッドチルダで使用している人はいません。不自然に思うじゃないですか」

良介「使ってないだと……? 怪しいな。影でコソコソ何か見てるんじゃないのか」

カリム「わ、私はそんなふしだらな女ではありません!」

良介「ふしだら? どんなジャンルを想像したんだ、お前」

カリム「そ、それは、その……お兄様、ベットの下を覗かないで下さい!?」

良介「純朴な部屋だから隠し場所は少ない。どうせこの辺に隠してあるんだろ。
どんなビデオを楽しんでるのかな~?」

カリム「し、失礼ですよお兄様! 女性のベットに潜り込むなんて!?」

良介「女である前に一人の騎士だと言ったのはお前だ」

カリム「それはお兄様が私を――ええと、お兄様。それよりもお兄様が持って来て下さったビデオを見ましょう!
今美味しい御茶と御茶菓子を用意しますから」

良介「……そういえば腹が減ったな。食べながら見るか」

カリム「はい、そうしましょう!(……ほっ)」





~襲撃後の現場~





良介「前半は主に地上本部襲撃後の様子だな」

カリム「地上本部は機能停止、機動六課隊舎も壊滅状態のようです。
……痛ましい結果となってしまいました」

良介「ほぼ一方的にやられたからな。情けない奴等だ」


カリム「襲撃犯の中に、それはそれはお強い剣士様がいらっしゃったのですから無理もありませんわ」

良介「どこぞの騎士様は本部で眺めているだけだった御様子ですからね。
犯人達もさぞやりやすかったでしょう」


カリム「……ウフフ、御冗談がお好きですねお兄様」

良介「……ククク、嫌味では敵いませんよ愚妹殿」





~襲撃後の関係者~





良介「負傷者は入院、無事だった人間は仕事か。ハードな職場だな」

カリム「地上本部襲撃から一日、現場検証だけでも時間がかかるでしょう。皆さん、心身共にお辛いでしょうに……」

良介「シャーリー、ガン泣きだもんな。前回の放映では殆ど出ていなかったのに」

カリム「陰ながら努力されたのですよ。皆さんの頑張りで死傷者も出ませんでした」

良介「頑張る姿を見たかったと思うぞ、ファンの皆様は。
留守を預かっていたグリフィスなんて、ここが一番輝く場面だろ。
皆の帰る場所を守り、残された隊員達の指揮を取る――最高じゃないか。

なのにあいつ、増援や避難命令しか出してねえだろ」

カリム「無理を言わないで下さい、お兄様。敵との戦力差と非戦闘員の事を考えれば、適切な判断です」

良介「一人で戦い続けた俺の立場は?」

カリム「知りません。お兄様の責任です」

良介「……俺には冷たいよね、お前。墓に沈めたシャマル達も無事か。チッ

カリム「何ですか、その舌打ちは。はしたないですよ、お兄様」

良介「毅然と仕事をしていたなのはも、ヴィヴィオの人形には心が揺れたか」

カリム「なのはさんとヴィヴィオは、本当の親娘のように仲睦まじかったようです。
……立場があるからこそ、さぞ御辛いでしょう。

お兄様が慰めて差し上げれば宜しいのに」

良介「出逢いと別れを省けば二話程度の絆で、同情する余地は無い」

カリム「想いを育むのに時間は関係ありませんのよ、お兄様。

……興味なさそうな顔でクッキーを齧らないで下さい!」





~はやてとオーリス~





良介「だから以前、髭親父が怪しいと言ってやったのに」

カリム「お兄様はレジアス中将とジェイル・スカリエッティの繋がりを御存知だったのですか?」

良介「ふっ、当然だ」

カリム「まあ、それは素晴らしいですね」

良介「……頭脳明晰な女は嫌いだ、畜生」

カリム「うふふ、ふて腐れないで下さい。それに、はやてもきちんと裏付け調査をしているじゃないですか」

良介「襲撃後に判明しても無意味だろ」

カリム「証拠さえ固めれば、犯人逮捕までもう少しです。お兄様も御覚悟を」

良介「共犯扱い!? 酷すぎる!」

カリム「今更何を仰ってるんですか、もう……

あっ――なるほど、そういう事ですか。

お兄様が中将を怪しいと睨んだのは、最初から犯人に聞いていたからなのですね」

良介「いや確かにそう疑っても無理は無いけど、違うわ!? ぶん殴るぞ!」

カリム「……拳骨は酷いですよぉ、お兄様」





~アースラ~





良介「どうして陸の部隊長が、本局の戦艦を摂取出来るんだ?」

カリム「廃棄が決定された艦ですから、一時的な使用許可が出たのでしょう」

良介「許可が早すぎる気がするんだが……陸と海は基本連係取れて無いんだろ?」

カリム「クロノ執務官とはやての願いを聞いて、ヴェロッサが働きかけたようです」

良介「おのれ、豊富なコネクションを駆使しやがって。権力を傘に着るとは許せん」

カリム「艦内を自転車で走り回るお兄様に苦情を述べる権利は無いと思いますわ。
処罰を受けずに済んでいるのも、クロノ執務官のフォローあってですよ。
この教会にも平気で遊びに来ますし、シャッハが頭を痛めています」

良介「うーむ、迷惑かけているなら仕方ない。カリム名義の教会裏庭のメロン畑も面積減らすか」

カリム「は、初耳ですよ、お兄様!?」





~なのは、漢泣き~





良介「……」

カリム「……なのはさん、フェイトさん……」

良介「……う~ん」

カリム「どうされました、お兄様? 先程からしきりに首を傾げておられますが……
御二人の悲しまれる姿を見ても、また同情の余地が無いとでも仰いますか?」

良介「泣き崩れるなのはに、フェイトが向けた言葉なんだけど――」

カリム「はい、それが何が?」

良介「"二人"で助けようと言ってるけど――他の面々、シカトか?」

カリム「なのはさんとフェイトさんが、ヴィヴィオの親代わりです。言うならば、三人で家族なんですよ」

良介「そりゃそうだけど、何かこじんまりしてねえ?
ヴィヴィオの心配しているのはこの二人だけじゃねえだろ」

カリム「愛する我が子を、親の二人で助けようとするのは自然ですよ」

良介「フェイトとなのはが特別な関係なのは分かってるつーの。
ただ、二人だけの世界でガチガチに固めるのは違うんじゃねえか?

ヴィヴィオを助けられなくて、シャーリーは真剣に泣いてた。

フェイトはその涙を見た筈なのに」

カリム「……怒ってらっしゃるのですか、お兄様は」

良介「別に。人間関係なんぞ死ぬほどどうでもいいしな。
ただ何ていうのかな……六課の連中って隊長達と部下達の間で温度差あるよな。
ヴィヴィオもなのはやフェイト以外、それほど仲が良かった様子も無かったしよ。

何より――」

カリム「何より?」

良介「部隊員は仕方ないとしても、長年の親友であるはやてまでハブられてやんの。
これがきっかけで、最終戦とか空気になったりして」

カリム「お兄様、はやては機動六課部隊長ですよ! 
当然犯人逮捕に全力を尽くすに決まっています。目立たないなんてとんでもないです」

良介「それもそうか……んぐんぐ……ふぅ、ご馳走様」

カリム「あっ、何時の間に全部食べたんですか!?
もう……ふふ、子供みたいですね」

良介「うるせえ! とりあえず、今回はこんな所かな」

カリム「襲撃犯達や新人さん達も出ていますのに、話はしないのですか?」

良介「ああ、そっちは本人に直接言ってやるんで後回し」

カリム「本人――それはどういう……?」

良介「それより、お前に直接頼みがあってきたんだ。
聖王教会騎士団騎士――時空管理局理事官のカリム・グラシアに」

カリム「――でしたら、聖王教会騎士団騎士として答えます。
地上本部襲撃の共犯の疑いが強い貴方の頼みは聞けません。

私も立場ある身、弁護はしますが私情で貴方の罪を帳消しには決してしません」

良介「必要ねえよ。自分の弁護は自分でするさ、直接本人に」

カリム「先程から仰る本人とは、どなたの事を指しているのですか?」


良介「決まってるだろ。俺と同じく罪に問われつつある男――
地上本部最高責任者レジアス中将さ」

カリム「――!」





  ???(……綺麗な女と部屋で二人っきり……くうう、浮気――浮気っす。
――許せないっす、あの騎士。顔は覚えたっすよ……

あの特殊部隊よりも誰よりも、お前があたしの敵っす!!)
















~続く~



































<続く>







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