アリサ・ローウェルの憂鬱(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。









〜お家〜


良介「(ガチャッ)ただいま、帰りました!」

アリサ「あっ……お帰りなさい、良介!」

良介「おお、我が忠実なるメイドよ。出迎えてくれるか」

アリサ「勿論ですわ、御主人様。無事に戻られて本当に良かった」

良介「アリサ!」

アリサ「良介!」


(ひしっ)


アリサ「――って、にこやかに許してくれると思ってたの、この次元犯罪者!(ぎゅ〜〜〜!)」

良介「のおおおおお! 背骨、背骨が!?」

アリサ「今朝から電話もメールもパンク状態! 問い合わせや苦情が殺到してるのよ!!」

良介「うーむ、俺様人気者」

アリサ「喜んでどうするのよ!? 
一刻も早く対処しないと、本気で次元幽閉罪適用されるわよ!

事情を説明しなさい」


良介「えーと、一言で言いますと――巻き込まれました


アリサ「毎度毎度こいつは……
大体アンタ、ギンガに捕まってたんでしょう。牢屋からどうやって出たの?」

良介「俺の牢屋に、敵のスパイが来た

アリサ「どういう確率なのよ、それ!? よく敵に口封じされなかったわね。
相手は潜行型の戦闘機人でしょう」

良介「正解。殺されそうになったけど、口先で誤魔化した」

アリサ「その結果連れ去られて、いつの間にか仲間になっていたと?」

良介「イエス、アイアーム!」

アリサ「死になさい

良介「痛い、痛い! 蹴るな、蹴るな!」

アリサ「あの携帯電話は使うなって言ってたでしょう! 一日ぐらい我慢できないの、アンタは!」

良介「そんな誰も覚えていない過去に渡って責めるなよ!?」

アリサ「携帯電話一つで次元犯罪者になってるから怒ってるのよ!」

良介「俺のせいじゃないって!? 誘拐したあいつらが悪いだろ!」

アリサ「ほほう……先日の事件に一切合財関わっていないと、あたしに誓える?」

良介「――ま、まあ、多少生き残る為に行動はしたけど」

アリサ「地上本部崩壊に機動六課壊滅、ヴィヴィオの誘拐に隊員達の負傷――
  この中のどれに関わったの?」


良介「ぜ、全部かな……て、てへ?」


アリサ「……。

もしもし時空管理局ですか? 
先日の事件で重要参考人に挙げられた男について――」

良介「うぎゃー、やめて!? ギンガは嫌だー!」

アリサ「次元世界を管理する時空管理局より、ギンガ一人が怖いのねアンタ。
……少しは変だと思わないの?

あの映像、地上本部を通じて各方面に流れたわ。
メディア関係には一応伏せているけど、これだけの騒ぎになれば発覚するのは時間の問題。
実際、昨日の今日でうちに直接問い合わせが来てる。

アンタ逮捕に情熱を燃やすギンガなら、真っ先に飛んでくるでしょう」

良介「……言われてみればそうだな。
流石のアイツも他の業務に回されたか」

アリサ「すごく嬉しそうな顔している所悪いけど――


ギンガは攫われたわ、アンタの御仲間に」


良介「えっ!? あ、あいつらが――何で!」

アリサ「スバルもギンガも戦闘機人よ。
多分隅々まで身体を調べて、今後の為に再利用するつもりでしょう。

ギンガは片腕――ギンガを助けようとしたスバルも重傷よ」

良介「……」


アリサ「……何よ、そのガッツポーズ


良介「な、何を言うんだね、アリサ君。ボクは今とても後悔しているんだ。
ああ、あの時ボクが彼女達を説得していれば、こんな事にはならなかったのに――!」

アリサ「そのニヤニヤ顔をやめなさい、今すぐに」

良介「片腕が使い物にならないって事は、残念だけど前線を離れるしかないよね?
うう、優秀な管理局員だったのに――」

アリサ「……不謹慎って言葉、こいつの脳に焼き付けてやりたいわ。
あのね、ギンガは戦闘機人。洗脳される可能性は高いわ。

もしそうなったら――ギンガは敵になるのよ!」


良介「今でも余裕で俺の敵ですよ、あの人」


アリサ「うっ――分かった、言い換えてあげる。
機動六課の敵になるのよ、彼女が!」

良介「何だと!? つまり……俺と同じ共犯に……くっ、なんて事だ!
万が一誰かを傷つければ、逮捕はなくとも体面を重んじて現場から遠ざけられてしまう!

――もう、あの追いかけっこも無くなるのか……寂しいな〜」

アリサ「……あれほどの悲劇でも、アンタには都合のいい事だらけなのね……
(駄目だ、コイツ――早く何とかしないと)」



はやて「(ドンドンドン!)
良介ぇぇぇぇぇ、戻ってることは分かってるで!

聞きたいこと山ほどあるから、さっさと開けて!!」



アリサ「(あちゃー……本っ当に、タイミング悪いわねあの子)」

良介「お、はやてか! よくぞ来た、お前が来るのを待っていたぞ」

はやて「……いけしゃーしゃーと、よくそんな事が言えるな!
うちの子達から全部、話は聞いた!

今日という今日は絶対に許さへんからな!!」

良介「うむ、お互い積もる話もある。ジックリ話そうではないか。
アリサ、準備」

はやて「……? な、何で黒いカーテンなんかひくん?
それにそのデッキ――ま、まさか!?」

良介「当然、ビデオ鑑賞会だ。
地上本部襲撃事件の全容を探ってみようではないか。

安心しろ、容赦なく弄ってやる

はやて「嫌や〜! ビデオはもう嫌やー!」



アリサ「(……はやてって心や身体どころか、運命までMなのね)」
















〜続く〜
































<続く>







小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。


<*のみ必須項目です>

名前(HN)

メールアドレス

HomePage

*読んで頂いた作品

*総合評価

A(とてもよかった)B(よかった) C(ふつう)D(あまりよくなかった) E(よくなかった)F(わからない)

よろしければ感想をお願いします













戻る



Powered by FormMailer.