ナンバーズと宮本良介F(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。




 




〜前回までのあらすじ〜



拝啓アリサ様、お元気ですか?



私、宮本良介は命を狙われています。
なぜ、誰に、命を狙われているのかは分かりません。
ただひとつ判る事は、レリック事件と関係があるということです。

ルーテシアとアギトは犯人の一味。
他にもナンバーズが4〜5人以上。I・S機能を所有。


昔聖王教会で起きた事件をもう一度よく調べてください。女は生きています。
評議会の死は機能特化された武器によるもの。
証拠の爪はこれです


(破り捨てられました)



どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるでしょう。
…死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが。


これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。
それだけが私の望みです。



宮本良介



(PS:後日ティアナに見せたら、何故かこっ酷く怒られました。どうしてでしょう?)
















@チンク・セイン組



セイン「あ、ヤッホー! ローゼン、こっちこっち!」

主人公「ハァ……元気だね、お前は」

セイン「えへへ、やっぱりアタシ達と一緒のチームになったんだ」

チンク「……? 重要な作戦前に随分やる気がなさそうだな」

主人公「時空管理局員が大挙する本部を襲うと聞いて、やる気が出来るかボケ!」

セイン「大丈夫だよ、アタシの能力で連れて行ってあげるから。
危なくなったら逃がしてあげるから安心していいよ」

チンク「我々の任務は破壊工作だ。危険度は低い。とはいえ局員との戦闘も避けられないだろう。
私の能力をよく見ておけ、ローゼン。お前に侮られたままでは癪だ」

セイン「……チンク姉の方が嬉しそう」


主人公「やる気満々なところ申し訳ないけど、俺お前らのチームじゃねえから」


セイン「えー!? ど、どうしてよ!」

チンク「どういう事だ!?」

主人公「別チームに入らされたんだ。俺は激励に来ただけ」

セイン「ローゼンの事一番よく知ってるのはアタシだよ! 絶対アタシの方がいいって!」

主人公「命令違反するから駄目だってよ」

セイン「う〜……折角初めての一緒の任務、二人で成功させたかったのに」

チンク「さり気なく私を勘定から外したな、セイン。

私も無念だ……折角の汚名返上のチャンスが」

主人公「汚名って――別にジェイルのお前に対する評価は下がってないだろ、チン子」

チンク「貴様が名付けたその汚名を返上したかったんだ、私は!」

主人公「どわわわわ!? さ、さいなら〜〜〜!」

チンク「くそ! こんな至近距離でさえ回避した……!

――作戦終了後、必ず決着をつけてやる」





セイン「(……アタシも、この気持ちに決着をつけよう……
待っててね、ローゼン)」















Aノーヴェ・ウェンディ組



ウェンディ「ああっ! ローゼン、こっち、こっちすよ!」

ノーヴェ「……ちっ、やっぱりアタシ達に回されたのか。あの馬鹿は――しかも、泥だらけになりやがって」

主人公「ナイフ投げ回すお前の姉に言え! おわ、腕に抱きつくな!?」

ウェンディ「いいじゃないっすか、親愛の証っすよ。
今日は一緒にチーム行動なんっすから、仲良く仲良く!」

主人公「スリスリするな!? でかい胸、押し付けるな!?」

ノーヴェ「たく、ヘラヘラしやがって……
タイプ0や王様がどんな奴か知る絶好の機会なんだ、足引っ張るなよローゼン」

ウェンディ「平気っすよ。ノーヴェとあたしが揃えば無敵じゃないっすか!」

ノーヴェ「フン、まあいい。管理局の連中に追われてたんだろ、お前?
アタシがタップリ仕返ししてやるから、高みの見物しとけ」

ウェンディ「……なーんか」

ノーヴェ「? 何だよ、変な目で見やがって」


ウェンディ「前々から思ってたんっすけど――ロ−ゼンには面倒見いいっすよね、ノーヴェって」


ノーヴェ「なっ――!?」

ウェンディ「最初すんごい嫌ってたのに、馬鹿馬鹿言いながらきちんと見守ってるって言うか――
出来の悪い弟を持つ姉ってのがピッタリっすかね……

あるいは、厳しい親分と可愛い子分って感じかな〜?」

主人公「(……子分、ね……ヴィータに聞かれたら、恐るべき戦いになりそうだ)」

ノーヴェ「ばっ、馬っ鹿野郎ぉぉぉぉーー!! ローゼンが頼りねえから、アタシは!」

ウェンディ「あはははは、すんっごい顔赤いっすよノーヴェ」

ノーヴェ「言ってろ、馬鹿。おいローゼン、とっとと行くぞ」


主人公「いや、ごめん。俺別ルート」


ウェンディ「えーーーーーー!? そんなのあんまりっすよ!?
ライディングボード、二人乗り専用に改造したんすよ!?」

主人公「ツーリング用にするな、わざわざ!」
ノーヴェ「アタシを置いて行くつもりだったのか、てめえは!」

ウェンディ「う〜、折角焼け落ちた地上本部を上から見て――


『ローゼン……綺麗っすね。人の命が儚く燃えてるっすよ……』
『――君の方が綺麗だよ、ウェンディ』
『だ、駄目! 人が、人が見てるっす……ああ、ローゼン!』


――そうやって躊躇うあたしを優しく口説いて、情熱的なキスを……ふふ」


主人公「大被害出てる建物の上で、欲情したら変態じゃボケ!?」
ノーヴェ「見ている人ってのは、アタシの事かコラ!」


ウェンディ「ブーブー、不満、不満っす」

ノーヴェ「たく……おい、ローゼン」

主人公「きゅ、急に真面目な顔をしてどうしたんだよ……?」


ノーヴェ「ヤバくなったらアタシを呼べ――いいな」


主人公「いや、別に俺は他の連中とうまく――」

ノーヴェ「ローゼン!!」

主人公「……、分かった……」

ノーヴェ「――。
行くぞ、ウェンディ。時間の無駄だ」

ウェンディ「了解っす! ――ローゼン」

主人公「何なんだよ、お前ら揃って急に……んっ!?」


ウェンディ「(唇を離す)……えへへ、元気貰ったっす。
そ、それじゃあ、また後で!」



(二人が飛び去った後で)



主人公「……本当に……悪者だったら、後腐れなかったのにな……くそっ。

――じゃあな」





















第三位、第二位→第一位ルートへ。



























<END>







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