ナンバーズと宮本良介@(StrikerS対談)
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。
〜前回までのあらすじ〜
猥褻容疑で事情聴取の主人公。
地下牢からの逃亡を目論んでいたが、偵察に来たセインを偶然発見。
抵抗する余裕も与えられず、そのまま見事に連れ去られてしまう――
(敵本拠地)
主人公「……マヂで来たよ、敵のアジト……
地中移動だから座標が良く分からんが、六課に連絡すれば一発じゃねえのかこの展開」
セイン「? どういう意味、『敵の』アジトって――」
主人公「あっ!? いや、ほら!
アニメや映画で出てくる悪役のアジトっぽい雰囲気だなって、思って」
セイン「ああ、なるほど。ちょっと暗いしね、此処……
ドクターは気に入っているみたいだけど、アタシも改善した方がいいとは思うな」
主人公「(納得しちゃったよ……アニメとか映画とか知ってるのかよ、お前)
此処にルーテシアとか――その、君のような連中がいるんだ」
セイン「うん。御嬢様は今日、此処で御休みになっているの。あわせてあげるからついて来て」
主人公「(ぐあっ、会いたくねえぇぇぇ。何とか回避せねば)
いや、でも休んでるんだろ? ルーテシアにも迷惑だろうから、今日は大人しく帰――」
セイン「へぇ……優しいんだ。
御嬢様気難しいから、アンタの様なタイプがお気に入りなのかもね。
そうだ! 今後の事もあるし、他の娘にも紹介しておこうか」
主人公「はぁ……? 何だよ、今後の事って」
セイン「重要人物として、管理局に追われてるんでしょ? 行く場所がないなら、此処に匿ってあげるよ」
主人公「(何だ、そのありがた迷惑!?)
次元世界最大の組織・時空管理局に追われてる俺だぞ?
此処に居たら迷惑になるだけだ」
セイン「ふふん、それがそうでもないんだな……
時空管理局が踏ん反り返る時代が、もうすぐ終わるの。
アタシ達の手で、ね」
主人公「(聞いてはいけない事を今、確実に聞いてますよ!?
ツッコミたい、死ぬほどツッコミたいが、聞いたら俺の人生が確定する)
なるほど、だったら邪魔しない方がいいな。うん。俺はこの辺で退場を――」
セイン「ほら、こっちこっち。中を案内してあげるから(ズルズル)」
主人公「ヘルプ、ヘルプミーーーー!?」
(ルーテシア・ルーム前)
主人公「……一応聞くけど、この『るぅてしあのおへや』っていう可愛らしい札は何だ。
微妙に日本語なのがムカつくんですけど」
セイン「あはは、ドクターが書いたの。優しいルーテシアにプレゼントだよって」
主人公「キモっ!? 殴りたい、顔面ビンタしたい」
セイン「アンタ、本当に面白いね。物怖じしないって言うか、ズケズケと言っちゃって……
御嬢様とどんな会話するのか、楽しみになってきちゃった。
待っててね、今呼ぶから」
主人公「(いませんように!
例の気まぐれで、留守にしていますように!)」
セイン「(コンコン)お休みのところ失礼します、御嬢様。セインです」
ルーテシア「(扉の向こうから)……なに?」
アギト「うっさいな、何だよ……
こっちは今、気持ちよく寝てたのに」
主人公「(ぐあっ!? 余計な奴までいるーー!?
あの手の類と気が合わないのは、ミヤで証明されていると言うのに!)」
セイン「御嬢様の友人をお連れしました」
ルーテシア「とも……だち……? 誰……?」
セイン「?
――ちょっと、本当にアンタ友達なの?(ヒソヒソ)」
主人公「簡単に信じたり疑ったりするな、てめえ!?
さっきも言っただろ、照れ屋なんだよ。
本当は友達だけど、照れ臭いから知らないって言ってるんだ。
お前の声を聞けて、実は喜んでたりするんだぞ(ヒソヒソ)」
セイン「うわっ、アタシって実はそんなに好かれてるんだ!
えへへ、参っちゃうな、もう……」
主人公「だらしなく頬を緩めておいて、何言ってやがる。
とりあえず御機嫌斜めみたいだから、また今度――」
ルーテシア「(ガチャ)誰かいる……? あ――」
アギト「んだよ、人の部屋のまでベラベラと……あれ、どうしたルル?」
主人公「(だああああ!? 避けられなかった!?)
こ、こんにちは――さようなら!(ダッシュ)」
ルーテシア「!? やっと見つけた。もう、逃がさない。
――アスクレピオス、限定解除」
主人公「限定解除する意味が分からな――のおおおおお!?
(ガジェットの山に潰される)」
セイン「ど、どうなってるの、これ!?」
アギト「おいおい、まさか……こいつがルルの言ってた探し人かよ!」
ノーヴェ「うるせえな……何の騒ぎだよ」
クアットロ「なになに、お姉さん達も混ぜて」
トーレ「出撃前の大切な時期に――
少しは大人しく出来ないのか、馬鹿共め」
主人公「きゅぅ……(目を回している)」
〜続く〜
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