ティアナ・ランスターと宮本良介（StrikerS対談）
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
※この対談はリリカルなのはＳｔｒｉｋｅｒＳのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。
主人公「さて、今週も俺様がバッチリ評論してやるか。今回も笑える所満載だったからな。
誰を呼んでやろうかな……
毎回毎回呼べ呼べと煩いヴィータやアリサ辺りを――」
ティアナ「……失礼します」
主人公「えええええええ！？ な、何故お前が！？」
ティアナ「何ですか、その悲鳴。私が来たら何か不都合でもあるんですか、先輩？」
主人公「ありえねーだろ！？ 俺と二人で話をするんだぞ！
俺と顔を合わせるのも嫌がってたじゃねえか！？」
ティアナ「そうですね。
貴方と話をするくらいなら、自主訓練していた方が数百倍マシです」
主人公「なら、帰れよ！ 俺だってお前と話なんぞしたくないわ！」
ティアナ「……」
主人公「な、何だよ、その暗い顔は。覇気がねえぞ、覇気が。
普段のお前なら、すぐに言い返して――」
ティアナ「隊長、命令です」
主人公「……は？」
ティアナ「そうです。隊長の命令で来ました。貴方に呼ばれて迷惑をしていると、御話を伺っています。
ですので、代わりに私が貴方の話し相手になります」
主人公「な、なのはの野郎ぉぉぉぉーーーー！！！
毎日俺が出るまでコールしまくるくせに、迷惑とは何様のつもりだ！
おのれー、対談終わった後着信拒否の刑にしてくれる」
ティアナ「結構な事です。
貴方との個人的な御付き合いがなくなれば、隊長もきっと目が覚めるでしょう」
主人公「畜生ー、この皮肉娘め！
よーし、だったらまずはあいつらのドレス姿に文句をつけてやる。
お前も任務で緊張してあいつらの姿、落ち着いて見れなかっただろ。
見ろよ、これ！」
ティアナ「！ ……こ、これは、その……素敵だと、思います」
主人公「目を逸らすな、現実を見ろ！
全然化粧慣れしてねえし！ がはははははははははははは！！ヒーヒー！
何だ、この京都人形！ うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ！」
ティアナ「わ、笑ったら失礼じゃないですか！」
主人公「似合ってると、時空管理局の誇りに誓えるか！！」
ティアナ「……。
見て下さい、副隊長達やシャマルさんが活躍されてますよ」
主人公「答えろよ！？
ヴィータ達の変身シーンも公開されてたな」
ティアナ「シャマルさんやヴィータ隊長が、貴方に画面越しに見られたとキャーキャー言ってたんですけど」
主人公「アホは放置しろ。後は敵役の登場か」
ティアナ「良かったですね、貴方好みで」
主人公「素晴らしい毒舌ですね！？待ってくれよ、超ちいさいじゃねえか！
あんなライダーもどきに何の興味もねえよ！」
ティアナ「信じられませんね、そんな言葉」
主人公「信じて貰わなくて結構だよ、ケッ。
大体今回の話、メインはお前だろ。見たぜ」
ティアナ「……。
……笑えば……いいじゃないですか……」
主人公「……」
ティアナ「そうです、失敗しました。みっともない真似をしました。
副隊長達もスバル達も皆活躍している中で――
――私一人焦って……
カッコ悪いって――無能だって、罵ればいいじゃないですか！」
主人公「何で？」
ティアナ「何で……って……、私失敗して――」
主人公「あんなの、可愛いもんだろ。俺なんぞ、フォローも出来ない失敗ばっかりやってきたぞ。
大勢の人間泣かせて、心を苦しめた。そんな俺が言ってやる。
人間、失敗する事なんぞ恥ずかしくない。
肝心なのは今日の失敗じゃなくて――明日どうするか、だろ。
今回はヴィータとスバルにフォローしてもらったんなら、次お前が二人を助けろよ。
情けないって思うなら、お前の取り柄の努力で次成功させてみろ」
ティアナ「……。
……は、い……」
主人公「（しんみりしやがって……変な奴……お、着信？）
ちょっと待ってろ。――もしもし？」
なのは『兄さん、なのはです。今御仕事が終わりまして――』
主人公『死ね、ゴミ屑』
なのは『ひ、酷いです！？
兄さんの声が聞きたくて、電話しただけじゃないですか！
あのあの、わたしで良かったら今週も呼んで欲しいです』
主人公『いけしゃーしゃーと、よくそんな事が言えるな！
お前が派遣したティアナが既に来てるわ！』
なのは『わ……私、ですか！？ 何の話ですか！？』
主人公『お前が俺の対談を嫌がって、隊長命令なんぞかまして嫌がるあいつを無理やり寄越したんだろうが！』
なのは『？？ 知りませんよ、わたし……？？
ティアナに一言も言ってません、そんな事。
休暇を取りたいと言ってきただけで……』
主人公『……へ……？』
＜ＥＮＤ＞
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