魔法少女リリカルなのはStrikerS第26話「約束の空へ」(1)(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。







〜脱出1〜


ゆりかご『乗員は、所定の位置に移動してください。
繰り返します、乗員は所定の位置に移動してください。

これより、破損内壁の応急処置を開始します。破損内壁及び非常隔壁から離れて下さい』

シャッハ『私は、フェイト執務官を助けに』

ヴェロッサ『シャッハ、その負傷じゃ無理だよ。僕が行く』

シャッハ『ですが!』


セイン『アタシの能力なら助けになる。手伝うよ、シスター』


ヴェロッサ『……しかし、君は』

シャッハ『その気持ちだけで十分です。ありがとう、セイン』

セイン『こうなるまで放っておいたアタシにも責任はある。助けに行かせてくれよ』


フェイト『――こちらは自力で脱出できます。それより、この崩落を止めないと。
ポットの中の人たちが、まだ生きてるかもしれないんです。

道連れにさせるわけにはいかない』


ジェイル『生命活動は維持している。手順は私が教えよう、執務官』

シャッハ『貴方の言う事など!?』

フェイト『大丈夫、今は信用出来ます。こちらは任せて下さい』















良介「脱出のシーン、いらなくね?」

アリサ「いきなり全否定とはやるわね」

良介「さっき漫画を読んだけど、事件後のシーンを出来るだけ入れろよ。
崩落から脱出への転換は映画とかだとパターンだけど、ああいうのは緊迫感あってのものだろ。

こいつらだと脱出確定過ぎて、全くドキドキしない」

アリサ「AMFが利いているけど、何とか出来ると以前の話で言ってるもんね」

良介「無事に脱出しました、の一言ナレーションでいいだろう」

アリサ「もし本当にそうなったら、何で一言なのだと文句言うでしょ、アンタ?」

良介「ふっ、当然だろ――あいたっ!?」


アリサ「うん、久しぶりの平手打ちはやっぱり気持ちいいわ」















〜脱出2〜


シグナム『私はこれから空へ上がる。アギト、お前はどうする』

アギト『面倒だからパス、と言いたいけど――アンタにも世話になったからな。
もうちょっとだけ付き合ってやるよ。でも、アタシのロードはアンタじゃねえからな』

シグナム『分かっている、行くぞ!』

ヴァイス『船ん中は奥に進むほど、強度のAMF空間だそうだ。
ウイングロードが届く距離までくっつける。そいつでつっこんで、隊長たちを拾ってこい!』

スバル・ティアナ『はい!』

ヴァイス『行くぜ、ストームレイダー。前に言ったな、俺ぁエースでも達人でも――(ブチ)』















アリサ「何でビデオのスイッチを切るのよ!?」

良介「こういう場面もいらないだろう、最終回には!」

アリサ「彼も頑張ったんだから、最期まで語らせてあげなさいよ」

良介「ティアナやスバルならともかく、何でヘリパイロットの独り言なんぞ延々と聞かねばならんのだ。
無駄な語りとか入れているから、味の薄いアニメになるんだぞ」

アリサ「それは、まあ……否定しないけど……」

良介「ファンだって男の独り言を聞くより、がーるずとーくを聞く方が萌えるんだろう」

アリサ「無理に横文字を使わないように」

良介「まだ延々と続くのか、この脱出劇? 後半まで飛ばそうか、早送りで」

アリサ「ビデオで早送りとか、レトロ感覚すぎてもうね……もうちょっと見てあげなさいよ。
ほら、スバルのダブルナックルとか見所があるわよ」

良介「だから最終回で取り入れても手遅れだって!」

































<〜魔法少女リリカルなのはStrikerS最終話「約束の空」――開幕〜>







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