魔法少女リリカルなのはStrikerS第24話「雷光」(12)(StrikerS対談)
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。
〜高町なのはVS高町ヴィヴィオ(クアットロ)〜
クアットロ『全く……どの娘も使えない事……
まあ、私がいれば何とかなります――そうですよね、ドクター』
ヴィヴィオ『ハァ、ハァ……』
クアットロ『向こうの切り札も、もうじき潰れますしね』
なのは『……ぐ、ぅ……』
良介「あれぇぇぇぇぇ!?」
レジアス「ば、馬鹿な! 何故苦戦している!?」
ドゥーエ「ふふふ、私はちゃんとこの結果を予想しておりましたわよ」
良介「さっき泣いて謝ろうとした人間の言う事じゃない!」
ドゥーエ「これで聖王様が勝利された場合、クアットロの陰謀による勝利となる。
となればあの子の体内にあるドクターも復活、三人の勝利となりますわ。
よって、三回ルーレットも回しますのでご覚悟を」
良介「何その、クイズの大逆転!?」
レジアス「一体どうしたというのだ、魔王らしくもない」
良介「全くだ、さっさと殺せよ」
ドゥーエ「日本の政治家みたいな事を仰いますわね……
貴方達二人は肝心な事を忘れておりますわよ」
良介「肝心な事……?」
ドゥーエ「調査によれば、高町なのは――彼女は聖王様の仮の親。
親が子供を相手に危害を加えると思いますか?
しかもクアットロの陰謀により、操られている状態。手出しするのも躊躇するでしょう」
良介「――この期に及んであんな事を言ってますよ、中将殿」
レジアス「魔王に人間らしい優しさを求めるとは、愚かしいにも程がある。
彼女ならば、寝たきりの年寄りにでも魔法が撃てるというのに」
良介「自分の子供なら、尚の事容赦しねえだろうな。
うだうだ言いながら、どうせ最後には全力で魔法撃つんだろう」
レジアス「なるほど、分かったぞ!
これは貴様の国の政治で言うところのパフォーマンスだ」
良介「おお、冴えた見識! そろそろ世代交代の時期だからな。
主人公辞任の危機に焦って、優しいアピールしているのか」
レジアス「幸いにも、クアットロという明確な悪が存在している。
お涙頂戴を視聴者に存分に見せた後で、最後の最後に全力で撃つつもりだ」
良介「出来レースという訳だな、あいつも腹黒くなったなー」
レジアス「いいや、この世界で上に昇る為には必要な資質だよ。
儂も若い頃は心苦しかったものだ」
良介「苦労したんだな、おっさんも。どうだ、仕事が終わったら一杯?」
レジアス「うむ、たまには若い者と飲むのも悪くはないか」
ドゥーエ(……万が一私が逮捕された時は、この会話の全てを彼女に伝えますわ)
<次回、魔法少女リリカルなのはStrikerS第25話――『ファイナル・リミット』>
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