魔法少女リリカルなのはStrikerS第24話「雷光」(11)(StrikerS対談)
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。
〜ティアナ・ランスターVSウェンディ〜
ティアナ『今戦闘可能なのは船の中にいる四番と、アンタだけだそうよ』
ウェンディ『み、皆が簡単にやられる筈がないっす!』
ティアナ『事実よ。罪を認めて保護を受ければ、貴女も生き直す事が出来るわ』
ウェンディ『残念っすね……生憎あたしらは戦闘機人、戦って生き残る以外に道はないっすよ』
ティアナ『……戦う為の兵器だって笑う事も、優しく生きる事も出来るわよ。
戦闘機人に生まれたけど馬鹿みたいに優しく、一生懸命生きている子を――私は、知ってる』
ウェンディ『……恋も出来るっすか? 普通の女の子みたいに』
ティアナ『勿論よ。愛する心があれば、戦闘機人かどうかなんて関係ないわ』
ウェンディ『……』
ティアナ『不安だったら、私も手伝う。だから――』
ウェンディ『本当っすか!? じゃあ、投降するっす』
ティアナ『よかった……絶対に、悪いようにはしないから』
ウェンディ『憎たらしい恋敵が教会にいるんすよ。管理局の力で討伐して欲しいっす!』
ティアナ『教会って、聖王教会!? 誰かは知らないけど、討伐なんて過激な――』
ウェンディ『手伝うといったのは嘘っすか!』
ティアナ『うっ……こ、恋敵を倒すなんて建設的じゃないわ!
それほど好きなら振り向かせるように努力しましょう。相手の男の人は、どんな人?』
ウェンディ『ローゼンっす』
ティアナ『ローゼン……名前よね? 特徴を教えてくれる』
ウェンディ『黒髪のイケメンなんすよ、目がこう鋭くて――』
ティアナ『その人の事、もっと詳しく聞かせてくれる!?』
ウェンディ『ななな、何すか、その食いつき!?』
レジアス「貴様、ジェイルや戦闘機人と通じていたな!?」
良介「ふっ、黒髪のイケメンと言えばこの世に俺しかいないという事か」
ドゥーエ「この世の全ての悪意をぶちまけてやりたいですわ」
良介「そこまで言うか!? 大体アンタ、ティアナの報告から察するにハブられているぞ」
ドゥーエ「隠密行動を取っておりましたから。データ上はロストナンバーですわ」
良介「残りは、眼鏡の姉さん一人。勝算はおありかな?」
ドゥーエ「愚問ですわね、ゼロ」
良介「聞くまでもない、という事か」
ドゥーエ「そろそろ泣いて謝るべきか、思案しておりましたわ」
良介「少しは期待してあげようよ!?」
レジアス「前線タイプではないからな、あの戦闘機人は。時間の問題だろう」
ドゥーエ「何にしても……逃げるつもりはありませんわ。
最後まで見届けて、貴方との勝負に決着をつけましょう」
レジアス「――潔いのだな」
ドゥーエ「この戦いが始まった当初、ゼロが圧倒的に不利でした。なのに、一度も逃げなかった。
己の命は惜しいですが、私にも矜持はあります」
良介「長かった戦いも、もうすぐ終わる」
レジアス「全ての因縁に、決着がつく――か。ゆりかごは、どうにかなるのか」
良介「するのさ、あいつらが。その為に、夢を実現させたのだからな」
<続く>
|
小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。
戻る
Powered by FormMailer.
|