魔法少女リリカルなのはStrikerS第24話「雷光」(9)(StrikerS対談)
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。
〜フェイト・テスタロッサVSジェイル・スカリエッティ3〜
フェイト『オーバードライブ、真ソニック・フォーム』
ジェイル『――っ』
フェイト『私は弱いから……迷ったり、悩んだりをきっと、ずっと繰り返す。
だけど、いいんだ。
それも全部、私なんだ!』
良介「ジェイルってムッツリスケベなんだな」
ドゥーエ「唐突に何を仰られるのですか!?」
良介「フェイトの変身を最後までガン見していたじゃねえか」
レジアス「破廉恥な男だ」
ドゥーエ「ドクターに下心などありませんわ。彼の頭にあるのは、叡智に満ちた知識のみ」
良介「エロい知識を悶々とする事を、俗にムッツリと言うんだが」
レジアス「戦闘機人を全員女にしたのも、もしや……!?」
ドゥーエ「騎士ゼストと和解して、貴方も清々しく言いたい放題ですわね!」
良介「わざわざ最後まで待たなくても、変身途中で攻撃すればよかったのに」
ドゥーエ「それこそ無粋でしょう。ドクターは完全なる勝利を目指されています。
奇襲など仕掛けなくても、十分勝てますわ」
良介「ならば、拝見しよう。完全勝利とやらを」
〜フェイト・テスタロッサVSジェイル・スカリエッティ4〜
トーレ『装甲が薄い、当たれば墜ちる――ライド・インパルス!』
フェイト『私の相手は、貴女じゃない!』
トーレ『インパルスブレードが砕かれっ――がっ!?』
ジェイル『ふははははは、素晴らしい……やはり素晴らしい!
嗚呼、この力――欲しかったなぁ!!』
フェイト『……』
ジェイル『だが私を捕らえる代償に、君はここで足止めされる。
私がゆりかごに託した夢は止まらんよ!』
フェイト『――広域次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティ。
貴方を、逮捕します』
ジェイル『ぐっ……私を捕らえても、何も変わらんよ。
贖罪する親も、悔い改めるべき神も、私の中にはいない。
優しさでは君を変えられても、私は変えられない』
ドゥーエ「……」
良介「見事に敗北しましたね、お姉様(にやにや)」
レジアス「時空管理局の魔導師こそ世界一だと思い知ったか、小娘(ふふふ)」
ドゥーエ「憎たらしい笑顔を……!
大体、ドクターはまだ敗北を認めていませんわ!」
レジアス「フェイト・テスタロッサ執務官が逮捕して終わりだ。もう逃げられまい」
ドゥーエ「分かっているのですか、彼が逮捕されれば貴方との関係も追求されるのですよ!」
レジアス「儂はもう覚悟は出来ておる、今更もう逃げはせんよ。
そして、奴も逃げられない。二度と世に出ることもなく、永遠に牢獄の中だ」
ドゥーエ「……、ゼロ、お願したい事があります」
良介「聞こう」
ドゥーエ「虜囚となる運命であれば、せめて――貴方の手で、ドクターに敗北を与えてくれませんか?
管理局の手で囚われて終わりでは、あまりにも報われない」
レジアス「勝手な事を言うな! 奴に名誉ある敗北など与える資格はない!!」
ドゥーエ「私はこのまま、大人しく捕まりますわ。ですから――」
良介「ジェイルの敗北でショックなのは分かりますが、白旗をあげるのは早いでしょう。
貴女の可愛い妹達がまだ残っている。彼女たちの誰か一人でも勝てば奴の勝利であり、私の敗北だ。
奴の遺伝子が残されている限り、敗北にはならない」
レジアス「貴様は一体、どちらの味方だ!?」
良介「完全勝利を目指しているのは、ジェイルだけではない。我々もそうでしょう。
地上の正義に妥協はあるのですか、中将殿」
レジアス「……ふん、若造が生意気な事を。勝算はあるのだな」
良介「貴女が勝てば、貴女の望みも叶えましょう。妹達を、信じてみては?」
ドゥーエ「……貴方という人は本当に残酷ですわね、ゼロ。
私に覆しようのない敗北を与えるつもりですか。怖い、人」
<続く>
|
小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。
戻る
Powered by FormMailer.
|