なのはStrikerS THE COMICS After Days:「戦技披露会」 A-5
※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。
〜この対談はメガミマガジンのネタバレを含んでいます〜
セレナ「試合終了〜〜〜〜ッ! その結果は……!?
はたして世界はどうなってしまったんでしょうか!!」
はやて「次元震クラス!? いや、まあ軽くイキかけたけど」
セレナ「八神司令を盾にしなければ死んでましたねー」
はやて「やっぱりアンタか、後ろから押したんは!?」
セレナ「貴重な変身シーンを披露出来てよかったじゃないですか」
はやて「うわー、ニコニコときっつい事言うわ。ぐう、ちょっと自分でも喜んでしまった」
セレナ「さてさて、試合の結果は――おおっ!
シグナム一尉は無事で、意識もあるようですが――ん……?
高町一尉は、ちょっと怪しいか……?」
なのは「へ……へーき、れ〜す……に、兄さん、がんばりましたよー!」
はやて「だそうです」
セレナ「ということは、ファイナルマッチの結果は――「引き分け」です!」
アリサ「えっ、それって……しまった、あたしとした事が!?」
シャマル「どういう事ですか?
アリサちゃんの指導もあって、シグナムが敗退するのは防げたじゃないですか」
ザフィーラ「試合は引き分けだったが、奴の勝利では無くなった。十分だ」
アリサ「違うわよ! そもそも良介の狙いは――!」
???「間違いありませんか!?」
シャーリー「はい、確かです。師匠でしたらラスト3分前に会場を出て行かれましたよ」
???「二人の全力戦闘前に姿を消していた……そんなっ!
このセコンド席から確かに、彼が指示を出していたじゃないですか!」
シャーリー「空間モニターを経由した、映像です。
師匠は事前に全部指示を出して、外部から試合の内容を確認していただけですよ」
???「……まさか、見破っていた――試合終了直後、私が乱入する事を!?」
シャーリー「追う者と追われる者、お互いに理解しているという事じゃないですか。ギンガさん」
ギンガ「くっ……やられた! 申し訳ありませんが、失礼します!」
シャーリー「……いいコンビだな、師匠とギンガさんって」
セレナ「本当に、素晴らしい試合でした。
この後休憩を挟んで、 お2人を交えての感想戦に移りたいと思います」
はやて「わたし、もうボロボロやねんけど……帰ってええかな」
セレナ「八神司令、引き続きよろしくお願い致します(キリ)」
はやて「……あんた、大物になれるわ。ほんま」
アギト「ローゼン、預かっていた金庫持って来たぞ。丸々儲けになったんじゃねえの?」
良介「ああ、引き分けに賭けていたものは一人もいなかった。
エース級である二人の激突だ、勝敗はハッキリされると誰もが思っただろうな。
――だからこそ、俺が調整をしたんだが」
アギト「でも真剣に、なのはさんが勝つように指示を出していたように見えたぜ」
良介「勿論だ。俺は全力で策を練り、なのはが勝利するように仕向けた。
引き分けを狙ったのではない。勝利を望んだ結果が、引き分けだったんだ」
アギト「わっかんねえな……
引き分けを望んでいたのに、勝つ為に全力を尽くしたという事だろ。
万が一、なのはさんが勝っていたらどうするんだよ」
良介「ありえないさ。向こうの陣営には、アリサがいたからな」
アギト「えっ……?」
良介「アリサは、この俺のメイドだ。
俺を止められる力量もない人間に、俺の隣は歩けねえよ」
アギト「……ちぇっ、なんだ。結局、二人とも信じ合っているんじゃねえか」
良介「何だ、嫌になったか。俺に付き合う必要はないんだぞ、わざわざ」
アギト「うるせえ、炎の剣精を舐めるなよ!
お前と一緒に戦えるのは、アタシくらいしかいねえよ!」
良介「はいはい、とっとと行くぞ。そろそろギンガが気づく頃だ」
アギト「おうよ。儲けた金はどうするんだ?」
良介「なのはのおかげでたんまり稼がせてもらったんだ。
ルー子も連れて、あいつの映画でも観に行くか。映画館を貸しきって」
<完>
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