「……すごい……」
祐一と秋子さんの戦いを見ていたリアの感想は、まずそれだった。
祐一の強さは、長年一緒にいるだけあってよく知っている。リアが知るかぎり祐一は最強で、祐一よりも強い人物をリアは見たことが無かった。
祐一よりも強い人間がこの世にいるかどうかは別にして、リアにとって祐一とは絶対の存在で、祐一こそがこの世で最強の人物だった。
当然そんなことは無い、祐一よりも強い人物はこの世にいるということは頭のどこかで考えていているが、それでも、やはり祐一が誰かに地面につかされている姿などはリアには想像できなかった。
が、しかし、今目の前にいるこの水瀬秋子、この人物も、相当な実力者だ。あの祐一と互角に戦っている。
先程からデロップ対デロップの戦いになっているが、それはお互いがデロップでのみ全力を出しているという意味で、二人が真の実力を出しているという意味ではなかった。
ただ、とリアは仮説を立てた。
あの気まぐれで人をちゃかしてからかって試してということが人一倍好きな祐一だ。何を考えているかは分からない。
リアの瞳には、祐一と互角に戦っている秋子さんの姿が映っている。確かに今秋子さんは祐一と互角に戦っている。
まあ、祐一がどこまで本気を出しているかは別にしても。
「お互いがお互いのことを理解している状態で戦えば、しかもお互いの力が互角なら、当然その勝負は引き分けになるでしょ?」
不意に祐一がそういった。秋子さんは何の事か理解できないまま祐一の言葉を聞く。
「まあ、属性やデロップにも左右されるが、それも全て同じなら、例えば自分の鏡と勝負をすれば、それは必ず引き分けになる。ならば勝敗はどうやって決まるか。相手よりもすこしでも先を読んで行動するしかない。それは実力も何もない、ただの知力戦だ」
「……何が言いたいんですか?」
秋子さんは、祐一の言葉を意味が理解できずに、祐一に問いかける。祐一はまた例の様に不敵に笑った。
「ただ、これはお互いの実力が互角で、ありえないがデロップも同じで、属性も同じでと、そういう状況だけだ。俺と秋子さんは属性とデロップが違うし、頭の方だってそんなに俺はいいほうじゃない。ただ、俺は秋子さんの属性とデロップを知ってるし、実力も大体分かった」
「それがなにか?」
秋子さんは、まだ理解できないという風に祐一を見る。やはりこの男は何を考えているのか分からない。私を動揺させるつもりだろうか? それとも何か別の狙いが?
秋子さんは、万が一不意打ちの状態に備えて短剣を備える。ただし、その目は常に祐一の右手に集中していた。
祐一の右手には、祐一の属性である氷とはまったく違う、紅い光の固まりがあった。
あれが何なのかは分からない。祐一があれで何をしようとしているのかも。ただ、油断だけはするなと秋子さんの本能が秋子さんへ言っていた。
「相手のことをどれだけ知っているかでその後の対応も変わってくるし、それだけで知力戦では有利になるか不利になるかが決まる。
そこで一旦言葉を区切る。
「さて、ここで質問です」
祐一は、どこか楽しそうに言うと、右手を秋子さんの方へ垂直に構えた。
「秋子さんは、俺のことをどれだけ知ってますか?」
秋子さんは、紅い光の球を見た。
――眼前で。
「――!」
こればっかりは普段の反射神経に万歳するしかないだろう。ギリギリ一杯、秋子さんは首を右にする。そのすぐ左を、物凄い速さで、紅い光の球が飛んでいった。
(今のは……ファイヤーボール!?)
秋子さんは驚愕を抑えられなかった。確かに今秋子さんの横を通り過ぎて行ったのは、炎属性の下級魔法、ファイヤーボールだ。
確かに、自分の属性以外の魔法を覚える事は不可能ではない。ただ、自分以外の魔法を覚えるとなると、かなりの努力とセンスが必要になる。しかも、かなりの努力とセンスをかね備わっていても、それほど強い魔法が使えるわけではない。大きく見積もっても、中級魔法が限界だ。
祐一は、その下級の魔法を覚えただけだ。何も驚くことは無いはずだ。そうだ、驚くな。秋子さんは自分に言い聞かせる。
ただこれで、祐一が何を使えるのかが分からなくなってしまった。
属性は知っていても、そもそも違う属性を使えたならばそれだけで対応が変わってくるわけだし、今祐一が言ったように知力戦ではこちらが不利になってしまう。
ただでさえ総合的な実力では負けているというのに。
「やっぱり不意打ちでもそう簡単にはいかないか」
もともと期待はしていなかっただろうに。それに、壁を作る時間などとんでもないスピードだ。そんなことする暇があったら逃げることを先に行うべきだ。
「じゃあ――」
祐一は、左手を横から秋子さんに向けて振った。
秋子はそこで、祐一がまだ石の剣から作り出した手裏剣を握っていたのを思い出した。
「こんな物! ウォーターウォール!」
秋子さんが、文字通り水の壁を作り出した。祐一の投げた剣を秋子さんの作り出した水の壁が防ぐ。
地面から壁を作っても間に合ったかもしれないが、先程の考えから、石よりも水の壁の方に頭が行っていたのかもしれない。
石の壁よりかはさすがに防御力が低いのか、手裏剣の勢いでポヨンと震えた水が、しかしそれでも石の手裏剣を止めた。
しかし、それは祐一も予想していたのか、右手の紅い光からファイヤーボールを放った。
さっきは1つだったが、今度は全部で6個。左右3個ずつ秋子さんに向かって飛んでいく。
(やはりスピードだけは恐ろしいほど速いですね)
秋子さんは、左手をクッと少し上に上げた。すると、先ほどのウォーターウォールが物凄い速さで横に増殖する。
秋子さんにピッタリ張り付くくらいの位置で、ウォーターウォールは左右から来たファイヤーボールを見事に止めて見せた。
「さすがですね。じゃあこんなのは?」
祐一は、どこか楽しそうに右手の平を上に向けて秋子さんに向ける。そして、中指と人差し指とピッタリくっつけて、上へクイクイと、まるで「かかって来いよ」という風なジェスチャーを取った。
秋子さんは一瞬何なのか分からなかったが、後ろからなにか風を切って走るような音が聞こえて、ついでにそこに秋子さんの戦闘反射が加わり、分かった。
最初に祐一が飛ばして秋子さんが避けたファイヤーボールが、秋子さんの後ろ10メートルほど向こうから秋子さんに向けて飛んできている。
(祐一さんはファイヤーボールを操れるんですね)
秋子さんは、不思議とどこか落ち着いたように状況を把握していた。そう、祐一は最初に投げたファイヤーボールを止めて、秋子さんに向けて逆走させたのだ。
これは別に難しい事ではない。SSランクならば大抵の人間ができることだ。しかし、それは自分の属性の魔法のみだ。自分の属性と違う魔法を操るのはさすがにきつい。
まあ、幼きから天才と呼ばれた祐一は別という事で。
「炎属性は簡単に防げます」
秋子さんは、さらにウォーターウォールを増殖させ、ファイヤーボールを防いだ。これも言ってみれば、祐一のファイヤーボールを操る行動と同じだ。
とにかく、秋子さんは今四方全てウォーターウォールに守られていると言う事だ。
しかし、祐一はなにも動じる事は無く、いやむしろこの状況を待ち望んでいたように、秋子さんに風のような速さで接近する。
一瞬で眼前まで迫られた事にはさすがに秋子さんも驚いたが、ウォーターウォールが護っていると本能が告げ、なんとか平静を保った。
しかし、祐一は全く違う行動に出た。
祐一は例の様に早く魔法陣を書き上げた。
祐一のデロップはもう把握している。それを使ってどんな事が出来るかも。
今の状況を一瞬で判断した秋子さんが「しまった」と声を上げるよりも断然早くに、祐一はその右手をウォーターウォールに当てた。
同時に、一瞬の閃光、そしてドパァという音と、キンッという音が聞こえた。
祐一の手の先には、3つの氷の壁が出来ていた。それはもちろん、秋子さんのウォーターウォールを【変化】させたためだ。しかし、その中には秋子さんはいない。
すこし視線を動かすと、秋子さんが地面に寝転んでいた。水を体全体に浴びた姿で。
ああ、と祐一は思った。この辺はやはり秋子さん。祐一の意図にギリギリ気付き、ウォーターウォールが変化する前にウォーターウォールを突き抜けて外へ出たのだ。そのため、祐一の作った氷の壁は3つなのだ。
(あのまま包囲できていたら楽だったが……さすがにそんなに上手く行かないか……?)
秋子さんが、すばやく祐一の方を向いた。ちゃっかり短剣も握っている。
ピンッと祐一の頭が光った。「ひらめいた」という風に祐一は、さらにもう一度魔法陣を書いた。
そしてもう一度氷の壁に手を押し当てる。また閃光が秋子さんの目に入り、続いて大量の水が秋子さんの体全体に降りかかる。
(また氷を水に!?)
そう、これは先程秋子さんが死にかけた、氷を水に変える方法だ。あの時は目を瞑ってやられたが、今度はそうは行かない。秋子さんは水が目の中に入ろうがなんだろうが、目を開けたままだった。しかし、祐一の真の目的がそれではないと、秋子さんがその時知る由は無かっただろう。
「さっきはファイヤーボール。じゃあ、今度は?」
祐一が、左手に力を入れる。秋子さんはその時、黄色に輝く光の帯を見た。
ま、まさか……。秋子さんの考えは、限りなく答えに近かった。
祐一の光の帯が、水に触れた。
バチバチバチバチバチバチバチバチッ!!!
物凄い勢いで、雷が水を伝った。水の上に雷の柱が立ち上がり、一瞬辺りに原爆が落ちたかのような明りが走った。
到底目をあけて入られない光。祐一も目を瞑る。しかし、祐一の意識が行ったのはそこではなく、祐一の耳に聞こえる断末魔のような叫び声だった。
「ああああああああああっ!!」
秋子さんだった。あの秋子さんが叫び声をあげている。それはそうだ。体中にバケツをひっくり返したような水をかぶっている状態で強烈な電撃を受けたのだ。いくら秋子さんでも、仮にこれが祐一だったとしても、ただではすまない。
しばらくして、雷光が止むと同時に悲鳴も止む。祐一の視界には、地面に倒れている人影が見えた。
祐一は、ふ、と笑うと、部屋の隅でじっと祐一と秋子さんの戦いを見ていたリアの方を向いた。
リアは、苦笑いに近い笑いで祐一に返す。さすがにこの勝負には面食らったのだろう。さすがにここまで接戦したのは久しぶりだ。腐っても元S+という訳か。いや、まだ現役か?
祐一はそう考えながら、秋子さんであろう人影に近寄った。秋子さんの真横まで来ると、死んでいないかどうか確かめる。
大丈夫だ。そんなに傷は深くないだろう。そんなに魔法も強いのをやってないし、秋子さんもそんなに怪我はしてないみたいだ。気絶はしてるみたいだけど。
まあこれくらい少し眠れば回復するだろう。なんたって、秋子さんの体には傷一つ無い――
――――!!
秋子さんがバシャァと水のように弾け飛ぶのと、祐一の体が宙に浮くのは、本当に同時だった。
祐一が、あの倒れていた秋子さんは、あの目のくらむような閃光の間に、秋子さんが自分に見立てて作り出した水の分身だという事に気付くのに、そんなに時間はかからなかった。
祐一の体が中に浮くという、それは祐一が自分から飛んだのではなく、地面から生えてきた巨大な石の手によってのものだ。
祐一の体が拳に当たり、物凄い勢いで宙を舞い壁に激突する。その壁は横にすこし大きめのクレーターが出来ていた。
隅で座っていたリアが立ち上がり驚愕の声を上げる。しかし、もっと驚いたのは祐一の方だ。
なんせ、やっとの事で起き上がったその眼前に、無数の水の槍が飛んできているのだから。
「ちっ!」
祐一は急いで魔法陣を書くと水の槍に向かって右手を構えた。
カッと閃光が走り、水の槍が一瞬で全て消滅する。しかし、その直後祐一は「うっ」と口を押さえた。
その後ゴホゴホとせきをする祐一。そう、祐一は水の槍を水蒸気に変えて、その周りの空気を吸ってしまったのだ。
祐一はせきですこし涙目になりながらも、祐一から20メートル以上離れたところでこちらを見ている秋子さんを見た。
服とかがすこし焦げている。あの叫び声はカモフラージュだったにせよ。すこし雷に当たったようだ。
しかし、今最もダメージが大きいのは祐一だ。
さすがに秋子さんも、祐一の腹にでかい風穴を開ける事はしなかったようだ。あそこで石の拳ではなく石の棘だったら、間違いなく秋子さんの勝ちだったが、同時に祐一も死んでいただろう。多分。
やはり一筋縄ではいかないか…………いや、これは俺が調子に乗ったからか?
秋子さんの攻撃はまだ止まらない。
秋子さんは、水属性の下級魔法、ウォーターバレットを放ってきた。その数なんと20発。
(ここで仕留めるきか。ってことは相当焦ってるね。そりゃそうか)
祐一はこの状況でもやはり冗談半分に笑った。
(壁は間に合わないか?)
実際、祐一のデロップの魔法陣を描くスピードなら充分間に合う。しかし、祐一が壁を作るスピードは秋子さんほど早くは無い。
「フリーズボール!」
祐一が氷属性の下級魔法を放つ。
ただし、フリーズボールはヴァーパスよりも威力が低い。同じ下級魔法でも、その中でもまた強い弱いに分けられる。フリーズボールはヴァーパスよりも威力は低いが、その代わり数で責める事が出来る。実際、祐一も軽く15発ものフリーズボールを一瞬で作り出した。
元々『〜〜ボール』や『〜〜バレット』という【ボール属性】は数が多い。先程祐一が放ったファイヤーボールのように数を一つに凝縮する事もできるが、本来は今の祐一や秋子さんのように数で責める事が多い。
ただ、やはり祐一も一瞬で20発に対抗する数は作れなかったのか、フリーズボールは大抵のウォーターバレットを相殺するが、全部で7発のウォーターバレットが生き残る。
それは本来の目的である祐一に向かって突進してくる。だが、やはり所詮は下級魔法。祐一の敵ではなかった。
「そこだっ!」
祐一は今までとは桁違いの速さで魔法陣を描く。ギリギリ一杯ウォーターバレットが祐一に当たるよりも早くにデロップが発動した。
祐一の両手が7発のウォーターバレットの内の二つにあたる。それはバシャァと音を立てて破裂する。しかし、その破裂した水は壁となって残るのウォーターバレットを飲み込んだ。
しかし、祐一が喜んだのもつかの間。秋子さんが祐一に向かって走ってきていた。
走るついでに飛んできたのは投げナイフ。3本のナイフが祐一に向かって飛んでくる。
祐一は一本避けると、残るの二本を両手の人差し指と中指で受け止める。しかし、それくらいは秋子さんも分かっていた。
秋子さんは魔方陣を書くと、そのまま地面に手をつけた。
またすこし地響きがして、今度は大量の棘が祐一の前方から生えてきた。
祐一は舌打ちすると、魔方陣を書いて水の壁に触れた。
カッと閃光が光、次に瞬きする時には水の剣が出来上がっていた。
「……」
祐一の目を閉じ、、抜刀の構えに入る。そして、カッと目を見開いて、剣を抜いた。
「『一閃』!」
言葉どおりだった。祐一の抜いた水の剣が一閃。向かってくる全ての棘の先端を斬り落とした。
水の剣では届かないような所も全て斬られている。斬られたから進行が止まる訳ではないが、先の部分がない針の威力は皆無だ。
秋子さんも進行を止める。
「『相沢流』ってやつでね」
祐一は、二ッと笑って見せた。
「…………やはり畳み掛けても倒せませんか……」
吹き飛んだ棘の先端を見ながら秋子さんが、やれやれと言う風に祐一を見た。
「それだけの才能があるというのに……」
なぜ家出など……。
そういう、心底残念だという表情を作り出す。はぁと息を吐くと、腰に挿してある短剣を抜いた。
「才能なんてどうでもいいですよ。俺は闘うために生まれてきたわけじゃない」
「そんな事……貴方の両親はそんな風に貴方を思ってませんよ」
秋子さんは祐一に言う。しかし、祐一はもとより、別の人物の気配がすこし変化したことに、秋子さんは気付いていない。
「貴方は愛されています。でなければ貴方を造ったりは――」
「――それ以上言ったらあいつがキレる」
そこで秋子さんは初めて、静かに怒りの表情をあらわにして腰に挿してある拳銃に手を当てているリアの姿に気付いた。そこで秋子さんはハッとする。
「まさか、リアさんも――!」
しかし、それが秋子さんこの勝負最期の言葉になった。
祐一が眼前まで迫り、水の剣を氷の固まりにかえ、本日二度目のヴァーパスを秋子さんの腹に当てた。
「戦闘中に余所見しないでくださいよ」
祐一は冷徹に言ってのけた。
「それと、秋子さんには、関係ないことですよ」
祐一のその言葉はやけに気になったが、そんな事を気にする暇も無く、今度こそ本当に秋子さんは意識を手放した。
バタッと地面に倒れこむ。それにつられて祐一も腰を下ろす。
「ああ……さすがに疲れたな……」
「……そうね」
部屋の隅からよっこいしょと腰を上げて方へ歩いてきたリアが言った。
ちなみにリアは一度も戦っていない。
祐一が秋子さんを倒してしまったから、リアの戦いは無しになりそうだ。まあもともとこんなもの入学試験という名目のただの実力を測るものだったのだ。ガーデンに入学はまず間違いないだろう。
これでは初めに祐一の考えた弱い奴を演じるなんて作戦は全く意味を成さなかったのだろうと思う。
「なんだよ、まだ怒ってるのか? 許してやれよ秋子さんだって知ってた訳じゃないって」
「知っててやってたなら玉砕覚悟で殺しにいってるわ」
本気ですとその顔には書かれていた。
「さて、じゃあ俺はこの部屋の修復作業にかかるかな」
祐一は、訓練所の様子を見て言った。
確かに、所々穴が出来ていたり棘が生えていたり壁にクレーターが出来たり壁が出来たり水浸しだったり氷の欠片が散らばっていたりと散々だ。
「直せるの?」
「ああ、どうせこの訓練所も秋子さんのデロップで作ったんだろうからな」
巨大な石の固まりを寄せ集めれば、秋子さんのデロップを使えば可能だ。大方地下に作って、その上に家を建てたのだろう。
名雪が作動させた隠し扉も、同じようなものだろう。
「秋子さんと俺のデロップが似ててよかったよ」
そういうと、
「リアは秋子さんを上に運んどいてくれ」
と祐一が言った。リアは一瞬秋子さんを見て、(TДT)←こんな顔をしていたが、しぶしぶ了承した。
リアは秋子さんを担ぐと、出口のところで矢が飛んでこないか気にしてたが、どうやらあれは入ってきた時専用のようだ。
矢が飛んでこないのを確認するとそのまま上へ昇っていった。
さて、と祐一が部屋の状況をもう一度見直した。
「これは骨が折れるな……」
祐一は愚痴を言いながらも、右手でデロップを描いた。
後書き
ああ長かった……。
しかし祐一ちょっとダサい。油断して攻撃されるなんて主人公にあってはならない行為です(笑)。
しかし決着の付け方がちょっと不満が残る……(自分で書いといて)。
最初は祐一のデロップですごい事しようと思ったんですが、それはまたの機会にという事で。
秋子さんもちょっとダサかった。私のキャラってダサいのばっかり?
とにかく祐一のファイヤーボールと雷の件は後々説明します。あれは今後の話でかなり関わってきますので。
などの事を踏まえて、ちゃんとハイレベルな戦いが書けているか心配です。なんたって、あと10話くらいこんな戦いないでしょうし。
近々秋子さんの戦闘書こうかな〜とか考えてます。
最期に、私の作品kanonキャラがかなりアレンジされてますので(香里とか北川とか舞とか)、その辺はよろしくお願いします_| ̄|○
しかし、下でこんなに激しい戦闘をしてておかしいとおもわない名雪って……?
では、これからも応援よろしくお願いします!
作者ハーモニカさんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル、掲示板に下さると嬉しいです。