声を上げようとしたときにはもう遅かった。
ベッドからいきなり紫色の水が祐一の体を伝ってきたかと思うと、それはすぐに祐一の顔まで到達し、口を塞いでしまった。
さらにその水と同じものが部屋の隅から現れて、祐一の寝転がっているベッドの上にある窓の鍵を外す。その後に、窓の外の金髪の少年が窓から侵入してくる。
「おじゃましま〜す」
陽気な声を上げて、少年が祐一の傍による。祐一は顔を顰めると、右手を前にかざす。右手の平に冷気が集ってくる。
そのままそれを撃ち放とうとした瞬間、また地面から紫色の水の柱が表れて、その先端が手の形になる。まるでスライムのように祐一の手を掴むと、放たれた冷気の塊を自らが盾になって防ぐ。
祐一は心の中で舌打ちをすると、左手の人差し指と中指に力を入れる。すると、二本の指の先から細い氷の柱が表れる。それで水の柱を斬る。
一応物質として存在しているのか、水の柱は以外とあっさりと切断できた。だというのに、先程から金髪の少年は余裕の表情で部屋の椅子に腰掛けているではないか。
祐一はそのままベッドを飛び起きて、少年と距離を取る。祐一のハンターとしてはまだすこし幼い本能が、この少年は危険だと告げる。先程のあの頭痛や幻聴もそうだし、そもそも対峙している時に感じるこの何とも言えないプレッシャーは驚異だ。
とにかく、とにかく助けが要る。幸い香奈は隣の部屋だし、ものみの部屋も近い。あの浜野という男ならすこしの騒ぎがあっただけで駆けつけてくるだろう。とにかく、この男とまともに戦うのは馬鹿げている。こいつは今までの奴とはレベルが違う!
口が塞がれているため声で助けは呼べないが、方法はまだいくらでもある。
祐一は自由になった右手に氷を付着させる。そのまま、それを地面に叩きつけようとする。
床が粉々に破壊されればいくらなんでも屋敷の人間は全て気付くだろうし、浜野ならば三秒で駆けつけるはずだ。香奈も、祐一の危機を知れば壁を突き破って助けに来るに違いない。
しかし、それをその少年は許さなかった。少年がひょいと手を振ると、祐一が叩きつけた地面に分厚い紫色の水のスポンジが出来上がっていた。
それがクッションとなり、部屋の床は傷一つつかず、音も皆無だ。
「なるほど、センスがいいな。流石だ」
少年が椅子に腰掛けながら言う。まだ実力の十パーセントも出していないはずなのに、祐一が手も足も出ない。
しかし祐一はさらに奥へ退く。そして机の引き出しから、祐一の手よりも大きな黒い球を取り出す。これは、正真正銘祐一の『武器』だ。
「オリハルコンね……」
少年が珍しそうにそれを見る。
オリハルコンとは、この地球上で最も硬いとされる物質だ。これは巨大国ミアがその巨大な科学力により完成させた究極の物質で、ダイヤモンドの二十倍は硬いと言われるほどの強度なのだ。
ただ、この製造には一般の考えでは到底考えることもできない程の技術、そして資金や材料が必要とされる。よって、現在は一年に十キロも製造されることが無いと言われるほどである。
しかもこれは熱も電気も通さず、フィット感が素晴らしい。一度握れば病み付きになること間違いなしの安定感。軽くて振り回すにはうってつけ。
今ならお手ごろ価格一万九千八百円。
まあ嘘だが。
それを祐一はこれほど前に巨大な形の、しかも球体で持っているのだ。売れば相沢家をリフォームするくらいは出来るだろう。
まあこれは、聖一が祐一のお土産にひょっこり持ってきたのだが。
ただ、このオリハルコンは当然そのままでは意味を成さない。いくら硬いと言っても、この球体を鈍器としてドカドカ殴るわけにもいかないのだから。だが、祐一の場合は違ってくるのだ。
祐一のデロップである【変化】によってこのオリハルコンを変化させれば、この世で最も硬い武器となるのだ。しかも球体ならば姿形は思いのまま。祐一の指一本で剣にも盾にも鍵にも銃にもハリセンにもなるのだ。
だが、祐一はこれでこの少年に対抗するつもりはない。これはあくまで武器として使用するのだ。だがこの少年に武器なんていうものが通用するとは到底思えない。盾にしても、どこからでも出てくる紫色の水には対抗できないのだ。
だがとにかく、これが無ければ話にならないのだ。逃げるにしても闘うにしても。
「……ほう、やはり相当な才能だ。力の差をもう分かってやがるか」
少年は嬉しそうにクククと笑みを漏らす。
「やはり俺達にはお前が必要だな。『ミリアム』じゃすこし荷が重いか……俺が来て正解だった」
少年がスッと椅子から立ち上がる。ぷるんと音を立てて、部屋中の紫の水が少年の元へ集っていく。それで、祐一の口も解放された。
「俺なら、『今の』お前は三秒だぜ?」
少年が怪しく笑う。祐一が一歩後ずさる。
勝てない。絶対に、あいつには勝つ事が出来ない。祐一は確実に理解した。あいつは、もはやSSランクの域に達しているだろう。威圧感が違う。
ぽう、と少年の右手に紫の水の塊が出来上がる。
一歩でも動けばやられる。祐一がそう悟った瞬間、ガチャ、と部屋のドアが開けられた。
「!!」
「!!」
これにはお互いが驚いた。少年ですらだ。恐らく誰も部屋に来ないことを考えて少年は夜に忍び込み、さらに祐一の攻撃にも極力音を立てないように行動させていたのだ。まさか今誰かが入ってくるとは思わなかったのだ。
そしてそれは祐一も同じだ。浜野はともかく、ものみはあの一件のこともあって、そうそう部屋にやってきはしないだろう。では一体誰か?
そんなものは、決まっていた。
こっそりと、まるで忍者のように足音を消して、香奈が枕を抱えてドアから入ってきた。
ああ、そうだ。毎日祐一と香奈は十時頃同じベッドで眠っていたのだ。そして今の時間は十時丁度。おそらく香奈のことだ、いつもの時間に祐一の部屋に忍び込むつもりだったのだろう。十時になるのを待って、枕を抱えてやってきたのだ。
しかし、それはあまりに最悪なタイミングだった。
「おにい…………ちゃ……?」
香奈は目の前の光景を見て固まっていた。恐らく祐一のほかにもう一人違う男がいたのが効いているのだろう。その隙は、少年には絶好のチャンスだった。
ヒュッ、と風を切って少年の右手の水の塊が針状になり香奈を襲う。
香奈は目を見開き、しかしやはり香奈の反射神経が吠える。刹那の差で香奈のすぐ右頬数cmのところで外れ、ドアに突き刺さる。もともとこの少年も急所を狙ってあてるつもりはないのか、すこしずれた場所を狙っていたので助かった。
香奈が状況を理解すると同時に駆け出した。枕が地面に落ち、ちぃ、と祐一が舌打ちする声が聞こえた。
香奈はこの少年の異常さが全くわかっていないのだ。ただ自分の大切な祐一を襲ったから少年を敵と判断し、自分も襲ってきたから敵を確信した。
だが、香奈が助っ人に入ったぐらいではこの状況はどうにもならない。戦えば二人ともすぐに、そう、まさに今少年が言ったように、三秒であの世行きになってしまう。
――だが、だからと言って祐一が何もしないわけにはいかない。
少年が小さく笑う声が聞こえたが、そんなことは関係ない。香奈と少年を挟み撃ちにする形に少年の後ろに周りこみ、即座にオリハルコン球を刀に変化させる。
少年が椅子から立ち上がる。
その顔は明らかに余裕に満ち溢れ、更に言えばまた違った事に対する期待感も含まれていただろう。
「音は立てるな香奈。騒ぎを起こしたくない。それに、あいつには多分勝てない」
祐一が少年に魔法を撃ち放とうと魔力を溜めていた香奈に言う。
「でも、こんな狭い場所じゃ……」
「狭い場所?」
少年が香奈の方を向く。その後すぐに小さく笑い、そうか、と一人で納得したように頷く。
「広い場所が好みか。ならお望みどおりに」
少年がワンステップ踏んだだけで少年の姿は既に部屋の窓に移動し、そのまま一秒とかけず音もなく外へ飛び去った。
それを確認した瞬間、祐一もなんの躊躇いもなく窓から外へ飛び出る。
追わなければものみや浜野を呼ぶことも出来たかもしれないがそんな愚かな事はできない。
今完全に主導権を握っているのは少年だし、その少年の条件を飲んだ状況下ででしか戦うことはできない。
高さで言えばマンションの四階くらいの高さはあっただろうが、そんなものここにいる三人には全く関係のないことだ。風を受け浮き上がる服も気にせず、遠野家の中庭部分に位置する場所へ降り立った。
右手に森を構え、丁度門の正反対側の場所で、月の光がコンクリートを敷き詰められた地面に落ちる。
少年は丁度中央の位置に立ち、祐一と、今窓から飛び降りてきた香奈を見る。
「さて、お前らの力を見せてもらおうか」
少年が有り余る余裕を隠そうともせずに言う。
恐らく普通に考えてこの少年に勝つ事は不可能だ。香奈がいても、いや、恐らく聖一の力をもってしてもどうか。
しかしここで逃がせば恐らく次は無いだろう。少なくとも少しの手傷は負わせておかなくてはいけない。
「お兄ちゃん、あいつ…………強いの?」
香奈が恐る恐るという風に聞いてくる。香奈もようやく少年の強さが分かりだしてきたのだろう。
「恐らくその辺の上級魔族よりも強いぞ。多分人間だろうが…………生まれてくる種族を間違えたな」
祐一が剣を構えながら言う。
空気が変わり、次に少年が手を挙げた時が戦闘開始の合図だった。
ドン、ドン! と二発の紫色の水の塊が少年の手から放たれる。銃弾なんて全く比にならないスピードで、そしてそのビー玉程度の大きさのそれは、当たれば痛いどころではすまないだろう。
間一髪、多少不意打ち気味ではあったが避けきった。
その間に香奈が祐一とは逆方向へ移動し、魔法を放つ。
「ウインドスラッシュ!」
香奈が風属性の中級魔法を放つ。
香奈は極めて珍しく、全属性の魔法を使用可能という反則気味の能力を持っているのだ。
ただ得意不得意が無いだけに覚えやすさが皆平等で、本人の努力次第という所が難点だが。
しかし才能に恵まれて生まれた香奈は、もはや全属性の中級魔法までならば、威力の差はあっても使用する事が出来るほどになっていた。
カマイタチと呼ばれる風の攻撃を発生させる。当たれば電信柱も切り刻むほどの威力のそれを、しかし少年は水を前方に作り出していともあっさりと防ぐ。
しかしその間に祐一が剣を抜きの構えに持つ。
「相沢流――」
そのまま、一気に剣を抜き放った。
「―― 一閃!」
速すぎる斬撃が風を切って飛ぶ。直撃すれば大木もなぎ倒し、コンクリートも真っ二つだ。
流石にこれはそう簡単には防げないと考えたのか、そのまま体制を低くしてやり過ごす。しかし、その隙に香奈と祐一が同時に攻撃を仕掛けた。
「ライトニングボム!」
「フリーズキャノン!」
香奈が雷を凝縮した巨大な球体を少年に投げつけ、祐一が電信柱を横に置いたような氷を少年に撃ち放つ。
前後からの同時攻撃にも、しかし少年は余裕の笑みを浮かべる。
パチン、と指を鳴らすと、次の瞬間には少年の姿をした人間が二人出来上がっていた。
(ドール系魔法!?)
祐一は内心舌打ちをする。
ドール系は自分の分身を自分の属性で作り出す魔法だ。自分の属性をほぼ極めなければ使用することも出来ない上級魔法。しかしそれを、この少年は指を鳴らすだけで同時に二人も作り出したというのか。
前後に二人分身を作り出し、その間で少年は笑みを浮かべながら身動き一つしない。その間に詰め寄せた二つの魔法を、分身が受け止めた。
いくら完成された分身と言えども、中級魔法を生身で、それも直接受け止めるなんてことが出来るはずが無い。現に、分身達も体が壊れ掛けている。
しかしそんなことは少年も承知の上なのか、身動きをとらない。そして、盾になり魔法の威力を限界まで殺した分身達は、同時に『爆発』した。
いや、爆発というのはすこし違うかもしれない。水で作られていた分身が液体に戻り、そのまま少年を覆いつくすように伸び、そしてライトニングボムとフリーズキャノンの攻撃をそのまま殺したのだ。
紫色の水の盾に守られながら、さらに二つの魔法の爆発音も水で極限まで殺し、そして音も無く攻撃を防いだ。
「…………」
「…………」
二人とも言葉を失った。少年が盾を解き、その水は地面に吸い込まれるように消えた。
強すぎる。あの水の盾だけでも充分反則的に強いというのに、まだまだ力を隠し持っているだろう。
「う〜ん、戦いのセンスはいいんだけど……なんか技にキレが無いよね〜」
少年は勝手に祐一の感想を言い出す。
「それにさ、お前気を緩めすぎでしょ。一瞬でも油断すると――」
そこで一旦言葉を切る。
「――死ぬぜ?」
少年が祐一の方へ、す、と手をかざす。祐一が剣を構えるが、少年はなにも攻撃を仕掛けてこない。
どういうことだ、と祐一が少年を見る。攻撃は少年がするのだから少年を見ていればとりあえず攻撃をかわすことは出来るだろう。
しかし、その考えが甘かった。少年の言うように、気を緩めていたのかもしれない。
「! ――お兄ちゃん!」
香奈がこちらを見て叫ぶ。少年を見てもなにも攻撃を仕掛けてきている様子はない。だと言うのに、香奈は今まさに祐一が殺されそうになっているとでも言うように叫ぶ。
よく見れば、香奈はこちらではなく、祐一の後方を見て叫んでいた。
――――!
急いで振り向く。しかし、その頃には既に遅かった。
少年の作り出したウォータードールが、腕の部分だけを水の剣に変え、祐一の右胸に突き刺した。
「うぐっ!」
祐一が口から血を吐き出す。
迂闊だった。さっき少年が魔法を防いだ時に使ったあの防御。あれを少年が解いて消した時に、もう完全に消えたのだと勘違いしていた。
だが、それは違った。あれは地面に吸い込まれるように消えていったのではなく。地面に溶け込んで、そのまま水が地面を伝い、祐一の背後に周りこんでまた分身として姿を現したのだ。
ドール系はもともと火や水といった物質で出来ているので、自在にカラダのパーツを違うものに変えることも出来る。だが当然それにはとてつもない技術、才能、そしてコントロールが要求される。
それをこれほどまでにあっさりとやってのけ、そして祐一に易々と攻撃を仕掛けたその少年は、ふぅ、と祐一に落胆の表情を見せる。
香奈が口元に手を持っていき、次に眉をキッと吊り上げる。
「よくもぉ!」
香奈が、今まさに祐一にもう一度剣を振ろうとしている分身に特大級の魔法をぶつけようとする。しかし、その腕は地面から現れたウォータードールの腕に防がれる。
「チィ!」
香奈が舌打ちをする。もともと香奈は接近戦は苦手で、遠距離で魔法を使うタイプだ。
だから祐一との訓練の時は祐一にあっさりと懐にもぐりこまれ負けるのだが。
「離しなさいよ!」
今放とうとした魔法を、今手を掴んでいる分身に投げつける。分身に直撃に、そのまま分身は爆発する。
そのまま進もうとするが、今度は地面から表れた手に足を掴まれる。
「もうっ!」
逆の足で水を踏みつける。腕が緩んだ隙に逃げ出そうとするが。今度は前方に巨大な水の壁が発生して行く手を阻む。
そもそもからして、少年は恐らくこの辺り一帯に自分の操る事が出来る水を敷き詰め、どこからでも発生させる事が出来るようにしているのだろう。
おそらく少年は水と名のつくものならば全て操る事が出来、それを分身として使用することも出来るのだろう。
つまりこの辺一帯、どこで逃げようとも地面から腕だの足だの人間だの、いや、もっと言えば剣や銃弾まがいの物などが飛び出してきてもおかしくはない。
さっき少年が言ったとおり。一瞬でも気を緩めたり、油断したら、間違いなく死んでしまう。
ならばどうする? 香奈は考える。この水から逃げようなんて考えてはダメだ。もう既に自分は敵のテリトリーの中にいて、そして敵が操る事が出来る水の上に立っているのだ。逃げる事など到底出来はしない。
本体を狙うのも愚かだ。すぐに水が発生して防がれるだろうし、そもそもこんな不安定な状態で放った魔法など当たるわけがない。
祐一はなんとか分身を蹴り飛ばし、『その』分身からは逃れられたようだが、だがそんなことは関係ない。結局の所、香奈も祐一も、威力は方法は違えど攻撃は同じだ。剣で斬る。拳で殴る。魔法を放つ。属性、威力、スピード、違う要素は多々あるが結局の所敵に向けて物理的に攻撃を仕掛けるのだ。あの水の防御がある限りそんなものは何の意味も無いし、それはお互いに分かっていることだ。
そうしている間にも、地面からすこしずつ、一人、また一人と少年の姿をした分身が姿を現す。もう既に十人近い分身が姿を現している。まだ攻撃は仕掛けてこないが、恐らく動けば終わりだろう。
もともと分身は本体の実力の何分の一程度の力しか出す事は出来ず、デロップ及び魔法や能力も使うことは出来ない。変わりに、本体の思うままに姿形を変えられ(もちろんそれなりの技術はいる。SSランクでも難しいほどだ)、そして絶対に死なないという利点がある。
しかも、本体は分身に指示を送らなければいけないので本体自身が分身と共に攻撃を仕掛けることは出来ないが、分身を同時に動かすことは出来る。
ただしその分身一つ一つの状況を考え上手く動かさなければ意味が無いので、その点で言えばそんな行動は神業とされるだろう。だが、現にこの少年は香奈と祐一両方に分身を送り、事実同時に動かしている。
どうする? 答えなど無い。逃げることもできないし、勝つなんてとんでもない。今はあの少年に一撃をくれることすら出来はしないだろう。
少年は未だに余裕の笑みを浮かべている。それはそうだ。あの少年が負けることなど天地がひっくり返ってもありえない。
今香奈と祐一は高さ数十メートルの崖の上に立たされているようなものだ。
そして気を緩めれば崖へまッ逆さまだ。こんな奴に、太刀打ちなどは出来ない。それはそう、さっき祐一が言ったとおりだったのだ。
『あいつには、多分勝てない』
祐一の言葉を思い出しながら、香奈はギリ、と奥歯を噛み締めた。
後書き
どうも、学校の成績で5を取った事が無いハーモニカです。
この少年(誰かはもう言うまでもないと思いますが)を書いてる途中で、これどうやって倒すんだろう? と真剣に悩んでしまいました。こんなの倒せませんよね? でも大丈夫です!
今どうやって少年を倒すか、猛烈に考えている所ですから! (ぉぃ
それはそうと、そろそろ後書きのネタが無くなってきましたので、キャラの話に移りたいと思います。
まずはやはり祐一でしょう。しかし今は過去の話なので、過去の祐一の話にします。
祐一の武器は最初から決まっていました。祐一のデロップにピッタリですし。
当初考えていた祐一の設定は、明るくて活気に溢れた無邪気な少年というものでした。
……はい、今と全然違いますね。
なんといっても、祐一は両親のことを尊敬しているという設定でしたので、まあ無邪気な方がいいかなと。
しかしやはり祐一はこっちの性格のほうが明らかにかっこよく、尚且つインパクトが強いと思いましたので、こっちにしました。
しかし今思うと、十歳の少年とは全く思えない性格ですね。どうなってんだ?
ランクですが、これはもう当初から決まってましたね。北川よりも強く、斉藤よりもほんのすこし弱いくらいの実力でいいと思ってました。
今斉藤とこの少年が戦っても、おそらくこんな感じの戦いになると思います。まあまた闘い方は違ってくるんでしょうけど。
まああとは本来の祐一の方の設定をいくつか貰って、それでこの祐一が出来上がったということです。
もともと、それほど設定を考えていたわけではないので、この祐一に関してはこんなところですね。
では、これからも応援よろしくお願いします!