窓から差し込む朝の光、空を飛びながら鳴く小鳥の声。
まだすこし冷える空気。なにより、今まで自分がいた部屋じゃないという違和感。
水瀬家の自室で眠っていた祐一が起きるには、それだけで充分すぎた。
 

「…………ああ、水瀬家か」
 

祐一は、寝ぼけた頭を、ブンブンと振ってたたき起こす。
時計を見る(これだけは部屋においてあった。
名雪の趣味なのか、猫の爪が短針長針を指しているのだが、見ようによっては猫の三本の爪全てが数字を刺しているように見えなくもない)。
7時10分前。ようするに6時50分だ。
ガーデンが何時に行かなければならないものなのかはしらないが、7時におきて間に合わないような所には行くつもりが無いので大丈夫。
とりあえずベットから立ち上がる。
その時に、祐一の自室の机が目に入る。
 

「…………このこともはっきりしとかないとな」
 

机の上に散らばっている十枚の紙を見ながら、祐一は本日一発目の溜息を吐くと、服も着替えないで部屋のドアを開けた。
 

 
 
 
 
 
 

螺旋階段を降りていくと、コーヒーの香りが鼻をくすぐった。
しかしもったいない。コーヒーにミルクを入れるなよな。
コーヒーはブラックで行きましょうよ、秋子さん。
 

「おはようございます、秋子さん」
 

階段を降りると同時に、誰がそこにいるのかも確認せずに言った。
こんな時間にリアが起きているはずが無い。名雪は論外。
加えて、この家に自動でコーヒーを作ってくれるナイスな道具があるのなら別だが、そんなものは、「ボクドラえもん」の世界だ。
誰かがコーヒーを入れないことにはコーヒーの香りはしない。
まあこの家のフローリングがコーヒーの香りがするグッドな床でなければ。
 

「!……あ、おはよう、ございます……祐一さん」
 

オーブントーストの中のパンを気にしていた秋子さんが、祐一の声を聞いたとたん体をビクッとさせて振り返った。
やはり、見たのは秋子さんか。
祐一は秋子さんの見えないところで溜息を吐いた。
 

「お、お早いんですね」
 

「ええ、いつも早めです」
 

祐一は断りもせずテーブルの近くに置いてあった椅子に座る。
秋子さんはオーブントーストから、自分が食べるつもりであっただろうトーストとコーヒーを、「どうぞ」と渡してきた。
遠慮なんて言葉も無く、「いただきます」という言葉を吐いてトーストをかじる。なんだろう。
普通トーストとはなにかを塗って食べる物のはずだ。ジャムだのバターだの。
しかしなぜか、このトーストは付けない方が美味しいような気がする。
もう一口かじった時には、秋子さんがあと二枚パンを焼き始めていた。
 

「名雪とリアの分ですか?」
 

「いえ、私とリアちゃんの分です」
 

どうやら名雪は数にはいっていないらしい。
なんでも、名雪は随分寝起きが悪いらしく、起きてくる頃にはパンを焼いている時間などないそうだ。
だからいつも生のトーストにイチゴジャムを5;5の対比で塗って食べるらしい。
ははは、と適当に笑って流す。
 

「秋子さんは本当にいい人ですよね。料理は上手いし、顔は美人だし、スタイルも抜群だし、子供のことを大切にしてるし――」
 

秋子さんはすこし照れたように、そんなことは、と小さく笑った。
その笑顔は、次の祐一の一言で凍りついた。
 

「――それにほら、人の部屋もちゃんと掃除してくれてたみたいだし」
 

「――――」
 

秋子さんの笑顔が固まった。すこしずつ顔が元に戻っていく。そのあと、すこしだけ眉を曲げた。
 

「私は祐一さんの部屋には入っていませんよ?」
 

「はは、何言ってんですか。だれも俺の部屋だなんて言ってないじゃないですか〜」
 

いやだなぁも〜、と笑い飛ばしても、秋子さんの顔は変わらなかった。逆に、墓穴を掘ってしまった事による焦りが見え始めていた。
 

「そ、そうですね。引っ掛けないでくださいよ、祐一さん」
 

「はは、すいません。でもなぜか俺の机の引き出し、引っかかって開かなかったんですよ。
なんでかなぁって思ったら、鍵が掛かってたんですよ。はは、おもしろいでしょう?」
 

なにが面白いのか、あははと声を上げて笑う祐一。それに反して、秋子さんの額には冷や汗が浮かぶ。
 

「でもおかしいな。俺引き出しに鍵なんか掛けてないんだけど」
 

その言葉で、秋子さんの瞳が見開かれた。
秋子さんが僅かに震える。それは明らかに自分のミスを悔やんでいる姿だ。
取り返しなど付く筈がない。祐一は気付いている、確実に。それを遠回しに自分を責めているだけだ。
別に、祐一のことを深く知ろうとしてしたわけでは無い。ちょっとした軽い気持ちでやっただけだった。
そのちょっとしたことで、こんなにも『関係』と言うものは崩れてしまうのだろうか。
 

「それに、俺引き出しの中身のもの、結構重要な物だったから、
だれかが見たらすぐに分かるように、NO3とNO4の紙を入れ替えてたんですよ。
どっちか一枚をピンで止めないで誰かが持ち上げたらその紙が落ちて、ちゃんとしたNOの所に入れたら、
それで誰かが見たっていう事も分かるでしょ?」
 

祐一は相変わらずケタケタと笑う。心から楽しそうに笑っている。秋子さんが、ゴクリとつばを飲んだ。
 

「それが…………どうしたんですか?」
 

その質問は愚かだった。この場所には二人しかいない。お互いが事実を知っている状況で、誰に何を誤魔化す必要があるのか。
祐一が、小さく笑った。
 

「いえいえ、俺はただ、だれが見たのかなぁ……って」
 

「そうですか。では、私は朝食の支度があるので」
 

失礼します、と一礼すると、秋子さんは立ち上がった。
 

「もういいじゃないですか、秋子さん」
 

すこし冷めてきたコーヒーを一口すすると、祐一が言った。
秋子さんは椅子をテーブルに入れようとしている途中の中途半端な体制で止まった。
祐一がコーヒーのカップを置くのと、オーブントーストがチン、と音を立てるのは同じだった。
 

「俺は別にあの紙を見られたからって秋子さんや名雪をどうしようって訳じゃないです。
あの紙だけじゃ、俺がちょっと『訳あり』でここに来たって言う事ぐらいしか分からないですしね。
そうです。俺は別に秋子さんに用があってきたわけじゃない。俺は本当に、仕事でここにきたんですよ」
 

「…………」
 

なにを今更。
祐一は分かっているはずだ。秋子さんが本当に恐怖している事に。
秋子さんは、そのことで祐一との関係が壊れる事を恐れているのだ。
しばらくそのまま沈黙が続いたが、秋子さんがちいさく、「そうですか」という声が聞こえた。
そのままオーブントーストに近寄り、慣れた手つきで皿にパンを移していく。
さらに二つ移し終えて、また祐一の向かい側の席に座る。
 

「すいません、秋子さん」
 

「……? 何がですか?」
 

祐一が唐突に口を開いた。
 

「貴方が、貴方達が巻き込まれるかもしれませんから、先に謝っておきます」
 

「……」
 

秋子さんが、すこしだけ眉を上下に動かした。
 

「…………ふふ、今更なにを言ってるんですか」
 

秋子さんは、祐一ににっこりと笑いかけた。
 

「私たちは家族じゃないですか」
 

秋子さんのその微笑みは、やけに寂しそうに見えた。
 


違うよ、秋子さん。
 

俺たちは家族じゃない。俺はガーディアン。
 


俺は、人間じゃないんです――。
 

 
 
 
 
 
 

最初に名雪を待っていた時はもう感覚が麻痺していたし、
アルクェイドと戦っていたときはそんなことを気にする暇もなかったから分からなかったが、
改めて外に出てみるとこの街の気温は寒いな、と思う。
隣に同じ年の女の子を並べて歩いているその姿は、まさしく両手に花。
健全な男子生徒ならば喜ぶはずなのだが、その中心のその男は、さっきから黙ったままだ。
リア・ルノフォードと水瀬名雪を両側に並んで歩いている祐一は、さっきからずっと俯いて黙ったまま、考え事をしていた。
あの後、秋子さんと一応和解し、秋子さんは、水瀬家に対して害をなす行為はしない事。
祐一は、仕事の事を邪魔しないことという条件をつけることにより、今までどおりの生活をし、普通に接する事になった。
秋子さんはやはり話の分かる人なのか、祐一の仕事に関しては一切聞いてこなかった。
その代わりに名雪を起こしてきてくれと言う頼みごとをされたが、それは別に全然構わなかった。
とりあえず名雪を起こした。
ノックをしても返事がなかったので部屋に入って、部屋の目覚ましがうるさかったので機能を停止させて
(スイッチを押すなんて面倒な事はしなかった。文字通り、機能停止)、そのまま名雪を起こした。
実際は、祐一ではなくリアが起こした。
昨日アルクェイドを見たあとでは少々霞んで見えてしまうが、名雪もなかなかに可愛いと思う。
寝てるんだからキスの一回や二回したところで別に構わんだろうと思って顔を近づけた祐一の後頭部に、
既におきて祐一を探していたリアの拳銃が押し付けられた。
そのあとはすこしの説教の後、リアが名雪に殺気を発して、その殺気で名雪が飛び起きたと言う事である。流石は水瀬。
寝ていても殺気には敏感だ。
 

いや、にしてもあの時のリアの殺気は尋常ではなかったと思う。
 

とにかくその後名雪がパンとイチゴジャムとの対比を5;5でのせて食べたあと、
秋子さんの雰囲気がすこし変わっていたのにも気付かないまま祐一とリアと一緒に家を出た。
それからしばらくしつこく昨日の秋子さんとの戦闘のことを聞いてきたが、適当に言い訳をしてなだめた。
随分納得させるのに時間がかかって、もうガーデンが見える場所まで来ていた。
名雪は楽しそうに「ガーデンまで歩いて登校するなんて久しぶりだよ〜」と喜んでいたが、とりあえず無視した。
名雪はあまり寝起きが良くないようなので、これから名雪の起こしたかを本格的に考えなくてはならないのがすこし難点だった。
周りにも随分生徒の数が目立つ。皆同じ制服を身に纏って、美女二人を両手に並べて得意げに登校してくる謎の美少年を見ていたが、だがすぐに興味をなくして歩き始めた。
とりあえずガーデンに通うこと事態に乗り気でない祐一の目的は一つだった。
ガーデンの生徒の実力を調べる。これがまず最優先事項だ。次は自分の正体がばれないようにする。
SSランクということがばれてはそもそも調査も何もあったものではなくなってしまう。
リアは隠さなくても大丈夫だと思う。リアぐらいのレベルならばもしかしたらいるかもしれないし、
リア相手にどこまでやれるかということでも充分なものさしになってくれることだろう。
最後に、シオンの現在の状態と神器の有りかを探し出すことだ。
ガーデンの生徒の実力を測るのは神器を護る際に、シオンたちにどのくらいまで抵抗できるか――
祐一からしてみればシオン相手に何分、いや何十秒時間を稼げるかを計るためだ。
だが、神器のある場所が分からなければそもそも話にならない。
こちらがどれだけ万全の体制を整えていようが、シオン達がそのまま一直線に神器を狙えば終わりだ。
シオンたちも、神器の場所もわからず乗り込んでくるほど馬鹿ではないだろうから、しばらくは時間は稼げる。
 

だがなんだろう、この周りの生徒の体たらくさは。
祐一とリアという怪しい人物が堂々と道を歩いているというのに、全く気にもとめてはいない。
そりゃあ、ガーデンの制服を身に纏って名雪と一緒にいるけども、だがもしシオンがここに紛れ込んでみろ。
ものの一秒でこの辺り一帯は血の海になるだろうことは間違いない。
評価ダウン。祐一はいきなり溜息を吐いた。
 

ガーデンの正門も生徒で溢れかえっていた。
生徒同士で戦闘練習(祐一からすれば幼稚園児のチャンバラ)をする生徒達の姿もちらりほらり。
ほかは特に目立つものは無い。いや、目立つといえばこのガーデン自体が究極に目立つのだが、そえはまあ放っておいていいだろう。
正門を北として、その正門から遥か彼方まで繋がっている塀とつながり、
中央のグラウンドを囲うように東、西、南の三つの建物が建てられている。
南校舎からさらに南には渡り廊下と繋がっている訓練所があり、大会とかは主にそこで開かれる。
全てひっくるめると、阪神甲子園球場位の建物である。
 

つまりとても巨大な建物であり、神器を隠す最も適した場所だと言える。
 

「おはよう名雪」
 

とそこで、正面から声が聞こえた。
正面を見る。ウェーブのかかった髪をなびかせながら、名雪と同じ制服を着た女性が立っていた。
綺麗な顔立ちをしているが、やはり昨日のアルクェイドには敵わないなと、非常にどうでもいい事を考えながら、
祐一は心の中で「ほう」と小さく笑った。
「貴方がこんな時間に登校するなんて珍しいじゃない」と名雪と親しげに話しながら、目線はチラチラとこちらを見ている。
しかもすこしの敵意を含めて。
名雪の姿があっただけで話しかけてきたのだ。名雪とそれなりに親しい仲であることには間違いは無い。
しかし、その親しい友人と共にいる人間を怪しんでいる。それも今世紀最大の美少年である相沢祐一に向かって!(死語爆発)
評価アップ。祐一はいきなり口笛を吹いた。
 

「……ところで、あなた達は誰かしら?」
 

人の顔を見るなり口笛を吹きだした怪しい少年と少女に向かって言った。
 

「失礼。私の名前は相沢祐一。趣味はナンパ。身長は190cm。足のサイズは35。好みのタイプは貴方のような女性です」
 

いきなり意味の分からない自己紹介だった。
趣味もおかしいし身長もでかすぎるし足なんてそんなサイズを作れるのかさえわからない。最後は完璧なナンパだ。
 

「相沢祐一さんね、名雪の友人かしら?」
 

とりあえず最も信用できる情報だけを抜き取った。
そちらの方は?とリアに話を振ってくる。
 

「リア・ルノフォードよ。こんな名前だけど外人じゃないわよ。そこの変な人のパートナーやってるわ」
 

「そう、よかったわ。貴方が少なくともまともな人間で」
 

祐一の頭の上には祐一が作った『ガーーーーン』と書かれている石のプレートがぶら下がっていた。
 

「私は美坂香里。ランクはB+よ。よろしく」
 

「よろしく」
 

二人が祐一そっちのけで握手を交わす。ランクを聞く限りではそんなもんかなという程度。
B+って言っても、そんなに悪いランクではない。どちらかといえば優秀なほうだ。
だがまあ、シオン達に対しては全く戦力として考えられないが。
 

「貴方たちのランクは?」
 

香里が祐一達のランクを尋ねた。
 

「私はA+よ」
 

リアがいうと、香里が驚いた顔をする。
 

「倉田さんと同じランクじゃない!?」
 

「倉田?」
 

聞いたのは俺だ。リアは確かに、シオン達に比べれば話にならないが、一般のハンターの中ではなかなかに優秀だと思う。
経験もその辺のハンターにならば決して負けはしない。A+だって、普通のガーデンにいるようなランクではない。
だがなんでもこのガーデンにはリア並に優秀な生徒がいるそうだ。で、それが
 

「三大富豪の?」
 

そう、倉田と言えば北の三大富豪の一つである倉田だろう。
ひとつはシオンにやられたらしいが、もう一つはまだ大丈夫だろう。そして最期のもうひとつがここ、華音の倉田家。
どちらかと言えば魔法専門の家系で、ギルドの仕事とかでならば、顔写真だけで見たことがあった。
髭を生やしたワイルドなおっさんだなとしか思わなかったが、その隣の美少女には目を奪われた。
アルクェイドと並んでもそう簡単には目移りしないほどの美女。
大人びた感じのその女性――倉田佐祐理のことは、さすがに祐一も知っていた。
佐祐理と会った事はないが、その弟である、倉田一弥とは会ったことがあった。
いつだったか、何年か前、まだ遠野志貴と共に活動をしていた頃だ。一度興味本位で志貴をギルドの仕事に参戦させたことがあった。
その時に一弥が魔物に襲われていて、それを助けた覚えがある。まあ一也はその時のことをよく覚えていないだろうが。
どこかの山の奥の洞窟で眠っていて、そこを魔物に襲われていたということだ。
何故か魔物は下級程度で気配丸出し状態で、一弥には対して敵対していなかったそうだ。
襲い掛かろうとはしていたみたいだったが、殺してやると言う感じはしなかった。
 

まあ処分したことはしたのだが。
 

「そうよ、倉田先輩この学校で一番優秀なのよ。大会でも優勝を総なめにするような人なの」
 

多少の憧れを含めて、香里が言った。
そりゃあまあ、リアぐらいの実力があればこの程度のガーデンの、言ってみれば学校行事で優勝する事ぐらい出来るだろう。
 

「そんな人のパートナーなんだったら、貴方も強いんでしょう? ランクは何?」
 

香里が興味深そうに聞いてくる。
まいったな、Bぐらいにしておこうと思ったんだが、これで下手なことを言えば落胆されるかもしれない。それは嫌だな。
 

「……Aランクだ」
 

「へぇ……川澄先輩と同じじゃない」
 

川澄が誰かは知らないが、とりあえずAランクの生徒がいるようだ。
思ったよりも優秀じゃないか、このガーデン。
 

祐一は鳴り響くチャイムの音を聞きながら、とりあえずこのガーデンの評価をすこし上げた。
 

 
 
 
 
 
 

後書き
 

いやどうも。
 

思ったよりも進まなかったな……。設定では次回が戦闘になるはずだったのに、次回の次回になりそうです。
もうあまり余計な事はしないほうがいいかな? 大抵のファンタジーSSで行われているのとたいして変わらない出来になりそうだし。
でも余計な事したいな。秋子さんとか出してみたい気分です。
しかし、本格的にシオン達が出てこない。これはまずいな。シオン達の誰か一人ぐらい出しておいたほうがいいかな?
ちなみに、シオン達は皆個性的です。自分なりにシオン達は設定重視したいので、『ただなんか居る』みたいなキャラは作りません。
必ず一癖も二癖もあるキャラを出します。
能力も必ずあるんですよ。中で二つ、究極に強い能力を考えました。自分でその能力をどうやって攻略するかを悩むほど。
一人は出しますね、近々。どっちにしよう。
闘う相手は決まってます。今一番悩んでいるのはキャラの名前だったり。
とりあえずガーデン編をさっさと終わらせたい。ガーデン編はつまらん。
なにがつまんないって、しょぼい戦闘しかかけないのがつまらない(まだ言ってるよ)。
 

では、これからも応援よろしくお願いします!




作者ハーモニカさんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル掲示板に下さると嬉しいです。