第一話「月光の少女」
第一話「月光の少女」
俺は夢を見ている。
母さんがまだ生きている頃の夢。
俺が忘れてしまった現実。
俺はまだ幼かった。
……幼すぎた。
「お母さん。なんで僕の名前は秋人っていう名前なの?」
秋人は唐突にこんな質問をした。
母親――夏樹――は困惑した顔をし、口を塞いでしまう。
暫くした後、重く口を開いた。
「何でそんな事を知りたくなったの?」
「えっとね。今日秋っていう漢字を習ったんだ。それで僕、自分の名前を漢字で書けるようになったんだよ」
「そう。それで知りたくなったのね?」
「うん。それで何で秋に人なの?」
「それは……」
夏樹は俯き何か考え込んでいる。
何故だろう?
名前の由来を聞くだけで、何故こんなにも悩む必要がある?
秋人には夏樹の考えは昔から分からない。
夏樹は秋人に無理矢理暗殺術を教えたり、魔法を教えたりした。
魔法。
最初聞いた時は嘘だと思った。
だが、現実に見せられては信じるしかなかった。
デバイスと呼ばれる物を媒介に魔法を放つ夏樹の姿は、格好良かったのを今でも覚えている。
そういえば、あの頃の夏樹は暗殺術や魔法を教える時、辛そうな顔をしていた。
そんな顔をするのに、何故教えるんだろう? 子供心にそう思っていた。
「秋人。本当に名前の由来を聞きたい?」
「うん!」
「そう………なら、話しましょう。あなたの名前の秋は――――」
「秋は?」
「秋に生まれたからよ」
「……えっ? それだけ?」
「本当はもう一つあるけど、今はまだ言えないの。あなたがもう少し大きくなったら教えてあげるわ」
「ふーん。じゃあ、とは? 何で人っていう漢字なの?」
「…………」
また押し黙ってしまった。
夏樹は目を閉じ、何かを考えている。
そして眼を開き言った。
「あなたに人として生きて欲しいからよ」
「? それってどういうこと?」
「私達は元々暗殺者だった。私もお父さんも暗殺者として何人もの人の命を奪ってしまった。
でも、あなたには、あなただけには、そんな道には進んで欲しくない。だから人という漢字を入れたの」
夏樹は幼い秋人の目を見つめ、
「秋人。人として生きなさい。人としての人生を謳歌しなさい。人としての――――幸せを掴みなさい。
……これはお母さんと、逝ってしまったお父さんの願いなのよ」
人として生きる。
それが夏樹と冬二の願い。
なら、何の為に暗殺術や魔法を秋人に教えたのだろう。
普通に生きるのなら、そんなものは必要ない。
――――・・・ゃん。
一体何の為に。
――――あ・ちゃ・、・きて。
秋人には分からない。
「秋ちゃん、起きて!」
「えっ……?」
秋人は目を覚ました。
目の前には美由希が居る。
どうやら居眠りをしてしまっていたようだ。
昨晩は眠れず、夜更かしをしたのがいけなかった。
そのせいで睡眠が足りなくて眠ってしまったらしい。
時計を見てみると、十二時過ぎ。
HRはとっくに終わっている時間だ。
秋人は頭を掻き「失敗した…」と呟いた。
実は何度も周りのクラスメートが起こそうとしたのだ。
だが、秋人は起きなかった。
眠りに入るとなかなか起きない。
それが秋人の悪い癖だった。
「ごめんね。こんな時間に起こしちゃって……」
「いや、気にしていない。それより、起こしてくれてありがとう。俺だけだといつまで寝てるか分からないからな」
そう言いながら、秋人は立ち上がった。
鞄を持ち、帰り支度をする。
仕度が終わり、歩き出すと、近くに居た女子生徒が近づいてきた。
「相沢君、これから暇? この後、皆で親睦会としてカラオケに行くんだけど、よかったら行かない?」
知らない娘だ。
秋人の名前を知っているのは、美由希が教えたのだろう。
秋人は少し考え、
「ごめん。これから用事があるんだ。誘ってくれて、ありがとう」
そう言い断った。
女子生徒は残念そうな顔をし、今度は美由希を誘った。
だが、美由希も断り、二人は教室を後にした。
廊下を歩いていると美由希が話しかけてきた。
「秋ちゃん。何で断ったの?」
少し言葉に詰まったが、美由紀の顔を見て、
「少し用事があってな」
嘘だ。
五年も一緒にいる美由希には、秋人が嘘を吐いていると言うことが手に取るように分かった。
「本当は?」
「あ、その……」
「まだ、怖いの?」
「……少し、な」
人が怖い。
秋人は昔からそうだった。
他人とは距離を置いてしまう。
だが、一人にはなりたくない。
相反した思い。
この思いが、秋人を苦しめた。
秋人は自分の心を曝せないのだ
己を曝さない。
それは暗殺者としては常識なのかもしれない。
だが、それではあまりにも可哀想ではないか。
美由希は何か声をかけようとしたが、言葉が見つからない。
美由希が立ち止まり考えていると、秋人は振り返り言った。
「一緒に帰ろう」
秋人の心の中は、誰も知らない。
「ただいま」
自宅の玄関を抜け、リビングへと移動する。
制服を脱ぐよりも前に、仏壇の前へと赴いた。
「ただいま。父さん、母さん」
手を合わせ、帰ってきた有無を告げる。
暫くその場に居たが、やがて立ち上がり、自分の部屋に移動する。
制服から着替え、携帯電話を取り出す。
「さてと、ヴィンセントさんにメール送ろうかな」
ヴィンセント・クロイツァー、秋人の身元引受人の名前である。
彼は両親の友人で、夏樹の死後、頼る者の居ない秋人を引き取ってくれた。
ヴィンセントとはもう五年も顔を合わせてはいないが、秋人は彼に尊敬の念を持っていた。
彼もまた暗殺者である。
暗殺術を教えてくれた夏樹よりも、数段上の実力を持っている。
そして、心も成熟している。
ヴィンセントが居なければ、力を持て余した秋人は殺人鬼になっていただろう。
彼とはある事情により今は会えないが、いつかは再開したいと秋人は思っている。
「えっと、出だしはどうするか……」
暫く考え、出だしが決まった。
その後はスラスラと書き続けた。
数分後……。
「よし。これでいいかな」
出来は上々だ。
後は送信ボタンを押すだけになった。
その前に一度読み返す。
ヴィンセントさんと別れたあの日から五年が経ちました。
ようやく高校生になり、今自宅からこのメールを書いています。
高校で、新しい友達も早速できました。
皆いい人達です。
俺は日本に戻れて本当に安心しています。
ずっと戻りたかったですからね。
ヴィンセントさんは今、何をしているのでしょうか?
まだ海外に居るのでしょうか?
もしそうなら、生水には気を付けてください。
俺より海外生活が長いヴィンセントさんには余計なお世話ですね、すみません。
何度かヴィンセントさんからのメールを受け取りましたが、返事を送らなくてごめんなさい。
俺は元気でやっているので、心配しないでください。
返事は新しい住所を書いてくれると嬉しいです。
それでは。
あなたの平和と平穏を祈って。
敬愛なるヴィンセント・クロイツァーへ
相沢秋人
「心配させない為だから、いいよな……」
そう呟き、送信ボタンを押した。
時刻は二時過ぎ。
ベッドに入ったが眠れず、秋人は散歩をしていた。
空からは、煌々と輝く月光が降り注いでいた。
秋人は空を見上げる。
雲一つなく、月は丸く輝いている。
それを見ると、何故か安心した。
もう少し足を延ばしてみようと思い、その場から移動した。
歩く道は暗い。
光源は、ちらほらと在る自動販売機から洩れる光と月明かりのみ。
だが、少しも恐怖は感じない。
恐怖よりも安らぎを感じる。
自分は少し変なのかな? と感じ、思わず苦笑してしまう。
その時、携帯電話が震えた。
液晶ディスプレイを見ると、メールが着信した事を告げていた。
その差出人は『ヴィンセント・クロイツァー』だ。
メールを開くと、秋人の表情は曇った。
「……やっぱり、バレたか」
そこにはこう書かれていた。
嘘を吐くな。
他人に心を開けない君に、友達が出来る訳はないだろう。
私を安心させる為だったとしても、嘘を吐く必要はない。
だが、君をそんな風にしてしまった責任は私にある。
基礎は夏樹が鍛えていたので問題はなかったが、最終的な心技体は私が鍛えていた。
しかし、あんな事があり時間が足りなくなってしまい、中途半端な状態で放り出してしまった。
いや、これは言い訳だな、忘れてくれ。
君は他人に心を開けず、心を痛めていると思う。
だが、君は優しい子だ。
いつか必ず、心を共有できるような人物に巡り逢える筈だ。
そのことを忘れないでくれ。
それと、私はまだ海外に居る。
居場所は言えない……言い換えよう、教えたくない。
理由は特にない。
最後になったが、高校入学おめでとう。
それでは。
君の平和と平穏を祈って。
マイ・スウィートボーイ
愛しい弟子相沢秋人へ
ヴィンセント・クロイツァー
「巡り逢う、か。そんな人、居るのか……?」
そう呟き、携帯をしまった。
空を見上げる。
雲が月に覆いかぶさっていた。
腕時計を見る。
四時三十二分。
そろそろ帰ろうと思い足を止める。
ふと前を見ると、電柱の陰に、誰かが居る事に気付いた。
少し様子を見る。
ピクリとも動かない。
おかしいと思い、近づいてみる。
秋人が電柱に辿り着くと、月にかぶさっていた雲が流れた。
「――――えっ……?」
月光が降り注ぎ、辺りを明るくする。
そこに居たのは、女の子だった。
車椅子に座り眠る、華奢な女の子。
秋人の第一印象はそれだった。
次に浮かぶのは、何故こんな所に、そしてこんな時間に居るのか。
それは辺りを見ると解決した。
車椅子の車輪が溝に嵌っていたのだ。
恐らく散歩をしていて、溝に嵌り身動きが出来なくなり、こんな時間に居るだろう。
秋人が一人納得していると、少女の体は震えた。
寒いのだろう。
春とはいえ、夜はまだ冷える。
このままでは風邪をひいてしまうと思い、秋人は少女を起こすことにした。
少女の体に触れる。
少女は温かかった。
思わず手を放してしまう。
「…………」
自分が嫌になる。
人に触れるだけで恐怖を感じる弱い自分が情けない。
自分の手の平を見つめる。
そこには、少女の温もりが残っていた。
懐かしい温もりを思い出した。
それは、人の温もり。
その温もりをもう一度感じたく、少女に触れてみる。
「ん……」
少女は少し声を洩らした。
子供特有の高い声。
その声は、安心する声だった。
秋人は少女に声を掛ける。
「起きろ。こんな所で寝るな」
だが、少女は目を覚まさない。
もう一度声を掛ける。
「起きろ。こんな所で寝ていると風邪をひくぞ。…………起きろ!!」
「えっ!? ……ん……?」
大声で呼びかけると、少女は飛び起きた。
少女が起きた事に安心していると、後ろに誰か居ることに気が付いた。
いつもなら後ろに回り込まれる前に気付ける筈だ。
少女に気を向けすぎたらしい。
「ちょっといいかな?」
声の主は男性だった。
振り返ってみると、
「ここで何をしていたのかな? それにその子に何をしようとしていたんだい?」
男性は制服を着ていた。
その制服は見覚えがある。
当り前だろう。
その制服は、警察官のものだからだ。
秋人は逃げようとした。
警察官の目は疑いの眼差しをしており、何を言っても信じてはもらえないと判断したからだ。
動き出そうとした、その時――――。
「違うんです。その人はわたしを助けようとしてくれただけなんです」
背中から声がした。
振り返ると、少女と目が合った。
少女は秋人の目を見ると、話し始めた。
「この人はわたしの姉でして、わたしを迎えに来てくれたんです。だから怪しい人なんかじゃないんです」
秋人は少女の説明に目を丸くした。
見ず知らずの男。
それに夜中に歩き回る男を庇ったからだ。
しかし、この少女は秋人のことを『姉』と言った。
恐らく秋人の姿を見て言ったのだろう。
秋人は女顔で、平均男性よりやや小柄だった。
助けてくれて何だが、心中複雑になるのを禁じ得ない。
少女は秋人の顔を見ると微笑みかけた。
「安心して」そう言っているように感じられた。
警察官は秋人と少女を見比べ、少女に話しかけた。
「……本当に君のお姉さんなのかい?」
「はい。名前は八神楓と言います。正真正銘姉妹です」
「…………」
少女が嘘を言っているようには見えなかったのだろう。
警察官は渋々溜飲を下し、「早く帰りなさい」と言い残し去って行った。
警察官が去った事で、体の力が抜けた気がした。
思わずため息が出る。
そんな秋人に、少女は笑いながら話しかけてきた。
「災難やったなぁ」
「……そう、だな」
少女は関西弁だった。
この事により本当に力が抜け、地面に座ってしまう。
「行き成り座り込んだりして、どないしたん?」
「力が抜けたんだよ」
「そうか? それよりごめんな、姉なんて言ってもうて」
「……それはいいさ。でも、俺は男だ!」
秋人の言葉に少女は驚いた。
それもそうだろう。
顔は勿論、体の線も細いのだから間違えるのは当然と言える。
……認めたくはないが。
自然と顔が不機嫌になってしまう。
秋人の表情を見て、少女はバツが悪そうに謝った。
「ごめんな。わたし、てっきり女の人やと思うて……」
少女は本当にすまなそうに謝っている。
その顔を見ると、何故か苦笑してしまう。
「? どないしたん、笑ったりして?」
「いや、何でもない」
「おかしな人やな」
そう言うと、少女も笑った。
二人で笑い続ける。
暫くすると、少女が何かに気付いた。
「あっ、そう言えば、自己紹介がまだやったね。
わたしは八神はやてや。お兄さんの名前は何て言うん?」
「俺は……」
秋人は悩んだ。
見ず知らずの少女に言ってしまっていいのか?
だが、少女は期待の眼差しで見ている。
心の中で葛藤していたが、勝手に口が開いてしまった。
「相沢……秋人」
秋人の名前を聞いたはやては喜びの表情になる。
本当に嬉しそうだ。
何故だが心に温かいものを感じた。
「秋人さん言うんか。よろしゅうな、秋人さん」
「……ああ、八神…さん……」
秋人は戸惑いながら言葉を返した。
しかし、少女は不満げだ。
少し唸りながら何か考えている。
「う〜ん。なんや堅苦しいなぁ。そや! はやてって呼んでみて」
「えっ……?」
見ず知らずの男。
行きずりの男。
そんな男に、呼び捨てで呼べと言う、はやての心が分からない。
……理解できない。
「ほら、はよう。呼んでみて」
はやては譲らない。
恐らく、この場を去るまで譲らないだろう。
言いたくない。
いや、言えない。
いつもそうだった。
呼び捨てで呼べと言う言葉を聞くと怖がってしまう。
高町家の人間は何とか大丈夫だったが、他の人には駄目だった。
しかし、秋人は――――。
「――――はやて……」
呼んでしまった。
言葉を発してから、自分が何を言ったのかを自覚した。
しかし、その心は――――。
(……温かい? 何故……?)
「? 秋人さん、泣いたりしてどないしたん?」
「えっ……?」
秋人の頬には涙が伝っていた。
それはとめどなく溢れて来る。
止めようとしても止められない。
だが、悪い気分じゃない。
凍っていた心が溶けたからだろうか?
だからこんなにも、
(ああ、心地好い……)
泣いているにもかかわらず、心は落ち着いていた。
万年雪が解け、春が来たように心が澄んでいる。
だが、そんな秋人にはやては心配の視線を向ける。
これは拙いと思い、後ろを向き涙を拭う。
だが、止まらない。
どんなに拭っても次から次へと溢れて来てしまうからだ。
「……無理に止めようとせんでええよ」
「……?」
「それは嬉し涙や。だから、止めんでええんよ」
(これが、嬉し涙?)
手の平に落ちた涙を見つめる。
それは今まで見たどんな涙より、輝いて見えた。
秋人は今まで、ほとんど泣いたことはない。
不思議だった。
涙を零せるのが。
次に湧き出るのは、安心感。
(涙を流せる……。俺は……人間だった……)
いつも不安だった。
もしかしたら、自分は人間ではなく、殺人マシーンなのではないかと。
殺すことしか出来ない、ただの人形なのではないかと。
「はやて……俺は……人間だった」
「当たり前やんか。こないに綺麗な涙が流せる人が、人間じゃない訳あらへんやろ?」
「うん……うん……!」
はやては車椅子を秋人に近づけ、頭を撫でた。
それは昔に母親にしてもらった思い出を彷彿とさせた。
安心感から、微笑んでしまう。
秋人は少女の温もりを感じながら、泣き続けた。
「もう大丈夫?」
「……ああ」
時刻は五時過ぎ。
もう空が白み始めていた。
秋人は立ち上がり、はやてに言った。
「送っていく。家は何処だ?」
「そないな事せんでええよ。わたしは一人で大丈夫や」
「また溝にはまるぞ」
「うっ……痛い所をつくんやなぁ。あれは暗かったからや」
「どうだかな」
「そないに意地悪せんといてえな」
「フフ……いいから送っていく。行くぞ」
秋人は車椅子の後ろに回り、押し始める。
はやての方はと言うと、困った表情をしているが、少し嬉しそうだった。
暫く他愛ない話をしながら歩く。
その頃には初めの固さはとうになく、自然に呼び捨てで呼び合えるようになっていた。
「あっ、ここでええよ」
はやての声を聞き、ある一軒家の前で足を止める。
表札を見ると、『八神』と書かれていた。
ここがはやての自宅。
だが、秋人の表情はこわばっていた。
はやてと別れるのが嫌な訳ではない。
怒っているのだ。
こんな少女を夜一人で歩かせる親に。
「? どないしたん、そないに怖い顔して?」
「はやて、親の寝室は何処だ」
「えっ……そないなこと聞いてどないするん?」
「文句を言う。お前を一人で出歩かせた親にな」
秋人の言葉を聞いたはやては、俯いてしまった。
親子仲が不仲なのだろうか?
……それは駄目だ。
可哀想過ぎる。
はやても、親も。
秋人が口を開こうとした時、
「居ないんよ」
「えっ……?」
「親は居ないんよ。死んでもうたんや」
「…………」
「わたしは……独りなんよ」
秋人は何も言えない。
両親が居ない。
両親との死別。
つい、自分と重ねてしまった。
「……独りじゃない」
「えっ……?」
「俺が居る」
「秋人……が?」
「俺がお前の傍に居る。どんな時でも、独りにはさせない」
「…………」
同じようにはさせたくない。
自分をもう一人作りたくはない。
その一心で言った言葉。
はやてには届いただろうか?
「……うん……うん! 秋人が居る。もうわたしは独りじゃないんや!」
そう言い、泣きながら微笑んだ
あとがき
ロリでショタで二ートでヒモで変態で初代暴走王になりました、どうも秋人です。もといシエンです
今回の話は秋人とはやてとの出会いです。
最初はこんな感じの秋人ですが、これから少しは成長し大人になります。
どうか見捨てないで下さいね。
メールの文章だけの登場ですが、ヴィンセントは物語の根幹を握る人物です。
口頭の分はチャットにて得た秋人の称号です(笑)
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