※えーこのお話はアニメ『魔法少女リリカルなのはStrikers』第12話まで、
私が見たリョウさんのサイト『生まれたての風』内で6月23日現在の状況まで、
をすべて含めた上で話を進めています。
見逃しがある場合はそれらをご覧になってから見る事をお勧め致します。
時空管理局首都……の、ある居酒屋にて
>良介
「ふーん、そんな事があったのか」
「ああ、散々だったぜ。まさかあの一言が原因であいつらが騒ぎ出すとは思ってもいなかった。口は災いの元とはよく言ったもんだ。日本、いや地球男児として恥ずべき行為だ……」
居酒屋で語り合う俺は珍しく饒舌になっていた。
意識していたと思えないのは無理なかった。
「しかし、噂が噂を呼ぶと言うが、管理局の記録に残るほどの大惨事になったのには驚いたぜ。俺がその場にいなかったのが惜しい」
隣で俺の話に耳を傾けているこの男は起動六課の輸送用ヘリパイロットであり、形式名「JF704式」ストームレイダーを操る優男。
ヴァイス・グランセニック。
こいつとは会った時からウマがあい、時々こうして二人で飲みに行く。
今日も俺の愚痴を聞いては賛同してくれる気のいい飲み仲間だ。
「あれ以来いきなり襲われる事はなくなったんだが、気のせいか視線を強く感じるんだよ前より」
「……本末転倒?」
「なぜだ!? 俺は勝負に勝って自由を手に入れたはずだろうが! あんなガキンチョ共に振り回される生活とはオサラバしたはずだぞ!」
「その割にはここ最近の状況を対談という形で呼び寄せてる気がするのは気のせいか?」
「自由は手に入れたがその反面連絡しないと暴動に発展しかねないんだよ。俺がガキかよ。逆だろ普通は。ほっといてくれよ。」
目の前に置かれた酒、銘酒『皆殺し』を口に含みつつヴァイスにあの頃の出来事を語る。
相槌を入れるのはいつもの事だが、中身についてきちんと触れる辺り、こいつが憎めないいい奴であることを痛感させてくれる。
「それに俺があいつらの退屈を紛らわしてやろうと思っているのに、やれ忙しいだの明日にしてくれだの、我侭にもほどがあるぞ」
「それはお前が悪いだろ」
「え? そうなの?」
「……いや、もういい」
突然ガクリと俯くヴァイスの表情が俺には見えなかった。
何がまずかったんだ?
「どうせあいつら暇そうにしてるんだから別にいいだろ。まあそんなこんなで今の関係ができつつある。あいつらとは長い付き合いだが、やっぱりからかうと面白いからここまで続いてるんだし」
「…………(お前、本気で言ってるのか?)」
「さてと、そろそろ行くか」
俺は席を立つ。
そろそろ戻らないとなのは達がやかましいからな。
「勘定は奢りでいいだろ? いろいろ話してやったんだからな」
「またかよ。俺だって給料安いんだぞ? この金喰い虫め」
「虫がご所望なら集めてやるよ。……この前のはやてはいやあ面白かった。また集めてみるか」
じゃなっと挨拶を入れた俺はそのまま起動六課の宿舎へと戻っていく……
「なるほどな、なのはさん達との仲の秘密はそんな所にもあったのか」
俺は一人酒を飲みつつ物思いに耽っていた。
良介はいい奴なんだが鈍い一面もある。
そんなあいつとこうして飲みに行くといろんな発見をするんだ。
今日のは、かなり興味深い話だったな。
「さて、どうするか」
一つだけ、気がかりな点があった。
それは、今の新人達と良介との距離だ。
八神部隊長やフェイト執務官、高町戦技教導官とは古くからの知り合い。
自然体で接していると見える。
副隊長達やシャマル先生、ザフィーラともほぼ同時期と言っていた。
見ていてよくわかる。
彼女達は絶対的な信頼を良介に向けている。
しかし、新人達にはそれがない。
良介とフォワード部隊である彼女達が会ったのはつい最近。
接点、いや接触そのものが少ない。
他の女性スタッフとも関わりも同様だろう。
隊長達とはともかく、周囲全てをほぼ上司に囲まれた新人達には、良介の気さくな所が必要だと思う。
もし打ち解けあえば今後の起動六課の戦力として、かなり強固なモノとなるかもしれない。
局員との関係も進展するだろう。
そこまでの結果を良介に求めるのは酷か?
「……ッハ。いまさらだな」
よし、もう少し考えてみよう。
何かいい手はないだろうか?
…
……
………
………………そうだ。
「さっきの話、使えないか?」
クックック、見てろよ良介。
ここの代金を俺に支払わせた報いを思い知るがいい。
「おっちゃん、勘定よろしく」
「あいよ。代金はこちらになります」
財布が軽くなったorz
魔法少女リリカルなのはStrikers -To a you side 外伝-
『孤独の剣士と十二の女神……in時空管理局』
プロローグ
……始まります?
ちょっと短いけど後書き
留美奈「知っている方はこんにちは。初めての方は初めましてorz」
ヴァイス「初めましての挨拶の仕方、おかしくないか?皆さんこんにちは。おなじみのヴァイス陸曹であります。今回はこのダメ作者のアシスタントをすることになりました」
以降一文字で
留「気にするな。えー初めに申し上げますが、この話はこのサイトの創造主リョウさんのオリキャラ、『良介』を主役とした三次小説となります」
ヴ「あえてさらに突っ込むがこの文章の終わり方も実はリョウさんとそっくりじゃないか?」
留「だから気にするなよ。執筆意欲が沸いて来た所で出鼻をくじくな。書きたくなったんだからしょうがないだろ。
これ以上書くと止まらなくなりそうなんだよ。バイトから帰って来たら真っ先に『ハヤテのごとく!』を見て、
その足でそのまま執筆に走ったんだぞ。眠くて眠くて仕方がない。だからと言ってこのまま寝ると、
きっと今日中に送る事ができなさそうだからこういう形になってしまったんだ。ここまで書いて一時間しか経ってないぞ。
決してリョウさんのパクリではない!」
ヴ「まあそこまで言うなら百歩譲ってよしとしよう。所でこの話一応短編予定だよな? もしリョウさんのまま突っ走るとしたら10〜20話じゃ聞かなくなるぞ?」
留「んーそこは考えてるつもり。ウチ個人もそこまで長くするつもりないからな。ただまあ十二って自分で言ってる以上十二人出さないといけないわけだから数話はかかってしまうかもしれん」
ヴ「その数話がどんどん長くならないようにがんばってくれ」
留「うまくやれたら残り2話で終わると思う」
ヴ「つまり、6人6人で分けるって事か?」
留「それがそういかないんだよ。まず第一に新人達と一まとめに自分で言ってみたがストラーダを持つ少年を女神の一人に数えていいと思う?」
ヴ「………………」
留「次に人数現状では全然足りないよね?」
ヴ「………………………………」
留「そして肝心な事だがこれだけやっといて隊長達は放置するとお思いで?」
ヴ「………………………………………………」
留「さぁ楽しくなってきたぞ!!」
ヴ「どこがだ!?」
留「えっと、ここまでの話で何か意見、感想がありましたら、掲示板に乗せて頂ければレスを返させていただきます。本当に未熟な留美奈ですが、どうぞ最後までご覧いただけたら幸いです。それでは今回はこの辺で」
ヴ「次回もしUPされたら奇跡だな」
留「ほっとけ!」