To a you side 外伝5 運命の女神達と孤独の剣士 美麗の女神



※この物語はTo a you side本編を先に読まれると、よりお楽しみ頂けます。



 タイムリミットが刻一刻と迫っている。

腕時計なんて洒落た代物は無いが、携帯電話を見れば時間の経過は一目瞭然だった。


残り四分――


人生の尺で計れば刹那の時間で、俺の残りの人生が決まってしまう。


「結婚なんて冗談じゃない!? 絶対、勝利してくれるわ!」

『そこまで好きな人に嫌がられると落ち込んじゃうな、私』


 司令塔からのんびりとした声を出す女の頬を引っ叩いてやりたい。

今頃高みの見物で、俺のブザマな中間結果を笑っているのだろう。

周到に張り巡らされた罠に歯噛みする。

大量に襲い掛かってきたスフィアは大暴れして粉砕したが、また被害を出してしまった。


「貴方がもっと穏便に戦えば普通に点数を稼げたと、ミヤは思いますです」

『侍君の自業自得だよねー』


 ……外野が煩かった。

お前はどっちの味方だと猛烈に聞きたかったが、答えは目に見えているので止めておく。

今にして思えば、ポイントとなる設置型スフィアや警備システムが屋内に点在されているのも罠の一つだった。

御上品な豪邸に被害を受けるのが嫌ならば、最初から別の土地で実施すればいいのだ。

月村家は腐るほど、土地を持っている。

野外戦闘の方が戦術の幅が広がり、観戦する側も面白いに決まってる。


敢えて屋敷内の戦いを望んだのは、ポイントを消費する為――


「一分間でかなりの数を倒したのに、総合すればマイナス99点だからな」

「集中攻撃を回避する為とはいえ、絵画シールドは拙かったと思いますよ」

『……アリサちゃんに請求するからね、侍君』


 流石は高級絵画、分厚いだけに素晴らしい防御力を誇ってくれた。

忍先生お気に入りの絵画だったのか、五十体以上倒したのに殆ど点数を獲得出来なかった。

ああ、また後でアリサに怒られる……

周囲に被害を広げる俺の性格を、誰よりも理解している月村ならではの戦略だった。


いや――待てよ……?


「……確かお前、ここ最近忍の家に入り浸ってたそうだな?」

「うっ……な、何のことか分からないです」


 素直星人は顔色を変えて、ギクシャクした態度で視線を逸らす。


……この野郎……


俺は小さくも柔らかい妖精の身体を、豪快に掴んだ。


「何に釣られて、俺の情報を提供したんだ貴様!」

「うぐぐぐぐ、し、知らないです……!」

「仕掛けられた罠や配置されたスフィアの場所が、ことごとく俺の行動を先回りしている事も偶然と言うつもりか!
お前の先導でピンチに遭いまくった気がするぞ」

「じゃ、邪推ですよ〜……ミヤは決して裏切るなんて――」

「ほほう……ならば、はやての前で誓ってもらおうか。
決して、俺を裏切っていないと」



「……」

「……」



「で、出来心だったんです〜〜〜〜!」

「やかましいわ、この馬鹿たれ!」


 フルスイングして、神秘の妖精を壁に叩き付ける。

へぎょっと奇妙な泣き声を上げて、チビはズルズルと壁を擦りながら床に落下した。

嘘は昔から下手糞だが、流石に真の主に嘘はつけないらしい。

それにしても、拙い事になった。


俺の行動原理を月村が理解した上で、戦術パターンや現在戦力をミヤが提供して作成された結婚プラン――


計画は順調に進み、俺は窮地に追い込まれている。

これははやて達にも言える事だが――別に俺は、当人が嫌いではない。

特に月村忍は俺が海鳴町に流れ着いて最初に出逢った女性だ、付き合いも長い。

あいつが俺を知っているように、俺もあいつを良く知っている。

大金持ちの御嬢様だが気取らず、スタイル抜群の美人――

心を許した人間にだけ見せる甘えた仕草も、正直可愛いと思う。

変人の俺を理解してくれる女なんて、この先なかなか巡り会えないだろう。

この勝負も策略を張り巡らせているが、真剣な思いは伝わってくる。

男冥利に尽きると思う。

だけど――



"ケジメはつけなさいよ。
誰かに負けて恋人になったら、あんたに負けた娘が泣くんだから。

全員に勝って――孤独になりなさい"



――もう、心は決めている。

ここで断念して甘い幸福に堕ちれば、俺はきっと変わってしまう。

孤独の剣士はこの世から消えて、月村忍を守り続ける、一人の侍になるだろう。


幸せな人生を約束されても――応援してくれた親友を、確実に失う。


たとえ人と触れ合わない生き方は不可能だとしても、望み続ける事は出来る。

忍には気の毒だが、俺は自分の人生を全うする。


「つくづく厄介な事をしやがって……

お前が忍の結婚を応援するとはどういう了見だ」

「うう……鼻血が出ました。酷いですぅ……」


 赤くなった鼻頭を押さえて、妖精さんが喘いでいる。

穢れた大人が身悶えしそうな仕草だが、痛め付けた犯人としては感慨は特に無い。

鼻を擦りながら、ミヤは呟く。


「勿論、ミヤはちゃんと分かっています」

「ほほう」

「リョウスケは、はやてちゃんと結婚する運命なのです」


 分かってない、少しも分かってない!

不意にスピーカーの向こうで派手な音が聞こえた――動揺して、忍がカップでも倒したのだろう。

流石の奴もミヤの寝ぼけた心中までは察していなかったらしい。

俺も俺で意味不明だったけど。


「一応聞いておくけど、何故はやて……?」

「決まってます、はやてちゃんがリョウスケを好きだからです。
本当は貴方のような駄目な人は反対なんですけど、主の幸せを第一に考えるのがミヤの使命なのです。

その為に、ミヤは生まれてきました」


 カッコ良くて健気な台詞を吐いているが、貴様が生まれたのは偶然の産物だっつーの。

俺がいなければ、未来永劫紙切れのままだったくせに。


――ミヤがいなかったら、俺も既にこの世にいなかったけどさ。


時間が無いのは分かっているが、聞かずにはおられない。


「はやてを幸せにする事と、忍への協力がどう絡んでくるんだ?
むしろ奴の結婚に協力したら裏切りになるんじゃねえの」


 俺のもっともな言い分を、ミヤはちっちっちと指を振る。

――何処で覚えた、そんな仕草。

溜息が出るほど可憐な容姿なので、何をしても可愛いのは事実だけどむかつく。


「いいですか、リョウスケ。これは過去の清算なのです」

「過去の清算だぁ……?」

「そうです、胸に手を当てて考えてみて下さい。

忍さんやノエルさんに働いたご無礼の数々、お世話になった礼、泣かせた涙の量!

今朝だって、ノエルさんを無理に呼び出したじゃないですか!
本当なら貴方から結婚を申し込まなければならないほど、御二人に恩義があるはずです!」

「うーむ……そう、かな……」


   思う存分振り回された気もするが、確かに沢山世話にはなった。

特に忍が命を削って輸血してくれたお陰で、俺は今も生きている。

忠義高いノエルの助力が無ければ――俺の人生はもっと荒んでいただろう。

俺の強さの一部を形成してくれたのは、間違いなくノエルだ。


「貴方に冷たくされてばかりの忍さんが今、一生懸命貴方を掴む為に頑張っているんです!
ノエルさんも今日というの日の為に、熱心に調整されていました。
貴方の代わりに、ミヤが御二人に恩返しをして当然じゃないですか!」


 お前は俺の母親か。


ああ――迷惑をかけた息子の友達に、菓子箱を持って謝りに行く親の光景が浮かぶようだ。


本当なら、はやての為に誠心誠意尽くしたいのだろう。

だが、ミヤは御覧の通りの良い子ちゃん。

忍に頼まれて断りきれず、御世話になっている俺の恩返しの意味をこめて協力してしまった。

はやてとの結婚前に、少しでも俺の過去を清める意味も含めて。

ここまでミヤが結婚に燃えるのは――勿論、俺の喫茶店発言が絡んでいるに違いない。


……こいつ、知らないんだよな……


八神はやてが既に、脱落した事を――

俺がこの試練を無事突破して、はやてと戦う事を前提に今頑張っているに違いない。

はやてなら勝つと、固く信じているから。

――まあ、あの敗北はザフィーラが全面的に悪いのだが。

経過を聞いて、お座りするザフィーラに怒り心頭のミヤさんの姿が簡単に想像出来た。

ミヤの説教と剣幕は、烈火の将シグナムですら勝てない。

今話すと戦意を失うので、後でゆっくり聞かせてやろう。

とにかく今は少しでも点数を稼いで、この状況を打開せねば。

現フロア内の敵を殲滅した俺達は廊下を走り抜けて、正面玄関へ向かう。

粗方倒したので、スタート地点へ戻って再設置された敵を撃滅する。

とにかく数を増やさなければ、点数は増えない。

時間は削られ続ける一方、ミヤと話し込んでまた消耗してしまった。

俺達は急いで広さを誇る正面玄関へ――



……。



足を、止める。



「――お前、さっき言ってたっけ……? 

毎日熱心に――調節していたって」

「はいです!
リョウスケと戦う為に、一生懸命でしたよ」


 ミヤの御高説を苦々しく聞き入って、俺は正面玄関前を見つめる。


大きな扉の前に立ち塞がる、麗しき女性。


彼女にとっての戦闘装束――メイド服を凛々しく纏った、美貌の戦士。

ノエル・綺堂・エーアリヒカイトが、二階からやって来た俺を厳しい瞳で見つめ返した。

貴族的な気品を漂わす彼女の冷たい視線に、背筋が凍った。

月村家メイド長ノエルの務めは忍の身の回りの世話や送迎――


―ーそして、護衛。


主君に仇なす不届き者を、最優先で容赦なく排除する。


「リョウスケ、ノエルさんの胸元を見て下さいです!」

「くっそ、やってくれやがる……忍の奴」


   白のワンピースに大きなカフス、エプロン。

清楚なメイド服は彼女の誇りであり、スタイル抜群な肢体を優しく包んでいる。

豊かな胸のラインに沿って艶かしく歪んでいるが――白いエプロンに数字が記されている。



『100点』



 率直だが、一目で理解出来る高得点。

忍の気分や判断に関係なく、麗しき戦士を倒した暁に与えられる報酬が記述されていた。

ノエル・綺堂・エーアリヒカイト――彼女を倒せば、100点が与えられる。

俺の現状ポイントはマイナス99点。

残り三分を余裕で切った制限時間内にノエルを打開出来れば、俺はこのゲームをクリアー出来る。


打開出来れば――の話、だけど。


「肉弾戦で――しかも制限時間付きで、ノエルに勝てるか!?」


 何年も前の話になるが――宮殿を守るガーディアンを戦った事がある。

偉大なる主を守る堅牢な兵を相手に死闘を繰り広げて、俺は命懸けで何とか辛勝した。

巨大な身体に重厚な鎧、分厚い剣に強大な魔力――

戦車でも簡単に粉砕しそうな敵を相手に、今でもよく勝てたものだと自分を褒めたい。


同じガーディアンだが――あの巨人兵でさえ、ノエルの足元にも及ばない。


比喩表現ではない、純粋な戦闘力で圧倒的な差がある。

もし俺が城の主になれば、巨人兵千体よりノエル一人を起用するだろう。

「今の」ノエルは優しさと労りの溢れるメイドであり――月村家を守る、気高き女性だった。

無理、絶対無理。

百万回位生まれ変わらないと勝てない素質の差がある。

特にノエルの場合、才能がどうとかの話ではない。

ある意味で守護騎士より余程厄介な相手だった。


「で、でも勝たないと忍さんと結婚ですよ!?」

「分かってるからムカつくんだよ、畜生!」

『う〜、侍君もミヤちゃんも本当言いたい放題だよね』


 黙れ、張本人。

俺様の退路をことごとく封じやがって、この名提督が。

最後にこの布陣を用意するとは、恐るべき奴である。

忍は俺が減点を出し続けてピンチになる事を読んだ上で、最後の詰め手を用意した。


  ――ノエル・綺堂・エーアリヒカイト。


期限時間を設けたのは、俺に考える時間を与えない為。

ノエルに高得点を付与したのは、俺が逃げるのを封じる為。

タイムリミットギリギリでノエルを投入し、彼女に敗北する事で忍の作戦は完了する。

ゲームに負けた俺は、忍と結婚。


ノエルに負けた俺は――喫茶店での公言に従って、美しき従者に寵愛を与えなければいけない。


仕える者にとって、主から与えられる愛は甘美で生き甲斐だ。

自分の生き方をメイドと定めている彼女にとって、甘い蜜となる。


「このゲームに――乗ったのか、ノエル」

「戦わせていただきます、良介様」


 謝罪の一つも無い、当然だ。

敬愛する忍から与えられた命令であり、俺との真剣勝負だ。

一切の不純を許さず、潔白な態度で望んで全身全霊で戦う。


お陰で、俺も俄然やる気が出てきた。


ノエルがこのゲームに乗った以上、俺は断固真剣勝負はしない。

はやて達に通した俺の道義を、ノエルを相手に破ってしまっては筋が通らない。


――忍は一つミスをした。


時間がないからこそ、踏ん切りがつく事だってあるのだ。

俺のような、男には。


「ミヤ、ノエルを魔法で足止めしてくれ。
多少は、俺にも協力してくれてもいいだろ?」

「それはかまいませんが……ノエルさんに、魔法は通じません・・・・・・・・よ?

ミヤは魔法がなければ何も出来ませんです」


 そうなのだ――ノエルには魔法が利かない。

時間がないので解説は省くが、ノエル相手に魔法は無力なのだ。


問答無用の戦闘力と合わさって――あの高町なのはでも、ノエル相手では勝利は難しい。


ミヤの心配はごもっともだが、索はある。


「相手が罠を仕掛けたんだ。こっちだって仕掛ければいいだけだ」

「――っ、分かりましたです! ミヤに御任せなのです!」


 長年の相棒だけあって、この程度のやり取りで俺の狙いを看破した。

とにかく時間がない――作戦決行である。

俺は窮屈な腕の包帯を解きながら、眼前のノエルを見つめて叫ぶ。


「チンタラやってる時間はねえんでな……一瞬で決めさせてもらう!」

「――参ります!」


 俺が階段を駆け出すのと同時に、ノエルも踵を蹴った。

階段を一直線で下りている中、ミヤは真剣な顔で本を開く。

ノエルは瞬時にミヤを一瞥するが、迫り来る俺に視線を集中する。

どのような魔法を使っても、接近戦で戦えば俺まで巻き添えを食う。

短時間決戦では、ミヤは傷害にはならないとふんだのだろう。


――甘い。


はやてならともかく――俺を巻き込む・・・・・・事に躊躇しない。


凍てつく足枷フリーレンフェッセルン!!」


 階段付近に突如展開される、ベルカ式魔法陣。

設置型凍結魔法は対象が通過した時点で、凍結させて足止めを行う。

捕獲型魔法は俺目掛けて突っ走ったノエルに、効果的に発生した。

ノエルに直接魔法は通じなくても、物理的作用ならば通る――

真っ向から衝突した俺も魔法範囲に縛られて、問答無用で足が凝結した。

だが、手は動く!

蹈鞴を踏んだノエルが一瞬動きを縛られた直後――俺は問答無用で、自分の腕を直接殴った。


――ラケーテンハンマーで破壊された、腕を。


皮一枚蘇生しただけの腕は打撃で簡単に破れ、肉と血が腕から噴出する。

生暖かい血は俺の行為に目を見張るノエルの白いメイド服を――容赦なく、汚した。

愕然とするノエルに、俺は痛みに引き攣った笑みを浮かべる。


「まだ戦うか、ノエル。

――「主の血で汚れた」自分の誇りを、身に纏いながら」

「あ、ぁ……」


 感情を表に出さないノエルが、口元を震わせて嗚咽に喘ぐ。

涙こそ見せないが、血に染まった自分に気を失いかねないショックを受けていた。

ノエルは西洋風の美人だが――古来日本が持っていた主従を大切にする。

古風な女性ゆえに、敵ではなく主の返り血を浴びた自分に正気を失った。

俺はその辺を適当に見上げて、


「後はお前の判断だ、忍。勝負続行させるなら、お前から命令すればいい。
制限時間も残り僅かだからな、問答無用でお前の勝ちになる。


俺の結婚とノエルの誇り――お前は、どっちを選ぶ?」


 時間は既に余裕で過ぎているが、ここで答えを間違える女ではない。

だからこそ――俺とお前とノエル、三人の絆が今も強く結ばれている。

スピーカーの向こうから、深々と嘆息する気配が漏れる。


『卑怯者』

「うるせ」

『意地悪』

「やかましい」

『ノエルを陵辱した』

「言い方悪いわ」

『私の気持ちを踏み躙った』

「俺がそういう男だって、知ってるくせに」


『私にも……朝ご飯食べさせてね』


「はいはい、この好きものめ」


 血が吹き出ている腕を振って、俺は苦笑する。

ミヤが万歳三唱している様子を見ながら――ようやく終わったゲームに、安堵した。




















































































<戦闘終了 鮮血の聖女・白銀の従者×――○孤独の剣士・蒼天の妖精。

敗因:プライド

ポイント:月村邸

負傷:頬にキスマーク(ガーゼ)・全身に埃・両手の平負傷(麻痺)・全身負傷痴漢中汚水心の古傷・両腕損壊(骨が見えています)、凍傷

装備:カップ酒スルメ柿の種はやてグラーフアイゼンクラールヴィント
アイスクリーム女の子文字・・・・・で書かれた番号とアドレスメモ、チビリイン(ミヤ)



(※エイミィ・リミエッタより、以下の支給品を授かりました)



・携帯電話(ミッドチルダ製)
・耐刃防護服
・エイミィさん手製対戦者名簿・・・・・





月村邸:




謎の対戦相手:(侍が流す腕の血に、顔色紅潮)

ノエル:(侍が流す腕の血に、顔色蒼白)






謎の空間


謎の動物:(クロノにチェーンバインド)
クロノ:(必死で抵抗しながら、謎の動物にブレイズキャノン)

収集員:(争いに巻き込まれて気絶)




謎の町:




謎の魔法少女:(寝巻き姿で、地面に座って俯いている)

謎の親父:(少女を見やって、ニタリと近づく)





謎の組織内:




はやて:(陸上部隊とミーティング)

シグナム:(航空隊とミーティング)

ザフィーラ:(心拍数が10・・を切りました)

シャマル:(次元航行部隊とミーティング)





謎の外国:




謎の秘書:(主への不平不満を並べている)

謎の麗人:(好きの裏返しに、微笑んで聞いている)






謎のトラック:





謎の運転手:(眼前の急激なカーブに、熟睡したまま直進)

ヴィータ:(見知らぬ景色にパニック。慌てて前を確認して、顔色を変える)

※後五分で激突します。

(トラック便:海鳴町→九州・・





謎の家:




謎の黒衣の少女:(謎のデバイスで、地面にガリガリ友人の絵を描いている)










オイル:さざなみ寮

剣:高町家





被害状況:自然公園水没・翠屋営業停止・ミッドチルダ演習地(半壊)・ゴミ収集場(崩壊)
グラーフアイゼン(時空の彼方)・マンション前(半壊)・月村邸(絵画・家具・窓ガラス)>








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