To a you side 外伝5 運命の女神達と孤独の剣士 友情の女神
※この物語はTo a you side本編を先に読まれると、よりお楽しみ頂けます。
目の前に広がるのは、ズボンを脱いだ男の――
――白目を剥いた顔だった。
「へ・・・・・・?」
無駄にでかい贅肉満載のボディが、狭い便所内に派手に音を立てて転がる。
嫌らしい笑みを浮かべていた顔は苦痛に歪んだまま、完全に気絶していた。
何が何だか分からない・・・・・・
黒髪の美少女に変身していた俺が、醜悪な痴漢に襲われたのがついさっき。
薄汚いホームレスに陵辱される危機に怯えた俺は、不覚にもスカートと下着を下ろされて尚何も出来ずに震えていた。
万事休すと思ったその矢先に、この有様である。
その場にへたりこんで脱力していると――
「何処の世界にでもいるんだね〜、こういう女の敵。
女子トイレにまで押しかけてくるなんて最低」
欲望に捻じ曲がった男の顔を忘れさせる、明るさに満たされた女性の微笑み。
何故かトイレの壁を乗り越えて、軽やかに舞い降りるのを呆然と見つめる。
つむじから顔を覗かせるクセ毛が特徴的な、笑顔の似合う女性――
地味だがセンスのある私服を着こなして、柔らかな魅力に目を惹き付けられる。
男女問わず、同世代から好かれそうな雰囲気があった。
際立った美しさはないが、誰からも愛される外見と内面を持つ女性。
思いがけない事に、俺の友達だった。
アースラ通信主任兼執務官補佐エイミィ・リミエッタ。
異世界の住民であり、時空管理局に所属する優秀な管制官。
果てしなき時空を航海する壮大な船の一員が、日本の片田舎のトイレに居る理由が分からない。
トイレの床にぺたんと座り込んでいる俺に、エイミィは優しく話しかける。
「もう怖くないよ。悪いおじちゃんは、あたしが退治しちゃったから!」
痴漢の後頭部に見事に刻まれた靴痕を見て、俺はようやく現状を理解出来た。
――唯一塞がっていた女子トイレ。
誰にも見られずに変身魔法を解除したい俺にとって、目障りな利用者。
忌々しく思っていたが、他の誰でもないエイミィが入っていたのだ。
幼女を狙う悪質な痴漢を相手に怯む彼女ではない。
明るくて軽めな性格だが、瑞々しい正義感を持つ女だ。
下品な笑い声と物音を聞きつけて、トイレの壁を簡単に越えてハイキックを食らわせたのだ。
鍵を開ける手間も惜しんだのだろう、大した行動力と言える。
何にせよ危機を救われて、俺はへたりこんでしまった。
醜悪な汚臭を放つ薄汚いホームレスに強姦されかかったのだ。
本物の女ではない俺でもショックの一つや二つ受ける。
男の俺には未来永劫味わえない衝撃的事件だった。
レイプの被害者が心に深い傷を持つ理由が、嫌と言うほど分かった。
スカートはおろか、クマさんパンツも脱ぎ捨てられたまま、冷たいトイレの床に座り込む。
エイミィは痴漢をゴミを捨てるように外へ放り出して、落ち込んでいる俺に屈んで視線を合わせる。
「大丈夫……大丈夫だよ……
お姉ちゃんは君の味方だから、ね? 大丈夫……」
慈しむように、エイミィは優しい微笑みを向けて頭を撫でる。
心細さに震えた心に、浸透するような暖かさ――
気恥ずかしく思いながら、俺は涙が零れ出るのを抑えられない。
――アリサを喪った時、桃子に抱き締められた時の温もり。
女の強さと優しさに、これまでどれほど救われただろうか?
ポロポロ泣き始めた俺に、エイミィは戸惑う事無くそっと抱き寄せてくれた。
涙に濡れた顔を覆う、エイミィの胸の膨らみ――
着痩せするタイプなのだと分かるほど、豊かで柔らかい感触に安心感を覚える。
「あたしはエイミィ、エイミィお姉ちゃんだよ。変な名前でごめんね」
場を少しでも和ませようと、茶目っ気たっぷりに振舞うエイミィ。
日本人に近い可愛らしい容姿と、国籍の違いが明らかな名前さえ明るさに変える。
俺は胸の中で首を振る。
エイミィの心遣いのおかげで、俺は少しずつ自分らしさを取り戻していく。
「良かったら、貴方の名前を教えてくれるかな。
お姉ちゃんと友達になってくれると嬉しいな」
胸の谷間に包まれて見えないが、穏やかに微笑んでいるのが分かった。
みやもと――そう言い掛けて、俺は慌てて口を閉ざす。
どうやらフィアッセと違って、エイミィは俺が誰か分かっていないらしい。
確かに前後の状況を把握していなければ、完璧な変身魔法を施した俺に気づく訳がない。
性別が違う上に、可憐な女の子姿だ。
幼女に変身した途端痴漢に襲われた男だと認識出来たら、そいつこそ狂ってる。
俺は一考する。
誰に知られても嫌だが、エイミィに俺の正体がばれるのは最悪だと断言出来る。
エイミィは与えられた職務を忠実にこなす、優秀な管理局員。
その上朗らかな明るい性格と、見た目の可愛さと相まって局内における人気が高い。
クロノの話だと、仕官学校時代から交際を申し出る男共が後を絶たなかったそうだ。
友人も多く、人脈も広い。
俺の幼女変身ネタなんぞ噂の格好の的だった。
本名を名乗る事は断じて許されない。
こんな状況を予想していなかったので、候補に上げる名はない。
困り果てた挙句、俺は反射的に答えてしまった。
「み……ミドリ」
「ミドリちゃんか、可愛い名前だねー」
時空管理局執務官殿と戦った店の名を借りた、名前。
あてずっぽうな名前だと、呼ばれて反応出来ない可能性もあった為だ。
特に疑問を感じなかったのか、エイミィは俺を抱き締めたまま髪を撫でる。
「お父さんかお母さんは近くに居るの?」
「親は……いない」
「えっ――」
しまった、反射的に本当の事を言ってしまった。
……頼むから、両親の話に触れるのは勘弁してほしい。
ゴミ捨て場へ屑同然に捨てられた境遇に何も感じていないが、孤児院での生活を思い出してしまう。
繰り返すが、自分を不幸だと思った事はない。
自分の不幸な環境や悲運な過去を盾にする奴は、俺は嫌いだ。
幸せなんぞ、自分で頑張って掴むものだ。
俺は生きている――今も。
毎日を生きていられる事が何より幸せなのだと、この自然な町が教えてくれた。
思わずキツい言い方になってしまった事を恥じていると、
「……ごめんね。嫌な事聞いちゃった……」
「……」
湿った声を出されても、俺が困る。
他人の境遇に同情するエイミィなんて見たくない。
人様の不幸をネタに笑っているお前の方が、俺はよっぽど好きだ。
ボロを出しそうなので首を振ると、エイミィはさらにギュッと俺を抱擁する。
「お家はどこか分かる? お姉ちゃんが一緒について行ってあげる」
余計な親切心である。
現住所を教えれば、一発で俺の正体がばれてしまう。
かといって、適当なことを言ってもついてこられるのがオチ。
目が回りそうな難題の数々に、俺は悩み続けながら答える。
「……おウチ、ない……」
「な、ないって――どうして?」
……どうしてでしょうね、ははは。
適当過ぎて、逆に追い込まれる結果になった。
誰だって家無き子なんて聞いたら困り果てるに決まってる。
俺は考えあぐねた末に――
――祖国の伝承に頼る事にした。
困った時こそ、日本の伝統。
ベルカの騎士や夜天の主、時空管理局の執務官すら退けた驚異の奥義。
昨今外国の文化どころか、異世界の連中まで蔓延んでいる我が国。
古き良き文化を取り戻すべく、日夜戦い続ける古来の侍が此処に参上仕る。
今度の伝統技は、無力な子供が使える古色伝統の必殺技。
図体のデカイ大人ですら混乱させる、恐るべき精神攻撃が日本には存在する。
古来文化に則ったこの技は有名で、なんと歌にまで語り継がれた偉大なる力技だ。
俺は封印の紐を解いた――
「……グス……分からない……分からないもん……グシュ……」
迷子の子猫さん、貴方のおウチは何処ですか?
おウチを聞いても――分からない。
名前を聞いても――分からない。
泣いてばかりいる、子猫さん――
禁断のメロディが高らかに鳴り響く。
困った時は泣け――日本の子供に許された特権であり、絶大な威力を発揮する必殺技。
古くは奈良時代から、大きな都で迷子になった子供が利用していた代々伝わる伝統芸。
大人になると使用出来ない、年齢制限のある日本の伝統である。
日本の文化がミッドチルダに通じるのは検証済み。
案の定、アースラの美しき艦長を支えるエイミィ・リミエッタは困り果てていた。
「あ、あ、ご、ごめんね! そうだよね、辛い目に合ったばかりなのに……
よしよし、大丈夫だよ。ミドリちゃんは一人じゃないんだから」
慰めるポイントがずれている気がするが、決して見捨てないのが彼女だった。
駅のトイレの片隅で、人情溢れる光景が展開される――
彼女の優しさに甘えつつ、この場をそっと去る事にしよう。
親も家も居ないと言われれば、異世界の住民であるエイミィも対処は出来ないだろう。
出来る事はせいぜい痴漢を然るべき所へ突き出して、俺を慰める事ぐらいだ。
幸いにも、此処は駅。
事情を聞かれるより早く、改札を抜けて電車へ飛び乗ろう。
こいつとて日本に馴染んでいるが、本当の居場所は此処ではない。
今知り合ったばかりの俺をわざわざ追う真似はすまい。
俺はエイミィから距離を取るべく、泣きながら彼女の差し伸べてくれた手を離していく。
胸元の柔らかさと彼女の甘い香りに魅了されつつある自分を自覚して、少しばかり邪険に振り払う。
今だ、必殺"癇癪ダッシュ"!
エイミィを無理に突き飛ばして、俺は泣きながらトイレの外へ――って、のおおおおお!
前方に突如立ち塞がった扉にブレーキをかけるが、頭から激突して引っくり返る。
ガツンと火花が出るほど猛烈な衝撃を感じて、俺は視界が点滅する。
鍵、かかってましたっけ――そういえば。
初歩的なイージーミスに後悔する暇もなく、俺は目を回して崩れ落ちた。
――ゆっくりと、目を開く……
最初に感じたのは後頭部の鈍い痛み、額より伝わる冷たい感覚。
頭痛を優しく受け止めてくれる感触と、小さな身体を包んでくれる暖かさ。
嗅覚を甘く刺激する残り香に、俺は彼女のベットに寝かされているのだと知った。
水に濡れた布を額からゆっくりと取って、布団から起き上がる。
予想通りの、エイミィの部屋――
個人的に何度か寝泊りした事のある、エイミィ・リミエッタの部屋が広がっていた。
女性らしいインテリアに、最先端技術が駆使された仮想ディスプレイが置かれているのが彼女らしい。
黒のシングルベット、小さく置かれたサボテンの花。
小粋なタンスにデッキ、幾つかの書物にファッション雑誌。
整理整頓された机に――写真立て。
俺はベットから降りて、小さな手を懸命に伸ばして写真を見る。
「あいつ……何で、こんなもん……」
――包帯だらけの俺と、頬と目を大きなガーゼで覆ったエイミィ。
二人ともアザだらけの酷い顔だが、肩を抱き合って満面の微笑みを浮かべている。
何の悔いも無く、傷を負った身体で満ち足りた気持ちを表情に乗せて。
恐らく――世界で一番幸せだと錯覚していた、瞬間だった。
懐かしさに目を細めていると――
「は、恥ずかしいな……みっともない顔してるでしょう、二人とも」
「ひゃっ!? あ、あの、ごめんなさい……!」
「あはは、いいよ別に。元気そうで良かった……
明日まで目を覚まさなかったら、お医者さんに連れて行こうかって考えてたから」
上着だけ脱いだ私服姿のままで、エイミィは替えの布と洗面器を持って部屋の中へ入る。
咄嗟に謝った俺に気心の知れた様子で、エイミィはガラステーブルに洗面器等を置く。
あたふたしている俺に、くすっと笑う。
「ごめんね。本当は着替えさせてあげたかったんだけど、支度に時間がかかっちゃって。
ミドリちゃんに似合う服を用意したから」
自分の服を改めて見つめる。
トイレで襲撃された上に脱がされて、尚且つ汚い床に転んだので汚水が付着している。
変身魔法の効果とはいえ、別にここまで凝る必要は――あ、やべ!?
現状がいまいち掴めないが、トイレで気を失った俺を多分自分の部屋へエイミィが運んでくれたのだろう。
脱がされた俺の服を整えた上で。
ならば、当然――俺の指に嵌められたクラールヴィントも見られて……あ!
「……? 指に怪我でもした?」
「う、ううん! 何でもない、何でもないの!」
慌てて自分の指を確認すると、指にクラールヴィントがなかった。
正確に言えば今も嵌められているのだが――見えない。
補助魔法に特化したアームドデバイスの機能・透過モード。
変身魔法の応用で、周囲の空間に溶け込んで姿を消す。
シャマルが俺の尾行でよく使う嫌な魔法だが、今回ばかりは役に立ってくれた。
クラールヴィントはエイミィがよく知っているデバイスだ、見られたら終わりである。
あいつの異次元殺法に感謝しつつ、気取られないように話をすり替える。
「こ、このおにーちゃん、おねーちゃんのお友達なの?」
別に、何らかの答えを期待して聞いた訳ではない。
写真を握ったままだったので、自然な話の流れとして聞いただけだ。
多分、どれほど否定的な答えでも特に感慨を覚えなかった。
――否定的な、答えならば。
「うん、無二の親友だよ」
一瞬の逡巡すらない、見事なまでの即答。
その表情に誇らしさすら混じっている。
言葉を詰まらせる俺に、エイミィは躊躇いの欠片も無く話す。
「その人はね……おっちょこちょいで、礼儀知らずで、人に迷惑かけてばかりの酷い人。
女の子を沢山泣かせて、傷つけて――悪びれもしないの」
言いたい放題だった。
否定は出来なかった。
親友という言葉が嘘ではないように、的確に俺の印象を話す。
不思議と、陰口だとは思わなかった。
彼女の声が、心から――好意に満ちていたから。
「そ、そんな人をどうして……」
「んー、ミドリちゃんにはちょっとまだ難しいかな……」
エイミィは俺から写真を取って、そっと表面を撫でる。
血に染まった包帯を巻きながら、溌剌とした笑顔を向けている男の顔を――
「カッコ良くて、優しくて、頭が良くて――誰からも憧れる、素晴らしい人間。
そんな人と友達になれたら、それはそれで素敵な事だと思う。
でもね――友達を選ぶ基準って、それだけじゃないの」
エイミィが語る、人間の理想像――
普通の人間ならば、誰もが一度はそんな自分を夢見る。
そんな人間が描く人生の物語に、自分も参加したいと望むだろう。
俺が望んだのは――そんな綺麗で偉大な人物ではなかった。
一度たりとも、夢見た事すらない。
人間が綺麗な存在だと、俺はどうしても思えなかったから。
多分、俺は生まれた時から異端なのだ。
おかげで社会からはみ出したが、俺はそれでも自分を愛している。
エイミィはそんな自分勝手な俺を――友達と言ってくれている。
難しい話は、やがて思い出話に変わっていく。
「写真、ボロボロの顔してるでしょう?
この人、あたしと最初に会った時からこうだったんだよ。
悪巧みに何度も付き合わされたり、命令違反させたり、情報収集押し付けたりして――
この写真の時、こいつと酷い喧嘩したの。
あたしの顔をね、こう……グーで殴ったんだよ、こいつ! あたしも勿論殴り返したけど!
資質はあたしの方が圧倒的に上だもん、ふっふっふ」
魔力の魔も知らない筈のガキに話すな、そんな事!?
色々巻き込んで大騒ぎになったもんな、あの時……
お互いの立場すら忘れて、怒鳴りあい、殴り合い――泣き合って、慰め合った。
あまりにも辛過ぎて……俺達はあの時、求め合ったんだろうと思う。
恋人と呼ぶには、冷たい関係。
知り合いと呼ぶには、熱い関係。
恋愛も友情も意識せずにいられたからこそ、俺達は境界線を単純に越えられた。
「……難しい奴なんだけど、すっごい楽しいの。
朝まで喋ってても飽きない奴に出会えるなんて思わなかったな、ほんと。
自分の良いとこも悪いとこも全部さらけ出せる――あたしの……最低で、最高の友達」
「恋人とか……考えてないの?」
エイミィの熱に魘されたのか、俺は聞いてしまう。
彼女は写真を手に、苦笑気味に手を振る。
「確かに、そういう事したことも何度かあるけど――多分、一生このままかな。
恋人になる事も、他人になる事も無い、男とか女とか越えた関係――
ミドリちゃんもそういう友達に出逢える日が来ると思う!」
ばーか、ある訳ねえだろ。
根拠も何も無いくせに、自信満々なエイミィに内心嘆息する。
むかつくけど、俺にはもう――目の前に約一名、出逢っちまった奴がいるからさ。
二人もいらねえよ、お前みたいな奴。
俺は周りを見渡す。
この部屋で、この馬鹿と過ごした事も数え切れないほどあるんだよな……
感慨にふけっていると、エイミィが友情熱に赤くなった頬をピシャピシャ叩く。
「あはは、ごめんね。何かあたし一人で話しちゃったね。
ミドリちゃん、服汚れて気持ち悪いでしょう?
お風呂沸かしてあるから、一緒に入ろ」
お、いいね。
昨日から襲撃の連続でバタバタしてて、風呂も満足に入れなかったからな。
一緒にゆっくりと漬かろう――えー!?
「い、一緒……?」
「うん、一緒」
茫然自失な俺を前に、エイミィは何の勘繰りも無い明るい顔で頷いた。
<戦闘終了 流離の痴漢男×――△孤独の剣士(状態:幼女)
勝因:友情パワー
ポイント:女子トイレ→エイミィ・リミエッタの御風呂場
負傷:頬にキスマーク(ガーゼ)・全身に埃・両手の平負傷(麻痺)・全身負傷・痴漢中・汚水
装備:カップ酒・スルメ・柿の種・はやて、グラーフアイゼン・クラールヴィント(不許可所持)
アイスクリーム、女の子文字で書かれた番号とアドレスメモ
謎の御風呂場
エイミィ:幼女を連れて、鼻歌混じりに脱衣中。
謎の駅前
女子トイレ:痴漢一匹が気絶→他の女性利用者が通報して、御用。
ロータリー:フィアッセを連れて、謎のメイドさんが再到着。心配顔で探し回る。
謎の喫茶店
謎の店長さん:謎のメイドさんに話を聞いて、心配顔。
クロノ:謎の店長さんに、コーヒーのお礼に捜索を申し出る。
謎の組織内:
謎の魔法少女:(パンツァーヒンダーニスを纏ったヴィータの突撃に吹っ飛ぶ)
謎の黒衣の少女:(飛龍一閃に切り裂かれる)
ヴィータ:(生身でディバインバスターを豪快に浴びる)
シグナム:(プラズマスマッシャーに貫かれる)
はやて:(謎の艦長より、大人の女性の何たるかを聞いている)
ザフィーラ:(御茶を飲んで気絶)
シャマル:(長男を出産しました)
オイル:さざなみ寮
剣:店長さんのロッカーの中
(――燃える闘魂編――)
↓
アイゼンを装備した収集員が、意気揚々とゴミ捨て場出口へ
↓
「……何処へ行くですか?」
↓
真っ黒こげで対峙する妖精。
↓
「そこをどけ、ワシは罪人に鉄槌を与えねばならん」
↓
怒りに狂った収集員とデバイス、意思疎通完了。
↓
「此処を通りたかったら、ミヤを倒してから行って下さいです」
↓
小さな本を広げる妖精。
↓
「何故奴を庇う。不要なゴミを出したあの男を」
↓
ゴミ処理歴三十年、リサイクルに燃えています。
↓
「あんな人でも――ミヤの大切なアナザーマスターです!」
↓
(戦闘開始 グラーフアイゼンVSミヤ)
被害状況:自然公園水没・翠屋営業停止・グラーフアイゼン(主と意思疎通)・ミヤ(大火傷)>
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小説を読んでいただいてありがとうございました。
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