前回: 奇跡的にくじ引き当たりました。

部隊長に強奪されました。

雷組ーシグナム副隊長で旅行に行きました。

誤解が広まりました……




             ケイスケの起動六課の日々  その23








それは食事時の会話だった。

「ケイスケの先生って誰?」

「なんだエリオ、唐突に?」

「えっと、僕って魔法はフェイトさん、技はシグナム副隊長、魔力運用はなのはさんでしょ」

こう聞くと随分節操無いよねお前。

「で、僕にとって先生というか、師匠って誰なんだろうって」

なるほど、つまり。








「東方は紅く燃えているがしたいのか?」

「違うよ!! というか何でそれ?」

こないだ見せたじゃん。

取りあえず回答は決まっているな。

「うん、そうだな」

黙ってさる方向を指す。

「? あー、分かった、先生はフェイトさんだね」

うんうん、空気読むお前は好きだよ。

素晴らしく指した方向の空気がほんわかしたよ。

「私は母さんね」

む、姉さんか、確かにな。

「私はギンねぇかな〜」

そうなの? スバル。

「あ、組手とかは私が教えたからね、ケイスケもまたやる?」

「いーよもう、スタンドポジションでは出る目ねーし」

というかスバルにも勝てないし、

ランスターは?

「んー、やっぱりなのはさんになるかしら、兄さんの魔法って結構見よう見真似だしね」

「えっと……召喚の、先生となると、ちょっと……」













聞きましたか皆さん、ここに独学オンリーの天才ちゃんがいましたよー。

「ち、違いますよ!? 術式とかは八神部隊長に習ってますよ!?」

はいはい、分かってる分かってる。

「で、ケイスケは?」

あー、そうだなー







「おばさん、と言いたいがぶっちゃけ体の動かし方とか拳の打ち方とかしか習ってねえんだよな」

スバルと姉さんは、あーって感じ。

「まあ、八歳だもんね」

「そういえば、私も組立てとかは独学入ってるし」

うん、俺達三人、基礎はある意味同じだが、かなり分岐してるよな。

「その後は、まあそこらのジムとか道場とかを囓ったりはしたぞ」

「へー、何処かだけじゃないの?」

「うむ、何処でもセンス無いわと太鼓判押されたしな」

「自慢にならんわ……」

その通りだランスター!!

あ、でも















「一応、メインで教わった人はいるな」

みんなして「ほう」って顔。

スバルなんか、誰? って顔で興味深々だ。

「誰? 誰?」

ごめん、声に一気にでた。

「シスターだ」

「……シスター?」

うん、シスター。
































ロングアーチ事務室、今日は珍しく話があると補佐官がみんなを集めた。

「えー、実は六課に地上の査察がくるという情報がありまして」

マジか、うわメガ面倒くせー。

でも、あれ?

「補佐官ー、質問ー」

「はい、何でしょう、ケイスケ君」

「あのさ、なんで地上からくんの?」

普通本局じゃね? ここなら。

だって、地上部隊って名前だけじゃん。

「君の言う通りだよ、本来ならが付くけど」

げげげ、それはつまり叩く気満々のあら探しですか?

しかも本局に話通してまで……

ヤダな〜








「で、この中で地上査察の経験者はいますか?」

しーんとした、やっぱなー。

「えー、ケイスケ君だけと、何か気をつける事とか」

「つっても、査察なんて何処もやる事変わりませんよ」

勤務規定守ってるとか、

書類溜め込んでないかとか、

規定通りに不要書類処理してるかとか……

ロングアーチ全員が無言でフォワード組のデスクに向かったのは言うまでも無い。





























はやて視点


はー、憂鬱や……

査察、この単語を喜ぶ人間なんかおらんが、それでも嫌なものは嫌やな。

まあダレてもしゃあない、パッパと終わらせてケイスケ君と漫才してストレス解消や!!







何かが間違ってる気もするが、気にしない気にしない。

そうしてるうちに到着の報告、よっしゃこいやー!!

「それではよろしくお願いします」

オーリス・ゲイズ、地上の総大将の娘さんとはな……

パリッとした制服の着こなしに尖った眼鏡。

如何にも行き遅れ(エリートっぽい)雰囲気をもった人や。




(はやてちゃん、思考なのに本音と建て前が……)

やるな、リイン念話でツッコミとは!!

後、一緒に来た秘書の人、

おお、見えたでこの秘書さん、素晴らしい力(乳)をお持ちや!!

うーんそれを隠してるのは、狙ってかそれとも天然か……

前者とみた!!

「さて、時間は有限です、早速ご案内願います」

オーリス三佐はさっさとしろよとのご指示。

よし、うちの裏方の力を見るがいいわ!!














六課開始から数ヶ月、普通ならパパっと終わるチェックのはず、しかし。

「あのー、三佐別のにしたほうが……」

「だ、大丈夫です……ま、まだまだ……」

なのはちゃんの書類というか、勤務日誌というか、育成記録というか……

まさか、六課の中でも禁忌とされるこれのチェックに入るとは

素晴らしいまでに数式やら専門用語やらなにやらに加えて恐ろしい量があるねん。

はい、三か月で段ボール三つって何ですかー!?









それを鍵付き倉庫に突っ込んどるからな〜

普通見られたくない書類と思うわ、うんうん。

あ、秘書さん、栄養ドリンク腰に手を当て飲み。

なんや偉いさまになって……

ご苦労様です。

終業時間まで後二時間。

ほぼこれだけで一日終わってもうたな。

「あのー平気ですか三佐?」

「え、ええ、少し意地になりすぎました」

「ハッキリいって何が荒かすら分かりませんでした」

うーむ、私も一週間でチェック断念したからな、恐るべしなのはちゃん。

白い魔王が白い魔王(書類)を作り倒すか……



















疲れきったお二方は他の面々の様子を見るとロングアーチへ、

……査察で見られると気合い入れてた星と雷が哀れに感じるわ。

「はいはーい、みんな、観察はいるけど何時もみたいになー」

大抵がはい、と元気な中、一つだけ「ういー」とやる気の無い返事。

何というオジサン臭!! あとで修正や!!

「ほう、綺麗にまとまっていますね、当然ですが」

うちは他より電子化が多いからな〜

ストレージだけを使う子もおらんし。

ストレージは記録が手動やから紙が多くなる。

当然やけどデバイスからの記録はデジタルや。

ふむふむとカツカツ鳴らして歩くオーリス三佐とコツコツ鳴らす秘書の方。

ふむ、こういうのも立場を知らしめるんかな?

のわ!! ケイスケ君で止まった!!

何? なんや!? まさかコッソリネトゲしとった!?

おのれ!! 私を引き離すつもりや……のうて

何しとるんやー!!












「あ、あなた……まさか……」

「げげ、ゲイズ一尉……」

へ?

「今は三佐です、と言うよりあなた……」

「さ、さいなら!!」

「待ちなさい、というか待たんかこんガキャー!!」

はいー!?

突然の逃亡劇、ケイスケ君はイスを器用に避けながら、

オーリス三佐はヒールでどうやって!? と言わんばかりの急跳躍。

さっきまでの女教頭のキラーンやのうてあれじゃキシャーや!?

秘書さんもフリーズして、

「な、なんでよりにもよって……」

はい?

あ、ケイスケ君捕まった。

「ふふ、ここで会ったが百年ではなく438日と3時間21分11秒目」

「取りあえず、その秒はどこからカウントして何処で止まった!!」

「相変わらずナメてますね、いやナメ切ってるといえるでしょう」

えっと知り合い? しかものっぴきならん関係?

ふむ、ナカジマ姉妹に報告の必要性が

「八神二佐」

「は、はい」

おお、めっさ怖い、めっさ怖いで

「同情いたします……」














……はい?

「この、このトラブルハリケーン小僧を抱えていたなんて

ご苦労なさった事でしょう」

えっと、あれ? いやどっちっちゅーと苦労かけてる自覚が……

「さあ吐きなさい、何やらかしました!? また陸を大ピンチにするようなやつ抱えてますね!!」

「ねーよ!! 俺を何だと思ってやがる!!」



「ふ、よくもほざきやがりますね父が妙に気に入っていたから

大目に見ましたが、今回はそうは行きません!! 

地上本部名物、どんな奴でもハイしかいわない特訓施設

黄泉比良坂、でなくてトラの穴にぶち込んで!!」
















「あ、あのー話が見えんのですが」

「「ん?」」

というかよく押し倒されるなケイスケ君。

なんか宿星もっとらん?

「二人ってお知り合いか何か?」

「初代上司」

「疫病神です!!」

うお、マジで何やらかしたんやケイスケ君は?

既に仮面というか、対面を脱いだというかぶち砕いたオーリス三佐。

怖すぎる……

「……どうやら本当に本性を表していませんね……」

「失礼な、俺は何時でもオープンリーチ、役満狙いですよ」

「その牌にイカサマするのが貴方でしょうが!!」

何やろ? 何か素晴らしいデジャブが……

「いつものはやてちゃんとケイスケを反対にした感じです……」

それやー!!





















ケイスケ視点

く、まさかゲイズ一尉、じゃなくて三佐が来るとは……

迂闊、今日休めばよかった!!

「で、オーリス三佐、ケイスケが何をやらかしましたか?」

まあ、こんだけ騒げば来るよね、

書類タイムだもんね、シクシク。

取りあえず姉さんに捕縛されて転がってます。

「ほう、ナカジマ三佐の、見事なお手前です」

「いえいえ」

しかしあの秘書さん、どっかで会ったような、

他人の空似かな?

「で、何をやったんですか? 姉として謝罪を」

「はい、陸士との邂逅は……」
















回想



当時の私は中将の補佐官になる為キャリアを積んでいる時期でした。

訓練校からの新人が来る時期、文官組では責任者をしていた私は、

前線が力を出し切るため、ひいては地上の、父の力になるために、

彼らを一級の後方要員にしようと燃えていました。




そして問題の新人達が乗った車両が到着し、さあがんばると思ったその時!!


車内は













「酒気で満ちていました」

「ケイスケ、あなた……」

「初っ端っからかい……」

うおお、姉さんはともかく部隊長に呆れられるのは納得いかねー!!

「だって、当時13〜14やろ、その時から……」

「ち、ちゃうねん、みんな緊張してたから、気分がほぐれればと」

「つまり、常時持ち歩いていたと」

一尉、じゃなくて三佐!! 俺に怨みでも……大量にあるか。








「ちなみにまだまだありますが」

「このさい全部お願いします」

ノーノー!!

「ピコーン、ケイスケ君の重傷フラグが立ちました」

部隊長ー!!



















回想U

いきなりあのような醜態を見せた今回の新人供。

思いっきり厳しく指導し、根性叩き直してやる!!

そう思い、翌日から大量の、しかし頑張ればできる程度の仕事を降るようにしたのですが。

「……意外にやりますね」

四苦八苦すると思いきや。

彼らは割りと効率よくこなしていました。

各々の得意分野を各々で理解。

それぞれ助け合って、








ああ、初日のアレは何かの間違いだったと

こんな文武の堺無しに触れ合えるなんて、

素晴らしい同期達だと……思いきや!!

















「コイツら、堂々と部隊内でエッチなものを交換会してやがりました!!

主犯はこのガキ!!」

ああ、女性組の視線がビームにクラスチェンジしたよ。

「ええやん!! 仲悪いからオカズを共用すれば仲良くなる思ったんねん!!」

結果を見ろ!! 見事に団結したわ。

というか逃げるな同士(男)一同!!

「補佐官ー助けてー」

「うえ!?」

けけけ、裏切りは許さんよ。

「グリフィス君?」

「グリフィスさん?」

ふむふむ、シャーリーさんにルキノさんか。

補佐官は勘弁してとアイコンタクトを試みてるが。




助けてくれます?




無理です、逃がして。



はい、刑執行。





「眼鏡にかけて、義母の」

「うわー!!」

ズルズル引き摺られて行きました。

ちなみに見捨てて逃げたやつら、これで助かったと思うなよ!







「後は……そうですね、怒っていいのか微妙ですが一番大事になった件が」

げげげ!? あれ?

「ちょ、あれは勘弁!!」

「お黙りなさい!! あれで私が何件頭を下げたと思って!!」

痛い痛い、ウメボシは痛いー

「………」

姉さん、その無言が死ぬ程怖いです。

「ピコーン、ケイスケ君の死亡フラグが立ちました」

















回想V


はっちゃけ新人共の世話に東奔西走、

特に騒ぎの中心なやつの相手をする日々に嫌々ながらなれたころ。

本局航空隊からの研修生がやってきました。

地上でのノウハウを学ぶためとのことですが








「えー、こんなのから何教わるわけ?」

「おばさんが不倫の仕方じゃね」

「ギャハハハ」

何ですか? この頭の悪いチンピラ共は?

後で知った事ですが、いわゆる、甘やかされた二世魔導師組という集まりでした。

全員、親は最低佐官。

局員としての対面を除けば








「誰がおばんじゃ、こちとらまだ20代前半だよ、シバいたろかクソガキ共!!」






という人間でして、対応中は新人組とも敵意で団結できたものです。

しかしながら彼らはお客様。

どれだけ感に触っても我慢が必要でした。

ちなみにサンドバックは毎日破けて繕っていました。













そして事件は起こったのです。

部隊内で一人の女性局員がいました。

いわゆる小動物系で、普通は同姓の妬みの的になりそうな子でしたが

人徳からか、むしろ可愛がられていて、

もっと上に行った時には秘書に呼ぼうかと考えていた子でした。











そしてある日、偶然隊舎裏で








「なあ、いいだろ? オイ」

「ほら、さぼって出ようぜ」

あいつら……

くだんの子が絡まれていました。

どうみても怯えてしまい、むしろあいつらはそれを狙っていることは明白です。

もうビンタの一つもくれてやろうとした時。










「はいはーい、お待ち? さて、いこか?」

あれは……そう、試験をカンニングでクリアしたぜとか言い出したので

24時間書類勉強させた……たしか、ケイスケ・マツダとかいう

あ、手を引っ張って抜けようと、でも

ほら、そんなのでお茶を濁せるわけ無いじゃない。

捕まった、まあ、それでも女の子を逃がすところは評価してやろう。







「なあ、事務員、お前何様よ?」

「こちとら体張ってるの、いいだろ別に」

「ほら、たまには体張らせろよ」



何なんでしょう、この言い草は、

これが……管理局員?





「どうせさ、魔法が使えない君らなんかおミソなわけ」

「恨むならそう生んでくれなかったママを恨みな」

「ぎゃっはっはっは」




……あ、あいつら……

ダメです、私もキレた。

ごめんお父さん、そこまで行くの少しかかります。

そして踏み出そうとした時。

ポキっと軽い音が響きました。








「へ?」

ケイスケの肩を掴んでいた男の指に彼の手が……

「へ? あれあれ?……」

指を抱えてうずくまった、研修生。

あれって。

ちょ!?

頭を下げた男。

そこにケイスケ陸士が、

膝と肘を







次に響いたのは、普段の模擬戦などでも絶対に聞かない音。

果物を潰したような、そんな。

一瞬見えてしまった、

歯が潰れて、液体で真っ赤に染まった、口を。






「はあ?」

この瞬間、第三者である私も、研修生も止まってしまった。

動いていたのは。

気がつけば、もう一人の横に移動していたケイスケ陸士。

その足が、二人め研修生の膝を横から踏み抜いた。

元来有り得ない方角に力一杯曲げればどうなるか。

子供でも分かる理屈。

そして、片足になれば誰でも倒れるでしょう。

そして

「ヒィッ!!」

倒れた男の口に陸士の踵が……








私はこれでもミッドが状勢不安の時期を見ています。

あまり見たくない物、見てはいけないものも見てきました。

だけど、ここまで、ここまで容赦の無い。

人間を壊す様を見たのは……

残った一人がやっとデバイスを起動。

だけど私にもわかります。





余りに、遅すぎたと。





杖型のデバイスを突出した時には、それは捕まれ。

そのまま、投げれて、顔から、アスファルトに……

三人ともBクラスだったはずなのに、何も、できないで。

文字通り、



壊された。


その後、彼が立ち去る時に膝から抜いた歯が、妙に印象的でした。








「で、そうなると大問題になりますよね」

あ、あははははは、いやーその後は大変でしたよ? ねえ。

「大変? 本局航空隊に対する傷害事件でしょうが!!」

あー、中将まで出てきた査問が待ってましたよええ。

でも

「丸腰の魔法がろくに使えない人間に三人がかりでぼこされたなんて事件に出来ないよね」

で片付いた、

まあ、謹慎一ヶ月、反省レポート200枚、減給20%食らったが……

「三人とも魔導師としてはリタイヤだったでは無いですか!!」

「自業自得」

「というか、そこまでやるんか? 普通」

「いやいや、対魔導師なんてこんなもんですよ? うん」

だってねえ、デバイス起動前に詰まないと死亡フラグだし。




「……お、怒るべきなんでしょうか」

「怒るべきです!! 全く!!」

「三佐、チビってたしね、ぐはぁ!?」

ちょ、ヒールでみぞおちは死ねますよ!?

「忘れろ!! 忘れろ!! 忘れろ!!」

げふ、げばあ。

「立派になって……」

なんで秘書さんがそんなこと言うのだろう?















こうして査察が終わってしまった……いいのかオイ!?

最後なんか部隊長を握手して励ましてたぞ。

まあ確かに、あの人には散々迷惑かけたからな。

分からんでは無いが……

「なあなあ、ケイスケ君、やっぱフルボッコかましたのって例のシスターさん影響?」

俺、部隊長には話して無いのに、口軽いなみんな……

「まあね、あの人、身内には優しいが、ヤル時は徹底してやる人だったから」

いっぺん聖王教会のお偉いさんが来た時でも大喧嘩かまして施設守ってくれたし。







繋がりは大切にしろ、それ以外はかなり大目に見てくれる素敵不良シスターでしたよ。

「ほほう、結構いい人やったんやな」

「まあね、道場とかの渡りつけてくれたのもシスターだし」

いい出会いだ。それだけは胸を張れる。

俺が局員になってから異動したが、今は何処で何してるやら……















???視点

参ったわね。

まさかよりにもよってあそこか……

今更計画は変らない。

あの子達と秤にかければどちらを取るか……

考えるまでもないか。

精々気張りなさい。

こちらは本気で潰しにかかるから

そこが大切なら、そこの繋がりが守りたいものなら、






全力で






オマケ

「ケイスケ君、腕っ節はあるんやよね?」

前線組に混じった食事中、唐突に部隊長から聞かれる。

そりゃね、相手が魔導師でもヘコヘコしたくなかったから。



ただ。



「強化前のフィジカル面ならが付きますよ」

強化前なら、大体フェイト隊長、シグナム副隊長の下くらいにつけるだろう。

が、強化後はキャロにも腕力負けます。

情けないとか言うな、チートなんだよ魔法は!!

「そこや」

へ?

「シグナムと何でバトらんの?」

何故?

「シグナムとバトって評価されるのは戦う主人公のお約そ「止めようね、メタ発言は!!」

余りに危険だぞ、その発言……

「で、何でや、二人とも」

何故言われても……

「まず、単純に興味がありません」

シグナム副隊長、地味に凹みますよ。

「お前もやりたくないだろう、マツダ」

まーそうですが。

「ふむふむ、レベルが足りん?」

「いえ、マツダのスタイルも理由です」

あー、バトルマニア受けしませんよね俺。

「マツダは、力と力をぶつけるタイプではなく、相手を弱らせる、弱点を攻め続ける、

罠にハメるのを好みます、ハッキリ言えば戦ってワクワクしない」

どこの野菜人だあんた……

否定はしないけどさ!!












「それに」

「まだあるんか?」

「ええ、マツダは手の内をさらしたくないクチだろう?」

「ええ、もちろん」

いや、ある程度は良いよ、それで相手の方針誘導が出来るから。

将棋だって、相手が指さないと次の予測なんか立てられないし。

でも次手がばれると対処される可能性のほうが大きいんだよね、うん。

「恐らく、それは生存率に直接関わるだろう」

お、恐ろしい、そこまで読みますかあなたは……

その能力を少しでも機械操作に

「マツダ、丸裸になりたいか?」

ごめんなさい、勘弁してください。



さる昼の一コマである。




後書き

すみません時間かかりすぎですはい。

ケイスケの過去暴露話、次に進むためにどうしても必要でした。

変なところもあるかと思いますが、次からはラストのほうに進んでいきます。


拍手返信



>優しい人とそうでない人の落差が激しい(笑)誰とは言わないけれど…

うちのあの方はかなりまともです。
ちょっと生活が乱れてるだけでw



>ギン姉さんもう止めてケイスケのLPはもう0だ

ピー、ご臨終です。



>ケイスケ今回も不幸な目に、哀れだな

もはやデフォルトですね、うんうん(え?



>下がるお茶を間違ってまた飲んでしまう事をやってくれ
>そしてティアナに拉致監禁をされる

ちょ!? 仮にも執務官希望者が監禁!?
お着替えタイムですねw



>常夏の楽園で家族旅行。子供たちと遊び、夜は夫婦水入らず。
>……それでも恋愛要素皆無、これぞケイスケ。

フェイトさんはこれのために恋人が……
ケイスケ? 突破できませんねw



>なんかどんどんフェイト達と家族フラグが立ってるなぁ

特にエリオの兄弟フラグは堅固です。



>>たまに視線が危ない女性が・・・百合?ブラックサレナ?アリストロメリア?
>>ニヤニヤとするキャロ・・・黒化したルシエ様 >フルサイズってグラド?

黒いです)え〜。
キャロは天然です、そしてよくわかりましたねw



>仲良すぎなフェイトとケイスケ、結婚しちまえよ

果たしてフェイトさんはまともに返事するでしょうか?
しない方に100ガバスw



>以前から思ってましたが、某仕立て屋さんネタが琴線をくすぐります

分かる人にはわかるんですね、金借りたい、同感です。



>途中でなのはとヴィヴィオがついていくと思いましたが、予想が外れました。残念

今回はあくまで雷組メインでして、
隊長二人がそろって休みというのも……



>ありがとう、更新してくれてありがとう。
>おもしろい作品を作ってくれたあなたに幸多からんことを

すみません、大変お待たせしました。
そしてありがとうございます。



>面白かったぜっ!

どもっす!!



>しっかし、ここまでイベントが発生していながら、未だに陥落しないフェイト嬢。
>鉄壁過ぎるぜ。 

紙装甲なのでむしろひらめきw あれ? 当たれば?



>キャロに腹黒さが備わってきました。

今回のは天然思考であります。
しかしいずれは(フルフル)



>全てはお姉ちゃんという立場を得るための行動であった。
>フェイト隊長・・・もちつけ

本当に落ち着こう隊長



>PAPUWAと車田正美かな?

妄想で飛ぶところがパプワ? そこは無意識でした。
車田は正解。



>面白かったです!!続き楽しみにしてます!

大変お待たせいたしましたー。



>ま・・・まさか、黒キャロ降臨なのか?!

白も度が過ぎれば黒と変わらんのですw



>ナカジマ姉妹フラグは、立っている…?

どうでしょう? 単に幼馴染がだらしないからだけかもしれません。



>ケイスケくーん!!なぜそこで手を出さないのだっ!!
>このへたれーーーーっ!!!!!

はっはっは出したら犯罪だぜw)え?



>人(ケイスケ)の不幸は蜜の味

気持ちはすごく分かります。



>なんだこの家族ー!?
>いいぞ、もっとやれ。あとシャマルさん、完全にエルr(聖上ー!)

後料理の腕が上がれば完璧w



>ケイスケよ、ガンバレ〜負け〜んな〜チカ〜ラ〜の限り 生きて〜ゆ〜け〜(泣

生きて〜〜〜!!



>最近、横道にそれまくっててなんかなーって気分に(´・ω・`)
>でも面白いから読むんだよなー(´・ω・`)

申し訳ない、ということでラストに向かうために日常最後のフラグを回収。



>ストレートなのに真上に打ち上がる不思議な光景

不思議です、不思議といえばあんなパンチを撃って反作用で手が壊れないことがw



>2話連続でフェイト話、好感度がうなぎのぼり??

フェイトそんの高感度は変わらない?



> 一番好きなのがフェイトだから嬉しい限り。いいぞ、もっとやれw

どうも、しばらく出番が少なかったからスポット当てました。



>エリオ×ケイスケの義兄弟イベントが心温まる。GJ

どうもです、恐らく一、二を争うくらい仲良くなっているでしょう。



>エリオも97管理外世界のデカルチャーを受けはじめたことだし、
>聖地巡礼話を読んでみたいw

聖地ですか!? どうなるやらおそらく、はやての案内でしょう。



>オチが判らない・・・。

ジェネレーションギャップ!? 車田漫画をご覧ください。



>ケイスケ…いつのまにウィスパードの技を!?>ハリセン

ツッコミ役の伝統なのです、スキル確保の条件w



>良くも、悪くも、キャロは天然さんでしたね♪ 
>つうか、その発想はどこからきたんでしょうか?

つがいは同じ巣に入るものと認識です。



>折角平和に終わるかと思ったらオチた、というより落ちた!(落下的意味で

顔面からです。
落ちないとオチ無い宿命w



>ケイスケに平和は訪れないのか……無理か、下がったし。

無理ではないでしょうか? 不幸はもう宿命かもしれません。



>今回も面白かったです「え、弟か妹とか無いんですか?」これ理解するのに時間かかったww
>キャロなにきいているんだww

何したか聞いて(ぴんぽーん)



>ケイスケとフェイトはもう此の侭くっついちゃえばいいのに。
>そうすればエリオとキャロも父親が出来るし、
>なのはとも一緒になれば晴れてヴィヴィオの父親に成るんですから。
>まあ、其処にスバルとギンガとティアナが入れば完璧ですよね?

ハーレム!? ケイスケですぜw



>さあ、ケイスケよ、選ぶがいい!
>不幸度はそこそこだが面白みがないたった一人だけを愛する道か!
>それとも不幸度がめちゃくちゃ高いが面白みが
>最高峰のハーレム(最低4人以上)の道か!さあ、どうする?

とりあえず外伝では一人を選びました。
しかし

ケイスケ「俺一夫一妻製を指示します」

はやて「ふむふむ、多妻制の世界を紹介」

ケイスケ「何で!?」

はやて「面白そうだからや!!」



>キャロは無意識的にケイスケとフェイトをくっつけようとしてる?
>それともすでに「おとーさん」な立ち位置にケイスケが来てるのか?
>今後のキャロが楽しみです。あと、王様の仕立て屋読んでたりします?

はっはっは、どうでしょう?
年頃になったらくっ付けようと画策するかも
ちなみに全巻持っています!!



>本日の家族旅行日記。違和感ねーよあんたら

はたして夫婦としてか長男としてかw



>ジャ○ニカあんさつちょう・・・・やっぱ、なのはかな?

むう、どのネタでしょう? 別の方?



>ギン姉さん双子座の聖闘士の拳を習得してたんですか!?

ほぼ、双子(DNA上)左利き、ぴったりですねw



>うん、スターズフラグが順調に立っていくなぁ…。
>ティアナが参加しなかったのはちと残念だったけど。
>ライトニングの三人も順調にフラグ立て…というかフェイト一歩有利か。
>世間知らずトリオにはやはりケイスケのような人物が必要ですな

ティアナは良い友人です、先があるかは神のみぞ知るw
ライトニングとの相性はよいです。



>日常パートが続いてる分、本編パートに戻った時の差がある意味怖いです。

この日々が崩れることは約束されています。



>一秒百発パンチ&砕ける星かぁ……虹が縦に伸びないだけ「まだ」マシですなwww

確定演出!? 最後までファントムにするか迷った事実がw



>ふと、ユーノとキャロの家庭事情が似通っていることに今更気がついた。

部族出身ですからね二人とも。



>姉妹の絆!!怒りのコンボ炸裂ーー!!!

決まったー!! ケイスケダウン、起きないKO−−−−!!



>あれ?ケイスケにユウ・オリベの幻影が(笑) 
>という事はケイスケも旨い酒さえあれば釣られる?(何

釣られますな、というか以外に有名!?(王様の仕立て屋)



>スバルが青銅でギンガは、これはギャ○クシアン○クスプロージョン?
>と言う事は黄金なのか……光速拳

以外に分かる人が多いな……冥王神話でいつになったらジェミニが出るのやら。



>家族旅行だ…そして最後は多分車田落ちだなケイスケ

おおう、分かる人が多くて安心しました。



>エリオがS&Wのリヴォルヴァーで、ケイスケがコルト・ガバメントですな。
>私はP226などオススメ

ういうい、フェーツェーとか馬鹿で大好きなんですがね



>穴馬フェイトさんの“まくり”が激しいですが…やはり本命はスバルっ! 
>この作品のスバルの可愛さは異常w

あざーす、外伝満足していただけたでしょうか?



>今のところケイスケが立ててるフラグは4つ?

四つ? ……成立するでしょうか?



>もうフラグクラッシャーじゃなくてフラグボマーでよくね?

フェイトさんがですね(うんうん



>逃げられない。魔王(はやて)からは、逃げられない。(大魔王はリンディさんで)

まだ出番無いのに!?

登場後は更に不幸に?



>キャロが意外と大人な発想しててビックリしたw

まだ動物基準です。

さすがは野生児だぜ……


>今回はパプワネタがありましたねぇwいいぞ、もっとやれw

妄想のところでしょうか? アラシヤマが結婚したのはびっくりしました。



>今度は是非ハーレムをお願いします

え、マジですか?



>GJでした。今度はハーレムENDなども読んでみたいです。

何故こんなにハーレム需要が!?



>え?そんなアンケートやってたの?まあ投票するのはスバルですが。

うい、スバルにですか、どうもです。



>この二人がまともに告白とかありえねえ。

スバルからっていうのはいまいち想像できなかったです。



>非常に面白い対談でした。(>ε<)

どうもです、機会があったらって話はしてました。



>この手の企画。出来ることならまたやって欲しいです。
>特に、ケイスケ×ミナセ提督(もしくは士郎)の対談は見てみたい。o(^-^)o

ええっと、流石にリョウさんのサイトでするのは、いいんでしょうか?



>面白かたっス、 さぁ〜て次もどんどん生きましょうw(オイ

生きるの苦労するの確定!?



>対談面白かったです。

どうもです、



>Rの部分って頂けますか?因みにメルアドはmta---i@jo-on.ne.jpです

送りました、でもできたらメールでお願いしますね。

後、携帯でもテキストで送ります。



>hahaha,最終決戦の「ママを返して!」のママの所をパパ

おおい、そこまで行きますか!?



>アドバイスの「生きろ」が実感こもりすぎでs

流石は良介ですw



>良助はいつもの事として、ケイスケは生き延びれるのでしょうか?www

あの後死んだかもしれません。

特に裸話で



>対談面白かったです。

そういっていただけると嬉しいです。



>ケイスケと良介の対談面白かった

肯定してくださって嬉しいです、本当です。



>コミック版のスクライドネタ?懐かしいな〜

スクライドは私のバイブルです



>鬼丸さん、おらハーレムがよかったよぉ〜〜〜

すいません、ハレムを書く技量が……



>素晴らしいッス!!!!!!良いもの見せて頂いたッス!!!!

どうもです!! 王道は書いていて気持ちよかったです。



>スバルEND面白かったです。
>次はなのはENDかハーレムENDを読んでみたいです

なんでそんなにハーレム人気!?



>なんというハッピーエロスENDwwwww

えっちいのを書いてみたかったのです。

ひょっとしたらIFはみんなえっちいかもw



>こーして形になったの読むと、スバルで良かったなと思う

スバルがツンなのは珍しいかもしれない。



>ケイスケ、はやて専用雑用マシーンの道を選ぶのか?w これがif編たる由来?

いやいや、あくまでスバルの彼氏ですよw



>アレだな。こういう時に言うべき言葉は一つだな。「ごちそうさまでしたーっ!」

お粗末さまでした



>こういうタイプの話も面白いですね!頑張って下さい!

次書くにしてもしばらくしてですね。

応援ありがとうございます。



>いつの間にケイスケが反逆者(トリーズナー)に?
>そしてはやてが設定年齢19歳、蟹座のB型なあの人に!?

はやて、惜しい!!(星座が)



>流星拳、彗星拳のコンボ、だが俺はローリングクラッシュの方が好きだ

ローリングクラッシュ……倒せたためしがないw



>射撃といえば、次元でしょ。

おお、むしろ東郷w



>なんか、良介とケイスケの対談の反響が凄いですね・・・お二人ともガンバ! †

ううこんな事態になるなんて



>ケイスケの話で、日常はいいのだが、少々マンネリ化してきたような気がする。by.DB

ぐさあ!! ということで日常最後のフラグを回収しました。



>おもしろかったです、続きが楽しみであります^^

大変お待たせいました(切腹)



>最高に面白いです!!

ええっと、照れてしまいます……



着々と周りの女性陣とフラグを立てていますね。

立っているのでしょうか?

フェイトさんのスルーフラグは異常w



>しかし、ケイスケには今のまま振り回されてほしい!!
>そう、夜闇の魔法使いの某下がる男のように!!
>フラグを立てるだけ立てて一切回収しないあの彼のように!!
>今のまま女性陣のおもちゃに(邪笑)

色々ツッコミどころはありますが

おもちゃかよ!!


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