目覚めた守護騎士の一人はおきて直ぐに、自らの周りを確認する。
「・・・・・・ここは・・・・・・どこだ」
ただ判るのは何処かの病棟に収容されている事ぐらいだろう。
その頃アースラの艦橋では、シグナムが起きたのを知らせる文字が
パソコンの画面に流れていた。
それを見たエイミィは直ぐにリンディに報告する。
「艦長・・・Aー103号室のシグナムさんが目覚めました」
その報告を聞いたリンディは直ぐに手の空いている人物を自らの頭の中に
ピックアップする。
「そうね・・・・・・それじゃあ・・・クロノ執務官にシグナムさんの所に迎に行かせましょう」
リンディの言はあながち間違いではない、現状ではシグナムが起きたを本部に知らせる
義務がある。その為に次の位地にある、クロノに病棟に行かせるしか手はないのだ。
だがその命令は以外にもクロノ自身から否定される。
「だめですよ・・・・・・リンディ艦長・・・・・仕事をサボる口述を造るのは、それにここは目覚めてまもない
人は必ず情緒が不安定になりますから、ここは同じヴォルケンの人物の一人、ヴィータに任せましょう」
「そうね・・・確かに・・・なのはさんにはフェイトさんが居る様ですし、シグナムさんはヴィータさんに迎いに行かせましょう」
「それに今のアースラは良介が逃げ出した経験も有って、内からは開きませんしね」
「たしかに、それではヴィータさんに連絡をつなげられますか?」
「可能ですよ、それではリンディ艦長、通信つなげました」
たった数秒のやり取りでつなげられるエイミィの実力も凄いのだが。
「こちらヴィータです、一体なんのようですが、リンディ艦長、今は良介の探索で忙しいのです」
ヴィータは内心では焦っていたがだからと言って、それを味方にぶつけるような事はまずはしないが
既に良介が消えて二週間が経っていた。
流石に調査を開始して一週間が過ぎればあの良介がどうなっているか万が一にも考えたくも無いが、
現実としては考えてしまう、
『あの光の幕で消えてしまった』とそれを払う為に一身腐乱に今まで良介が少しでもかかわった
場所に行って、調査は全て空振りの連続である。
そしてその時にリンディ艦長からの連絡、誰だって何かわかったと思うのが人の常だ。
だか次の瞬間、それは破られる。ある言葉で、
「ヴィータさん、今貴方達の将、シグナムが目覚めたの、それで人手が足りなくて、貴方に迎えに来てほしいのよ」
ヴィータは内心では怒りで心はマグマになっていた、
『今、目覚めた、将を自分に引き取れと、ふざけるな私は弟子を捜すのに忙しいのだ』
「いやです、それなら医療班のシャマルでもいいのでは」
「それがシャマルさんは、今は忙しいのよ、ホラ今皆ムリをして調査に当たっているでしょう、
それであれほどの治療技術を持つシャマルさんは本部からも外せないのよ」
「くっ・・・ワカリマシタ、今からそちらに戻ります」
「お疲れ様」
こうして、ヴィータはリンディの説得でようやくアースラに戻ってきた。
シグナムが調査してから既に五分が経っていた。
シグナムは自らの置かれている状況を正確に判断した。
「さって、如何したものか、、内からはあけられないように出来ているようだそしてデバイスは私の手には無い」
デバイスは既にそのシグナムの手から既に無い。
【デバイスの存在を知る者】は=管理局が管理している
世界に限られる。だとすれば後は自分の身柄を相手に教えてそれで管理局に帰る手段が何か見つかるはずと考えていた時に
その病棟の扉が開いた。
元々アースラでは某誰かさんが逃げ出したの切欠に
病棟は内から開かないようになっていた。
その為に入ってきた=看護婦と頭の中に入ってるこの騎士は
その入ってきた人物を見て驚いた。
「よっ・・・ようやくお目覚めだなシグナム」
入ってきたのはあの第六課の副隊長でスバルを鍛えている
ヴィータで有った。
これを見たシグナムは安心した。
【自分は意識を失っている間に管理局の病棟に転送されたのだと】
あながち間違ってはいないが【認識が】違うのだ※もちろん論外も存在する
【あちらの管理局】では【こらちの管理局】なのだだか2人はいまだに知らない。ここが並行世界だとは
実際ヴィータは既に怒っている、調査を切り上げてこの馬鹿を迎にきたのだから。
「ヴィータか・・・それで他のメンバーはどうだ」
「何時もと同じで、調査を開始している」
「調査だと・・・・一体なんのだ?」
シグナムは判らなかった。確かに【レリック】絡みは調査が必要だが、大抵それは事故処理の時だ、
今の段階では何時どこへあのガジェットが出てくるかは、暫定的にロスト・ロギア絡みしか分かっていない。
だからこそ、今は有事に対して、その準備為に新人達を鍛え上げている最中である。
またヴィータは調査の事を聞いて、それを驚いているシグナムにたいして驚いていた。
「なんだってことはないだろうが、・・・・・・シグナムが出てきたあの【光の幕】と一緒にいた【良介達】を捜す調査にきまっているだろう」
なにいをいまさらといった風にこたえる、ヴィータにたいしてシグナムは初めて聞いた単語に戸惑いをおこしていた。
「ちっとまて・・・・・・ヴィータ・・・その良介達というのはなんだ、それに光の幕というのも知らないぞ」
そうあくまでシグナムが知っているのは自分を包み込んだ光だけ。
「バッカローーーーー!!!! 良介を知らないだと、それにアリサやミヤもしらないと言うのか、最後に・・・・・・・一緒にいたくせに」
ヴィータの目には涙が流れていた。それに、両手は震えていた。
ヴィータがいる場所には涙が流れて落ちて出来た涙の水溜りがあった。
その様子をみたシグナムは余計に意味がわからない、なぜヴィータが泣いているのか、
そしてヴィータの口から出た名前でアリサの名前が有ったことも。
「ヴィータよ今は・・・・・・・話してくれ・・・泣く事は何時でも出来る」
シグナムの言い分は正論である、確かに泣いているだけでは何時までたっても状況は進行しない。
「ひっく・・・・・判った・・・話してやる、シグナムお前が寝ていた一週間で起きた出来事を」
「あっあ聞こう・・・私が寝ている間に何がおきたのか」
ヴィータは話を始めた。
良介が管理局から受けたロストロギア回収任務の時に事故か、故意に起こされたことなのか、ソレすら判らないまま
シグナムを含めた事務所が突然の光の幕に包まれて消えてしまった事や、その後にシグナムだけが何故か
再び光の幕の後に出てきた事を包み隠さず話した。
「なるほど・・・・・・その光の幕が今回の元凶か、それにしてもロストロギアの回収任せられる民間協力者か会ってみたいものだな」
無論このシグナムの言葉には感謝の言葉はあっても、仲間意識とはない、言葉だ。
それを聞いたヴィータの反応は誰だって予想は出来る。
「会ってみたいものだと・・・・・・シグナム・・・・・・・・いい加減にしろ・・・良介とは【】事件の時に知っているだろう
はやてだって・・・良介の探索に力を入れているんだぞ、なのはもフェイトもだ、ふざけるのもたいがいにしろ」
ヴィータが吼えた時には既に1時間が経過した時に再びシグナムがいる病棟の扉が開いた。
「なんや・・・・・・クロノ君から聞いていたけど・・・・・・シグナムもヴィータも元気そうやな」
この気の抜けた、関西弁は管理局では一人しか言葉を使っていない。
「はやて」
「主・・・はやて・・・・・・」
シグナムは完全に言葉を失った、だってそうだろう・・・はやての姿は完全に少女と呼べる姿だった。
「ん・・・どうしたん、シグナム・・・・・・もう少し休むか、それにヴィータも休んだほうがいいよ疲れがたまっているやろ」
「別に・・・疲れはたまってないです、主はやてこそ、休まれたほうがいいです」
「そうかって・・・うちは一日程休んだし・・・ヴィータこそ休み、殆ど3日間休んでいなやろ」
「もんだいないです、それよりもシグナムの方こそ問題だと思いますよ」
「どうしたんシグナムが問題やって・・・?」
普通に会話が進んでいる現状にシグナムは完全に訳がわからない状態だった。
シグナムが知っている主はやては女性で第六課のトップである。
それなのに動考えても、今の主はやては完全に少女と呼べる体型である。
「主・・・はやて・・・いい加減に元の姿に戻ってください、変身魔法で人を脅かすのはやめてください」
「????? なに言っての・・・・シグナム・・・変身魔法もなにも、うちは未だ中学一年生やで」
「そうだぞ・・・・シグナムこそ、頭大丈夫か?」
はやてもヴィータもシグナムが目覚めていまだにぼけているのか、それともふざけているのかどちらしかおもい浮かばなかった」
「何を言っているのです・・・私のからかうのは止めてください、主はやてにヴィータよ、そもそも主は今年で19歳だろうが」
「「!!!!!!!!」」
このシグナムの発言に完全に驚いてしまったはやてとヴィータで有った
※ これは良い例をあげれば、その世界で作られたや
転送型・主自動設定型が主に上げられる。 八神はやてのデバイスが一番の代表例だ。
あれは主システムのお陰で色々と制約が出来る、そのお陰で管理局に移行しても
そのデバイスは没収されずにいまだに使い続けられる。
良介の事件
アースラに収容された良介が逃げ出して、後にエイミィと死闘を繰り広げられた事で一番有名な事であり
それ以降は収容して人物が勝手に逃げ出さないように、内部からは開かないようになっている。
もちろんその艦の局員【クルーは】別だがそれ以外のゲスト達は局員が外部から空けないと開かない
システム。
今回はシグナムはゲスト扱いであり内部から空けられる権利はない。