ヴィータがそのパンドラの箱をと呼べる、アルバムをゆっくりと開けてみる。
一枚目・・・・・・・・
二枚目・・・・・・・・・
三枚目・・・・・・・・
四枚目・・・・・・・・・
そのペースがどんどん早くなっているまるでその中身を否定するほどに。
『ありえね・・・・・・・・・・ありえね・・・・・・・・・・だって・・・・・・・アリサの姿がいっこうに変わっていない、それにミヤに
【 】だと・・・・・一体どうなってやがる』
ヴィータのその感情は至極当たり前のものだ、誰だって、信じたくは無いだろう。
もう一つの可能性があり、その可能性を実現した世界から来た住人だと。
「うそだ・・・・・・こんな三流と呼べるほどのC級映画の題名や物語じゃないだぜ」
そうヴィータの言うとおり、だれだれってこの世界に関わる全ての住人は、並行世界の可能性は信じていも
だれも見た事がない、行った事がない世界の存在を認めることは誰にもできるわけではない。
それをすると大抵の人々からきちがいまたは、狂った思考の人間と呼ばれて世界から孤立してしまう。
だからこそ、ヴィータはそのアルバムの存在を否定しようとするが、現実的には自らがそれを見ているし
触って感触がある以上其処に存在している。
だからこそヴィータはこの問題を一人で抱えずに今は信頼できる仲間に相談できる為に
ヴィータは今捜しているエリオ・キャロ・フェイトに念話を使いライトニングのメンバーを集めることにした。
《こちらライトニングの副隊長ヴィータだ・・・捜査の手ががりを手に入れた、今すぐに集まってくれ》
《こちらライトニングの隊長フェイトです・・・・・・ヴィータ副隊長了解しました、キャロとエリオと合流してから
そちらに向かいます》
《こちらライトニング副隊長・・・・・ヴィータ・・・・・・了解した》
フェイトがヴィータとの念話に集中していた時に、キャロは自分が落とした曲が流れる箱を取った
その瞬間
ジャラ。
何かが箱を上げた場所から銀色に光る、銀製の造詣物が幾つ物同じく銀色のワッカに繋がれた状態で
幾つも出てきた。
それをキャロが拾い上げる。
その最中もヴィータとフェイトとの念話で話していた。
《うん・・・どうしたの、ヴィータ副隊長・・・・・・何か遭ったの?》
《いや・・・・・・何でも無い・・・・・・急いでくれ・・・・・・之はアタシ一人で解決できる問題ではない》
エリオがヴィータ副隊長の念話の話を聞いて、キャロとフェイトがいる場所まで
戻っていたがエリオは少し残念な顔をしていた。
その一方でキャロはその箱から出てきた。銀色の造詣物を手に取り、曲が流れる箱
を元の場所に戻していた。
『これは鍵束・・・もしかしてヴィータ副隊長も別の鍵を見つけたのかな』
『だめだ・・・・・・鍵らしきものは全然見つかっらなかった』
エリオとキャロの考えはまったく別の事を考えていた。
最も都会育ちのエリオには見つけることは出来なくて当たり前の事で
その事を別に君やむことではないのだか、真面目なエリオは完全に気分はブルーになっていた。
《了解・・・今エリオが合流したからそちらに向かいます・・・・・ヴィータ・・・早まった行動はだめだよ》
少しの長い沈黙後。
《判っている・・・・・・あの時は・・・・・・状況が違うからな》
そしてヴィータと合流を果たす為に、ヴィータがいた場所までゆっくりと三人で戻り始めていた。
その頃第六課の本部がある管理局では、良介のことを本気で持て余していた。
【アクセス】と呼ばれる魔法か技で守護騎士の烈火の将騎士シグナムと同じパーソナルと同じになり
その人物が持つ魔法や技も使える事ができる能力。これははやてが持つ【レアスキル蒐集行使ではないかと思われる】
と同じ意味でそれを扱い、十分に使いこなせている点にある。
【ただ使っていると】【使いこなす】ではその意味がまったく違う
一歩間違えれは゛良介の能力は確実に管理局にひいてはその世界全体に悪影響及ぼす危険性がある。
また先の嘱託免許戦の折に見せた、融合型デバイスの能力も驚異的である
事実・魔力数値が最も最弱人物が使いこなせるデバイスではなのは事実だ。
これは以前に前例があり。
自分の力量に遭わないデバイスを用いた魔道師による事故が多発してた時期が存在する為に
今の用に管理局では全ての魔道師にランク体制を造り。そのランクに在った、デバイスを渡して、事故を防止する
事で多くの人材の確保や、安全に魔法が使える事もあり管理局が今に至るまで巨大に成長する切欠を造った体制である。
だかその体制を梱包から覆す【宮本良介】とその相棒【宮本ミヤ】の存在は管理局からすれば絶対に外に漏れることは阻止するしかない。
後の報告書より一文を拝借。
このような報告書がある事すら知らないまま、良介とミヤは再び、先ほど第六課のトップが集まっている場所までスターズの隊長
なのはとその部下であり先ほどまで対峙していた人物【ティアナ・ランスター】共にゆっくりと歩いていた。
「先ほどはどうもです・・・・・・それでどうして私の事を、リインと呼んだですか?」
ミヤが道案内をしてくれている2人にたずねると。
「えっと・・・・そうだね・・・・・・ミヤちゃんでいいかな・・・・・・ミヤちゃんと同じ姿をした人を知っているからかな」
「・・・・・・・・・・・・」
「そうでしたか・・・・・・それは済みませんでした」
ペコリ
なんとも愛くるしい姿でこちらに誠意を示す。なのははなんだがリインに何処か似ていると
感じていた。
「あっそういえば・・・・・ティアナさんの名前は聞きましたが・・・貴方の名前は聞いていません」
「あっそうだね・・・すっかり忘れていました、私は高町なのはです、ここの部隊の隊長をしています」
「「えっ!!!」」
この自己紹介には良介とミヤは完全に驚いた。確かになのはと似たジャケットを着ていたが
まさかなのは本人とはだれもは思わないだろう特に、この2人のなのは姿は中一に上がったばかりで
いまだすこしだけ幼さが残る感じの少女だったから。
「・・・・・・・」
こうして良介とミヤが驚いている、最中にもティアナが、一人で先ほどの試験で見せた
謎の七色の光とそのリインUに似ている小さい少女の事を見て考えていた。
【融合型デバイス・・・・・私にもアレほどの力があれば、執政官になれるのも早い】
その頃・・・調査チームの方でも、動きがあった。
特に謎の建物の中で【全て破棄されたはずの転送装置】と人が住んでいた形跡があったと
第六課の分隊長がシャーリーに報告して、今その報告書をシュバルツとクロノが目を通していた。
「なるほど確かに・・・この情報はたしかなんだな」
「はい間違いありません・・・・・・・フェイト隊長からの報告と同時にその転送装置のデータを本部から
フェイト隊長が言った3年前に破棄された転送装置のデータをとりおせして。その報告書に載せています」
そして2人はその報告書の転送装置のデータを見て驚いた。
余りにもその詳細まで事細かく書かれていたからだ。
「確かにシャーリーの手腕にいつも脅かさられるよ」
クロノもその事を高く評価していた。
『確かに短時間でここまで詳細に纏める能力は評価する価値はある、伊達にエリート部隊と名乗っているわけではなさそうだな』
またシュバルツもココまで細かく調べられる第六課の能力を改めて自らの評価を密かに修正した
そしてヴィータの所で戻ってきた、フェイト達にも色々な意味で覚悟が必要になっていた。
「ようやく来たな・・・・・これがその証拠だ!!」
ヴィータがフェイト達に見せたのは【あの年号が入った写真】の一枚だけだった。
「これがその証拠なの? ヴィータ副隊長」
「それなんですよね」
「・・・写真ですね」
上からフェイト・エリオ・キャロが続けて発言した。
確かにたった一枚の写真で調査を中断してまで戻ってきたのだ。それがたった一枚の写真では余りにも
ふざけているというしかないほどだったが。
その違和感に最初に気付いたのもやはり同じく長年なのはと付き合いが長いフェイトだった。
「ねっえ・・・ヴィータ副隊長・・・この日付・・・おかしくない?」
「そうだ・・・それに表も見てみな」
ヴィータの言葉でフェイトは表側を見てみる。
「嘘・・・・・・そんな・・・・・・だって【 】と一緒にリインちゃんが写っているし、それに保護した人物も一緒に
写っている?」
確かにフェイトの同様も最もだ、実際写っている人物のうち一人はその時期にも生まれても居ないし
また【 】はなのはとヴォルケン達と共に確かに消滅を確認したのだ。
だかにこそありえない・・・この写真は在ってはならないことだった。
確かに現実的には、ありえないことだった。
だが実際にはこのようにフェイトの手の中に確実にその証拠は存在している。
「フェイト隊長にヴィータ副隊長・・・その写真が何か問題がありそうなんですか?」
エリオはフェイト隊長とヴィータ福隊長が動揺しているのが判っていたので。話しかけてみたのだが。
「・・・・・・えっと・・・・エリオには少しわからないと思う・・・・実際私にも未だ説明がつかないが事実だからもう少し待って」
「エリオ・・・無駄だ・・・説明は出来ない」
フェイトとヴィータがそれぞれにエリオに話をした。
「はい・・・わかりました」
エリオはなんだが・・・相手にされていない事が少しだけわかった。
そして鍵の束らしき物を持っている。キャロはエリオがヘコンデ居る為に少し元気をつけるために
「大丈夫だよ・・・エリオ君・・・今はただフェイトさんにヴィータさんが悩んでいるからもう少し待ってみようよ」
キャロがそう言うと自らの腕をエリオの腕を持った。
「わっ・・・・キャロだから・・・それは止めてよ」
「いいでしょう・・・・エリオ君・・・同じ年なんだから」
「駄目だよ・・・・・・君は・・・その・・・・女の子なんだから」
「・・・・・・へ・・・・そうだけど・・・・それが何か?」
元々自然保護部で居た為か、羞恥心が殆どキャロには存在しない、ソレゆえの行動なのだが
エリオの年齢からすれば、少年から青年へと変わる成長時期でもある年頃なのだ、ソレゆえの反応
なのだか、キャロにとっては意味がわからない行動しか見られていないのだ。
その際たる例がキャロを迎えに行ったエリオが胸を触ったしまった事にたいしてなんでもない行動を取っていることからも伺える。
それは最もキャロが感情と精神が成長すればおのずと判る事なのだが、今は仕方がない事である。
その時・・・
ジャラ
何かの音が、その部屋に広がった。
「なに・・・その音は」
「何だこの音」
「えっと・・・・ヴィータ副隊長・・・に言われた・・・鍵を見つけてきたけど・・・これでいいかな?」
ジャラ
キャロは鍵が幾つも着いている束をヴィータ副隊長とフェイト隊長の前に出した。
「えっ・・・それが鍵なんだ」
エリオは驚いた・・・・自分が捜していた鍵はこのような形だったとは今気づいた。
その鍵の束をキャロからフェイト隊長に渡されて。今鍵が掛かっているロッカーの一つに
鍵の束の鍵を一つずつ、鍵の穴に差し込んで調べていく。
一つ
二つ
三つ
4つ
五つ
六つ
七つ
こうして次々と合わない鍵がまた一つ鍵穴から外されていく。
その間にヴィータは既に存在しているもう一つの【パンドラの箱】と呼べる物を自らの魔法を使い
ある場所へとその存在を飛ばしていた。
そしてその頃・・・・・・・元々良介・アリサ・ミヤ・シグナムがいた世界ではアースラの病棟室に収容されてい、
3日間意識が戻らなかった【一人の守護騎士】が目を覚ましていた。
「ここは・・・・・どこだ・・・・・・・」
こうして二つの世界が巻き込まれて交差して世界規模的な大事件に発展する
予兆を見せていた。
後書き〜
ヴィータがパンドラを密かに飛ばした場所は秘密です
アニメでもあの人がケーキを突然呼び出していたので あのぐらいの魔法はヴィータにも使えると判断して
今回はネタとして使ってみました。
【守護騎士】は言わずと知れた。あの人です
いまだに名前は伏せています
ランク制度
管理局が出来てまもない頃に、良く頻繁して魔道師の魔法事故が多発してことによる
ランク制度を造る切欠である。
ランク=魔力が高い者・または制御力がある程度高い者は高ランクを振り分けられて
逆に魔力が高いだけの人物で制御力が低い者には低ランクという風に振り分けられていった。
そしてそれと同様に能力にあったデバイス支給制度を確立した事で
今の管理局に発展した。
キャロの感情と精神の成長について。
エリオがキャロを迎に行った時にも、キャロが余りにも無反応だったので
このようにしてみました。
最もそれ以前にキャロにも問題がありそれゆえに成長を抑えている節が有るようで
仕方がないことですが、今の段階ではそれほど感情は豊かではありません。むしろないに等しいです。