ようやく良介の失踪の手がかりを手に入れた、ユーノは早速その部隊の到着を今か今かと待っていた。
ただ同時刻に別の場所ではその情報は地上部隊を実質、運営及び士気をする役職
首都防衛隊代表/防衛長官のレジアス・ゲイズに人事部及び査察部のトップである
レティ・ロウランとの間との会話が極秘裏に行われていた。
「ですから・・・・大事な資料の持ち出しの最中に、何かがあればそれはこの管理局全体の失態につながるですよ
その為にもそちらの優秀な部隊であるゼスト・グランガイツ殿部隊に輸送の件をたのんでいるんです」
レジアスも確かにその資料の重要性ぐらいわかっている、あの無限書庫から見つかり原本と写本が一冊ずつしかないのだ
それはこの長い管理局の歴史で汚点か・もしくは危険・重要性が高い資料も知っているゆえに自ら管轄する地上本部から輸送中に盗まれた
と在っては、それ自体自らの経歴に汚点を残しそこから色々と他の派閥に良い口述と餌を与えるのは必須だが、
レジアスの手元のある資料では必要としているはあの海で英雄ずらした二世達と管理局では
有名なあの歩く特異点と呼んでいい良介の捜索のためだというのだ。
『あの管理局始まっての至上災厄を撒き散らす犯罪者を捜すためだと』
レジアスの感情も思考も既に決まっており。
わざわざあの犯罪者の為に部隊を出すのは気が引けるのだ。だが今目の前に居るのは
あの切れ者のレティ提督だ、そしてなによりあのアリサがバックについているのだ
他にも管理局中でも犯罪者の事を良く思う勢力があり、しかもそれが三大提督呼ばれる
あの方々も犯罪者の事も気に入っているのだ、今ここで一時の感情で動いても自らのリスクが少なくデメリットが
高い為に仕方なく部隊を送る事を決める。
「判っている、たが陸は陸で忙しいのだ、急にこのような話を持ち込まれてもたいように困る」
「分かっていますわ、ただ今件は緊急性が余りにも高く、迅速に解決しなければ災厄再び大きな事件に発展する可能性があるんです」
「それはそれは・・・確かにこちらも届いている資料によれば、宮本良介の個人的な付き合いの人数だけもかなりの人物が連ねているようだ
あの情報戦ではこの世界では他の真髄を許さないアリサまでも入っていると、なるとたしかに早めに解決する事件ではある、
たが次からは早めに情報をまわしてもらいたいものだが」
「たしかに私達も、予定より早く見つかったお陰てそちらに連絡を入れるのが遅れてすみません、以降は気をつけます」
「そうしてくれでは・・・輸送部隊はゼスト・グランガイツ率いる隊に任せるとしょう」
「助かります、この埋め合わせは次の機会でも」
「判った。それでは後ほど部隊をそちらに向かわせる」
こうしてレジアスとレティとの間の通信が終わりを告げた。
たが直ぐにレジアスは別の回線を何処かにつなげたそれは秘匿回線であり、一度使う毎に前回のデータその物消える
代物着きである。無論逆探知及び盗聴すらできないほど回線である。
「わたしから話があると、あの者、回線をつなげてくれ」
その回線に姿すら映ってはいない。ただ声で取引する為である、万が一取引がばれても両者が取引相手の顔も名前もしらないようでは
片方が捕まっても、もう一方が逃げれるようにである。
取引相手もそのような考えを持つ者が多く、実際に取引相手がまさか地上本部を指揮する人間の一人だとは思ってはいない。
元々取引先の情報を集めようとする【レジアス側の情報網】は硬くその硬さは管理局にも匹敵する、個人でのダントツはアリサである。
ゆえに無意味な情報収集は自らの首を絞める行為であることは判り切っているいるために、取引だけを行い
レジアスは自らの派閥を拡大させる事に成功していたのだ。
今回もその大手の取引先の一つで、古代魔法及び貴重な資料を蒐集するコレクターである。
無論レジアスの見返りはその大量の資金である派閥争いやレジアスを支持する企業・研究機関・軍事関係に横流しをする
役目もこのコレクターは引き受けてくれているのだ。仮に査察部に捜査されてもレジアスの金の流は判らないのだ
ゆえにこの顧客の優勢純度は次第とレジアスの中でも高い物になっている。
一般男性が100人中100人、喜ぶ金髪美人であり、逆に女性から嫉妬に狂うとほどのスタイルを有しているしかもそれが
判るほどの体のラインが判る、水着と一瞬間違えるほどの服を着ながら白衣着ている男性に無防備と呼べるほどに近づいていった。
「ドクター・・・・・・あの方から連絡が来ました。おそらくドクターの予期していた案件かと」
その女性にドクター呼ばれた男性こそ良介達を別の世界に飛ばしたジェイル・スカリエッティ張本人である。
しかもそのドクター自身も何かを作った最中なのか、なにやら色々な危惧がそこらじゅうに散らばっている。
「そうかもうそんなに・・・時間が立っていたのか、それでは行こうか我が愛しいドゥーエよ」
「はい・・・・お父様」
ドゥーエも先ほどのまでの冷たい表情ではなく、少しだけ嬉しそうな表情へと代わっていた。
無論だれでもこのような表情を見せるわけではない、本当に心から信頼している人物に限るのだ。
ゆえに未だドゥーエの表情を見た者は少ない。
ただその回線は開いたままで。取引相手の顔すら知らないがレジアスはまだ待つしかない、
もし相手に嫌な思いをさせてしまうと今までに動いた巨大な富がこれからも受ける事が出来ない。
レジアス派閥は今やかなりの勢力だ派閥も現在拡大中で、常に運営資金が必要なのだ、そのスポンサーと呼べる
人物の到着を待つぐらいたいしたことではない。
『そうこれから起きる取引によって動くリスクを考えれば安いものだ』
そのように考えていると急に向こうから声が聞こえてくる、先ほど現れた取引先の秘書か何かのようだろう
とレジアスが考えている。
「お待たせしました、主が到着しました。」
「お待たせしたようでもうしわけありません」
「いえいえまったなどど、私はまったなどど思ってはいません」
レジアスは遅れたことに素直に謝った事相手の行動で、逆にこちらも待ってはないことを先に話す、
これで少しは向こうも話しやすい場を提供するように勧めたのだ。
「それで今日の用件はなんでしょうか、※ナインベル殿」
「はい、実は貴方様の興味を引く物が在るのです」
「ほーう・・・それは何かなナインベル殿」
「はいそれはあの管理局で原本と写本が一冊づづしかない本でございます、余程貴重なものらしく、
厳重な警備ではありますが、それをたった三人のTチームの魔道師がある場所へと輸送情報を入手しましたのでお耳に入れときたくて」
「それはそれは、貴重であると同時に重要な本であるようでしかも管理局の魔道師が運ぶものですか、ですがこれほどの
重要な情報を手に入れるとは余程危ない橋を渡ったようでナインベル殿の心中をお察しします」
「いえいえ。重要な取引先が欲しかる物をある程度は判らないとこの世界ではやっていけませんので」
「それもそうですね、ではそれなりの情報の見返りに、ある程度の投資金を何時もの所に振り込んでおきます」
「かさねがさねすみません」
「これもビジネスです、ではまたの情報と貴重な物が見つかれば、連絡をください、何時でも待っております」
「はい・・・それではそちら様も気おつけてください」
こうしてレジアスはその取引先の通信を終わりを告げた。
「ウーノでは次の取引先に通信を繋いでくれ」
「・・・判りましたわ」
ドクターに頼まれて次の取引先である、時空管理局の上層部に秘匿通信をつなげた。
「わたしだが・・・用件を早く言いたまえドクター」
「はい実は・・・私が持ち出した、資料の原本が本局から輸送されることに成りまして、
その為に護衛の魔道師の資料と輸送ルートのデータをもらえればと」
通信先の上層部の人間達は黙り込む、幾ら何でも輸送ルートを渡すとなれば、
あのレティ提督が率いる観察官達が捜査を開始するのは火を見るより明らかである。ゆえにその判断下す為に上層部連中は悩んでいた。
そこへドクターは誘惑の言葉を傾ける
「大丈夫ですよ、襲撃を仕掛ける時点でその輸送する魔道師を含めて拉致しますので、捜査されても輸送中の失踪と言う名目で
簡単にかたずけられる」
ドクターの提案は目撃者も含めてこちらが後始末をするという発現である。手を汚して見つかるよりかは向こうが罪を被ってくれる
その考えが上層部連中に浸透すると、ドクターは簡単にデータを手に入れられる。
「判ったドクター、直ぐにそちらに魔道師の資料と輸送データをそちらに送る」
「よい、答えをお待ちください」
上層部連中との通信を終わらせると、同時にその約束のデータが贈られてくる。
ドクターは直ぐにそのデータの中身を調べると突如大笑いを始めた。
「クク、ハハハハハハハハハハハ、まさか、まさか私の研究の一部を奪ったあの女が居るチームとはしかも部隊長はストライカークラスで
もう人はレアスキル持ちの召喚術師とは、余程私は運がいいと見える」
ウーノとドゥーエ、黙ってドクターの興奮が鎮まるまで待っていた。
五分後ドクターの興奮は収まり、ウーノとドゥーエの2人に任務を与えた。
「ドゥーエ・・・君は能力・役割:潜入・諜報活動・暗殺に長けているまた固有装備:ピアッシングネイルは私以外は見抜けないほどの
変身能力を有している、ゆえに管理局の内部に入り、逐一私に情報を教えるスパイをしてくれないか」
「ドゥーエはドクターであるスカリエッティの命令を守ります、ウーノ妹達をよろしく頼みます」
「任せておきなさい、その代わりドゥーエはちゃんとドクターの任務をこなしなさい、期限の無い長期任務ゆえに貴方の体が心配です」
「それでは支度の為に、ここを立ちます、ドクター、ウーノ姉様」
ドゥーエは2人に挨拶をすると、即座にドクターが居る通信室を後にした。
残ったウーノもドクターから今起きているナンバーズ達と試作だがAMFを装備している球体のロボット数体を召集させた。
最初にから居たのはウーノでありドクターからナンバーズの1番を貰った女性であり紫のロングヘアーが良く似合う
スカリエッティの秘書の役割をしている。無論既に輸送ルート及び魔道師の資料もドクターから預かり作戦を立て始めている。
次に来たのは胸元に3番の印があるトーレであるウーノと同じく紫のショートカットの女性。ナンバーズの実戦リーダーでもある
実戦経験もウーノよりある。
クアットロ 胸元には4番の印がある、茶髪でメガネをかけた少女。
起動しているナンバーズの全てのサブリーダー的の役割を与えられているメガネは飾りのようで、無くても良く見える。
チンク 胸元には5番印がある銀髪で右目に眼帯をした少女。稼動暦はクアットロよりも若干長い
本人は気にしていないようだが、他の姉妹達より全体的に足りては居ない、ドクターの趣味なのか一度稼動した後でポッドに再び眠りに
着いき、再び起きた時でも少女体型は改善されてはいなかた。内心はかなり焦っている。
他のポットは既に起動している状態で、他のナンバーズの制作に入っているようであり。
未だ人の形になっていない物があったがそれでもポッド数は16個あり起動しているナンバーズの数を合わせても
開いているポッドの数が合わないのだ。2つ完全に機能は停止しており、一個起動すら動いていなかった。
そして未だに場には姿を現さないドゥーエは既にドクターの指示の元で別行動を取っておりアジトから丁度移動を開始したところであった。
だが普通に考えても、このようにドクターを除き全てが女性とは普通はありえないのだ。
しかも体のラインがはっきりと判るバリアジャケットを着ているのにも係わらずだ。
「麗しのドゥーエ姉様も姿が見えません。ドクター」
メガネをかけているクアットロはドクターに向かって発言した。
確かに他のナンバーズが着ているのにも係わらず。肝心の姉が来ていないのならクアットロは残念そうな顔をしている。
チンクもまただんまりを決めながら産みの親であるドクターの返答を静にまっていた。
実行リーダーであるトーレが呼ばれた時点で何かしらの行動があるのはトーレにも判っていた、それに
父親であるドクターの周りには球型ロボットがあるだけで。未だにその情報すら貰っては居なかった。
ゆえにトーレとしては考えは、私達の四人で何かしらの任務・行動があると推測し、何時でも動けるように待機していた。
「クアットロよ、姉のドゥーエには既に別の任務を与えている、それゆえに、君たちの行動をサポートするべく新に作り出した
ガジェット共に、ある物の奪還及び、君たちの妹分の【新たな素体】である魔道師の確保だ、
それではウーノ説明をよろしく私は研究で忙しいのだよ」
言いたい事を言い残してドクターはナンバーズ達が居る場所を後にした。
残されたナンバーズ達はドクターの秘書であるウーノ姉様の説明を静かに聴き始めた。
「今度の作戦は、ドクターが手に入れている資料の原本と、それを護衛する魔道師三名の捕縛にあります」
ウーノは既にドクターから渡されている資料から必要最低限の情報を姉妹達に教えていく。
無論ガジェットに着いている機能の説明も忘れない。
「この我々の手足となる機械【ガジェット】には魔法を無効化するフィールド、通称AMFが装備されています、ミッド式・ベルカ式
の殆どの魔法は無効化できる能力を持ちます。
ゆえにこのガジェットを使い、敵が増援を呼ぶ可能性を潰し。相手の魔法を無効化してある程度痛めつけてから捕縛です」
クアットロにしてみれば、こんな事より愛しいドゥーエ姉様と共同初任務で在ったのに、それが出来ない上に、性能がいいが
ガラクタしか見えない球体型ロボットのお守りはごめんと考えていた。
トーレはがジェットを戦力に入れて、戦略を練っていた。
チンクもドクターが戦うために私を作ったのを知っている為に、無駄な考えはしないでどのようにして魔道師を捕縛するか考えていた。
「私達の基本能力は普通の魔道師よりは基礎能力は高くまたドクターに与えられた能力も高く、
我々がただの魔道師に負ける可能は10%しかありません」
このパーセントはあくまでも机の計算上であり実戦は殆どない訓練を繰り返ししているだけの毎日であったがようやくナンバーズ達
初の任務だった。ゆえにウーノはその事を妹達には教えずにいまココに居る。
後書き〜
※レジアスの偽名です もちろんジェイル・スカリエッティの呼び名はドクターです。
ガジェットの初期型、世間一般的に言われているプロトタイプが登場です。
アニメのなのはが大怪我をした原因がガジェットと時系列を調べていて書いていたので
こうして載せました、どの道ドクターが作っていないとガジェットはあそこまで量産化及びバリエーションは造れませんので
ドゥーエの能力を見たときから忍者と思い管理局への潜入任務を思いつき書いてみました。
残ったナンバーズも初任務です
作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル、投稿小説感想板、