はやてがファイルを見て困っているところに、アリサは確実に並行世界がある証拠をだそうとしていた。
「はやてがそれを見ているということは・・・私達がいた事務所を調べたのよね」
このアリサの発言にフェイトとヴィータは敏感に反応した。もちろんそれを見逃すほどアリサは甘くは無かった。
「そうならばこちらも証拠をだすわ、ミヤ【アレ】をだして」
アリサはミヤに命令した。ミヤも何かをわかったようで。
「【アレ】ですね」
良介も何かしらの違和感を感じてはいたが正確にはわからないために行動が出来なかった。
ミヤは自ら持っている小さな魔道書を広げて、ある一つの赤い球体をその場に出現させた。
その赤い球体を見た第六課のメンバーはそれをこう呼んでしまった。
「「「「「レイジングハート」」」」
ミヤはそれを聞くと驚いた表情をしたが、ゆっくりと口をあけて話し出した。
「違います・・・確かに姿形は似ては居ますがこれはただの記憶装置です」
「「「「記憶装置」」」」
「何・・・まさか」
「アリサちゃんハイです」
「有難うミヤ・・・・後はこれを私が持っているパソコンにつなげて見せるだけだけど人数が人数だけに
どうしよう」
ここでアリサは困ってしまった、実際にはこれを見せるのは依頼者が良介の実力を評価しない時や
依頼を成功させたのに依頼両を渋る客にのみなので、大抵は一人用なのだ。
だからこそ困っていた時に、茶色の髪のロングでメガネをかけて俗に言うメガねっ子がアリサに声をかけてきた。
「ソレってもしかしてデバイスについているあの記憶装置ですよね、それなら私が皆が見れるように出来ますよ」
それを聞いたアリサは
「嘘でしょう」
「本当です・・・これでは私は・・・デバイスマスターの資格を持っていますよ。見ますか?」
「本当なの」
「はい・・・本当です」
「名前を聞いていなかったは」
「そうでしたね・・・私は時空管理局 本局古代遺物管理部 機動六課 ロングアーチ通信主任兼メカニック(デバイス担当)の
シャリオ・フィニーノですよろしくおねがいします、アリサちゃん」
「こちらこそよろしく」
そうして良介とアリサ・ヴォルケン達とライトニング・スターズの面々がいる待機室
では同じく第六課のシャーリーの手を借りてアリサは自分達の過去がある映像のプロテクトの解除をおこなっていた。
その最中アリサは第六課のトップであるはやて・フェイト・なのはの方を見て話し出した。
「・・・・・・これから流れる映像は【ここでない貴方達の映像よ】特にフェイト・はやてには辛い思い出しか出てこないしそれでもいいのね」
「・・・・・・それは・・・まさか・・・母さんの事?」
「うちやと・・・・・・リインフォースの事やろうな・・・」
「それだと私はあの事後の事かも」
管理局が誇る三大エースは達は何か思い当たることがあるのか、思い思いにふけていた。
一方のスターズ・ライトニングの新人達はその事はまったく知らない、元々管理局でも屈指のオーバーSランク保持者であると同時に
多くのスキル持ちは、大抵新人に発行されているキー程度は閲覧は不可能である、その為に仮にも世界が違えどエース達の過去の活躍が
知れると判ったキャロ・エリオ・スバルは大喜びしていたが逆に、ティアナだけは暗い表情で何かを考えていた。
五分後・・・・・・遂に解析と同時に元々の技術力の特に七年前と今とでは再生するソフトと本体がまるっきり違う
その為に多少の時間がかかってしまたが、そのかいもあって遂に向こう側の情報がようやく手に入るのだ
それにシャーリーも少しながら向こう側の情報と映像に期待していた。
最初に流れた映像は良介がある町の道場に道場破りをする映像だった。
その映像の中にはなのはの姉の姿もちゃんと映っていた。最もなのは以外は最初はわからなかった。
実際なのはの姉である。【高町美由希】が剣術をしている事は知ってはいても殆どそのような姿は見てはいなかった。
そしてそこの道場の門下生が良介を罵倒していた。これは同然であった。
良介の視点から写る物を見ている第六課のメンバーも当たり前と思っていたなぜなら、
殆どが竹刀を持ってる中、良介だけはただの【木の棒】で有った。
これを見たティナも内心では『ただの馬鹿』と思ったぐらいだ。もっともシグナムだけはそれを不思議とは思わなかった。
元々あの ※【ハーレム事件】ではシグナムを酒瓶と素手で倒したのだから。
そしてさらには良介が自らその道場に通う門下生相手に挑発行為を行っても殆どが良介を相手にするどころか
まるで負け犬のように明後日の方向を向いて黙っていた。
その沈黙を破ったのは道場主でもある、老人が良介の試合を受けた
そして対決の映像になると殆どの人物がそれを見ていた。
道場主の一刀が綺麗に良介に決まる
「もしや・・・・・剣は初めてかな」
「自己流だ」
これには完全に第六課のメンバーは驚いていた。自己流であり尚且つ防具をつけないまま試合わしているのだから
そして次は今度こそ良介の脳天に道場主の一刀が綺麗に決まり、良介が倒れかけた時になにかを殴ったような
映像そこで終わった
次の映像からはなぜか高町美由希が良介を看病していた。
これには流石のなのはも驚いたようで声を上げてしまった。
「姉ちゃんが良介さんを看病している!!!」
アリサもこの映像が出ると少しばかり表情を曇らせていた。
少し女と話したお陰か大分頭の方がすっきりしてきた。
だが女の方にすれば幾ら宮本が身体を鍛えているからといっても、脳震盪を起こした人物である。
その為に宮本に注意の為に促がした。
「もうすこし寝ていたほうがいいですよ」
良介はそれの忠告をきかづ、自分が寝ている周囲を確認すると、直ぐに動き出そうとする。
「ちっ・・・あの爺い」
「動かないでください。もう少し安静にしていなとだめです」
女が良介に忠告をするが、元々良介は一匹狼で過ごしていたために、
女を無理やり突き飛ばそうと躍起になった瞬間、女は叫んだ。
「落ち着いて下さい!勝負は引き分けです!!」
「引き分けだろうが・・・!?え?」
「先生からの伝言です。【この勝負、双方痛み分け。貴殿の挑戦をいつ何時でもお待ちしている】との事です」
『なんだと』
良介はこの女の言葉に少し動揺していた。
『それにしても、この女・・・・・・』
何処かで見た顔で在ったが良介はそれを思い出せない。
その答えを聞く為に女に話しかける。
「お前、何処かで会った事なかったっけ?」
「た、多分さっき修練場でお会いしたのが初めてだったと思いますけど・・・・」
女は明らかに同様していた。、この表情は妹のなのはは良く兄にからかわれる姉を見ていた。
為に不思議とは思わなかったが。他のメンバー違っていた。
そして映像は流れ続ける。
『修練場?あそこにはいたのは・・・あ?あーーーーー!!』
「はいはいはい、あの時の女かそういえば・・・・・・お前の名前は」
「高町 美由希です。宮本さんですよね?」
「そうだ。高町はこの道場の門下生なのか?」
「いいえ、私は出稽古で来たんですよ。前先先生にはお世話になっていまして」
出稽古か。考えられるのは限られるすると・・・・・
「ならお前の流派はなんだ、爺と同じか」
「違います。【永全不動八門一派・御神真刀流】・・・と言っても分かりませんよね」
「知らん」
「そうですよね」
やんわりとした物腰で良介に話しかけていた。
「それにしても何処で剣を習ったんですが?」
「だれもにも習ってはいなて全て自己流だ、鍛錬はしていたけどな」
「やはり・・・そうですが、持ち方がおかしかったのです」
「持ち方だと?」
「そうです・・・持ち方はどの流派でも殆ど同じなんです」
その話の後に、高町が【剣の握り型】を正確に教えてもらった。
『なるほど・・・・・・確かに間違いを正せない剣士は強くなれない』
「でもすごいですよ、宮本さんは。
剣術を習ってもいないのに道場破りをするなんて」
「はっはっは、まあな。俺のような器の持ち主は一般人と同じやり方では務まらん。
と、そうだ。あのじじい、どういうつもりなんだ?
勝負はあまりにあり得ない奇跡的とはいえ、あいつが俺の脳天を一撃しただろう。
痛み分けってどういう事だ?」
「だってあの時・・・先生の・・・・・・先生の鳩尾に振るったんですよ、
その後先生も少しの間意識を失われていたので引き分けです」
「そうか」
その後多少の話をした後に道場を後にした。
次は森の中でカップ面を食べている映像が流れた。その中で【迷子の狐】が出てきた。
アリサもミヤもそれを見たときに小さくこう呟いた。
【【久遠】】と。
その後良介は何をトチ狂ったのか。
「そうだ爺が言っていたな。何時でも再戦をうけるて、なら全は急げだ」
こうして良介は道場に続く道をその狐と共に歩いていたが、
街の中というのに余りにも静すぎるまるでゴーストタウンのように静まりかえっていた。
多少のアカリは在るももの、殆どの家が灯りをけしてまるで何かに怯えるように息を潜めるような感じが見るからに映像から
見えているのだが。良介はあまりそれを気にせず歩いていた。
そして何故か急に良介が声を上げていた。
「見てろよ,じじい。鍛錬を積んだ俺の剣術をたっぷりと拝ませてくれるわ!わっはっはっはっはっは!!!・・・・・ん?」
何かが道の真ん中に在るのは月明かりで見えてはいたが、そこまでは距離もあり何があるかはわからなかったが
「何だ、ありゃ?落し物か?」
自分で言っておいてなんだが、落し物にしてはでかい。
大体人間の身長くらい・・・・って、人間か!?
はっとした俺は近づこうとした時、俺の胸元から狐がポロリと落ちる。
良介の家来になった狐だけはそれを嗅覚と感覚で感じてしまったのか。
突如狐がその方向に走りだしたので良介は後を追いかける事となった。
良介も近づくたびにただならぬ気配と濃密に鼻にすえる強烈な匂いに胃に強烈な吐き気に脳を激しく揺さぶる圧迫感。
それはまさしく血臭だった――
子狐は良介に何かを伝えようとして鳴いている。
良介が恐る恐る倒れている人間を覗き込んだ。
その男性に映像が近づくとそれを見ている殆どのメンバーは表情を一変させる。
その地に伏せている男性は頭から血を出して倒れている男性の姿がそこにはあった。
これには第六課の一部のメンバーは気分が悪くなっていた。
元々実戦経験も皆無であり。人の生き死にを見るのは始めての連中もいるのだから。
後書き〜
記録装置
これは色々なデバイスから主人公【良介】の今までの出来事を纏めた編集版として
存在しています。またアニメ本編を見ている人は知っていると思いますけど。
どのようにしてあの映像を撮っていたのかは、謎です。
そこでムーンはデバイスの設定内存在する記憶装置に目を付けて。
飛行機のフライトレコーダー=デバイスの記憶装置と位置づけました。
そうしないとあのような映像は取れないし。
『組織ぐるみの盗撮疑惑も捨てがたいが』
【ハーレム事件】