1つの部屋の中に男女がいた。
彼と彼女はそれぞれ獲物を持ち、相対する。
勝敗を決するには、相手を倒すただこれのみ。
既に相対してから数刻が経とうとする。
それでも彼らは戦うことを止めない。
周囲で見守る者はいつまでこの戦いが続くのだろうかと、思い募らせるだけだ。
男が動いた、だが女は負けないとカウンターで彼に手傷を負わせる。
既に男のほうはボロボロだ。女は確かに傷を負ってはいるがそれでも彼の比にはならなかった。
「やってみろよ、これ以上は無駄だ。――かはっ」
「まだ、やるつもりですか」
「いやだね。はは、んだよ……もう、終わりか?」
「――っ、貴方がいけないのだから!」
「打てよ、どうせ……俺は負けるつもりなんざさらさらにないんだからな」
「これで……!」
「――だあっ……そんなもんはきかねーよ。俺を殺す気でいるならもっと、もっとだッ」
「もう嫌……嫌ですこんな」
「泣き言いってんじゃねーよ、やるって言ったらやるんだよ」
「うわああああああああああ!!」
「なんだよ……やれるじゃね――」
『KO!!』
「2人してゲームしながら自分達の世界に入らないでくれ……」
魔法少女リリカルなのは 救うもの救われるもの 外伝ぜろに まえ
「実技訓練……は賭けの味!?」
「あああっ! 折角体力減らして大技カウンターで倒すつもりがガード上から普通に削られたあ……」
「油断大敵です恭司さん」
「うぬぬぬぬ……もう1戦だ!」
「受けて立ちましょう」
「一体いつまでやる気なんだ、君たちは」
現在暦上では3月の終わりにさしかかろうとしている時。俺ら学生にとって短いながらも、連休が入っている。
そう『春休み』である。その春休みの中、先日よりハラオウン家にテレビゲームがやってきてから俺は大分ハ
ラオウン家へ入り浸りになってしまっている。
獲物――コントローラー――を持った俺こと志麻恭司と対戦相手フェイト・T・ハラオウンは現在テレビゲー
ム中である。
テレビ画面には操作キャラクターを選択する画面が映し出されているがカーソルが動く気配はない。クロノが
止めたからである。
「ぶーぶー」
「ぶーたれたって、もう3時間もやっているじゃないか」
「む……もうそんなに経っていたのか、フェイト今日はそろそろおしまいだ」
「そうですね」
俺とフェイトは風の如くすぐさま片付けに入る。
朝9時頃から始めたゲームも気づけば昼を過ぎようとしていた。
相変わらず俺の魔導師ランクはAのままだし、ここにいるフェイトやクロノはAAA。魔法が使えたところで
この劣等感は埋められない、むしろ使えるが故の劣等感だった。そんな馬鹿な考えを頭の片隅へと追いやる。
春休み――学生にとって長休になるこの時期に、俺はクロノに頼み込んでアースラでの訓練を何度も行ってい
る。とはいえ、中々上達しない自分に歯がゆい思いをしているのもまた事実である。
「……そうだ翠屋に行こう」
「まるで京都に行こうみたいなノリだな」
本当にこの執務官は地球の文化を知りすぎている。
いや主にテレビという情報源から得ている物がやけに多い気がするが……。
「昼飯どうするんだ? 思いついただけだったけど、翠屋でランチというのもいいじゃないか」
「今日、母さんいないしエイミィもいないよねクロノ」
「作れない訳じゃないが、たまには顔を出そうか」
「うっし、なら決定! 翠屋に行くぞー」
こうして時空管理局執務官と時空管理局嘱託魔導師、アースラ民間協力者の3人のパーティが出来上がった。
……字面だけ見ると物々しいパーティだな。
「今日もまた平和に過ごせるといいなー」
1人呟いた俺の声は誰に聞こえるわけでもなく、ただ広い空へと掻き消えてしまう。
だがその呟いた内容は、今日この日に限ってはまったくもって意味のない願掛けとなってしまうのだった。
*
春休み――当然ながら学生のみの特権である。しかし翠屋にとって学生はもちろんの事、ランチタイムに関し
ては近所の会社から食べに来るサラリーマンやOLの姿も多い。
そして皆考えることは一緒で――
「やっぱり帰るか――」
「志麻、ここまで来たんだ並ぶ事になっても退く意味はない」
「格好良く言っても、結局この列の最後尾だもんな」
今日のランチタイムは大繁盛。それもそうだ、あの翠屋のシュークリームがランチを頼めば1個ついてくると
いうサービスデーなのだから。
それを知らなかった俺達は翠屋の前で立ち往生。だからといって知り合いだからという特権で入るわけにもい
かない。そんな身勝手な事は高町家が許しても、ハラオウン家と志麻家が許さない。
などと、家まで持ち出したがあのお人よしの一家である。俺達が何と言おうと押し切りきっと問答無用で席を
用意するだろう。だからこそ見られる訳にはいかないのだが――
「あれ、フェイトちゃん」
「なのはっ」
――早速次女に見つかる。……ジーザス。
どうやらなのはは並んでいる人の客数と何人組みなのかの確認で外に出ていたようだった。
「あ、クロノ君に恭司くんも一緒だ。今日はどうしたの?」
「今日は翠屋でラン――むぐむぐぐぐ」
「いやいや、たまたま通りかかっただけだ。しかし今日は凄いな」
「……? うん、今日はサービスデーだからね私もお手伝い」
なのはは疲れた顔を一時だけ見せるが、すぐにそれは笑顔にと変わった。そういう俺は口走りそうになるクロ
ノの口を塞ぐ、全力で。優等生なのはいいが馬鹿正直なのはいかん。
そしてそのまま、いつもの調子で応援してからやり過ごすつもりだったのだが、伏兵に気づかなかった。
「翠屋でランチを食べにきたんだ、並んで待つね」
この兄妹揃って正直っ子がああああ!
あいにく俺の手はクロノを止めるので必死だったため、フェイトを止める術が見つからなかった。当然ながら
それを聞いた高町家次女の次の行動は決まっている。
「――席用意できるかお母さんに聞いてくるね、それまでここで待ってて」
待てなのは、と言う前に颯爽と翠屋に入っていく。
――平時あれだけの運動神経を持てばもう少し体育の成績は上がるんじゃないだろうか……と的外れな事を考
えているうちに、気づけば俺達は既に翠屋のテーブル席についていた。
用意する手際が良すぎだろう……。そこになのはがやってくる。
「注文聞きに――ところで恭司くん、クロノ君の顔がその、青い……」
「うわあああ! ゾンビ!」
「――ぷはっ、はあっはあ……はあっ――」
クロノの体が失った酸素を求めて息を吸い込む。
どうやら、あの外でのやり取りから気づかず、ずっとクロノの息を止めていたようだった。
「言うことはそれだけか! というかゾンビとは何だゾンビとは!
まずは謝れ、いきなり口を塞いだと思えば両手で鼻ごと抑えられて息が出来なかったんだ」
「すんません」
「む……」
クロノとしては素直に謝られるとは思っていなかったのだろう、少しだけ言葉に詰まった。確かに状況に流さ
れて少々我を失い、完全にクロノの事は眼中に無かったと言えば彼は怒るだろうが、やはり非はこちらにあった
のでここは素直に謝る。
しかし、さっきまでのクロノの顔は青というより少々危ない色をしていたのは見なかった事にしておこうと思
う。
「それで注文聞きに来たんだけど」
ランチメニューは3種類あった。それらはもう定番といえば定番だった。
俺はオムライスセット、クロノはパスタセット、フェイトはサンドウィッチのセット。
そして注文を聞き終えたなのはは今にも吹き出しそうな顔をしていた。正直見ていておかしい。
「うん、やっぱりイメージ通りだなあって」
「なんだイメージって」
「フェイトちゃんは少食で、クロノ君は洋風ならなんでもいいけどイタリアン系、恭司君はお米族っていうイ
メージ」
「少食……」
「何でもいい……」
「お米族て……」
俺達の何かを感じ取ったのか――
「はにゃ!? え、えーとご注文ありがとうございましたー」
脱兎の如くなのはは厨房の方へ去って行った。
――何と言うか。
「今思ったが、なのはのイメージの仕方が良く分からん……」
「感覚派とは言ったがここまで直感するものか」
「私、少食……うーん確かにそうかも?」
「フェイトは分かるが、俺とクロノはこじつけみたいな感じだよな」
「ああ」
などと意味のあるようでないような会話を続けているうちに注文の品物がやってくる。
俺達はなるべく早めに出ようと思いながら食べていたのだが、思いのほか料理がおいしかったため舌鼓を打っ
ていた。
そういえば、2月に卵を変えたって言ってたような……。ケーキにだけでなく料理にも使っているのかなと思
い出し、考えながら食べていると、気づけば大分時間が経っていた。
そこで追い討ちの如く、シュークリームがやってくる。あの士郎さんを一撃で仕留めたというあのシューク
リームだ。だが甘く見ないで欲しい、俺は何度もこのシュークリームを食べている。今更負け――
「ああああ、うまあああい」
――いとも簡単に陥落したのだった。
ダメだった、そう簡単に人は好物に勝てるものでないのだ。俺にとって甘い物でおいしい物はハードルが高い、
ただ甘ければいいという物ではないのだ。
ただそのハードルをまさに棒高跳びの如く飛び越えてくるのがこのシュークリームだ。伊達ではなかった、あ
の士郎さんを一撃というのは……。
結局の所長居してしまう事になってしまった。
あの後、俺が立て続けにケーキを3個ほど追加注文したからなのだが。
しかし4個目というところで、クロノから止めの一言がかかりそこで俺もさすがにマズイと気づいたのでその
ままお暇した。無表情でレジを打つ恭也さんに一言挨拶をしてから翠屋を出る。
「結局長い間いたことになったな」
「志麻、お前自分がしたことを覚えてないのか?」
「すいませんでした」
「まあまあクロノも、恭司さんの事も分からなくないよ美味しかったし」
「確かにあのシュークリームはいつ食べても美味しいな」
結局家に戻る道中ずっとランチのメニューについて語り合っていた。
クロノは食べたパスタについて、フェイトも食べたサンドウィッチについて、俺は主に卵について。
俺だけ違うって? いやいや卵を推薦しているのですよ、士郎さんの苦労を労って……ね。
そして語っている途中にだが、クロノが日用雑貨を頼まれていた事を急に――都合よく――思い出し、俺達は
荷物持ちとして結局クロノの買い物を手伝わされる事となってしまった。
「手伝わせて、悪かったな」
「だったらその満面の笑みをやめたら許してやる」
「いやいや、本当に助かったよ。まさかここまで大荷物になるとは思わなかったから」
「恭司さん、ごめんなさい」
「フェイトは悪くない、悪いのはこの兄貴だ」
「ぐ……言ってくれるな」
大荷物とはまさに『米』であった。
まさか日用雑貨の中に米が混じるとは思わないだろう、誰も……。
おかげさまで俺の両手は塞がり、まさに抵抗することもかなわない状態である。
そして何故俺が米を持つこととなったのかは、以後ダイジェストでお送りしよう。
『クロノは1階の薬局か……』
『はい、結構あるみたいで他を私達にまかせるって』
『そうか……ところでそのメモには日用雑貨が書いてるのは分かる、だが最後の米って何だ、米って』
『……お米5kg買ってきて欲しいそうです』
『あいつ、もしフェイトとだけ一緒に来ていたらフェイトに米持たすつもりだったのか……』
『どうなんでしょう?』
ということだ。
つまるところクロノは1人独断専行で医薬品その他もろもろを買いに行き、ろくにメモを見ていなかったため
まさか購入リストに米が入っていたとは思っていなかったのだろう。
そしてそこに俺とフェイトがいたため、結局のところ俺が持ったということだ。
「クロノは兄失格だなー、妹に苦労させるなんて」
「なあっ――」
「ほーれ言い返してみろー、はっはっは」
「ぐ、この場にS2Uかデュランダルがあれば……」
「肉体言語かよ!」
現在クロノのデバイス、S2Uとデュランダルはメンテナンス中らしい。
まあその為、短いながらも休暇を取れているという訳なのだが。
「フェイト、妹としてこいつを負かせてやってくれ!」
「ええっ!?」
「い、妹に任せるなよ……」
「何だ? 志麻……負けるのが怖いのか? そうだろうね、ヴィータに負けてから相手は常に無機物相手だもん
な」
「――――ぶち」
何かがキレた音がしたが気にしない事にする、そうだ俺はクールに生きるんだ。
びーくーるだびーくーる。
「いいだろう、相手してやる!」
「な、何言ってるんですか恭司さん」
ああっ、勝手に口走ってる自分が嫌になるっ!
そうして、何故かこの妙な俺とフェイトの決闘がここで決まってしまった。
昼前に誓っていた平和に過ごすというのはまさにここで、積み上げた積み木が崩れ落ちるよう、いとも簡単に
崩れ去ってしまっていた。
*
俺は今バリアジャケットを着て立っている。デバイスも起動状態だ。
さて、ここは何処かというと――
「――ここは何処だあああああ!」
あの決闘が決まった後、一度家に帰った俺達はそのままアースラに乗艦。
休暇中のクロノがやってきたことにより、アースラ内部は少々混乱気味であったが、元艦長であるリンディさ
んが乗艦していて「許可」と一言述べただけで何もかもが通ってしまった。――何故だ。
そのまま、されるがままにほいほいと付いていったのが運の尽き。
アースラから転送されて行った世界は見渡す限り何も無い、ただ緑の草原と青い空が広がる何も無い所だった。
そこにこの広大な草原に似使わないモニターが現れ、クロノの顔が表示される。
『ここはとある管理世界だ、管理世界だから何をしていいというわけではないので結界は張ってある。
さあ、存分に戦いたまへ!』
「お前絶対性格変わってるだろ!」
「クロノ……」
俺の目の前にいる俺と同じくバリアジャケットを着込んだ妹の方は、もう諦めているみたいだった。
しかし、流されるままに決闘を受けたのはいいけど、これは決闘という名の訓練だよな。なんていうかリンデ
ィさんの思惑を感じるのは気のせいだろうか……。
確かにヴィータに負けてから人と訓練した覚えはない。自分自身まだそこまで慣れてないと思っていたのでな
るべくプログラムの通りにしていたのだが、それがダメだったんだろうか……。まあ、それでも魔法で人と戦う
というのに少々戸惑いを覚えていたのは確かなのだが。
さて、ここでふと思いつくものがあった。
ならばこの決闘を利用して、モニターに表示されている男に吠え面かかせようと。
「しかし、ただ戦うというのは面白くないな」
『ふむ……つまり勝敗にメリットデメリットをつけろと?』
「そうだ――」
ここで思考を働かせる、今ここで戦っているのは俺とクロノであり、あくまでフェイトは代理なのだ。なので
クロノの弱点を突くといえば……今効果的なのは「コレ」だな。
「――よし、俺が勝ったらフェイトを妹として貰う! お前は兄じゃない、ただのクロノだ!」
「……えええっ!?」
『なっ――し、しかしだなそれはどうかと思うんだが!』
そう代理すら巻き込む賭け事にしてしまえばいい、つまるところあいつ自身に降りかかるものであるのなら、
あいつが何とかする。だけど代理が巻き添えになってしまえば、あいつは完全に躊躇するだろう。とはいっても
代理を用意してる時点であいつは負けなんだけどな。
ふふふ、案の定慌ててる慌ててる。よし、ここで別の案を――
「――いいでしょう、飲みます」
「いっ!?」
なんと、返答したのは代理のフェイトだった。
……しかしなんと言えばいいのだろうか、クロノよ哀れ也。
『な、何を言ってるんだフェイト。負けたらそんな外道を兄としなくてはならな――』
慌てる兄の様子を一瞥して、言葉のナイフを突きつけるフェイト。
「今のクロノ、嫌い」
『ちょ、フェイト! おい聞いてるの――エイミィ邪魔をする――ッ』
モニターが切れて通信が途絶えた。
つか外道って何だ、外道って。あいつ俺の事そういう風に思ってたのか。今度、精神的にも物理的にも苦しめ
てやる。
しかしだ、一応懸念する所はある。目の前の少女フェイトが何を思っているかだ。
「あー……いいのか?」
「今回のはクロノが全部悪いからいいんです、それに結構楽しんでますよ?
ヴィータだけ訓練して、他の人とのを断るんですから、たまには……と思いまして」
「俺と戦ってみたい、と? Aランクの俺がAAAランクのフェイトに敵うわけ無いと思うんだけどな」
自嘲気味に言う。
現状でも敵うとは思っていない。だからこそ、他の人からの打診を断ってきていた。
「そうかもしれません、だけどそうじゃないかもしれません。
でも負けるつもりはありません、こっちだって訓練になるんですから。
聞いた話だと私より速く動けるって聞きましたし、スピード勝負というのをシグナム以外とやってみたかった
んです」
「なるほどね」
フェイトは真摯に俺と戦いたいと、心から今では望んでいるようだった。ならば俺が今できるのは精一杯フェ
イトの相手をするだけだ。こっちだって負けるつもりで戦う訳じゃない。
「そうだ、賭け事はあくまで俺が勝った時だけのしか決めてなかったな……。
フェイト、君が俺に勝ったら何をして欲しい?」
「――対等の関係を、友達として」
これには頭を捻った。俺とフェイトは友人だと思っていたが、フェイトはそう思っていなかったのだろうか?
疑問は消え去らない。
「恭司さんは、私の事本当の妹のようにしてくれてますけど、私は友人として恭司さんと付き合いたいです」
「――」
絶句した。特に思っていなかった、意識しての行動じゃなかった。
だからこそ、フェイトの事を妹のように扱っていたのかもしれない。だとしたら俺はフェイトの気持ちを踏み
にじっていた事になる。
これには申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
だけど次に聞いたフェイトの言葉は、そんな申し訳ない気持ちを颯爽と消し去ってくれた。
「別に意識してやらなくてもいいんです、いつものようにしてくれるだけでもいいんです。
私も恭司さんの事、兄として見た事もあります。クロノはいつも一緒じゃなかったから余計にそう感じただけ
なんです。だから私が変わるんです」
「……そっか、なら俺はいつもどおりでいいんだな?」
「はい、私が変わるだけです」
俺はいつも通り、どちらが勝っても負けてもフェイトが変わるだけ。
互いの気持ちは伝わった。
ならば後やることは1つだけ、この想いを魔法に乗せて――
「なら負けられないな、丁度妹が欲しかった所だし!」
「私も恭司さんのような兄さんが欲しかった。だけどなのは達と同じように恭司さんと友達として付き合いたい。
だから私は負けられない!」
――譲れない、負けられないそんな想いが交差する戦いの火蓋が、切って落とされた。
――後編に続く
【あとがき】
ここまでお読みいただきありがとうございます。きりや.です。
外伝は基本的に本編のつかの間か本編以外の時間軸の物語にしています。
基本的には本編だけでいいのですが、本編に中にも外伝の流れも汲ませているので、
外伝も読んでいただけると幸いです。
既に後編も仕上がり、間をあけてから投稿したいと思います。
また最後となりましたが、読者の皆様とこのSSの展示をしてくださったリョウさんに感謝を
では次お会いできる機会を楽しみにしています
作者さんへの感想、指摘等ありましたらメ−ル、投稿小説感想板、