ミヤ「本日は、劇場版DEN-Oを見に来てくれて、ありがとうございますです♪」

ミヤ「これから、本編が始まるです。でもその前に、まずはミヤが過ごした夏休みを見て欲しいです〜♪」

ミヤ「では、ミヤの夏休み・・・始まるです〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月×日、本日は機動六課のメンバーはお休みの日です。だから、ミヤも本日はお休みなのです〜。

 

「リョウスケ、離しちゃ駄目駄目ですよ〜」

「あのなぁ・・・」

 

ミヤは今、リョウスケと一緒にミッドチルダのプールに来てるです。理由は・・・その・・・はやてちゃん達と一緒に海で泳げるように・・・・そう、特訓をしてるですよ〜。

 

「別に泳げなくても、お前は飛べるじゃねえか」

「む〜、それじゃ駄目なんです!ミヤははやてちゃんたちと一緒に泳ぎたいです」

「そう言ってる割には、全然前に進んでねえぞ。俺が手を離してもねえのに」

「しょ、しょうがないです。波が大きいんです〜」

「そりゃ・・・・本来人間サイズが泳ぐ場所だからな」

 

も〜、ぶーぶー文句言い過ぎです!・・・あ

 

「ぶくぶくぶく」

「お、おい!?」

「・・・・・ぶは!!危なかったです〜」

「・・・やっぱり泳ぐの止めないか?」

「いーえ、頑張るですよミヤは。頑張って、頑張ってはやてちゃん達と一緒に泳ぐです」

「凝りねえなほんと・・・」

「・・・そんな事ばっかりいうリョウスケは・・・」

「ちょ、ちょっとまて!?こんなところで魔方陣展開する・・・」

 

ぷんすか、文句ばっかり言う人は氷付けにして反省・・・・・ってあれ?!

 

「み、ミヤも出られなくなったです〜〜〜!!」

 

し、しまったです。私もプールの中にいるの忘れてたです!

 

「りょ、リョウスケ助け・・・・あ」

 

目の前には、氷付けのリョウスケ。

 

 

 

 

 

「だ、誰か助けてです〜〜〜!!」

 

 

 

 

 

その後、恥ずかしいながらもシグナムたちに念話で呼びかけて、助けてもらったです。うう、恥ずかしかったですぅ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤ「さて、この後はいよいよ。本編の始まりです」

ミヤ「この劇場版は、本編と大きくリンクする話なので、DEN-Oシリーズを見続けるなら是非ともみて欲しいです。あとあと、これを読む前に、必ず詐欺師のDEN-Oを読んでくださいです」

ミヤ「では、お待たせしましたです。劇場版【To a you side StrikerS〜俺、降臨〜】・・・始まるです!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side良介】

 

ふ〜、暗い夜にどんぱちやらかすとは、ガジェットを送り込んでるジェイルなんとかって奴はどんな神経してるんだろうな。

 

「兄さん、そろそろ私たちも出番ですよ」

「あいよ」

 

俺は、椅子から立ち上がると、ベルトを腰に巻きつけた。

 

「んじゃなのはさん、お願いします。良介、なのはさんのエスコート、しっかりな」

「ヴァ、ヴァイスくん(/////)」

「戦場にエスコートもクソもあるか!?」

 

そう言いながら、なのはもデバイス状態のレイジングハートを握り締めていた。

 

「そーいやなのは」

「はい、なんですか兄さん?」

「あいつら、ぶっちゃけ接近戦より、遠距離で潰したほうが早いんだよな」

「え・・・ええまぁ。ですけど、エクセリオンバスターやSLBは、敵に見せる訳にいきませんし」

「・・・じゃぁ、ディバインバスター程度ならいいんだよな?」

「はい、多分問題ないかと」

「よし・・・・それじゃ、新フォームやってみっか。肩慣らしに」

「え・・・・まさか(//////)」

「照れてる場合か、行くぞ」

「は、はい!!」

 

俺達はそう言うと、ストームレイダーから降下した。そしてそのまま、なのははセットアップし、俺は・・・。

 

 

 

 

 

「アクセス・・・・・・・・・なのは!!」

 

 

 

 

 

デバイスカードに、なのはの頁をアクセスさせる。そして・・・。

 

 

 

 

 

 

 

Den(デン)-o(オー)-form(フォーム)Gun(ガン) ・・・・・・・・・変身!!」

 

 

 

 

 

 

 

新たなる力、ガンフォームを纏いしDEN-Oに変身に、敵へと突っ込んでいく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

劇場版 To a you side StrikerS〜俺、降臨〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤ「ここからは、是非とも電王のClmax jmpをお聞きしながら、読んでくれると余計に楽しめるです〜♪」

 

 

 

 

 

「こちら遊撃部隊長&その妹分一名。中距離下方支援もとい、やけっぱちの砲撃行くぞーーー!!」

「に、兄さん〜〜〜(涙)」

『うん、お願い』

『ド派手にでかい花火かましてやれ〜』

 

よし、んじゃテメエら全部潰すぜ、いいよな?ま・・・

 

「答えは聞かないけどよ!!」

 

俺はアクセルフィンを足に発動させ、デンガッシャーをガンモードに切り替え、連続で魔力弾の塊をぶち込む。おう、それこそ手加減なんて一切なしだ。

 

「おらおらおらおらおらおら!!」

―――ズガガガガガガガガガガガガガガーーーーーーン

 

「ひゅ〜、さすがなのはのフォーム。管理局の白い悪魔の名は伊達じゃないぜ」

「そ、そんなあだ名付けないでくださいよ〜〜〜(涙)」

「ほれ、お前もやれっての」

「ぐす・・・・・・アクセルシューター・・・・・・シュート!!」

 

すると、今度はなのはがアクセルを巧みに操り、ガジェットを血祭りにあげていく。

 

「ち、血祭りじゃなくてどちらかって言うとオイル祭りです〜〜!!」

「意味分からんところにツッコミ入れるなよおい!?」

 

俺達が意味の分からん漫才をしていると、そこに一機のガジェットが突っ込んできた。しかし、何故かすぐにその身は真っ二つに切り裂かれていた。そしてその背後に立つのは、♯マークを浮かべるフェイトの姿だった。

 

「リョウスケ・・・なのは・・・いちゃいちゃ禁止」

「いちゃいちゃしてないだろ!?」

「ふぇ、フェイトちゃん怖いよ・・・?」

 

喧嘩になりかけていると、更に複数のガジェットが突撃している。しかし・・・

 

 

 

 

 

 

「「「邪魔(なの)(です)だっていってんだろうが!!」」」

 

 

 

 

 

俺の魔力弾・なのはのアクセル・フェイトのプラズマランサーが、突撃してきたガジェットをアッサリと沈黙させていく。

 

「ヴィータ、上空に逃げた一機をお願い。下は、私たち3人が決めるから」

「あいよ!!行くぞ、アイゼン!!」

 

アイゼンをラケーテンフォルムに変化させると同時に、ヴィータは上空へと飛ぶ。そして、俺はデバイスカードをベルトに当て、フルチャージさせる。

 

 

 

「「ディバイン・・・」」

「プラズマ・・・」

 

 

 

魔力を収束させ、集団で固まっているガジェットに標準を合わせる。そして・・・。

 

 

 

 

 

「「バスター(ツヴァイ)!!」」

スマッシャー!!」

 

 

 

 

 

紫色・桃色・金色の三つの光の放流が、ガジェットを全て飲み込んでいったのだった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、機動六課にて俺は事務仕事に駆り出されていた。うげ、溜まってやがる。

 

「はぁ〜、なんでこんな書類とか書かなきゃいけないのかね〜」

「文句言ったら駄目ですよ兄さん。事務仕事も立派なお仕事なんですから」

「仕事終わったら、お昼ご飯にしようよ。リョウスケ」

 

なのはとフェイトになだめられ、俺は渋々仕事を再開した。こら、スターズ&ライトニングの新人共、こっそり笑ってるんじゃねえ!!そんな中、突如六課のドアが開き、武装局員が数名部屋に入ってきた。なんだなんだ、慌しい。すくなくとも、俺は最近問題起こしてないぞ。

 

「宮本良介はいるか!?」

「ああん?俺になんか用か?」

「宮本良介・・・昨日の夜、管理局員数名を負傷させた事により、逮捕状が出ている。ご同行願おう」

「は!?」

 

な、何をほざいているんだこの野郎は!?すると、それを聞いたなのは達が食いついた。

 

「ちょ、ちょっと待ってください!!」

「どういう事なのか、事情を説明していただけませんか?」

「・・・いいだろう。昨日の夜、地上本部の周辺を警護していた管理局員が、いきなり襲撃を受けた。偶然にも、監視モニターにその犯人の姿が写っていた・・・それがこれだ」

 

そう言うと、局員の野郎がモニターを映し出した。そこに写っているのは、確かに俺・・・・けどよ。

 

 

 

 

 

「・・・俺は俺だけどよ。どうみても髪長すぎだろ!?それに右目に傷があるじゃねえか!?

 

 

 

 

 

そう、どう見ても俺にしては髪が長すぎ、右目に刀傷が存在していたのだ。明らかに、年月が立っているのが俺ですら分かる。

 

「それに、宮本部隊長は昨日、私たちと一緒にその時間、夕食を食べていました」

「その店に話を聞けば、分かると思います」

「し・・・しかし」

 

対処に困ってやがるな、この局員。やれやれ、一体誰だよこの野郎は・・・・と、俺が思っていた次の瞬間。

 

 

 

 

 

―――ズドオオオオオオオオオオオオオオン

 

 

 

 

 

突如、六課の壁が爆発によって破壊された。スターズとライトニング、そして俺が戦闘体勢に入る中、そこから姿を現したのは・・・。

 

 

 

「お、俺!?」

「兄さん!?」

「リョウスケ!?」

「な、なんでリョウスケが!?」

「宮本が二人・・・?」

「宮本さん・・・あれ、こっちにもあっちにも・・・」

「幻術・・・・いえ、実体がある・・・」

「どうなってるんだろ・・・・これは」

「でも・・・なんというか・・・・怖いです」

 

 

 

皆が驚愕する中、爆発を聞いてドアからはやて・ミヤ・シャマル・ザフィーラが姿を見せた。その時、壁の向こうから現れた俺モドキが口を開いた。

 

 

 

「・・・ミヤ」

 

 

 

俺モドキはそう言うと、ミヤ目掛けて飛び掛った。皆が対応しきれぬ中、俺が紙一重で俺モドキの前に立つ。

 

「テメエ・・・何もんだ?」

「オレは・・・・・・・・貴様だ」

 

俺はヤバい気配を感じ、デンオウベルトを腰に装着させた。しかし、それと同時に俺モドキもまたベルトを腰に装着させた。

 

「な・・・・・く、アクセス【シグナム】!!」

「アクセス・・・・・【アリサ】」

「「変身!!」」

 

そして、俺は電王【ソードフォーム】へと変身する。しかし、目の前の俺モドキもまた、電王に酷似し、茶色をベースとした仮面を纏った者へと変貌する。

 

「テメエ・・・・・本当に俺なのかよ・・・・へ、まぁいいや。どーやらテメエのせいで俺に冤罪がかかってたようだな。さっさとぶっ飛ばしてやんよ!!」

 

そう言って、俺はデンガッシャーを振るいながら飛び掛る。すると、相手の電王モドキもデンガッシャーを取り出したのだ。

 

「ち、デンガッシャーまで持ってやがるのかよ!!」

「デンガッシャーではない。これはガオウガッシャー。そして・・・」

 

電王モドキはそう言った瞬間、突如姿を消した。

 

「な!?一体どこに消え≪ザシュン≫がは!!」

 

次の瞬間、鋭い斬撃が俺のバリアジャケットを襲った。その一撃に意識が途切れかける中・・・。

 

 

 

 

 

「俺の名は・・・・・・・牙王だ」

 

 

 

 

 

ガオウガッシャーの連続斬りが、俺の身体に叩き込まれた。

 

「がああああああああああああ!!」

 

あまりのダメージに、俺はバリアジャケットどころか、アーマージャケットまで解除されてしまった。

 

「ぐ・・・・・・ぐぁぁ」

「しぶといな・・・貴様は邪魔だ。その能力、貰い受ける」

 

そう言うと、牙王は頁を展開しやがった。あの野郎、本当に俺なのかよ・・・・そう思っていた、次の瞬間。

 

 

 

「ぐ・・・・あああああああああ!!」

「きゃああああ!!リョウスケ・・・・・さ・・・・・・」

「リョウ・・・・スケ!!」

「に・・・・兄さ・・・・・・・・」

 

 

 

シグナム・シャマル・フェイト・なのは・・・・俺のフォームを司る四人が、その頁の中に吸収された。

 

「て・・・・テメエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

俺は我も忘れて、牙王に飛び掛る。しかし、軽くなぎ払われ、吹っ飛ばされて壁に叩きつけられた。意識が薄れる中、俺は牙王がはやてのほうを向いているのを見た。

 

「夜天の王よ、この者たちは人質だ。助けたければ、オレが指定する場所にミヤを連れて来い。今この場で奪ってもいいが、ヘタに襲い掛かれば返り討ちの可能性もありえる。だから、あえて人質交換とする」

「なんでや!?なんでミヤを」

「答える必要はない・・・・では、次はこの地図が示す場所へ・・・いい返事を待っているぞ、八神はやて」

 

そう言うと、牙王は破ってきた壁から飛び降りた。そしてそれと同時に、俺の意識が途切れた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺が意識を取り戻したのは、事件発生から半日だった。どうやら、俺の身体はかなりのダメージを負っていたらしい。

 

「はやて、上の奴らとかに応援とか頼めねえのか!?」

「ごめん・・・・・なんとか粘って交渉してんけど、上層部は・・・援軍を出さへんて。しかも、転送ポートまで使用を却下された」

「・・・・・くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

思わず、俺は机に拳を叩きつける。そんな中、ずっと黙っていたミヤが口を開いた。

 

「・・・私が、いけば」

「ふざけんな!!テメエが言ったら、元の木阿弥じゃねえか!!」

「じゃぁどうするですか!!上からは援護なし、戦おうにも転送ポートは押さえられてるですよ!!なのはさん達を助けに行けないじゃないですか〜!!」

「・・・・切り札なら、一応ある」

 

俺の言葉に、皆が顔を上げる。

 

「・・・貸しを作るのはなんだが、頼りになる人間とこ・・・・行くか」

 

そう言って、俺と六課のメンバーはとある部屋へと来ていた。

 

「・・・なぁ良介」

「・・・ここって」

「まぁ見てろ」

 

はやてとミヤが何か言おうとするのを止め、俺はドアを開けた。そこには・・・・・・・書類の山に埋もれている、一応の親友がいた。

 

 

 

「・・・相変わらず死に掛けてるな」

「・・・君こそ、どうしたんですか宮本君」

 

 

 

我が一応の親友【リュウト・ミナセ】中将もとい提督。コイツが、俺の考える切り札だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、つまり。私の転移魔法でその場所に送って欲しいと」

「おう」

「また唐突にきますね宮本君は。これ以上問題作らないでくださいよ」

「俺は疫病神か!?」

『うるさいぞミヤモト』

「ま、待て!?電気銃はやめ・・・・ぎゃああああああああああああああああああああああ!!」

 

くそ、いきなり電気銃とは卑怯だぞスーパーボール!!

 

「まぁ、貸し1ですよ」

「ぐ・・・・・背に腹は変えられないからな」

「ただし、行くのなら宮本君は少し後になります」

「な、なんでだよ!?」

「貴方のデンオウベルトは現在使用が出来ないのでしょう」

「知るか!!んなもんがなくても、俺は行くぞ『少しは黙れミヤモト』ぎゃあああああああああああああああ!!」

「話は最後まで聞いてほしいものです。では、皆さんを先に送ります。何、宮本君は後で必ず送り届けますので」

 

リュウトの野郎はそう言うと、はやて達をあの牙王って奴の下へと転送した。

 

「さて・・・・こちらに来てください」

「あん?」

「貴方に与える・・・・新しい刀です」

 

そう言われて付いていった先に、訓練施設があった。そこには・・・翼を思わせる空色の仮面をつけ、白と金のアーマージャケットに純白のバリアジャケット、腰にはデンガッシャーが装着された、電王がいた・・・・・・サイズが小さいが。しかも、何故かガジェットT・U・V型が集中攻撃を仕掛けているにも関らず、その身を弾丸に変え、全て残滅していた。

 

「・・・あれ、お前の奥さんか?」

「・・・わかりますか?」

「・・・ああ」

「・・・」

「・・・すまん」

「・・・いいですよ。アニーさん」

 

リュウトの野郎がそう言うと、地面を弾丸が弾くように跳躍し、俺達の前に電王が降り立った。そしてベルトをはずした瞬間、電王はリュウトの嫁さん【アンジェリーナ】へと戻った。

 

「お久しぶりです。宮本さん」

「うい・・・・ところで、なんでナックルフォームが?」

「・・・これはナックルフォームではありません。これはウイングフォーム。宮本さんのDEN-Oシステムを、旦那様がオリジナルな改良を加えて生まれた固定のフォームです」

「・・・おい」

「・・・デバイスマイスターの血が騒ぎまして。ついでですから、PoToSシステムも組み込んでおきました」

「・・・もういい。んで、そのベルト、どうするんだ?」

「これを、貴方に託そうと思いまして」

「・・・いいのか?」

「まぁ、暇つぶしに作っただけですし・・・何より、今の貴方には必要でしょう。彼女たちを救う力が」

「・・・おっけ。ありがたく、使わせてもらうぜ」

「構いませんよ。使うべき時に力を使う。貴方の部隊の隊長が言いそうな言葉です」

 

リュウトはそう言うと、自身の術式で転送を展開し始めた。

 

「それでは、頼みますよ。管理局のジョーカー」

「・・・それっていい意味なのか?」

「・・・五分五分です」

「待てや!!」

 

俺の反論が出る前に、奴の術式が完成してしまった。そして、俺ははやて達が飛んだ世界へと向かった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideリュウト】

 

ふぅ、彼が文句を言い出すと大変ですからね。飛ばしてしまって正解でした。私がそうため息をついていると、アニーさんが話しかけてきた。

 

「旦那様」

「なんでしょう、アニーさん」

「・・・言わなくてよろしかったのですか?あのウイングフォームの真髄を」

「彼の法術の強化系・・・・多重アクセスシステムですか?」

「はい。あの方には言っておられないようですが、あのウイングフォームは本来、ギンガ・ナカジマさんのナックルフォームをベースにしています。彼が、その能力性に気付くとは思えませんが」

「・・・大丈夫ですよ。彼の周りにはたくさんの想いがあります。過去、彼が孤独の剣士として生きていた頃なら不可能でしょうが・・・今の彼は電王です。やりますよ」

「そうですか・・・旦那様、そう言えばあの三提督の方々から伝言がありますよ」

「おや、なんでしょうか?」

「伝言というより・・・これを見てもらった方が早いですね」

 

アニーさんはそう言うと、ファイルケースを取り出した。そして、あるページをめくり、私に見せた。それを見た瞬間、私は自分でも珍しくニヤリと笑みを浮かべました。

あの

「・・・なるほど、遂にあの方々も最高潮(クライマックス)計画に乗っていただけましたか」

「はい・・・まぁ、あのお三方は宮本さんを孫のように感じてますから、即OKしました」

「ですね・・・では、さっそく取り掛かりましょうか。彼(電王)の極限を・・・そう、クライマックスを引き出すシステムを」

「・・・それはいいんですが旦那様」

「はい?」

「溜まってる書類が多数あります」

「・・・・・・」

「仕事してください」

「・・・お茶ください、アニーさん」

「・・・はい、旦那様」

 

ふむ、やはりアニーさんの笑顔に勝るものはありませんね。おっと、仕事に専念しますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side良介?】

 

世界の風が、俺を撫でる。しかし、この心の靄は晴れない。アイツが帰ってくるまで、俺の心は晴れない。俺がそんな事を考えていると、頁の中に封印しているシグナムが話しかけてきた。

 

『一つ、聞いてもいいか?」

「・・・なんだ?」

『お前は・・・・・本当に、宮本なのか?」

「・・・・そうだった頃もある」

『どういう事?」

 

俺の言葉に疑問を持ったのか、シャマルもまた尋ねてきた。

 

「俺は、この世界と似て微妙に違う歴史を辿った・・・宮本良介の成れの果てだ」

『成れの・・・・果て?』

「そうだ。俺はある程度までは・・・この世界の良介と同じ人生を歩んでいただろう・・・・だが、ある時、俺は変わった」

 

その悲しそうな言葉に、フェイトやなのはもまた静かに聴いていた。

 

「ミヤとの融合・・・・本来ならはやてに負担がかかり、死にかねない状況になっていた。だが俺は、ある方法を使って・・・はやてを闇の書の呪縛から開放した」

『一体・・・何をしたの?』

「ミヤとの融合のレベルを無理やりあげて、俺はミヤと同等の存在になり、はやてを蝕む闇の書の呪縛を請け負った」

『同等の・・・存在?』

 

なのはが疑問といった表情を浮かべる。

 

 

 

「簡単に言えば、ミヤと同じ・・・・いや、シグナムたちと同じ、プログラムの存在となった。ま、不老不死の存在ってやつだ」

 

 

それを聞いた瞬間、なのは達は驚愕の表情を浮かべた。ま、無理もねえな。ありえねえ事をやっちまったんだからな。

 

「それからの俺は、まぁ100年くらいの間までは割りのいい人生を送ってたさ。嫁さんだっていた、子供だっていた。だけど・・・・俺は年を取らない。つまり、なのは達は俺より先に死んでいった。新人共や・・・・シグナムやシャマル、ヴォルケンリッターもだ」

『な、なんだと!?」

『私たちが・・・死んだ?』

「嘘じゃない。俺はその死を見届けた・・・・心配するな、幸せそうだったぞ」

 

驚いている二人に、俺はただ真実を伝える。

 

「そして・・・俺に残ったのは、アリサと・・・・・ミヤだった」

 

俺は、無意識のうちに拳を強く握り締めていた。・・・久しぶりだ、これほど感情を抑えるのに苦労するとは。

 

「それから何百年も経った。俺は人のいない場所に移り住み、ミヤとアリサとただ静かに暮らしていた。俺はそれだけでよかった・・・二人と暮らしていけたらそれで・・・・でも、運命の女神ってやつは、それを許さなかった」

『どういう事・・・?』

「ある日突然、ミヤの存在が消滅し始めたんだ。俺がアリサと一緒に調べた結果、ミヤは俺のアナザーマスター・・・まぁ一応俺がマスターだったが、イレギュラーであっても本来は夜天の書から生まれた存在だ。それが、ゆっくりと時間をかけて襲ってきたんだ。俺はなんとかしようと試行錯誤したが間に合わず、ミヤはこの世から消えてしまった。俺の手に残ったのは、ミヤの思い出や記憶が詰まった・・・一冊の小さな本だけ」

 

俺はそう言うと、ミヤの残した一冊の魔導書を取り出した。

 

「正直、俺は絶望した。永き時を一緒に歩んできたパートナーが目の前から消えたんだからな。俺はなんとかしてミヤを蘇らせようと考えた。そして・・・一つの方法を見つけた」

『それは・・・一体?』

「平行世界に存在するミヤに、この魔導書で記憶の上書きを行うこと。そうすれば、記憶を上書きされたミヤは、俺やアリサが知っているミヤになる・・・だから、俺は時空を超えるっていう禁忌に手を出した。代償は・・・・身体の感覚の一部・・・・触覚の消去だ」

 

そう言って、俺はポケットに入っていたナイフを手に突き刺した。四人がハッとした表情を見せるが・・・・痛みなんてとっくに消えてる。

 

「ま、俺は痛みって奴を失った。それだけじゃない、物に触れているって感覚そのものを殺したんだからな。でも、ミヤが帰ってくるなら・・・俺は躊躇わなかった」

 

俺が自傷じみた言葉を言っていると、おずおずとなのはが尋ねてきた。

 

「あの・・・アリサちゃんは?」

「アリサは・・・・いつでも一緒の場所にいる」

 

俺はそう言って、頁の一枚を見せた。そこには、優しく微笑むアリサの頁が存在した。

 

「アリサは今、頁の中で眠っている。俺を牙王として戦わせるために。戦いが終わった時、アリサは頁から開放される。そして、その時こそ・・・また三人で暮らす・・・ただ平穏な日常を生きるために」

 

そう言い、俺ははベルトを装着した。それと同時に、視界に空間が歪んで見えるのを確認した。

 

「来たか・・・・ミヤ」

 

俺の目の前には、スターズとライトニング、そして八神はやてとミヤが立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideミヤ】

 

とうとう・・・・着ちゃったです。うう、目の前の良介、冷たい目をしてるです〜。

 

「ミヤ・・・・大丈夫やよ。うち等が、きっとなんとかするから」

「はやてちゃん・・・」

「マスターを信用しいってw」

 

そう言って、はやてちゃんは私の頭を撫でてくれます。

 

「さて、どうしたもんやろね。正直、シグナムたちがいないのは痛いで」

「でも、やるしかないです」

「でも、シグナムたちの野郎は捕まっているし・・・どーすりゃいいんだ」

 

私とはやてちゃん、ヴィータちゃんの言葉に、新人たちも頷く。そんな中、良介が私たちに話しかけてきたです。

 

「夜天の王よ。約束どおり、ミヤを連れてきたようだな」

「あいにく、ミヤを引き渡すために来たんやないよ。ウチは、なのはちゃん達を助けにきたんや」

「無駄な。例え人質が無くても、お前たちは私には勝てない」

「そんなのわかんねえだろ!!ぜってえシグナムたちは返してもらうからな!!行くぞ、お前ら!!」

「「「「はい!!」」」」

「・・・いいだろう。全員倒し、ミヤは手に入れる」

 

ヴィータちゃんの言葉に反応して、スバル・ティアナ・エリオ・キャロの四人がバリアジャケットを纏ったです。

 

「シャーリー!!」

『デバイス、ロック解除。グラーフアイゼン、レベル2起動承認』

「グラーフアイゼン!!」

 

その瞬間、ヴィータちゃんもすぐに騎士甲冑とアイゼンと起動させたです。

 

「スバル・エリオ・キャロ、クロスシフトSR行くわよ!!}

「「「了解!!」」」

 

ティアナの指示に従い、スバルとエリオは良介めがけて飛び掛ったです。その隙にキャロがツインブーストのスタンバイに入り、ティアナはそれを守る体勢になったです。

 

「こんのぉ!!リボルバー・・・キャノン!!」

「サンダー・・・レイジ!!」

 

二人の攻撃が、良介に向けられたです。でも・・・

 

 

 

「・・・痛まないな、そんな攻撃じゃ」

 

 

 

二人の攻撃を受けてバリアジャケットが火花を散らしてるのに、全然効いているように聞こえないです〜!!

 

「キャロ、行ける!?」

「は、はい!!」

 

ティアナの言葉にキャロが答えた瞬間、スバルとエリオが吹っ飛ばされたです!!

 

「スバル!!」

「エリオ君!!」

 

二人が悲鳴を上げる中、空中から落下する存在が見えたです。あれは・・・

 

 

 

「キャロ!!ティアナ!!」

「「!?」」

「私にツインブーストをかけろ!!そして、ティアナのシルエットで私の虚像を作り出せ!!」

「は、はい!!」

「了解です!!」

 

 

 

ヴィータちゃんの指示で、二人はすぐに動いたです。そして次の瞬間、スラッシュ&ストライクの効果を付属させたアイゼンが良介めがけて振り下ろされるです。

 

 

 

 

 

「ラケーテン・ハンマー!!」

 

 

 

 

 

次の瞬間、複数人のヴィータちゃんが良介めがけて突っ込んだです。あれなら、いくら良介でもどうしようもないです!!・・・・と思ってたのに・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・遅い」

 

 

 

 

 

 

 

ヴィータちゃんの頭を鷲?みにする、良介の姿があったです・・・。

 

「お前らの希望・・・絶やしてやろう。この者を消してな」

『や、やめろ!!』

『やめてください良介さん!!」

『駄目だよリョウスケ!!』

『兄さん、駄目ーーーー!!』

「俺は良介じゃない・・・俺は、牙王だ」

「やめて・・やめて良介ーーーー!!」

「やめるですーーーーーー!!」

 

そう言って、ヴィータちゃんを掴む腕に力が入り、ヴィータちゃんから苦しそうな叫びが響いたです。もう駄目だと、私もはやてちゃんも思った・・・次の瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺の親分に、何しやがんだクソ野郎!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラットフォームの電王・・・・良介が牙王の頭を蹴り飛ばしたです!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side良介】

 

ふ〜危ない危ない。あやうくヴィータの奴がやられるところだったぜ。俺はすぐに、ヴィータに駆け寄る。

 

「無事か、ヴィータ」

「りょ、良介・・・」

「悪い、遅くなった」

「本当だぜ・・・まったく。親分がピンチなのに、子分が守らなくてどうする」

「悪かったって。んだから、俺が今からやっつけてやるよ」

 

そう言って、俺は牙王と向き合った。うわ、ビンビン殺気を感じるぜ。

 

「来たか」

「悪いが、ミヤは渡さないぜ。テメエにどんな理由があろうと、ミヤは俺達の家族だ。奪うっていうなら、テメエを倒してでも守り抜く」

「出来るか・・・・アクセスの力の源がないのに」

「あいにく・・・俺の親友が変なもん発明したんでな・・・・それを使わせてもらう!!」

 

俺はそう言うと、デバイスカードをベルトにかざした。そして次の瞬間、新しいベルトの起動音が発生する。

 

 

 

 

 

WINGFORM

 

 

 

 

 

次の瞬間、翼を思わせる空色の仮面をつけ、白と金のアーマージャケットに純白のバリアジャケット、腰にはデンガッシャーが装着された新たなる電王・・・ウイングフォームが誕生した。

 

「んじゃ・・・行くか」

「・・・こい」

 

俺はデンガッシャーの投げ、ハンドアックス&ブーメランにした瞬間、姿が消えた。高速の中、俺は牙王と戦いを始めた。

 

「ふん、動きは早いようだな」

「うっせえ!!うらあ!!」

「遅い!!」

 

俺がハンドアックスを振り下ろすが、それを牙王はガオウガッシャーで防ぎやがる。

 

「んなら、これでどうだ畜生!!」

 

俺はもう片方の手で、ブーメランを投げ飛ばした。そしてそれは反転し、牙王の背後に迫る。

 

「なるほど、前で精一杯なら後ろはがら空きか・・・・しかし」

 

そう言った瞬間、牙王は器用のそのブーメランを避けた。そしてそれは、俺のバリアジャケットにぶつかる。

 

「ぐああああ!!」

「今のお前には、足りないものがあるな・・・それでは、俺には勝てない」

 

そして、牙王は俺を地面へと叩き落した。俺が地面に叩きつけられると、牙王はデバイスカードをベルトにかざしていた。多分、次にフルチャージを決める気だろう。

 

「ぐ・・・・ああ・・・・・」

 

地面に叩きつけられた俺は、自分に足りないものを考えた。

 

(・・・俺に足りないもの?なんだ一体・・・・電王としては互角のはず。いや、あいつは電王じゃねえか。でも何が・・・・・・まさか)

 

俺はなんとなく、奴のバリアジャケットを見た。すると、そこにはうっすらとアリサが映っているように見えた。そしてアリサを見た瞬間、俺の頭の中に声が響いてきた。

 

(・・・良介)

(この声は・・・アリサ?)

(そうよ。この世界とは微妙に違う歴史に生きてきた、もう一人のアリサ。今は、それがいい表現ね)

(・・・何の用だ?)

(良介を・・・・楽にしてあげたいの。今の良介は、ミヤちゃんに固執したある意味復讐鬼に近い状態になっちゃってるわ。もう、眠らせてあげたい。こっちのミヤも、それを望んでるはずよ)

(・・・・今の俺の戦いを見ただろ。今の俺じゃ、アイツに勝てない)

(今の良介には、足りないものがあるもの)

(なんだよ・・・それ)

(絆よ。アンタの法術は誰かの想いや願いを力に変えるのよ。だったら、あの良介に勝つには、それ以上のアクセスをしないと)

(・・・どーしろと。あいにく、なのはたちは捕まってる。アクセスによるフォームチェンジは出来ない)

(だったら、違う皆がいるじゃない。ほら)

 

アリサが指差した方角には、傷つきながらも立ち上がるスバルたちがいた。

 

(・・・あいつ等)

(皆、アンタの勝利を信じてるのよ。だったら、あの子たちの想いを背負ってあげなさい。あ、あとアンタのそのバリアジャケット見て分かったんだけど、そのフォームの中にギンガちゃんの想いもあるみたいよ)

(リュウトの野郎。やっぱりナックルフォームをモチーフにしやがったな・・・上等だ)

(ふふ、決意は出来たみたいね。じゃ、良介を・・・お願い)

(あいよ)

 

そう言って、アリサの声は消えた。そして見上げると、そこにはバカでかい斬艦刀レベルの魔力剣となったガオウガッシャーが存在した。

 

 

 

 

 

「・・・やってやろうじゃねえか。俺が・・・・・・・背負ってやる。想いってやつをな!!」

 

 

 

 

 

俺は次の瞬間、手を空に掲げた。そして、想いにアクセスさせる。すると、五つの頁が出現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アクセス・・・スバル・ティアナ・エリオ・キャロ・・・・・・そして、ギンガ!!」

 

 

 

 

 

俺は初めて、複数人によるアクセスを使用した。そして次の瞬間、俺の周りをトンでもない輝きが覆う。皆が呆然とする中、俺は・・・・電王ウイングフォームは進化した形で、牙王と対峙する。

 

「貴様・・・・なんだその姿は?」

「これが・・・・・俺の仲間たちからの想いをたくさん背負った姿・・・・・・【ツインナックルフォーム】だ!!」

 

そう、今の俺の身体は先ほどの電王とは全然違う。両腕にはリボルバーナックル、腰の両側にはデンガッシャーブラスターモードが一丁ずつ装備され、足には雷を纏い、背中にはフリードの巨大化した翼をピンクの光で覆ったような翼が存在していた。

 

「すげえ・・・あいつ等の想いが伝わってきやがる・・・行けるぜ!!」

 

そう言って、俺はデバイスカードをベルトにかざした。

 

「デンガッシャー、こうなりゃ完全なまで決めてやるぜ!!」

『了解。新フォームでもクライマックスですね?』

「おうよ!!派手に決めるぜ!!」

『分かりました。全魔力収束・・・・・行けます』

「行くぜ!!」

 

そう言った瞬間、俺は翼を羽ばたかせて飛び立ち、拳を突き出して加速する。それを見て、牙王も斬艦刀を振り下ろす。

 

「消えろ!!」

「消えないさ・・・・あいつ等の想いを、無駄にしないためにもな!!」

 

そして、五つの輝きを放った俺の身体が、流星の如く駆け抜ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが・・・・・・俺のクライマックスだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、俺の身体が牙王の身体を打ち貫いた。牙王が背後で消えていくのを感じていると、小さなつぶやきが聞こえてきた。

 

 

 

 

 

(・・・・・ありがとよ)

 

 

 

 

 

それはまさに、良介としての言葉だった。

 

「気にすんなよ・・・・・俺が、この世界のミヤを守ってやる・・・・皆もな」

 

そう言って、俺は仲間たちのもとへと帰還する。そう、俺の帰るべき場所へ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

劇場版・・・・どうでしょうか?自分としては頑張ったほうです。でも、自信は死ぬほどありませんTTあとは皆さんの感想を待つばかりです。見た方は是非ともメールでのお返事を()。返事を下さった方には、希望するヒロインとのエピローグをプレゼントいたします。あ、ちなみにエピローグはある意味一つのEDになるので、本編とはまた別の形で保管していただけると助かります。ではw




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