ウルトラマンG
ウルトラマンG
概要
宇宙飛行士のジャック・シンドーとスタンレー・ハガードは、火星探検中に、宇宙生命体ゴーデスと遭遇する。
その時突如2人の前に、銀色の巨人ウルトラマングレートが現れ、ゴーデスと戦闘を始める。

しかしそのグレートとゴーデスの戦闘中にジャックは負傷し、スタンレーのみが探査船に避難することになるも、
油断してしまったグレートがゴーデスの追撃によって倒れて気を失ったその隙に、
スタンレーが乗っていた探査船にゴーデスが進行して、スタンレーが乗った探査船を破壊してしまう。

それを見た再び気を取り戻したグレートはゴーデスとの戦闘を再開してこれをを倒し、その場に居たジャック・シンドーと一体化する。
しかし、火星で倒したはずのゴーデスは微粒子サイズの細胞となって地球に向かい、
そして地球の生物がそのゴーデスの細胞に感染して変異し怪獣化してしまう。

これを見たグレートに救われ、地球に帰ってきたジャック・シンドーは、グレートに変身しこれを倒す。その後ジャックはUMA南太平洋支部に入隊し、
ゴーデスの細胞に感染した怪獣たちと戦っていく。
レビュー

昭和55年から昭和56年=1980年から1981年の1年間、全話50話が放送された昭和最後のTVシリーズである「ウルトラマン80」の
放映が終了した後に海外の市場と展開、進出を狙って、アメリカでは1987年から1988年の頃にTVにて放送され、
日本では昭和64年から平成元年=1989年の4月28日に映画作品として劇場公開された、
アメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションと提携して製作された、
昭和54年から55年=1979年から1980年にかけて放送された、
シリーズ史上初のアニメ作品のウルトラマンである「ザ☆ウルトラマン」続く2作品目のアニメ作品の「ウルトラマンUSA」と同じ、
前者はアニメ作品、今作は特撮とややこしいですが、ファンからは所謂、海外ウルトラマンと呼ばれるカテゴリーに入る、
令和4年の2022年の現在から見ると約30年前、平成2年=1990年にサウス・オーストラリア・フィルム・コーポレーション、
オーストラリアで撮影、製作された「ウルトラマンUSA」USAに続く、海外ウルトラマン作品の第2作目です。

今作の特徴は上記の文にも在る通りオーストラリアの広大な土地を生かして撮影、
制作されたと言うのが特徴であり、また海外シリーズとしての第1作品目である、
「ウルトラマンUSA」USAとは打って変わって本格的な実写作品と言う事もあってらしい今作は主役ヒーローである、
ウルトラマングレートや、そのグレートと相対する怪獣等が、日本のウルトラ作品と比較して大きさがビルの高さより低くされているほか、
戦い終わったグレートが飛び去る場面を真下から映すと言った、海外で制作されたというだけあってかなりリアルな造形、
映像になっているのが特徴です。

また今作のさらなる特徴、特筆すべき所は当時日本語吹き替えを担当された方々が、
今現在から見ると非常に豪華、大物な方々でキャストが固められているのも特徴です。

まず今作の主役ヒーローのウルトラマングレートに変身する、ジャック・シンドーの日本語吹き替えを担当為されたのが、
特撮好きで非常に有名な俳優の京本政樹氏であり、京本政樹氏は今作から約6年後の1996年に放映された、
平成ウルトラシリーズの記念すべき、第1作品目である「ウルトラマンティガ」及び続編たる「ウルトラマンダイナ」にも
出演されているほか、今作の日本版の主題歌である「ぼくらのグレート」、
及びエンディングテーマの「地球は君を待っていた」等も歌っていられます。

そして今作の防衛チームである、UMA(ユーマ)のメンバーも、非常に豪華な著名人や大物声優の方々が吹き替えをされています。
まず今作の物語の舞台となるUMA南太平洋支部の隊長の、アーサー・グラントの吹き替えには原典たる
「ウルトラマン」の防衛チームの隊長であるムラマツキャップを演じた事で非常に有名な、
1996年の8月27日に肺癌によって逝去された故・小林昭二氏が、
副隊長のロイド・ワイルダー役に山ちゃんで、有名なマルチタレント声優の山寺宏一氏が、
元宇宙開発公団のエンジニアで、主人公のジャックの高校時代の後輩で今作のヒロインもあるジーン・エコー役に、
ガンダムシリーズのハマーン・カーン、風の谷のナウシカのクシャナ、と言ったキャラのCVで有名な声優の榊原良子氏が、
考古学と生物学の博士号を持つ26歳の天才で、今作の分析などを担当する、チャールズ・モーガン役に、
あばよ!に定評がある俳優の柳沢慎吾氏が、今作の戦闘機であるハマーのメインパイロットとして養成されたエリート隊員の、
キム・シャオミン役に、うる星やつらのラムちゃん役で有名な平野文氏が、
と他にもゲストキャラに小林清志氏、中尾隆聖氏、潘恵子史、浪川大輔氏、梅津秀行氏、永井一郎氏、中田和宏氏と大物声優やタレント、
俳優の方々を起用している非常に豪華な作品であるのが本作の特徴です。




執筆者:クロネコさん


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