kanon「静寂な時間!?」第三話




「了承」

、、、、、相変わらずの早技だった、、...
. 
「却下っ」 とでも言ってくれれば、行かなくてよかったかもしれないの
に、、、、さすがにあいつでも秋子さんには、かなうまい、、、くそっ、...

心の中で愚痴をこぼしながら、しぶしぶ俺は階段を下りた、、、、、



階段を下り、リビングに行くと、すでに用意のできている3人がいた、、、

「はぁ、、おまえらがいつもこんなに用意が早くできれば、俺の苦労も減るのにな〜」

皮肉っぽく言ったのに、(聞いちゃいねー)、、、耳には入っているが、頭には入っていない状態のようだ、、、

....行く気満々だな、、、、しかし、、、なにが楽しくて夜の学校に行きたがるんだろうか、、、

....そんな俺が3人の心中を知る由はなかった、、、



「それじゃあ気をつけてね、、お風呂わかして待ってるから」

秋子さんのいつもの笑顔に見送られ、俺たちはリビングを出た、、、、、、



それにしても、、、ほんとに行くのか、玄関だけでこんなに寒いぞ!」

そう、家の中にも関わらず、俺の息は白く見えた、、、

「「「もちろん行くよ(わよ)!」」」

....逆らったら、、、殺される

.........この際ノートはいらん、、おいしいシチュエーションもいらん、、、しかし、命は惜しい、、



、、、、俺は自分の自己防衛機能には逆らえず、意を決して玄関のドアを開けた、、

しかし、、そこには意外な人物が待っていた、、、

「わっ!」

「へっ?」

「あら、相沢君、お出迎えとは気がきくじゃない。」

「ようっ相沢!」

....なぜに、、美坂姉妹が、、、、

...「こんばんわ、祐一さん!」

「あっ、あぁ、でもどうしたんだこんな時間に?」

「いえ、お姉ちゃんが、これから祐一さんの家に行くからついてきちゃったんですけ
ど、お姉ちゃん何も話してくれなくて、、何かあったんですか?」

....いや、これから起こるんだよ、栞....

「学校に行くんでしょ、相沢君」

「、、何で知ってるんだ?」

「連絡があったのよ」

「名雪か?」

「ううん、、私知らないよー」

「じゃあ、うぐぅか?」

「あゆだよっ!」

「その様子じゃ知らないみたいだな、、じゃあ凶子か、、」

「真琴よ!沢渡真琴っ!」



「じゃあ誰なんだ連絡したやつは、、?」

2人の意見はこの際ほっといて話を進める、、、、

口を開いたのは香里だった、、

「あいつよ、あいつ、、まあ私は人に言われて動くのは好きじゃないんだけど、楽し
めるって聞いたから、、、それに相沢君もいくなら、栞も喜ぶだろうし、、」

...相変わらずのシスコンぶりだな、、、ってこのことは心の中で思っておこ
う、、しゃべったら、、、死ぬ......

しかし、、、

...「で、後ろのやつは何だ?」

「さあ、気がついたらいただけよ、、、」

「何を言うか!!美坂が行くところ、俺はどこにでも、、、、、ぐはぁっ!」

、、、美坂の見事なまでのボディーブローが、まだ紹介もしていない者に決まった、、、

「いっいや、まて、、、お、れは、、きたが、わ、、だ、、、」

....一応紹介しておくと、、こいつは北川潤だ、まだ名前があるところを考える
と、久瀬よりランクは上だ...




、、紹介が終わるのと同時に、北川は膝から崩れ落ちた、、、、

....おっ恐ろしい、、、下手すれば俺がこうなっていたのか....

北川の無惨な姿を見て、俺は素直にそう思った、、

しかし女性軍は、眉一つ動かさず話に花を咲かせている、、、

さすがにかわいそうなので、とりあえず声をかけてみる、、

「おーい潤、生きてるか、、?」

「、、あっ、あぁ、なんとか、、生きてる、、のか?」


返事がない、、、、ただの屍のようだ、、、

「、、おぃ、、」

とりあえずもう一度確認するが、、、、返事がない、、、、ただの屍のようだ、、、
「、もう勘弁してくれ、、、」

「あっ、、あぁ、すまん、、何となくやってしまった、しかし、、、、そんな潤んだ目で俺を見るな! 男にそんな目で見られてもうれしくも何ともないぞ、、」

「何となくで親友を屍にするな、、あとなぜ名前で呼ぶ?」

「いや、おまえの名前ってあんまり知られてないと思うから宣伝してやったんだが、、、、」



....まあゲームでも表情は一つしかないし、CGは一枚もないし、、知られてなくて当然か、....

....どうでもいいが毎回出てくのはやめろ、、、それにそれは言い過ぎだぞ...

....俺が言わないとおまえが言ってたろ、、、

.......なかなか鋭い読みだな、、...

....まあ、一応作者だから、、...

....しかし、、話が進まないと思うんだが、、...

....ああ、私もそう思うぞ、、........

、、、、、、、、、、、.........おまえが書いてるんだから何とかしろ、、...

....安心しろ、次回からそういうところも気を使って書くから、、じゃな、

...そう言うと、やつは気配を消した、、

「それにしても、、香里もやつのことを知っていたとは、」



....どっちにしろ早く終わらせたい、、、

....もはや俺の頭の中には、そのことしか考えてなかった、、、

....あっ、、へこんだ、、、しかし事実だと思うが、、...





そういうわけで、ようやく俺たちは家を出た、、

どうやら屍(?)をかたずけている間に、香里が全員に説明してくれたらしい、、、、





いつも通いなれた道も、夜になると全く別の道に思えてしまう、、




歩きながら、、俺は素直にそう思った、、、、、、





だが、怖いとは思わない、、、、







自分のことを思ってくれる人が、、、こんなにもいるのだから、、、、、、、、、









<第四話に続く>

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