魔法少女リリカルなのはStrikerS 第23話「Stars Strike」(5)(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。







〜なのはとクアットロ(2)〜


ヴィヴィオ『ママーー!』

なのは『ヴィヴィオ!?』

クアットロ『「ふふ、いいこと教えてあげる。

あの日ケースの中で眠ったまま、輸送トラックとガジェットを破壊したのはこの子なの。

あの時あなたがようやく防いだディエチの砲――
たとえ、その直撃を受けたとしてもものともせずに生き残れたはずの能力。

それが古代ベルカ王族の固有スキル、"聖王の鎧"

レリックとの融合を経て、この子はその力を完全に取り戻す。
古代ベルカの王族が自らその身を作り変えたという究極の生体兵器。レリックウエポンとしての力を』

ヴィヴィオ『やだ〜、ママ!?』

なのは『ヴィヴィオ、ヴィヴィオ!』

クアットロ『陛下、いつまでも泣いてないで。陛下のママが助けて欲しいって泣いてます。
陛下のママを攫っていった、こわ〜い悪魔がそこにいます。
頑張ってそいつをやっつけて本当のママを助けてあげましょう。
陛下の身体には、そのための力があるんですよ

心のままに、思いのままにその力を解放して』















良介「……ああいう煽動者って事が成った瞬間、操った筈の相手に殺されるんだよな」

オーリス「しー! それを言っては駄目です!」

ドゥーエ「大丈夫ですわ。あの子は何を置いても、自分の身の安全を再優先する。
戦場にも直接出撃せず、舞台を影で操る。銀幕の操り手の本領発揮ですわね」

良介「なるほど、あのガキがなのはを殺せば――
事実上、クアットロの勝利となるという事か」

ドゥーエ「無論、ルーレットは回させて頂きますわよ。
クアットロと聖王陛下、どちらが勝とうと」

良介「どちらが相手であろうと、高町なのはの敵ではないな

ドゥーエ「それもそうですわね。舞台を移しましょう」

良介「もう諦めてる!? ラスボスと主人公の戦いなのに!?」














〜ティアナVSノーヴェ・ウェンディ・ディーチ〜


クロスミラージュ『――発見されました。3方向からまっすぐ向かってきます』

ティアナ『シューターとシルエット制御OK、現状維持。
あとは、ここで向かい撃つ』

クロスミラージュ『了解』

ティアナ『……逃げ足も潰されて、カートリッジも魔力も、もう後ちょっと。

頼みの綱の最後の一発勝負も、通用するかどうか……』















ドゥーエ「三対一の極限勝負、決着は間もなくですわね。自信の程は?」

良介「賽はふられた後だ。どのような目が出るのか、結果を見守るだけだ」

ドゥーエ「己の運ではなく、他人に委ねられた命――
崖っぷちに立たされても揺るがない貴方の精神には敬意を払いますわ、ゼロ」

良介「漠然とした運命ではなく、一人の人間に自分の命を預けている。
その人間がティアナ・ランスターであるというのなら、これほど確かな事はない」

ドゥーエ「あのような凡人に何が出来ると? 高町なのはのような絶対性などないというのに」

良介「絶対ではないからこそ、死に物狂いで努力をするんだ。
自分の弱さを骨の髄まで理解しているからこそ、必死で強くなろうとする。

弱さを経ていない強さは、脆いのですよ」

ドゥーエ「……製造された戦闘機人の在り方を、否定するおつもりですか?
私達はドクターの最高傑作、完成された強さなのです」

良介「一人の未熟者を相手に、三人がかりで戦っているようですが?」

ドゥーエ「勝利はより完全であるべきでしょう。全ては結果だと仰ったのは貴方です」

良介「そう、結果が全てを優先する。この戦いが、証明するでしょう」

ドゥーエ「完成された強者か、未完の弱者か――ドクターか、貴方か。

なるほど、面白いですわね。時空管理局のエース、高町なのはではなく――」


良介「そう、彼女こそが鍵――この戦いに勝てば、盤上の全てが覆る」



































<続く>







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