魔法少女リリカルなのはStrikerS 第20話「無限の欲望」(3)(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。







――魔法少女リリカルなのはStrikerS 第20話 無限の欲望――



〜ジェイル・スカリエッティとナンバーズのシーン〜



ドゥーエ「聖王教会の信仰の対象。
古代ベルカ時代の聖なる王様、聖王陛下の持ち物――そこから、聖王の遺伝子データが持ち出されたの。

教会の司祭様といえど人の子、手に入れるのは難しくありませんでしたわ」

良介「レジアスや最高評議会の希望と、ジェイルの目的が一致した訳か。

――地上と次元世界の平和と安全。

利害が一致した関係が、レリックウェポンと人造魔道師計画に結びついた。
あんたは計画を頓挫させられた戦闘機人に拘り、最高評議会は人造魔道師計画に拘わった。

そして、ジェイルはあの骨董品が目当て――どれを選んでも、平和や正義にはなりそうにないな」

レジアス「……何の関係もない人々を、犠牲をするつもりはなかった。
だが――理想だけを求めていても、人は救えなかったのだ!!」

オーリス「中将や最高評議会は、ジェイル・スカリエッティを利用しようとしました。
けれど逆に利用されて――裏切られた。

もう誰の計画で、何が誰の思惑なのか、もう……」

ドゥーエ「歴然たる事実は、目の前に在る。
聖王の器は完成し、私達の夢を載せた船が空を飛んでいる――ドクターの勝利ですわ」

良介「結論を出すのはまだ早過ぎるだろう。
時空管理局、地上の正義はまだ死んでいない。レジアス・ゲイツはまだ生きている。

そして、私との勝負はまだ始まったばかりだ」

ドゥーエ「……そうでしたわね。ドクターの残る障害は、貴方一人。
唯一ドクターと姉妹達を敗北に追い込んだ貴方だけは、私の手で美しく血に染めてあげますわ」

良介「では次に、俺の手札を紹介しよう」



〜機動六課、出撃のシーン〜



フェイト『ゆりかごには、本局の艦隊が向かってる――
地上の戦闘機人たちやガジェットも各部隊が協力して対応にあたる』

なのは『私たちは3グループに分かれて各部署に協力することになる』

はやて『巨大船が空を飛んで町中にガジェットと戦闘機人が現れて、市民の安全を脅かしてる。
これは事実。私たちは、止めなあかん』



良介「管理局のエース達は空へ――聖王のゆりかごに、直接出撃する。
対する敵はジェイルスカリエッティと、ナンバーズの精鋭。ただし――」

ドゥーエ「貴方の仕組んだ策、内部からの侵入者も破壊工作を行っている。
つまり外と内、両面からの挟み撃ち」

良介「ジェイルと対決するのは、フェイトだろう。戦闘力では勝ち目はないぞ」

ドゥーエ「ご心配無く。ドクターにはトーレとセッテ両名が護衛についています。
トーレとセッテは完成された戦士。勝ち目がないのは、むしろそちら。

知ってますのよ。Fの遺産で生み出された存在――その心は脆い」

良介「それは、どうかな」

ドゥーエ「何が言いたいの?」

良介「人間というのは勝利も、敗北も知り――逃げて、涙も流して、やっと一人前になる。

敗北の経験もなく、挫折した事もない戦士が、はたして強いのかな」

ドゥーエ「感情など、弱さの最たる要因でしかない」

良介「揺らぎがあってこそ、生命だ。揺れることのない心は、機械と変わらんよ」


ドゥーエ(! ドクターと同じ事を!?)



スバル『ギン姉はたぶん、大丈夫です。私が、きっと助けます』

ティアナ『今よりずっと強くなって、立派にならなきゃ』

フェイト『一人じゃない。二人とも頑張って。絶対無茶とかしないんだよ』

キャロ『はい』

エリオ『それは、フェイトさんも同じです』



ドゥーエ「フフフ、戦闘機人同士――姉妹が揃って戦う事になる。いかがかしら、この趣向は?」

良介「いいぞスバル、もっとやれ

ドゥーエ「何故、ガッツポーズ!? 貴方という人が、たまに分からなくなるわ……」

良介「機動六課の新人達は地上へ、ノーヴェ達とぶつかることになる」

ドゥーエ「奇しくも、新米同士の決戦になりますわ。
生まれたばかりの姉妹達と、育てられたばかりのひよっこ達――
単なる人と、戦闘機人の差が明確に出る。

あの子達は生まれたその時から、強い。完成度ではこちらが上よ」

良介「確かにそうだな。今のままでは、勝ち目が薄い」

ドゥーエ「……へえ、認めるのね……少し意外だわ。
クスクス、ルーレットを先に回しておく?」

良介「ルーレットと同じだよ、この勝負は。出る目によって、勝負の行方は変わる。
戦闘機人は高い数値を出せるが、常に一定。

人間の底力は、数値では測れない」

ドゥーエ「まさに、ギャンブルということね。あの子達と、貴方自身の命――」

良介「そして、あんたの破滅をかけた勝負だ。思う存分、味わってくれ」

ドゥーエ「ふふふ、もちろんよ」

レジアス「……お前達は、狂っている! こんな時に勝負だと……!?」

良介「人生をかけて勝負しなければいけないのは、あんたも同じだ」

ドゥーエ「他人事ではすまないのですよ、貴方も。ほら」



シグナム『――ゼスト・グランガイツと、融合器アギト』

ミヤ『え!?』

シグナム『騎士ゼストについては、ナカジマ三佐がご存知だったよ。
元管理局員、首都防衛隊のストライカー級魔道師。

八年前に亡くなられたはずの――レジアス中将の、親友だそうだ』



レジアス「……!? やはりお前も、此処へ……」














〜続く〜



































<続く>







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