魔法少女リリカルなのはStrikerS 第20話「無限の欲望」(1)(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。







シャッハ「――まさか、ゆりかごを機動させるなんて」

ヴェロッサ「僕の猟犬を発見して、その上一発で潰した。並みのセキュリティじゃない。
『聖王のゆりかご』、ここがアジトで間違いない」

シャッハ「凄いですね、ロッサ。よく掴めました」

ヴェロッサ「シャッハ、いいかげん僕を子供扱いするのは止めて欲しいなぁ。
これでも一応カリムやはやてとおんなじ、古代ベルカ式のレアスキル継承者なんだよ」

シャッハ「無限の猟犬『ウンエントリヒ・ヤークト』、あなたの能力は存じ上げていますよ」

ヴェロッサ「ま、今回の早期発見は、彼の情報提供によるものが大きい。
提供された情報を元にフェイト執務官やナカジマ三佐の部隊の、地道な捜査があってこそのものだ」

シャッハ「また悪戯かと思ったのですが……本当だったとは。残念です

ヴェロッサ「制裁したくてウズウズしてないか、シャッハ!?


やれやれ……はやて! こちらヴェロッサ。


聖王のゆりかごに侵入、シャッハが今迎撃にきたガジェットを叩き潰してる。
教会騎士団から戦力を呼び寄せてるけど、そっちからも制圧戦力を送れるかい?」

はやて『うん。もちろんやけど――もうゆりかごに乗り込んでたんか。
流石はヴェロッサ、情報の入手が早いわ!』


ヴェロッサ「……ああ、うん。ボク、ガンバッタ」


はやて『何で目を逸らすん!? 
シャッハの協力もあって素早く動けたんやろ。ありがとう、いい決断や!』


ヴェロッサ「……アリガトウゴザイマス、ガンバリマス」


はやて『だから、何でそんな落ち込んだ顔してるん!?
自分の行動の結果なんやから、もっと胸はってええよ!』


ヴェロッサ「は、はやて……」

シャッハ「……お願いしますから、触れないで下さい」


はやて『泣いてる!? 何で、何で!?』

シャッハ「――騎士カリム。これが、あなたの予言にあった」

カリム『踊る死者たち、死せる王の下。聖地より帰った船。古代ベルカ、聖王時代の究極の質量兵器。
天地を統べる聖者の船。聖王の――ゆりかご』

はやて『ナチュラルに無視された!? うぐぐ……
それにしても、一番なって欲しくない状況になってもうたんかな』

カリム『教会の――ううん、私の不手際だわ。予言の解釈が不十分だった』

はやて『未来なんて、分からへんのが当たり前や。カリムや教会の皆さんのせいとちゃう。
さて――どないしよか』



クロノ『はやて――クロノだ。
本局は巨大船を極めて危険度の高いロストロギアと認定した。
次元航行部隊の艦隊は、もう動き出している。地上部隊も協力して、事態にあたる。

機動六課――動けるか?』



はやて『うん。シャーリー、そっちはどうや?』

シャーリー『戦闘機人、アインヘリアルから撤収。地上本部に向かっています。
あの騎士も、別ルートで本部に向かっています』

シグナム『……』

ルキノ『廃棄都市から別反応。エネルギー反応膨大! これは、戦闘機人!
  こちらも、地上本部に向かってます!』















ウーノ『聖王の器とゆりかごは、安定状態に入ったわ。
クアットロとディエチは。ゆりかご内より私と交代。トーレとセッテ、セインはラボでドクターの警護。
ノーヴェはディードとウェンディ、13番目と一緒に。

――ゆりかごが完全浮上して、主砲を撃てる位置』

クアットロ『二つの月の魔力を受けられて、地上攻撃ができる軌道位置までたどり着ければ――
ゆりかごはまさに無敵』

トーレ『ミッドの地上全てが人質だ。その状態なら、本局の主力艦隊とでも渡り合える』

セッテ『――これほどの万全な体制でも、ローゼン相手には不十分なのですか?』


ウェンディ『質問、質問、質問、質問っす!』


トーレ『一応聞いてやる、なんだ?』

ウェンディ『ローゼンが敵に回ったって本当っすか!? 絶対、何かの間違いっすよ!』

ウーノ『そこまで言い切る根拠はあるんでしょうね?』

ウェンディ『だって、ドクター側にあたしがいるんっすよ! 愛する女性を敵に回す筈がないっす!』





ウーノ『――! ドクター、まさか!?』

ジェイル『なるほど、彼が私の敵になった本当の理由はウェンディか』

ノーヴェ『あー、確かにアタシでも敵に回るわ。こんなのに付き纏われたら』

ディード『ドクター、彼女の廃棄処分を提案します』

オットー『姉と言えども、許し難いね』

トーレ『ウェンディ、今回の責任は大きいぞ』

クアットロ『ローゼンちゃんに、本当同情しちゃうわ』

セッテ『――ドクター、彼には情状酌量の余地があるかと』

セイン『ドクター、お願い! ローゼンを許してやってよ!
罰は全部ウェンディが引き受けるからさ』





ウェンディ『えええええっ、皆酷いっすよー!? 純粋無垢な愛っすよ!
世界を平和にする純粋な想いを否定するんっすか!』


姉妹達『今から何しに行くんだよ、お前は!!』















〜続く〜



































<続く>







小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。


<*のみ必須項目です>

名前(HN)

メールアドレス

HomePage

*読んで頂いた作品

*総合評価

A(とてもよかった)B(よかった) C(ふつう)D(あまりよくなかった) E(よくなかった)F(わからない)

よろしければ感想をお願いします













戻る



Powered by FormMailer.