孤独の剣士と星空の歌姫(解析不能編)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






主人公「……お前と話すのって、久しぶりな気がするな」

フィアッセ「リョウスケが桃子と喧嘩して、家を飛び出したからだよー。
心配したんだよ?
大怪我して帰ってくるし、一ヶ月入院とか聞かされて……」

主「俺の怪我って、ある意味デフォルトだろ?」

フィ「哀しい自己満足はやめようよ」

主「さて、今回お前を呼んだのは他でもない。
専門家のお前に是非、聞かせたい曲があってな」

フィ「うー、もう少しお話したかったな……

聞かせたいのって、このテレビ?」

主「うむ、まあ座布団にでも座ってゆっくり見てくれ。今週の放映分だ」



〜三十分後〜



主「どうだ、このオープニング! 専門家として魂にクルだろ」

フィ「うう……フェネットさん……」

主「そっちかよ。内容はこの際関係ないだろ!?」

フィ「どうして!? 折角の初恋が、思い出も残らずに消えちゃったんだよ!
可哀想……ランペルージ君も、フェネットさんも」

主「苗字で呼ぶな、蕁麻疹が出るわ!?
大体、初恋って何で決め付けてるんだお前は」

フィ「葬式のシーンでお父さんの回想があったでしょう?
父親以外に好きになる人って、初恋だと思う」

主「意外に鋭いとこ見てるな……ん?

あれって確か、先週放映――」

フィ「あっ!? わ、わたし今日仕事だった! ごめん、リョウスケ。話は今後ね!」

主「待て! お前、実は毎週見てるだろ!? こらー!!」

フィ「この手に落ちたー♪ 腐りかけのリンゴー♪ 」

主「お前の声で歌うな!? 破壊力が、破壊力がぁぁぁぁ!!」































<END>







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