聖王のゆりかごと孤独の剣士D(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。







???「ミッドチルダの平和を乱す暴君。どうやら年貢の納めどきのようですわね」

良介「……一応聞いておいてやるが、誰だお前は!」

??「あるときは神に祈りと願いを捧げし騎士。
またあるときは世界の行く末を憂う預言者。しかして、その実体は!」

良介「既にほぼ正体をばらしているじゃねえか!」


華蝶仮面「美と正義の使者『華蝶仮面』、ただいま参上――ですわ」


良介「……お前、恥ずかしくないのか?」

華蝶仮面(以下華蝶)「この世に蔓延る悪を倒すのが、我が使命。恥ずかしい事などありません」

良介「いや、お前の青少年の目の毒な格好はどうでもいいとして――
ばればれだろ、その仮面!? 隠してもすぐにばれるわ!」

華蝶「この仮面こそ華蝶の意匠であり、誰しも心に持つ正義の証――
分かる者など誰もおりませんわ、お兄様」

良介「お兄様とハッキリ言ってるじゃねえか!? 此処にはマスコミの連中が居るんだぞ。
公開陳述で生放送されたお前の顔を分からない奴なんて――」



レポータ「御覧になられましたでしょうか、皆さん。新たな正義の味方の登場です!
先日地上本部襲撃一味を撃退した奇跡の部隊「黒の騎士団」。
仮面の指導者ゼロに続く、正義の華蝶です! その美しき仮面に隠された素顔とは――?
  我々取材班が密着したいと思います。

――カメラ、回ってる?」

カメラ「もちろんでさ! ハァハァ、華蝶仮面様、ハァハァ……」

スバル「仮面の女性――まさか、ゼロ部隊長の仲間!?」

セイン「……ゼロが本当にアイツなら、あの女も……ああ、もう!
ローゼンの奴、連れて帰ったら徹底的に追求してやる!」

ティアナ「敵か、味方か――ううん、今は先輩に集中。
どんな手を使ってくるか分からない以上、絶対に隙を見せない。目を逸らさない!

誰にも、邪魔はさせない」



良介「絶望した! 誰にも認識されていない事に、絶望した!」

華蝶「ヒーローのお約束ですわ」

良介「信教者がヒーローを語るな! 大体、何しにきやがった!!」

華蝶「先ほど申した通り、世を乱す匪賊を成敗しに参りました」

良介「……そういいながら、俺をガン見しているのは何故だ?」


ティアナ「待って下さい」


良介「おお、ティアナ! 何だかんだ言っても、お前は俺の事を理解してくれているんだな!」

ティアナ「貴方が何者か分かりませんが、犯人逮捕は我々管理局の仕事です。
遊び半分で手を出すと怪我をしますよ」

良介「犯人とは俺の事かー!? 何でだよ、犯人はあのモグラだろ!」

華蝶「匪賊、群がらなければタダの不良。それでも貴方は全力を尽くすと?」

ティアナ「たとえ生きる価値のないヒトが相手でも、全力で戦わなければならない時があるんです!」

良介「言いたい放題か、貴様ら!? 俺は無実だと言ってるだろ!」


レポータ「つまり、地上本部襲撃犯とは関わりがないと?」

カメラ「しかし、貴方の顔写真を首謀者本人が紹介したんですよ!
――あと数センチ……ちょっぴりカメラの近くへ――

もうちょっと左側へ出て来てくれるとベストだが……まあいいだろう。
今いち気に入らないがギリギリだ。これで撮影、と」

セイン「そうだよ、アンタはアタシの仲間なの! こんな奴放って置いて、帰ろう」

エイミィ「……わたしもそろそろ帰りたいんだけどね」

スバル「ギン姉だけじゃなく、良介さんまで――絶対許せない!」

ティアナ「ええ、この人だけは絶対に許してはいけない。
過ちを正して、この人に翻弄された人達を救わなければならないの!」

華蝶「救われたければ、私の名を叫べなさい。心の底からの望みと共に!」

良介「オチが付いた!? ええい、面倒だ。ここはもうエイミィを連れておさらば――ムグ!?」



???「この者の身柄――」

???「――我々が預かる」
















〜続く〜



































<続く>







小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。


<*のみ必須項目です>

名前(HN)

メールアドレス

HomePage

*読んで頂いた作品

*総合評価

A(とてもよかった)B(よかった) C(ふつう)D(あまりよくなかった) E(よくなかった)F(わからない)

よろしければ感想をお願いします













戻る



Powered by FormMailer.