聖王のゆりかごと孤独の剣士A(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。





〜時空航行艦アースラ 第一会議室〜



〜アジト地下フロア・治療ポット〜



チンク「――事情は把握した。手酷くやられたようだな」

ディエチ「うん。タイプゼロとドクターの増援がなかったら危なかったかも」

クアットロ「そのドクターもやられちゃって、ほぼ全員修理中。
もう……折角メインイベントが始まる前だったのに、台無し。作戦も大幅に変更。

良かったわね、チンクちゃん。貴女の修理、間に合うかもしれないわよ」

チンク「素直に喜べんさ。大切な姉妹達が傷ついた。
二人は大丈夫なのか? 私の修理は後回しでかまわないぞ」

ディエチ「平気、損傷自体は大した事ない。すぐ直る。
ただ武装が破壊されて、調整からやり直しになった」

クアットロ「私なんて一時機能停止しちゃったのよね、あのゼロとかいう奴のせいで。
身体強化機能もやられちゃって、もう散々よ。
しばらく動けないから、チンクちゃんの相手をしてあげる」

チンク「私の修理は暇潰しか。よく回る舌は正常そのものだな。
……まあいい。私の事はまだ妹達には秘密で頼む」

ディエチ「分かってる。――ローゼンと、戦うんだよね……」

チンク「安心しろ、殺すつもりはない。決着をつけて、引き摺って帰る」

ディエチ「うん……お願い。修理は万全にするから」



チンク(初めての敗戦――生まれたばかりの姉妹達には、手痛い経験となった。
慢心を正す薬となるか、不安を生み出す毒となるか。
奇跡を起こす男、ゼロか……ふん、時空管理局の切り札が聞いて呆れる。
警備対象を躊躇なく罠とする手段、敵味方問わず巻き込む奇想天外な戦略――

貴様以外に誰がいる、ローゼン!

これがドクターの挑戦への答えか。
もはや、ドクターの目的などどうでもいい。私の敵は、お前一人。
お前を倒す事が、私の悲願。この世に生まれた理由だ。


ローゼン――お前は、私が必ず倒す)















〜アジト地上部〜



セイン「……ローゼンだよね、あいつ……」

「放送で見た感じ、仮面とマントで顔隠してたけど……分かっちゃった。あはは、何でだろ……」

「どうしよう、ウー姉に知らせるべきだと思うけど……今回ばかりは許してくれないだろうな……」

「あー、もう! 何でアタシ、敵になったあいつの心配ばっかりしてるんだろ。

……う〜、こんなに心配してやってるんだぞ、バカぁぁぁ……!!

アイタタタっ!? ぐぅぅ……身体中痛い……
乙女を傷物にして……責任、取らせてやる」

「今、どうしてるんだろう? 管理局にいるみたいだけど。ニュースでやってないかな――(ポチ)

うん……これってっ!?」














〜街角インタビュー〜



良介『ええ、女一人買い物は大変だから付き合えと言われまして』

レポーター『仲がいいんですね。失礼ですが、お二人は恋人同士ですか?』

エイミィ『いえいえ、友達ですよ。此処まで遠出したのはこいつの提案です。
危機意識のない男が友人で、いつも困ってるんです。今、騒ぎになっているでしょう?』





〜首脳会談室〜



クロノ「友達か……そうだな。二人は友人同士だ、買い物くらいする」

はやて「力強く繰り返したら、ウソ臭く聞こえるよ」

カリム「男性にもプライドがあるのよ、はやて」





良介『手料理を御馳走すると言って、呼び出したんですよ。子供か、俺は』

エイミィ『しっかり付き合っているくせに。
愛情たっぷり込めてあげるから、しっかり荷物持ちしてよね』

レポ−ター『と、友達ですよね、お二人は……?』





クロノ「友達に決まっているだろう。何を言ってるんだ」

はやて「何でクロノ君がモニターに向かって答えてるん……?」

カリム「口にしないと不安だからよ、はやて」





良介『付き合いは長いから、俺お前で通じる腐れ縁なんですよ。気軽なもんです』

レポーター『う〜ん、怪しいですねぇ……本当ですか?』


セイン『私も聞きたいな、その辺は!』


良介『うわっ!? 何故、お前が此処に!?』

セイン『誰の事言ってるんですかぁー?
アタシは謎のレポーターセインちゃんでーす。洗い晒い喋ってもらいますよ。

とくに、こいつとの関係』

良介『自分で名乗ってるじゃねえか! 地面から突然レポートかましやがって!』

エイミィ『……ハァ……ただの買い物でも、こいつと一緒だとこれだもんね……』

レポーター(こ、これは――修羅場の予感!? 視聴率アップ!?)
















〜続く〜



































<続く>







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