孤独の兄妹VS無限の欲望(アインヘリアル攻防戦)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。





良介「意外だな、ジェイル・スカリエッティ。科学者が当事者になるとは」

ジェイル『少しは好きだったんだけどね、君の事は。
君は――ローゼン君によく似ているから』

良介「あ、そこは気付いていないんだ!?」

ルーテシア「・・・・・・まさか、ここでドクター本人が出て来るなんて!?」

良介「下がっていろ、ルー子! 奴の狙いはお前だ!

(余程奴の作戦に重要な役割を持っているらしいな、ルーテシアは。
俺に篭絡されて焦ったか。新タイプのガジェットドローン搭乗型に乗り込んでくるとは)」

ギンガ「やめて下さい、ドクター!」

アギト「やりすぎだぞ、てめえ! いい加減負けを認めやがれ!!」

ジェイル「何を言っているんだい、君達。楽しいパーティはこれからじゃないか!」

良介『(アギトまで何故ここに!? あいつが兄貴と別行動という事は――

くっ、ナンバーズには逃げられたか。
まあいい、本家本元がわざわざ登場してくれたんだ。
この俺を次元世界公開プレイしてくれた借りを返してやる)

ジェイル・スカリエッティ、今度は俺がお前のオレンジ面を引き摺り出してやる。
全軍、攻撃開始!』


「「「「了解!!」」」」


(全部隊、魔法による集中砲火)


ジェイル『フフ、無駄だよ』

良介「――っち、AMF(アンチ・マギリンク・フィールド)は健在か」

アギト「てめえ、そんな危ねえモン大暴れさせんじゃねえ!」

ジェイル「ほう・・・・・・
アギト、君は時空管理局を嫌っていたんじゃないのかね?」

アギト「――そうだよ・・・・・・
連中も所詮、アタシを玩具にした奴らと同じだと思ってたからな。
けど、使えるべき相手が管理局に協力するんなら。あいつの為に!

へへん・・・・・・あんな仮面でアタシの目まで誤魔化せると思うなよ、ゼロ!」

ジェイル「お前まで…その名を口にするか!!」

良介「(! アギトの奴――
ゼロが俺だと分かって、危険を承知でわざわざ戻って来たのか!?)

融合した事のあるあいつなら、念話は容易い。
――おい、アギト。この声が聞こえるか」

アギト『おうよ。
たく、心配ばっかりさせやがって・・・・・あれからずっと探し回ってたんだぞ!
何だよ、その黒マントと仮面は!
指名手配されて顔出し辛いのは分かるけど、逆に目立ってるぞお前』

良介「うるせえ!
それよりアギト、何とかガジェットに取り付けないか?」

アギト「えええっ!
  おいおい、あのビームの嵐に飛び込めってのか!?」

良介「取り付くだけでいいんだ。
お前の炎なら装甲に穴は開けられる。後の策はある」

アギト「え、それってひょっとして――アタシと一緒に戦うって事だよな?
そ、そうだな。そうだよな!
  よっしゃ、アタシが突破口を切り開いてやるぜ!!」

良介(俺は何も言っていないけど、本人が納得しているならいいか。
手っ取り早くガジェットを始末してあげよう、ジェイル)

ジェイル「アギト、君も私に牙を剥くのか。
君は実に優れた成功作だが、単体では炎を使える魔力も限られる。
主が居ないのではいつ壊れてもおかしくない消耗品だよ」

アギト「! アタシは・・・・・・今のアタシは一人じゃない!」

ジェイル「ゼストはいずれ死ぬ。
ルーテシアは母を見つけて家へ帰る。
君は一人だ。孤独に朽ち果てる哀れなデバイスさ」

アギト「・・・・・・言いたい放題言ってくれるじゃねえか・・・・・・
確かに、怖かったさ。三人での生活も、このまま続かない。

旦那とも――ルールーとだって、ずっと一緒に居られないって分かってる。
だけど!!」

ルーテシア「!? アギト、やめて!」

アギト「アタシはやっと、新しい主を見つけられた!
アイツの為なら、アタシは――

この命だって燃やしてやるぅーーーー!!!」

ジェイル「何!? まさか、私の最新作の装甲を突き破るとは。
だが、もうボロボロじゃないか。このまま撃ち落してくれる!」

アギト「へへ、ばーか。アタシの任務は――完了だ。


・・・・・・やっちまえ、マイロード!!」





良介「よくやってくれた、アギト。
これで、ガジェットの装甲は破損。AMFは崩れた。
後は直接――」

ルーテシア「――魔法を、叩き込むだけ」





ジェイル「っく・・・・・・ルーテシア、君まで!?
  母を助けたくはないのか!」

ルーテシア「それとこれは別。アギトの仇、私は貴方を許さない」



良介「滅せよ。諸悪の――」

良介&ルル 「「根源!」」



ジェイル「ぐううう・・・・・・駄目だ、このガジェットはもう・・・・・・」

ウーノ『ドクター、トーレ達の救出は終わりました。
脱出の準備も整っています。ファーストも――』

ギンガ「分かっています。ドクターを回収後、至急撤退します。

この戦いは――私たちの敗北です」
















〜続く〜



































<続く>







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