孤独の剣士VSギンガ・ナカジマ(アインヘリアル攻防戦)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。





良介『ギンガ・ナカジマ――こいつか、イレギュラーは!』

部下4「地上本部襲撃事件で誘拐されたとは聞いていましたが、やはり我々を!?』

部下H「決まってるでしょう! ゼロの読み通り、洗脳されちゃってるのよ!
どうするの、ゼロ」

良介『今は捕縛の時ではない。破壊しろ

部下4「しかし、彼女は時空管理局員――」

良介『名前と主を変えている。未来は無い。無視するべきだ、あのギンガを』

部下4「・・・・・・微妙に言葉が摩り替わっている辺りに、恐怖を感じるのですが」

良介『部下Mは逃走した戦闘機人達を追跡。部下Y、システムパターンルージュ!』


部下Y『発動まで60秒』


部下4「来るぞ!」

部下H「地上戦ならこっちだって――きゃっ!?」

良介『すれ違いざまに一瞬で二人を・・・・・・馬鹿な、数はこちらが圧倒しているはず!?
――や、やられる!?』


部下4「させない!」

ギンガ「――!?」


良介『ぶっ――部下4!?』

部下4「う、ぐっ・・・・・・
ゼロ、貴方の正体が誰であろうとかまわない・・・・・・
切り捨てるだけでは――と言った言葉に、偽りは無いと受け取りました。

ゼロ――我々やられ役を、救ってやって下さい! ――ゴフッ」

良介『ぶん殴られただけだけど――部下よぉぉぉぉぉーーーーん!』

ギンガ「――次」

部下H「そうはいかないわ」

良介「なっ、待て!?」

部下H「私も決めなきゃ・・・・・・ゼロの為にね」

良介『ふざけるな、これ以上の犠牲は――部下Y、準備はまだか!」


部下Y『――残念なお知らせ。もう準備は整っている』


良介『早く言えよ!?
――部下4、お前が作ったこの刹那。無駄ではなかった!(スイッチを押す)』


ギンガ「――グッ!? あ、ガァァァァァァァァァァーーー!!」


良介『勝ち戦に欲張って作戦を急いだのは失敗だったな、ジェイル・スカリエッティ。
弱点はそのままだと教えているようなものじゃないか、フフフフフフ」

部下H「どういう事!? 
どうして彼女、耳から血を流して苦しんでるの?」

良介『君は犬笛を知っているかね?』

部下H「犬笛ってアレでしょ――犬に合図を送る為の笛」

良介『人間の耳には聞こえない高い周波数の音を出す事で、犬を適確に操る事が出来る。
スパイ活動なんで重宝されていた笛だ。
犬が人間より六つの優れた感覚があるのと同様、戦闘機人もまた普通の人間より遥かに優れた感覚を持つ。

――聴覚もその一つだ』

部下Y『ゼロに頼まれて開発した新型魔法。
大気を特定のパターンで震わせて、超音波を一定時間放射。三半規管に至るまで麻痺させる。
詠唱の長さと発動へのタイムラグが欠点。まだ研究が必要』

良介『現時点で有効に活用出来ればそれでいい、よくやってくれた。
君も部下Mと合流して、戦闘機人を追跡してくれ。
残りの全部隊員は損傷を被ったアインヘリアルの回収と、ガジェットの警戒に回れ』

部下Y『了解。ゼロ、ナンバー13は――』

良介『ああ、この機体は好きにしろ』

ギンガ「――!
  ぐぅぅぅぅぅぅ・・・・・・ゼ、ロ・・・・・・ゼロォォォォッ!!
貴方は最後まで人を騙して! 裏切ってッ!!」

良介『ふん、偽善なる遊びに付き合う暇はない。
さらばだ、ギンガ・ナカジマ』

ギンガ「くっそおおおおおおっ!!」
















ウーノ『急な事で申し訳ありません。急ぎ、御嬢様達の御力をお借りしたいのです』

ルーテシア「・・・・・・別にいい。オットー達を助ければいいのね?」

アギト「へん、ドジな奴ら。管理局の連中に返り討ちにされるなんてよ」

ゼスト「油断するな、アギト。
あの特殊部隊ではなく、別の一部隊にあの子達が相当の痛手を被っているんだ。
地力の差だけとは思えん」

アギト「アタシらがいれば平気だって。それよりも――約束は守れよ、てめえら。
作戦以外で協力するんだからな」

ジェイル『勿論だ。
私の大切な娘達を助けてくれれば、君の大事な主の居場所を伝えよう』

ウーノ『彼と私達は既に友人です。
御嬢様が彼の絵を燃やした事についても、一緒に謝ってあげますよ』

ルーテシア「・・・・・・ありがとう、ウーノ。
でも、場所だけ教えてくれればいい。
わたしが燃やしてしまったから、わたしが謝りたいの。


――待ってて、ローゼン」
















ウーノ「・・・・・・あの、本気ですか?」

ジェイル「愛する娘達が危機に遭っている。人任せばかりにも出来ん。
助けるのは父として当たり前だ」

ウーノ「本音をどうぞ」

ジェイル「この新型を試す好機!
そして相手は――くっくっく、あっはっはっはっはっはっはーー!!」

ウーノ「・・・・・・」
















〜続く〜



































<続く>







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