黒の騎士団VSナンバーズ@(アインヘリアル攻防戦)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。





〜針路アインヘリアル 海上〜



ウェンディ「データ蓄積のおかげで、随分楽に動けるようになったのはいいっすけど――
何かやる気しないっすね。アジトで待機したかったっす」

ノーヴェ「てめえが根性足りてねえのはいつもの事だろ。アタシだってチンク姉の看病したかったのに」

ディエチ「大丈夫、ドクターが看てくれてる」

ディード「近頃戦闘訓練は熱心にされていたようですが?」

ウェンディ「当然っすよ!
ちょーっと綺麗だからって、ローゼンを誑かすあの騎士は絶対許せないっす。
この任務完了させたら、あたしが直々に乗り込んでローゼンを救出するっすよ!」

セイン「――ローゼン、アタシ達の所に帰ってこなかったね。
聖王教会に恋人がいたんだ・・・・・・ハァ」

クアットロ「うふふー、セインちゃんの場合『私の』所に帰ってきて欲しいのよね〜?」

セイン「ち、違うよ! ただ、ほら・・・・・・そろそろ作戦も本格的に始まるし。
早く帰って来ないと合流出来ないからさ」

セッテ「聖王教会に身を寄せたという事は、我々に合流するつもりは無いのでは?」

トーレ「管理局にも名の知れた男のようだからな。
馬鹿面晒していたが我々と行動を共にしていたのも、スパイを行っていた可能性も――」



オットー「それはないよ」

ディード「私とオットーを助けて下さいました。考えられません」

ディエチ「ありえない」

ノーヴェ「男のくせに頼りねえ奴だからな。
アタシが面倒見てやらねえと何にも出来ないんだぜ」

クアットロ「おつむもちょーと足りてないですし〜」

ウェンディ「あたしのローゼンを疑わないでほしいっす」

セイン「そうだよ、あいつはわたしがたまたま連れて来ただけ。良い奴だよ、絶対」

セッテ「ドクターが保証している男です。問題は無いでしょう」



トーレ「分かった、分かった。
ローゼンの事になれば目の色を変えるな、お前達は。
可能性を示唆した程度で、親の敵を見るような目で睨むな」

クアットロ「ローゼンちゃんについては、今考えなくても大丈夫。
私達が成果を出せて、ちゃ〜んと出てくる仕組みだから」

ノーヴェ「でもあいつ、聖王教会に居るんだろ? 
あそこって時空管理局にも強い影響力があるって言うじゃないか。
庇われたら厄介じゃないか?」

ウェンディ「ぶっ殺せばいいだけっす! 
あたしのISで穴だらけにしてやるっすよ」

ディード「単純思考な提案は置いておいて、問題が無いのは確かですね」

セイン「え、え・・・・・・? どういう事?」

ディエチ「――ローゼンが私たちの仲間。
世界中にドクターが公言している」

セッテ「我々の活動が本格化すれば、脅威は彼らの中で劇的に広まっていきます」

トーレ「無能な彼らは我々をどうする事も出来ない。そうすれば――」

ノーヴェ「そうか! ローゼンの立場もやばくなって――」

ウェンディ「あの騎士だってローゼンを庇えなくなるっすね!」

セイン「ちょっと待ってよ!? 
そうなったら、ローゼンが連中に捕まっちゃうじゃない!」

クアットロ「も〜、セインちゃんは目先の事しか考えられないのね。
お・ね・え・様がいるでしょう」

ディード「ドゥーエ姉様ですね。全てドクターの計算通り、ですか」

トーレ「身を隠される方が厄介だからな。ドクターも事前にあの男について調べていたのだろう。
その上で、奴がどう動くのか読んだ」

オットー「完璧だね」

クアットロ「さあ、ローゼンちゃんを取り戻す為にも,邪魔な兵器をプチっと壊しちゃいましょう!」















〜アインヘリアル 運用区域〜



隊員H『こちらアインヘリアル一号機。指示通りの位置についたわよ、ゼロ』

隊員Y『・・・・・・こちらアインヘリアル二号機。同じく』

隊員M『こ、こちらアインヘリアル三号機です!
所定の位置に待機してますけどこんなに離れて大丈夫なんですか、ゼロさん』

良介「よし、すべての準備は整ったッ!黒の騎士団、総員迎撃準備!
奴らの戦力は戦闘機人――ナンバーズ。
地上本部襲撃と同等の戦力で襲撃を仕掛けてくる」

隊員H『自信タップリなのはいいけど本当に大丈夫なんでしょうね、ゼロ』

良介「奴らは自分の能力に――能力を生み出したジェイルに絶対の信頼を置いている。
地上本部という鉄壁の城を崩落させ、驕り高ぶっているだろう。
失敗の経験がない人間ほど、崩せば脆いものだ」

隊員Y『理屈は理解出来る。けれど、実力は本物。今の警備力は本部より脆弱』

良介「我々は奴らの特徴と能力を掴んでいる。
完璧な力など、この世には存在しない。弱点は必ずあり、無ければ作ればいいだけ。
その為の戦略だ。
後は奴らの動向次第だが、そろそろ――」

隊員M「ひえええええ、来た来た、来ましたよゼロさん!
戦闘機人がこっちに向かってきますー!?」

良介「落ち着け。戦闘機人の布陣を正確に伝えろ。
顔写真と名前は既に知らせている筈だ」

隊員M「は、はい! えーと――」



一号機:クアットロ・セイン・ディエチ

二号機:トーレ・セッテ・ノーヴェ

三号機:ウェンディ・オットー・ディード



良介「――分かった。予想通り、戦力を分断させての同時攻撃か。
援軍を恐れて、短期戦でアインヘリアル全機破壊して離脱――
もしくは次の作戦へ移行。
さすがはジェイル、そしてウーノ。
それぞれの能力を考慮した、理に適った布陣だ。

しかし、優れているが故に読みやすい」

隊員H「始まったわよ、ゼロ! まだ出ないの!?」

良介「今はダメだ。思ったより戦闘機人の動きが速い、動くと共倒れになる」

隊員M「で、でも、このままじゃ手遅れになります! ゼロさん、早くしないと!」

良介「・・・・・・」

隊員Y「戦闘機人、アインヘリアルに急接近。到着まで残り1分」

隊員M「敵わなくても、せめて出撃の許可を下さーい! 壊されちゃいますよ!?」

隊員H「ちょ、ちょっと、本当にやばいわよ!?
アンタにやる気が無いなら、私が団長として代わりに命令を――」



良介「分かっている――出撃(カチ)!」





〜アインヘリアル大・爆・発により放送事故発生。しばらくお待ちください。
ヤンマーニ、ヤンマーニ〜





ウーノ(アジト)「――!? 何という愚かな・・・・・・
アインヘリアルを、自爆させるなんて!」



良介「さすがだな、アインヘリアル。ナンバーズを巻き込んで自決とは!」

隊員達『そんな訳あるかぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!』

良介「(無視)我々はこのままナンバーズのいるエリアへ突入する!
アインヘリアルの血に報いたくば、ナンバーズを捕えて我らの覚悟と力を示せ!!」
















〜続く〜



































<続く>







小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。


<*のみ必須項目です>

名前(HN)

メールアドレス

HomePage

*読んで頂いた作品

*総合評価

A(とてもよかった)B(よかった) C(ふつう)D(あまりよくなかった) E(よくなかった)F(わからない)

よろしければ感想をお願いします













戻る



Powered by FormMailer.