アギト・ゼストと宮本良介A(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。




 




〜ミッドチルダ上空〜


主人公「――なるほど、ナンバーズとあんたらは基本的に別行動か。
地上本部襲撃にも関わるつもりはないと」

ゼスト「連中に干渉するつもりは無い。――用があるのは一人だけだ」

アギト「へへん、ちょっとは安心したか?」

主人公「べ、別にお前らの心配なんぞしてねえよ!部外者はとっとと退散するさ。
好き好んで犯罪者になるつもりはねえ――何だよ、その顔」

アギト「うわ、ほんとだ! 旦那が笑っている!?」

ゼスト「……そんな顔をしているか?」

主人公「口元がちょっと緩んでいるぞ、な?」

アギト「うんうん! 旦那がそんな風に笑ってるの初めて見たよ。ローゼンのしまりのねえツラとは全然違うよな」

主人公「やかましいわ!? 可愛げのねえお前よりマシだ!」

アギト「どうせアタシは可愛げがねえよ、フン。能力さえ優秀ならそれで充分だろ」

主人公「何で俺にお伺いを立てるんだ、お前は」

ゼスト「……アギトこそ少し変わったようだな。最近は暗い顔をしなくなっている」

アギト「や、やだな……アタシは全然変わらねえって」

主人公「小煩いだけの蚊トンボだもんな――あいたたた、耳を噛むな耳を!?」

アギト「ケッ、人の気も知らねえで……
旦那こそどうしたんだよ、珍しく機嫌が良さそうだけど?」

ゼスト「ふっ……昔を少し、思い出しただけだ。
先程のお前の言葉――彼女が聞けばどう思うだろう、などと拉致の無い事を考えてしまった」

主人公「昔ばかり思い出すのは年を取った証拠――首筋に歯を立てるのはよせって!?」

アギト「今度余計な事言ったら、頚動脈食い千切ってやる。

――旦那、見えてきた!」

ゼスト「此処から先は別行動だ。既に管理局の制空圏内、これ以上の飛空は危険だ。
お前は地上へ降りてガジェットを破棄し、首都へ潜れ」


主人公「……破滅するぞ」


ゼスト「承知の上だ。既に、引く道は残されていない」

主人公「少し話した程度だが、あんたがどういう男なのか何となく分かった。

ボタンを掛け違えたのなら、ゆっくり落ち着いて一つ一つ直せばいい。

無理やり引き裂いて何になる」

ゼスト「……何故ボタンを掛け違えたのか、何処が間違えていたのか。
俺は知りたい。その為に行かねばならない」

主人公「ルー子があんたを求めていても、その気持ちは変わらないのか?
あんたがいなくなれば、あの娘はどうなる!」


ゼスト「……なるほど……ナカジマが熱を上げる訳だ……
彼女の報告書を真面目に取り上げておけば、お前とはもう少し違った出会いがあったかも知れんな」


主人公「? だから、あんたは何が可笑しいんだ!?」

ゼスト「お前が言葉を向けるべき相手は、俺ではないだろう」

主人公「――どういう意味だ」


ゼスト「十二個のボタンと、血に濡れた服を着る男――
一つ一つボタンを直して、宿命から開放してやれ」


主人公「……あいつは犯罪者だぞ。ナンバーズだってそうだ。世界の嫌われ者だぞ」

ゼスト「世界中の人間が嫌えば、お前も彼らを嫌うのか?」

主人公「……」










〜出発前〜


セイン『大丈夫。アタシが責任持ってアンタを守ってあげるから。何かあったら助けに行くね』

ウェンディ『う〜、目を離すと不安っすね……
帰りは絶対絶対一緒っすよ』

クアットロ『んもう、私と一緒なら楽しい楽しいカーニバルなのに』

ディエチ『……心配だな』

トーレ『自分の身は自分で守れ。無理なら、躊躇わず退け』

ノーヴェ『どうしてもやばかったら言えよ。馬鹿は変にカッコつけるからな』

チンク『あちらの用件が済めば必ず連絡しろ。迎えに行ってやる』

セッテ『私も時間が余ればフォローはします。気をつけて』

オットー『ボク達も仕事が終われば、援護に向かってあげるよ』

ディード『……(頷)』


ジェイル『無事帰って来たら、今日の話の続きをしよう』

ウーノ『ドクター、それは死亡フラグです』


主人公『――真剣に心配してるお前らがむかつく』 










主人公「……堅牢な地上本部に攻め込んだ時点で自滅だ。
世界を管理する時空管理局に喧嘩売った時点で、奴の末路は見えてるだろ」

ゼスト「それはどうかな」

主人公「それはどういう――」



??『――こちら、管理局。貴方の飛行許可と、個人識別票が確認出来ません』



主人公(うげっ!? この声と気配!? チビと――奴もいるな。
COOLに、COOOOOOOOOOOOLになるんだ。奴が今追っているのは、多分魔力。

俺は魔力が低い分、高密度なゼストの兄貴の魔力に隠れて見えないんだ。
このまま逃げれば――)



??『直ちに停止して下さい。それ以上進めば、迎撃に入ります』



ゼスト「――行くぞ、アギト」

アギト「おっしゃあ、一気に突破するぜ!」

主人公「待て!? 迂闊に飛び込むな!(咄嗟に二人を突き飛ばす)」


????『ギガント・ハンマァァァァァァーーー!
 
――へ……?』


主人公「こっ――こういう奴なんだからよぉぉぉぉっ!(直撃)」

































<続く>







小説を読んでいただいてありがとうございました。
感想やご意見などを頂けるととても嬉しいです。
メールアドレスをお書き下されば、必ずお返事したいと思います。


<*のみ必須項目です>

名前(HN)

メールアドレス

HomePage

*読んで頂いた作品

*総合評価

A(とてもよかった)B(よかった) C(ふつう)D(あまりよくなかった) E(よくなかった)F(わからない)

よろしければ感想をお願いします













戻る



Powered by FormMailer.