アギト・ゼストと宮本良介@(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。




 




アギト「うおっしゃぁぁぁぁぁーーー! アタシと一緒の組になったか!
やっぱりな、そうなると思ってたんだ」

ゼスト「君がローゼンか。ルーテシアから話は聞いている。彼女が世話になったそうだな」

主人公「思えばあの娘と関わってから、こんな魔道に墜落してしまった気がする」

ゼスト「……迷惑をかけてすまない」

主人公「(や、やりづえぇ……冗談が通じないタイプか!?)

い、いや、気にしてないって!
変わった所あるけど、良い娘だと思うよ俺は」

アギト「も、もしかしたら――運命とかって本当にあるのかもな、へへ。
この時代に目覚めて実験動物にされて、嫌な事ばっかりだったけど……旦那やルルに逢えて。

――本当の、アタシのロードに巡り会えてたのかも……って、うわー!?

な、何恥ずかしい事言ってるんだ、アタシ」

ゼスト「ところで――お前はローゼン、と言ったか」

主人公「か、変わった名前に思えるかもしれないけど……
一部では凄く有名というか――あっはっは」

ゼスト「……。名の知れた人間な間なら、私にも心当りがある。
ある組織の上層部では、彼の名前を知らない人間はいなかった」

主人公「ほう……?」

ゼスト「当人の発言や行動の一つで、組織はおろか世界が震撼した。
重大事件の数々に関わりながらも、成功や名誉を求めず凡庸に生きる一人の男だ。


――丁度、お前くらいの年頃の人間だな」


主人公「ほ、ほほう……?

(お、落ち着け! 俺の外見はどう見ても十代!
このおっさんも敵、悪者側! 時空管理局の内情は知らない筈!)


※主人公はアニメ第十五話までしか見ていません


ゼスト「……頭を痛めたものだ……奴とは、まだ友であった頃……

ふっ……そういえば部下が必ず逮捕すると張り切っていたものだな……」

主人公「(……? な、何故だ! 何故ギンガの顔が浮かぶ!?)」

アギト「てめえ、聞いてるのかコラぁ!!」

主人公「アイタタタタ!? 耳を引っ張るな、耳を!」

アギト「折角アタシが渋々手助けしてやるって言ってるのに、無視するんじゃねえ!」

主人公「お前はこの人の手伝いだろ!?」

ゼスト「……アギト、強制はしない。お前の好きにしたらいい」

アギト「ち、違うよ旦那! アタシは自分の意思で旦那を助けたいんだ!」

主人公「おーおー、麗しい愛で――アチャチャチャ、ごめんなさいごめんなさい!?
もうからかいませんから!!」

アギト「フ〜フ〜……たくよ、少しは真面目にやれ。旦那がどれほどこの作戦に――」

ゼスト「……アギト」

アギト「ご、ごめん……喋り過ぎた……」

主人公「――別に聞くつもりはねえよ、俺は。
(隙を見て、絶対逃げてやる。下手すれば世界的犯罪者になっちまうからな)」

アギト「空は飛べないお前の為に、あの変態が用意してくれたんだろ?」

主人公「うむ、ガジェットスカイラインに乗って俺は夜空を駆け抜けるぜ。
操縦方法もバッチリ教えてもらった。

(乗り物まで与えるとは愚か者め。首都に辿り着いたら、即座に廃棄してやる)」





アギト「よし――それならうまく逃げられそうだな」





主人公「!? ど……どういう意味だよ、それは?」

ゼスト「これ以上彼らと関わるべきではない――そういう事だ」

アギト「旦那と相談して決めたんだ。お前を平和な世界へ逃がしてやろうって」

ゼスト「作戦が始まれば、奴らも自分の役目に始終するだろう。逃走する絶好の機会だ」

主人公「だ、だけど――ほ、ほら、ルーテシアだって絵の事とかあるじゃないか!」


アギト「……ルルが、言ったんだ……お前を助けたいって」


主人公「――え……?」

アギト「お前が殺されそうになった時、ルル泣きそうな顔してた。
……お前の味方になれなくて、ずっと苦しんでたんだよ。

ルルはさ――お前にだけは、嫌われたくないんだ」

主人公「……お前らは……どうするんだよ……」


ゼスト「自分の目的を果たす、それだけだ」

アギト「アタシは旦那とルルの為に戦う、最後まで一緒に」


主人公「――それなら」

ゼスト「感情に流されるな。帰りを待つ人達がいるだろう、お前には」

主人公「……!」

アギト「そんな辛気臭い顔するなって!
全部片付いたらさ、またお前に会いに行ってやるよ。

その時は、アタシをお前の……あ、あはは! そ、その時に話すよ!

だからな? 今は逃げとけって。ルルもそれを望んでる」


主人公(……俺は……)
















クアットロ(……うふふ〜、いいこと聞いちゃったー♪
ストーカーという文字は恋する乙女と読むんですよ、ローゼンちゃん)



























<END>







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