ジェイル・スカリエッティと宮本良介(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。




 




〜前回までのあらすじ〜



拝啓アリサ様、お元気ですか?
貴方とお別れして、もう何週間が過ぎているのでしょうか?
貴方の愛らしい顔を思い出す度に、胸に淋しさが締め付けられます。
思い出の貴方の表情は何故か御怒りの様子ですが照れているのですね、ははは。

さて、申し訳ないですが予定があるので、これで失礼します。
本日はなんと、VIP会談です。
歴史に名を残す偉大な人物との会談に、今から緊張しています。
別の意味でも緊張していますが。


次に貴方に送るメッセージが、訃報にならない事を切に祈っています。
















〜研究室〜



ジェイル「ようこそ、ローゼン君。私がこの研究所の責任者ジェイル・スカリエッティだ。
ルーテシアや娘達が世話になったそうだね」

主人公「てめえまで、俺をローゼンと呼ぶか!?」

ジェイル「オットーが君をそう呼んでいたのだが……違ったかね?」

主人公「当然だ、この野郎! 俺様には――うっ、待てよ。


(ジェイルはプロジェクトFの関係者→PT事件も当然知っている→PT事件の関係者も多分調査済み→
ここで本名を名乗る→素性を知られる→機動六課の関係者とばれる→あぼーん


初めまして、ローゼンと申します


ジェイル「時空管理局に追われているそうだが、此処は極めて安全だ。ゆっくりしていくといい」

主人公「先程、命の危機に遭ったばかりだけどな」

ジェイル「すまなかったね、私の助手が独断で動いたようだ。
彼女も今大事な作戦前で気が立っていたらしい、抹殺命令も撤回させた。
完璧主義でね、実に優秀な人材なのだが心配性なんだ。許してあげてほしい」

主人公「……分かった。その代わり、セインは許してやってくれ。
あいつは俺を助けようとしてくれたんだ。あんたらを裏切るつもりはなかった」

ジェイル「勿論だ、彼女も貴重な能力者。
娘の我侭を寛容に受け止めるのも親の務めだよ――と言いたいところだが」

主人公「……?」

ジェイル「娘が見知らぬ男を連れて来るというのは、親として複雑でね……
まして父の大事な夢より男を選ぶとは、少々問題だとは思わないかね?」

主人公「!? てめえ……セインに何をした!!」

ジェイル「教育だよ、ローゼン君。愛しい娘だからこそ、立派な大人になってもらいたいんだ。
なーに、簡単なもんさ。簡単な処置で済む」

主人公「何をしたのかって聞いてるんだよ、セインに!!」

ジェイル「セインだけではない。
ノーヴェやウエンディ、クアットロやディエチ、チンクにトーレもだ。

ウーノの独断とはいえ、命令無視は深刻だからね。
私も少々彼女達に甘すぎたようだ、親として反省しているよ」

主人公「きっ――貴様ああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」

ジェイル「ククク……素晴らしい、素晴らしいよ……

古代ベルカの融合器を媒体に、これほどの炎を生み出せるとは。
ゼストより遥かに適合率が高いようだな、アギト」

アギト(気安くアタシの名前を呼ぶな! 
あいつらに義理立てする気はねえが、それ以上にてめえがむかつくんだよ!

今日こそ、その気にいらねえニヤケ顔を炭化させてやらぁ!)

ジェイル「ほう……それほど、この男に肩入れしているのか。
しかし、分からないな。

彼女達もそうだが、何より――何故君がそれほど彼女達の為に怒る?
セインはともかく、他の者は君を処分しようとしたのだよ」

主人公「ノーヴェやウェンディは俺を殺そうとはしなかった!」

ジェイル「トーレは命令を許諾、チンク達も命令を遂行したと聞いている。

その怒りの源は――正義か? 情か? 優しさか?
それとも、生命を思い遣る人としての義務感かな」

主人公「そんな気持ち悪いモン――ドブにでも捨てやがれ!」

ジェイル「ほう……では何故かね? 彼女達は犯罪者だよ。
時空管理局も彼女を捕縛するべく動き始めている。

――もっとも、一部は彼女達の存在を非常に歓迎してくれているがね」

主人公「世間の法なんぞ知った事か! 時空管理局の正義なんぞクソくらえだ。
世界を管理しようとしている時点で、既に傲慢じゃねえか。

俺があいつらを大事だと思う気持ちに、赤の他人が入り込む余地なんぞあるか!
あいつらに余計な事をしたら、てめえを殺す!」

ジェイル「……ふふふ、ははははははははは!」

主人公「なにがおかしいんだ、てめえ! ぶん殴られてえか!」

ジェイル「ククククク……だ、そうだよ諸君。
彼は実に、君達が好きで好きで堪らないらしい――愛だね」

主人公「……へ……?」





セイン「(ペリスコープ・アイで覗いていた)……う、ばれてる……」
チンク「(セインに抱きついていた)だから、心配は要らないと言っただろうのに……」

ウェンディ「(ライディングボードで天井に浮いていた)いやー、何か恥ずかしいっすねノーヴェ」
ノーヴェ「(ブレイクライナーで同じく)……別に。馬鹿が一人、吼えてるだけだ」

クアットロ「(シルバーカーテンで隠れていた)むふふ……男心をくすぐるイケナイわたし」
ディエチ「(一緒に隠れていた)真顔でよくあんな事言える、拍手」

ウーノ「(物陰に控えていた)見ての通り、殺すつもりはありません」
ルーテシア「(ウーノの背中から手を離す)……なら、いい」

セッテ「……我々護衛役も必要なかったようですね」
オットー「僕隊の出番はないね」
トーレ「納得したなら、さっさと戻るぞ。時間はない。

――やれやれ、行くぞお前達(皆を連れ出す)」





主人公「……おい。あのコソコソ隠れているゴキブリ軍団は何だ」

ジェイル「困ったものだ、私の言いつけに逆らってばかりいる。
本当に教育が必要かもしれないな……どう思う、ローゼン君」

主人公「どう思うもくそも――俺の心も、あいつらの気持ちも知っていて、試しやがったな!」

ジェイル「実にシンプルな思考の持ち主だな、君は。安心した、本当にスパイではないらしい。
ふふふ……見目麗しい彼女達に、心を奪われたかね?」

主人公「心より、命を奪われそうになったわ!」

ジェイル「彼女達は選ばれた素材なんだよ、実に素晴らしいとは思わないか!
興味深い事に、君と接触して彼女達の内面にも変化が起きている。
研究にまた一つ、面白い成果を出せそうだ」

主人公「チンクの眼帯とか見ると……秋葉原で研究しただろってつっこみたくなるんだが」

アギト(絶対、こいつの変態趣味だな。全員女だしよ)

ジェイル「ふふ、祭りの前の退屈凌ぎだ。客人である君に、私の研究材料をお見せしよう」

主人公「……一つ聞くけど、研究内容はその手に持っているビデオ?」

ジェイル「うむ、聖王の器の成長記録だ」

主人公「だから、セインがあんな地下牢から出てきたのか(頭抱え)
つーか……実はアニメを見ているだろ、お前!?」





〜公開陳述会まで、残り8時間〜



























<END>







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