ナンバーズと宮本良介A(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。




 




〜前回までのあらすじ〜


拝啓、アリサ様。お元気ですか?

僕は今、問答無用で拘束されています





ディエチ「――で、どうするのこいつ?」

トーレ「邪魔になるだけだ、始末して捨てろ」

主人公「簡単に捨てるなよ、俺の人生!?」

ノーヴェ「態度がでかいな、こいつ……自分の立場、分かってるのか」

主人公「今どういう立場なのか、俺が聞きたい

ノーヴァ「……むかつく。やっぱり殺す」



ルーテシア「殺すのは駄目」



クアットロ「あれ?あれ?あれれー?
どーして、ルーテシア御嬢様が庇うんですか」

セイン「そうだよ、こいつを殺すのは絶対に駄目! 御嬢様の友達なんだから!!」

トーレ「――お前までどうして必死になって庇うなんだ」

アギト「と、友達ーーー!? ざっけんな!
こんな冴えない男が友達な訳ねえよな、ルールー!?」

主人公「空飛ぶチビにそんな事言われたくねえよ!」

アギト「何だと、てめえ!? 燃やすぞ、コラ!」

主人公「やってみろ、コラ! 寒そうな格好しやがって
このコスプレチビ!」

アギト「コ〜ス〜プ〜レ〜だとー!? 骨まで焼き尽くしてやる!」


ルーテシア「アギト、うるさい」


アギト「ガーン! ひ、ひどいよ……こんな奴の味方するのか!」

ルーテシア「わたしは絵が見たいだけ」

主人公「(――げっ)」

ノーヴァ「? 絵って何だ」

アギト「何かさ……こいつ、絵がすげえ上手いらしいんだよ。
ルールーが描いて貰ったらしいんだけど、時空管理局に見つかって逃げられたんだ。

お陰で、その後探し回って散々だった」

セイン「へぇ〜、そんな趣味があったんだ。ちょっと意外かな」

主人公「何だよ、意外ってのは!」

ノーヴェ「犯罪者にしか見えねえよ、お前の顔」

クアットロ「目付き、超悪いし。こわーい」


主人公「お 前 ら に 言 わ れ た く な い」 


トーレ「我々の素性を知っている口ぶりだな、貴様」

主人公「一般人がそんな格好しねーよ!」

トーレ「……っ」

クアットロ「わーお、身の程知らず。お姉様にそこまで言えるなんて」

ノーヴェ「神経が百本ほど切れてるんだろ」

主人公「言いたい放題言うな、お前も!?」

ルーテシア「早く絵を見せて」

主人公「うわーん、必死で今の話題を盛り上げているのに、マイペースですね畜生!」

ルーテシア「見せて」

主人公「……えーと、率直に言うと」

ルーテシア「うん」


主人公「今、持ってない


ルーテシア「……」

主人公「……」



ルーテシア「吾は乞う、小さき者、羽搏者。言の葉に応え、我が命を果た――」



主人公「待って、虫に生贄を捧げるのはちょっと待って!
(な、何とか言い訳せねば――そ、そうだ!)

時空管理局の機動六課の連中が持ってる!」

ルーテシア「(ピタ)……機動、六課?」

主人公「俺が捕まったとき、所持品は全部没収されたんだ!
その中にスケッチブックも入ってる!

俺の身柄は何とかセインが助けてくれたんだけど、所持品までは取り返せなかったんだ!」

セイン「し、仕方ないですよ御嬢様。あそこの連中相手に、こいつ一人じゃ――
許してあげて下さい、お願いします!」

クアットロ「ちょ、ちょっとちょっと! 面白くなってきてない?」
ディエチ「――あんな一生懸命なセインって、見るの初めて」


ルーテシア「……。分かった、私が取り返す」


主人公「へ……? 取り返すって、お前――」

トーレ「お嬢にはそれだけの力がある。たかがスケッチブック如き、造作もない。
幸運だったな、貴様。お嬢の温情に感謝する事だ」

主人公「ほー、それは頼もしいな。宜しくな。るー子。

(わっはっは、魔王軍団相手に挑む愚かさを知るがいい)」

ルーテシア「……るー子?」

主人公「ルーテシアとか何とかって言うんだろ? 長ったらしいから、るー子で」

アギト「てめえ、馴れ馴れしいぞ! 調子に乗るんじゃねえ!」

主人公「金払って貰ってないんだぞ、俺だって! 立場は俺のほうが上だ!
可愛いじゃねえか、るー子って」



ルーテシア「……。

勝手に呼べばいい」



主人公「ほーれ、見ろ。お前なんぞ余計なお世話だって、あひゃひゃひゃ」

アギト「うぎぎぎぎ……この野郎……!」

セイン「ねえねえ、話がまとまったところで一つ、御願いがあるんだけど」

主人公「御願い……?まさか、俺に一緒に戦ってくれと――」


ノーヴェ「ばーか

トーレ「ひ弱な貴様に何が出来る」

主人公「ひでー!?」



セイン「まあまあ。でさ、その――アタシにも、絵描いてくれないかな?」



主人公「は……?」

セイン「だって、御嬢様が気に入られる程の絵を描くんでしょ。アタシにも一枚描いて欲しい」

トーレ「また……無駄な事を」

ノーヴェ「いーや、面白いかもしれないぜ。万が一ガッカリさせる絵だったりしたらさ、価値無しってことで――」



主人公「何、その修羅場モード!?」






〜続く〜
































<続く>







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