ギンガ・ナガシマと宮本良介(StrikerS対談)


※この物語はリクエストによる架空未来の一つです。
To a you side本編の可能性の一つとしてお楽しみ下さい。






※この対談はリリカルなのはStrikerSのネタバレが含まれています。
対談を読まれる方は、くれぐれも御注意を。





 




アリサ「……あんた、この前何処行ってたの? 余計な騒ぎは起こしてないわよね」

主人公「え、絵を描きに行ってただけだ。御主人様は信じられないのか?」

アリサ「うん」

主人公「断言しやがった!? 普通否定するだろ! 誰に似たんだ、その性格」

アリサ「あんたの普段の発言よ
で――何処行ってたの?」

主人公「し、しつけえな、てめえは……クラナガンだよ」

アリサ「女の子に会った?」

主人公「ま、まあ、あれだ。お客さんだって男ばかりとは限らない訳で――」

アリサ「会ったのね?」

主人公「イエス、マム」

アリサ「誰に会ったの?」

主人公「客の名前なんぞ聞く筈ないだろ」

アリサ「知っている人には会った?」

主人公「ア、アッテマセンヨ」

アリサ「敬語になってる!? 会ったのね! 誰よ!」

主人公「知らん、知らん、あんな奴!」

アリサ「ふーん、つまり知人じゃなくて、誰かと親しくなった類ね」

主人公「(こ、この天才少女を誰か何とかしてください!?)」

アリサ「名前を言いなさい」

主人公「し、知らんな……」

アリサ「名前を言いなさい

主人公「(言ったら、問答無用で機動六課に突き出される!?
あのチビライダー、また余計な騒ぎを起こしやがって……!
なのは達も捜索に躍起になってるだろうし……そうだ!)

分かった、分かった、話すよ。
ギンガに追われたんだよ、ギンガ・ナカジマ」

アリサ「ギンガさんに……? なるほどね――気まずい顔をするわけだ。
あんたの天敵だもんね、ギンガさん」

主人公「うるせえ! 天下の大泥棒だって、一人の警部には逃げるしかないんだよ」

アリサ「気をつけなさいよ。ギンガさん私情を挟まない人だから、捕まったら本当に罰せられる」

主人公「不許可で魔法を使いまくってるからな、俺も。
盛大に罰金を取られそうだ」

アリサ「クスクス……ま、でも安心したわ。
てっきり新キャラと関わったのかと思ったから」

主人公「(げ、大正解)
え、縁を切るぞ、いい加減!」

アリサ「ふっふーん、今更離れたりしないもん。死ぬまでずっと一緒なんだから」

主人公「性質の悪い亡霊に取り憑かれたぜ、やれやれ」

アリサ「可愛い幽霊が一緒で、良介も幸せでしょう」

主人公「今現在ウンザリしております、御嬢様」

アリサ「このやろーは……それより今日、私用で出かけるけど。良介に渡してる携帯電話は使わないでね」

主人公「? 何でだよ、普段持て持てとうるさいくせに」

アリサ「今日一日だけ。明日、新しいの渡すから。それじゃあ行ってきます」


(バタン)


主人公「相変わらず、忙しい奴。あの勘の良さは困りものだな。
まさか敵側の人間と接触したとは気付いていないようだけど。

あのチビもまさか探してないだろ、いちいち」









〜その頃のクラナガン〜



アギト「なー、やべえって! かえろーぜ。
街中で事件起こしたばっかだし、連中だって探してるだろうしよ」

ルーテシア「……もうちょっと」

アギト「ルルー、らしくねえぞ。その男だって、此処に毎日来るとはかぎらねえんだろ。
もう一度来るかどうかも分からねえのに」

ルーテシア「……」

アギト「お、おい!? そんな悲しそうな顔するなよ……
ご、ごめん! 来る、絶対来るって!」

ルーテシア「……うん」










〜噂の人〜



主人公「しばらく、アッチには行かない方がいいな。一年ぐらいは

―ー携帯電話を使うな、か……ぐふふ。

使うなと言われると、使いたくなるのが俺!
甘いぜ、アリサ。俺様はメイドの言う事なんぞ聞いたりしないのさ。
丁度良い、先週はチビライダーと喋ってて対談出来なかったんだ。
この携帯を使って呼び出してくれるわ。

うーん……今回の候補は、やはりはやてかな。
変身シーンも無かったから、奴もさぞガッカリしているに違いない。

(プッシュ)……もしもし」

???『はい』

主人公「(……ん? 声が変な気が――まあいいか)俺だ、俺。対談をやるのですぐ来い」

???『……』

主人公「む、何だその無言は。不満でもあるのか。
お前達の組織の駄目な部分を、俺が直々に指導してやると言ってるんだ。

俺の温かい真心だぞ」



???『……なるほど、仰りたい事はよく分かりました』



主人公「(ゾクッ)
ま 待て、誰だ貴様!? はやてじゃないな」

ギンガ『申し訳ありませんが、この回線は傍受させて頂いています』

主人公「げっ、その声はギンガ!? 待て待て、これって違法捜査じゃねえのか!」

ギンガ『八神部隊長や隊長達への貴方の行為に関して、ロングアーチの方々より苦情が寄せられています。
貴方の個人的な用事の為に、部隊運営の為に懸命な皆さんを無理やり呼びつけているそうじゃないですか!』

主人公「な、何の事やら……何か証拠がおありなんですか」

ギンガ『先程、貴方の口から、この耳で、聞きました』

主人公「(ぐあああ、迂闊過ぎる!?)
でもなんでお前が苦情係になってるんだよ。機動六課に所属してないだろ」

ギンガ『既に御存知だと思いますが、近日正式に出向予定です。
貴方に関する取り締まりも、皆さんの満場一致で認められました』

主人公「実は嫌われてる、俺!?」

ギンガ『シャーリーさんが、私は貴方にとって部長のような存在だからと仰っていました。
私の階級は陸曹なのですが、どういう意味なのでしょうか?』

主人公「あいつは、日本の伝統を叩き込んだ愛弟子だからな。
例えがナイスだぜ。

派出所で競馬でもやってろって言っとけ」

ギンガ『……? 
ともかく、今日の貴方の行為はれっきとした脅迫です。
出頭を願います』

主人公「は、はやてとは友人なんだから、この程度の事は当然なんだって!
あいつに聞いてみれば分かる」

ギンガ『八神部隊長及び隊長・副隊長が、
貴方の機動六課への出頭を命じています』

主人公「絶対別の意味で呼んでるだろ、あいつら!?」

ギンガ『貴方は加害者ですが、同時に被害者でもあります。
先日の暗殺未遂に関しても、事情を聞かせてください』

主人公「そんな誰もが忘れているような設定を持ち出されても!」

ギンガ『出頭しないなら、私が正式に貴方を逮捕しますが宜しいですか?』

主人公「うわーん! ナックルは嫌だー!

分かったよ、こうなったらやけくそだ。
ビデオ持ってそっちへ向かうから、お前と対談してくれる!」





〜続く〜
































<END>







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