ふと空を見上げれば、そこにはこれでもかってくらいの青。
 手を伸ばしても届く気配なんてないのに、それでも掴めてしまいそうな青。
 ただよう白雲は細切れで、達観したかのようにのんびりと居座っている。
 あんな風にまどろむことが出来たなら、きっと誰もが幸せなのだろうと平和主義者のよ
うなことを考えてみる。
 ――いや、それは詭弁だ。
 ――そう、それは理想だ。
 まどろむことがない、変わりゆく日常があるからこそ俺達はこうして飽きを覚えず生き
ていられるのがどう辿り着こうとも現実なんだ。幾ら稀代なユメを描こうとも、そこに幸
福はない。
 ……でも、それでも俺は。
 
 びゅう、と屋敷の前を一陣の風が抜ける。
 
「っ、さむ……」

 身を切る冷風に、思わず身体を縮める。
 季節は既に初冬。
 あれだけ色々なことがあった秋は、気がつけばあっという間に過ぎ去った。
 それは例えるなら疾風のように疾く、感慨を得る間もなく過ぎ去っていった。
 屋敷に帰ってきたこと、先輩に会ったこと、そして、――あいつと出会ったこと。
 それは想い出という言葉だけでは足りぬ程のモノがあった。
 そう、単なる一過性の事柄ではないのだと。
 
 自分の胸に手を当ててみる。
 今、こうしているこの時も確実に俺の心臓は鼓動を重ねている。
 遠野志貴。七夜志貴。
 ソコに流れるは、異端なるモノを滅す為の血。
 自分が望んだ訳でもなく、自分が選んだ訳でもない受け継がれし血脈。
 ――別に、それに不満がある訳じゃあない。
 普段日々を過ごすだけなら何にも問題はないし、俺は遠野志貴として生きていられる。
そう、問題があるのはあくまでも“それ”に値する相手に対した時だけなのだ。

「……まぁ、それが問題ある訳なんだけど」

 そうだ。
 よりにもよって愛した女が“それ”っていうのは、何とも世の中不条理だと、そう、思
わざるを得ない。

 ――そう、だからこそ。
 
「あ、いたいた! 志貴ー!」

 その当人がこうしてデートに誘ってきたってのは、……もはや、太陽が超新星爆発を起
こすくらい在りえないことで――
 
 
 
 
 
 

【月姫―『青の空下U』―under the blue―】

 
 
 
 
 
 
 話は昨日の夜に遡る。
 アルクェイドが公園を去り、俺もさて帰ろうと踵を返したのだが直後再びアルクェイド
が戻ってきたのだ。
 何か言い忘れたことでもあるのだろうか、いや、それとも俺の血に関することで?
 と、真面目な面持で言葉を待っていたのだが、何とこの女はさらりととんでもないこと
を言いのけやがった。

「ね、志貴。明日デートしない?」
「っ――!?」

 ガガーン、である。
 普段が木槌の衝撃なら、これは鉄槌で頭をかち割られたような衝撃だった。
 
「お前な……それ、真面目に言ってんのか?」

 はぁ、と顔に手を当てながら漏らす。
 指の隙間から見えるアルクェイドは首を傾げながら、
 
「えー? 真面目だよ?」

 なんて、きょとんとした表情で言いのけてくれた。
 ……こいつ、本気だ。
 つい先日殺しあったってのに、デート? ……いやまぁ、別にしたくないって訳じゃな
いんだけど。むしろ、何もなかったら大歓迎だ。
 だが、今は状況が違う。
 というか、お前ついさっき血を何とかするって言ってなかったっけ――?
 
「あのな、アルクェイド」
「え? 何?」
「お前、昨日の夜俺に殺されかけたのを覚えてないのか?」
「覚えてるよー? 志貴ったら血の衝動に駆られちゃって大変だったんだから」

 ……いや、だからだな。
 
「お前な、それを覚えてるってのによくそんな何時間も俺と一緒にいようとか思えるな。
もし俺の血が騒ぎ始めたらどうするんだよ」

 そう、仮に人ごみの中でそんなことになりかけてしまったら、俺はとてもじゃないが抑
えられる自信がない。何せ昨日も、全く記憶がないくらいなのだ。
 アルクェイドだけならまだしも、――いや、よくはないのだが、それでも関係のない人
を巻き込んでしまったらと考えるだけでゾッとする。

「あぁ、それ? 多分大丈夫だと思うよ」
「――へ?」

 だっていうのに、アルクェイドはまたもさらりとそう言いのけた。
 
「だって遊ぶのは夜じゃなく昼だもの。それなら志貴の血が疼くこともないと思うわ」
「な、何でだよ。そう言い切れるのか?」

 ええ、と幾分か真面目な顔でアルクェイドは言った。
 
「あのね志貴。そういう血とか魔術もそうなんだけど、古来より異端のモノは夜にこそ真
価を発揮するの。夜っていうのは澄んでいるから。ほら、聞いたことない? 殺人鬼は夜
にこそ行動を起こしやすいって。あれはね、人目につかないってのもあるんだけど、何よ
り“夜”がそうさせるのよ。暗部に異常がある人間は、暗部にこそ惹かれる。類は友を呼
ぶってやつね」
「お、俺の血もそれと同じって?」
「ええ、間違いなくね。そもそも志貴、名前に含まれてるじゃない。“七夜”って」

 あ、と声を漏らしたのは他ならぬ自分だ。
 そうだ、言われてみれば夜がつく。
 
 ――どくん。
 
「っ――」

 ふと、見慣れない風景が網膜に飛び込んできた。
 見慣れぬ屋敷。見慣れぬ人。見慣れぬ――
 ――吐き気がした。
 それをグッと堪え、アルクェイドへと視線を戻す。
 
「……そうか。確かに、夜がつく」
「でしょう? だから大丈夫なのよ昼間は。人が溢れてる分感情や思考の流れは活発だし、
その分元素も滞りにくいんだから」
「う、ん」

 まぁ、元素とか感情の流れなんてのはわからないけど、それでも言われてみれば昼間は
まだ安全なのがわかった。
 でも、それでも俺は。
 ――と。
 目の前に、「むー」と唸るアルクェイドの姿があった。
 あれ? 何で不機嫌になってるんだ?
 
「もう、志貴ったら何そこまで悲観にくれてるのよ! さっき志貴が言ったじゃない、信
じてないのかって。それは嘘だったの?」
「……いや、嘘じゃないよ。俺はお前を信じてる」
「でしょう? だったらあたしも志貴を信じる。ほら、それなら問題ないわ」

 う、と言葉に詰まる。
 何だってこいつはこういう時に上手い言葉を見つけてくるかな。
 そんなこと言われたら、反論のしようがないじゃないか。
 
「話はここでおしまい。あたし、明日ここで待ってるから」
「え? お、おいアルクェイド!」

 ――言葉を聞く間もなく、あいつは即座に姿を消した。
 俺の返答なんておかまいなしだ。
 
「いや、それよりも」

 待ち合わせの時間、決めてないぞ。
 
 
 
 とまぁ、こうして俺はアルクェイドと久方ぶりのデートをすることになったのだが。
 
「志貴、いつからいたの?」
「……三時間前から、かな」
「うわ! そんなに待ってたんだ!」

 と、おめめぱっちり口はあんぐりのアルクェイドは本気で驚いている。
 時刻は午前十時。
 あぁ、俺だって驚いている。
 でも、さすがに好きな女の子を待たす訳にはいかないじゃないか。その、男としては。
 いくら適当な時間割だからといえ、女の子を待たすのはよくないと思う。だからこそ、
こうしてカイロに缶コーヒーと待つ準備は万端でやってきたのだ。
 ……まぁ、それでも三時間も待ってしまった訳なのだが。
 
「とりあえず、どこか行こうかアルクェイド。このままこうしててもつまらないだろ」
「あ、うん。まぁあたしは志貴と一緒ならどこでも構わないんだけど」

 なんて、もじもじしながらアルクェイドは呟く。
 それは、反則級の可愛さだった。
 
「っ――」

 あぁ、俺は今きっと顔が赤い。自分でもわかる。
 くそう。そんなこと言われたら今までの待った分も帳消しじゃないか。手を繋ごうとか
言うつもりだったけど、その仕草だけで十分満足。
 惚れた弱みってのは、こういうことを言うのだろうか。
 
「で、志貴? どこ行くの?」
「……あー、そうだな」

 アルクェイドの言葉で、はっ、と我に返る。
 実を言うと色々と考えきてはいたのだが、今の一撃で頭が真っ白になってしまった。
 でも、ここはやはり女の子なのだから服を見たり小物を見たりするのがいいだろう。
 
「とりあえず駅前に行こう。そうすりゃ色々とあるからさ」
「うん。志貴に任せるよ」

 なんて、花が咲いたような笑顔で言う。
 ――あぁもう。ほんと、これは反則だ。
 


 雑貨屋やらショップを見ていると、ふと気がつけば昼時になっていた。
 俺とアルクェイドは近くにあるカフェ、アーネンエルベに入り軽いランチを取っている。
 窓際に位置する席、外からは柔らかな日差しが入り込んでいた。冷えた空気にくするよ
うな温もりが心地よくて、こういうのは冬だけの醍醐味だとも思う。
 テレビで今年の冬は例年よりも冷えそうだと言っていた。
 新しいコートでも買おうか、なんて半熟のオムライスを口に運びながら考える。
 対面の席にはアルクェイド。
 彼女はミートソースのパスタを頼み、華麗にフォークとスプーンを使いながら口に運ん
でいる。
 何ていうか、何をやってもアルクェイドは似合うなと思った。
 二人、そのまま言葉もなく静かに食事を進ませていく。
 沈黙はとても心地良くて、気まずい空気などこれっぽっちもなかった。
 
「ごちそうさま」

 そう言った俺に、アルクェイドも「ごちそうさま」と言った。
 店員が食器を下げ、食後のコーヒーが運ばれてくる。
 立ち上る湯気はほのかに豆の香りがして、何か普段よりも大人になった気がした。
 
「どうだった、アルクェイド?」
「ん? あぁ、楽しかったよ。色んなの見れて、こういう世界もあるんだーって楽しかっ
た。人形とか、服とか。ライオンの着ぐるみ被った金髪の女の子の人形なんて、思わず声
出ちゃうくらい可愛かった」
「何だ、気に入ったなら買ってやったのに。遠慮することないんだぞ」
「ううん。見てるのが楽しいからいいの」
「そっか。でも、どうしても欲しいのあったら言えよ? そりゃ馬鹿高いのはちょっと買
えないけど、少しくらいなら買ってやれるんだからさ」
「うん、ありがとね志貴。あたし、志貴のそういうとこ好きだよ」
「ぶっ――!」
 
 い、いきなり何を言い出すんだこいつは。
 いや、そりゃそう言われて嬉しくない筈はないのだが。
 
「?」

 アルクェイドはにこにこと笑っている。

「はぁ」

 それを見て、――何か、気が抜けた。
 ほんと、こうして見ると普通の女の子と変わらない。
 ――いや、アルクェイドだってもしかしたらそんな人生を送れるかもしれないのだ。
 そう、俺が仮に七夜の血を抑え込むことが出来るのだとしたら、きっと、アルクェイド
だって真祖の定めから逃れることだって。
 
「あ、ちょっと志貴。今あたし見て溜息ついたでしょ。失礼だよそれ」

 アルクェイドは俺が溜息をついたと思い、「むー」と唸り始める。
 ネコかお前は。
 心の中で苦笑いと浮かべてから、「溜息じゃないから安心しろ」と諭した。
 未だアルクェイドは納得してない表情を浮かべているが、この際それは無視することに
した。

「で、アルクェイド。この後どこか行きたい所あるか?」
「んー?」

 言われて考え始めたのか、首を傾げながら何事かを考えている。
 一度二度、三度四度。
 あぁ、昔やじろべえを見たのを思い出すなこれ。
 
「特にはないかな。志貴は?」
「……んー、まぁ俺も特には。アルクェイド、映画とかも興味ないだろ?」
「映画ってあの大きい画面で見るやつ? あたしは別に何でもいいよ。さっきも言ったけ
ど、志貴と一緒なら何でも楽しいから」
「――――――――」

 ……だから、そういうことを笑顔で言うなってんだ。
 全く、それだけで何もかもがどうでもよくなっちまったじゃないか。
 
「ま、とりあえずここを出よう。食べ終わったのに余り長居してても申し訳ないからな」
「うん。どこいこっかー」

 アルクェイドは立ち上がりしな、楽しそうに外を眺めている。
 それに幸せを感じながら会計の紙を手にした時、
 
「へぇ。朝早くからどこに行くかと思えば、この女と遊んでたんですか兄さん」

 ……――最大最強に不機嫌な顔を浮かべた秋葉が、テーブルの横に立っていた。
 
 
 
「……」
「……」
「あ、あれ見て志貴! う、これも可愛い!」

 異様な空気の中、アルクェイドは変わらずはしゃぎながら通り過ぎる店を見ている。そ
の横で押し黙るのは他ならぬ俺と秋葉だ。
 しかも、よりにもよって、
 
「どうしたんですかお二人とも。さっきから黙ってらして」

 琥珀さんまで、セットときた。
 普段ならまだしも、この状況で琥珀さんがいるのは何かと気まずい。
 明日には、いや、今日の夜にも翡翠の耳にも入る――。
 
「……はぁ」

 知れず溜息を漏らす。
 それを見た秋葉がじろりと俺を横目で見た。
 秋葉は凛とした姿勢のまま歩いているが、目つきは鋭い。多分、行き交う人は「何であ
の女の子怒っているんだろう」と思うことだろう。
 
「はぁ、って何ですか兄さん。わたし溜息をつかれるようなことはしてないつもりですけ
ど」
「う……まぁ、それはそうなんだけどね」
「それとも何ですか、妹がいたら何か不味いことがあるんですか?」
「いや、それはないんだけどさ……」

 ちらりと琥珀さんへ視線を寄こす。
 助け舟を求めたつもりだったのだが、琥珀さんはしれっとした顔でただ笑顔だけを浮か
べている。
 く、くそう。これじゃあ逃げ道なんてないじゃないかっ。
 夜に翡翠にまで知れ渡ったら、いや、もし何かの弾みで先輩にまで知れたとしたら完璧
に四面楚歌じゃあないか! そんなの嫌だぞ俺は!
 ……まぁ、だからといって状況を打破する方法なんてある筈もないのも事実なのだが!
 
「どうしたんですか志貴さん。具合でも悪くなっちゃいました?」

 琥珀さんが歩きながら俺の顔を盗み見る。
 不意打ちに、思わず胸が高鳴った。
 
「いいのよ琥珀。兄さんなんて放っておけばいいんだわ」

 と、すかさず秋葉がふんとそっぽを向きながら答えた。

「ですって。嫌われちゃいましたね、志貴さん」
「はは……」
「琥珀、わたしは兄さんを嫌いになった訳じゃありません」
「あら、そうなんですか? でも、放っておけばいいって」
「う……。べ、別にそんな重箱の隅をつつくような返しはいいのよ! とにかく、兄さん
が悪いんですから!」
「結局俺なのか! おかしいだろそれ!」
「ねーねー、さっきから皆で何話してるの? あたしも混ぜてくれないかなぁ」

 あぁもう、こんなやかましい所にアルクェイドまで戻ってきた!
 って、いや違う。アルクェイドがいるのは元々おかしくはないんだけど、おかしいのは
イレギュラーである秋葉と琥珀さんであって、

「ちょっと兄さん、聞いてるんですか!?」
「志貴さん、大変ですね」
「ねーねー志貴。何話してるのー?」

「あーもうお前ら一気に話しかけるなー!!」

 感情爆発。俺は脱兎の如く三人の輪を外れて走り出す。
 
「あ、こら兄さん!」
「秋葉様、逃がしちゃ駄目ですよ」
「むー。志貴、あたしとデートしてるのにどこ行くのよ」

 走り出した後、ちらりと後ろを振り向けば、悪鬼、もとい美少女が三人列を成して俺を
追いかけてくる。
 何だろう、男冥利に尽きるといえば尽きるのかもしれないが、少なくとも現状これは悪
夢にしか思えない。
 俺はただひたすらに足を進ませる。
 そこに、ゴールがあると信じて――
 
「何てクサい科白、今は似合わないっての!」
 
 ぼやきながら、俺は街の中を駆けていく。
 初冬の大気は冷たくて、遠慮もなく剥きだしの部分を冷やしていく。
 だっていうのに身体は汗をかき始めていて、どこか気持ちが悪かった。
 後ろには三人の顔なじみ。内一人は恋人とまで来た。
 
 ――ふと、……こんな日常が続けば幸せなのに。そう、思った。
 
 血の問題なんか本当はなくて、アルクェイドも今まで通りにいてくれて、秋葉も、翡翠
も琥珀さんもあそこに居る。そうだ、シエル先輩だって。そんな極々平和な日々が続けば
いいのにと、本気で思った。
 そう、それが起こったなら、それはもはや奇跡の類。
 人が人の身であり続けるからこそ起こり、そして起こりえぬ、それが奇跡。
 
 それでも。
 
 それでも、俺はほんの少しでも可能性があるのなら、と願わずにはいられなかった。
 だってそうだろう?
 屋敷に帰ってきて、あいつと出会って、その後に至る様々な死線を越えてやっと手に入
れた筈の平穏なのだ。
 それの維持を願うのは、果たして悪いことなのだろうか。
 ――否。
 それが、悪い筈がない。
 
 頑張ったのだ。安直だが、頑張ったのだ。
 だからこそ、報われねばならないのだ。様々なことたちは。
 
 ――と。
 
「う、うわっ!」

 何ということか、俺はちょっとした段差につまずき派手に転んでしまった。
 痛みは多少あるが、まぁこんなのあれら死闘に比べれば大したことではない。
 
「いたた……」

 仰向けになり、痛みが引くのを待つ。
 するとそこに、追いついた三人が俺を見下ろす形で覗き込んだ。
 
「鬼ごっこは終わりですよ兄さん」
「志貴さん、大丈夫ですか?」
「うん、身体動かすのは楽しいね志貴!」

 三者三様にそれぞれ何かを述べている。
 秋葉も、琥珀さんも、そしてアルクェイドもいつものように俺を見ていた。
 一度、息をつく。
 そして、俺を見る三人から視線を外し、その彼方にある空を見た。
 
 そこに在るのは、ただ玲瓏なる青。
 
 手を伸ばしても届かない、でも、届きそうな青。
 
 空一面に広がる青の下で、青の空の下で、俺は小さく笑みを浮かべている。
 
 ――あぁ、別に変に思われたっていい。
 
 だって、これほど幸せを感じられる瞬間など、そうそう在りはしないじゃないか――
 
 
 




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