第二十二話「この世全ての悪」



***


・アインツベルン家


アイリさんが聖杯へと変貌、残されたのは信頼関係のない二人のみ。
明確な目的がありながら、その想いは空虚。
形にならない想いだけを抱えたまま、個々に決戦へと望みます。

最初から目的が定まっていたとはいえ、結局何も変わらなかった二人。
それが強いのか、弱いのか――この戦いで、明らかとなるでしょう。


・遠坂家


あんな可愛い人妻を容赦なく殺した綺礼、許すまじ。
一話から多くのファンを魅了した美人妻を、よくも、よくも……(´;ω;`)ウッ…

空虚な男であった綺礼も本質に気づき、そして戦う意義を得ました。
彼も本気、英雄王もまた本気、この戦場は荒れそうです。


・間桐家


おじさん、せめて生き残って……(´;ω;`)


・ウェイバー君


***

我がサーヴァントよ、ウェイバー・ベルベットが令呪をもって命ずる。
ライダーよ、必ずや最後までお前が勝ち抜け。

重ねて令呪をもって命ずる。ライダーよ、必ずお前が聖杯を掴め。

さらに重ねて令呪で命ずる。
ライダーよ、世界を掴め――失敗なんてゆるさない。


坊主、刮目して見届けよ!

***


――ウェイバーとライダーの、決戦前の誓い。
己の未熟さを知り、イスカンダルの偉大さを知った、ウェイバーの決意。
ウェイバーの成長と決意を知り、戦友である事を認めたイスカンダル。

誰がどう見ても主人公勢である彼らが、決戦の舞台へと駆けていきました。

命懸けである事を知りながら、今では恐怖に震えないウェイバーは男としてカッコいいですね。
自分のサーヴァントを信頼しているのは勿論の事ですが、
この戦いを通じて得た彼なりの強さなのでしょう。

この二人の戦い、最期まで見届けたいと思います。


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