第二十一話「双輪の騎士」



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・アインツベルン家


セイバーとライダーの対決、切嗣の単独行動、攫われてしまったアイリさん。
この陣営はもはやバラバラで、綺礼に翻弄されていますね。
マスターとサーヴァントが協力し合えばもっと違う結果となっていたかもしれませんが、
主従関係すら成立しなかった二人では無理だったのでしょうね。

二人をかろうじて繋いでいたアイリさんは、運命に巻き込まれてしまっています。


・遠坂家


愛する夫を失い、かつての友人を糾弾してしまった葵さん。
綺礼を弟子に迎えたせいで、この一家は悲劇的な結末を迎えてしまいましたね。

一方の綺礼は英雄王と最契約して、再び聖杯戦争へ。
己の本質を理解してしまった彼は他者の不幸に愉悦を感じ、お酒を楽しんでいます。
おのれ、なかなか美味そうに酒を飲むじゃねえか)ぇー


・間桐家


もうね、おじさんがね……(´;ω;`)<ウオー

もはや二次作品でも奇跡中の奇跡を起こせなければ、幸せになれないほどの不幸度。
初恋の人にまで否定されてしまい、おじさんは絶望のどん底に叩き落されました。
魔術師を継ぐべきだったのか、継がぬまま離れるべきだったのか――
いっそ家の事も初恋の人も未練なく別れてしまえば、平凡かつ幸せな人生があったのかもしれません。

彼にとってそんな人生に価値はないのかもしれませんが、それでも……哀しいです。


・ウェイバー君


もはや、このコンビだけが本作品の癒しとなっておりますw

残念ながらセイバーには敗れてしまいましたが、少しでも状況が変われば結果は違っていたかも知れません。
ライダーはアーチャー戦に備えて、全力は出していませんでしたからね。
この結果を目の当たりにして、ウェイバー君が何を思うのか。
彼も戦いを通じて随分成長していますし、期待株ではありますね。

ヒロインとしての格も上がっていますけどね!


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